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:: 2017/10/21 土曜日::

■[ラノベ]英霊剣豪 四十七番勝負「オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの忠臣蔵~」

数ある小説家になろうの作品の中で、
私が最も好きな作品は「異世界から帰ったら江戸なのである」ですが、
その作者の別作品「オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの赤穂事件~」を、
大幅に加筆修正した上でKDPで出されたのがこの一冊になります。

タイトルから出オチ感満載ですが、これが実によく出来ているんですよ!
内容もタイトルの通り、何故か死に戻りすることになった吉良上野介が、
如何にして赤穂浪士の討ち入りから生き残るかを試行錯誤するというモノなのですが、
途中から明らかに筆がノって、いつものペースになってて面白いです。

元々「異世界から帰ったら江戸なのである」でもそうでしたが、
作者の左高例さんは享保前後の時代背景が妙に詳しくて、
忠臣蔵に関しても吉良家と上杉藩との間の確執だったり、
近隣の家や町奉行の思惑なんかもしっかりと史実に沿った上で書かれているので、
読んでて凄く納得してしまって面白いんですよ。

あと、何と言っても武林唯七がヒドイ。(笑
何がヒドイって、これ、ガンダムSEEDを見てたならヒドさがわかるレベルでアレ。(笑
いや、確かに吉良はキラだけどさ!
初めは気付かなかったけれど、気付いてからは笑いが止まりませんでしたよ!
他にも小ネタはいっぱいあったけど、一番はやはり武林唯七のネタかなぁ。(笑

読後感も良かったし、何よりも読んでて凄く楽しかったです。
最後の戦いでは吉良上野介がまるで最強の剣豪のような戦いを見せてくれるし、
バトルモノとしてのクオリティも半端なく高いのでそういった人にもオススメですね!

元々300円とかなりお安かったんですが、
現在はセールで半額近くになっているので是非とも読んで欲しいところです。
惜しむらくはKDPなため挿し絵どころか表紙にすらイラストがないことですね…
誰かハリウッド映画で主演はれるくらいの吉良上野介を描いてくれないものでしょうか…(笑

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 Comments (2)

2 Comments »

  1. 異世界から帰ったら江戸なのであるが一番好きってニッチだと思いながら自分も大好きなので何も言えない。
    死に戻り吉良は公開された時爆笑しながら読んだ記憶があります。
    何回か読み返しもしたけどキラに気づいたのは自分も数回目でしたわ。

    あとやっぱ最萌えはお九なので、ふんじばって麻呂の前に転がしましょう。

    コメント by ボブJr — 2017/10/23 月曜日 @ 0:51:41

  2. あれです、100点満点中100万点くらい面白いんですよ。
    キラ・ヤマトのネタはすぐ思い浮かばなかったですよねー
    意味不明な言動は初めは武林も死に戻ってるのかと思いましたが、もっと単純だったという…w

    お九は良いですよね…
    TSネタはやはり大好きですよ。
    やはりエンターブレインは今からでも再書籍化をすべき。

    コメント by フラン — 2017/10/23 月曜日 @ 4:21:07

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