僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2011/12/22 木曜日::

■[ラノベ]2巻も文句なしに面白い!「フルメタル・パニック!・アナザー」2巻

フルメタル・パニック! アナザー2 (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:大黒 尚人
出版社:富士見書房( 2011-12-20 )
文庫 ( 281 ページ )
原作者サイト:GATOH.COM blog style
原作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji) は Twitter を利用しています

作者は違えども間違いなく「フルメタ」だと2巻を読んでより実感した次第です。
いやー、やはりフルメタはASが戦うのは勿論、学園生活もあってこそだよなぁ。
しかも主人公が乗るASはスペシャルな奴じゃないと!
武器も装備も厨二病を刺激するもので最高っすよ。

民間軍事会社「D.O.M.S.」に無事入社を果たした達哉だけど、
裏方な初任務のはずがピンチヒッターで現場に入ってポカをかまして更にクライアントと揉めるという、
何とも残念なことになっちゃったわけなんですが、そこもまた達哉らしいかな、と。
ここらへんは宗介にはなかった青さだよなぁ。

そして謹慎処分として日本に帰国して陣代高校に戻ってみたら、
幼馴染みの女の子と親友の距離が縮まっているように感じてちょっと心が揺れたりという、
いかにも青春! って雰囲気が出てたと思ったらクララとリーナの強襲ですよ。
クララを見たオノDの反応や、リーナが着ている制服の来歴とか、
前シリーズを知っている身としてはニヤリとできるトコが随所にあるのは良かったですね。

そして日本製ASのAS-1<ブレイブ・レイヴン>の受領と、
それにまつわる企業の陰謀で狙われる達哉たちの戦闘は緊迫感が出てて良いですね。
ASの機体性能による仲間たちの劣勢と、それを巻き返す新型機の特異性。
何よりそれを初見で扱ってしまえる達哉の才能とセンスにはワクワクせざるをえません。

流石に前シリーズほどではないですが、裏の策謀が見えてきたり、
リーナが葛藤を抱き始めたりと雰囲気が出てきましたが、それもまた楽しみです。
大変かと思いますが是非ともこのクオリティのまま頑張って欲しいです。

:: 2011/9/13 火曜日::

■[ラノベ]アデリーナ、スカートはいてない!「フルメタル・パニック! アナザー」1巻

フルメタル・パニック! アナザー1 (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:大黒 尚人
出版社:富士見書房( 2011-08-20 )
文庫 ( 263 ページ )
原作者サイト:GATOH.COM blog style
原作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji) は Twitter を利用しています

どこぞの包帯シスターじゃないですが、スカートはいてない系のヒロインかと思いきや、
実は短パンをはいているという、某ビリビリさん系なヒロインでした!
しかもCAやジャージブルマと(マオに騙されて)コスプレしまくりなヒロインですよ!
原作ではかなめよりテッサが人気だったことから、やはりヒロインはロリに限るという結論に達したのか、
今回は若干ロリが入ってるヒロインのリーナですが、素晴らしいと思いますよ。
ポニテだし!

さてさて、原作の人気が半端無いフルメタのスピンオフ的なこのアナザーですが、
賀東さんが指名しただけあって大黒尚人さんの文章力は全く問題なかったです。
オノDやマオといった原作キャラが出てきてもイメージは全然壊されないし、
それでいて新主人公の達哉に新ヒロインのリーナは魅力があるしで、
読んでいて予想以上に楽しめましたよ。

本編の世界で起こったあの戦争から十数年後。
マオが社長を務める民間軍事会社D.O.M.S.が自衛隊を教導中に起きたトラブルに巻き込まれ、
その時に発揮したAS操縦の腕を買われてヘッドハントされた土建屋の息子でPS乗りの市ノ瀬達哉。
優秀な美人AS乗りであるアデリーナとのボーイミーツガールという、原作と同じコンセプトながら、
鬼教官なリーナにしごかれる達哉と、原作カップルと少し違うけど似た関係性が面白いです。
原作を知っているとクスっと笑えるネタが散りばめられてるのも良いですしね。

世界を股に掛けての陰謀と謎といったものは薄くなりましたが、
メカアクションとボーイミーツガールなラブコメは健在です。
フルメタでありながらフルメタでない、それでいて間違いなくフルメタの面白さがある。
そんな作品でしたね。
今後のリーナのコスプレに期待しつつ楽しんでいきたいです。

:: 2011/8/23 火曜日::

■[ラノベ]テッサのおっぱい成長中「フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?」

フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2011-08-20 )
文庫 ( 278 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:風の色
絵師twitter:四季童子 (shikidoji) は Twitter を利用しています

フルメタ短編集もこれでラスト、ということで賀東招二さんが書くフルメタはこれで正真正銘のラスト。
という訳で、あの戦いの後のテッサを綴った書き下ろしを含む、計4本の短編が収録されています。
特に前半の2編はドラマガ掲載から8年が経ってますからねー
当時ドラマガで読んでましたが流石に内容がうろ覚えになっていたから、
読み返してちょっと感慨に耽ってみたりなんかも。

ドラマガ掲載分の3編に関してはふもっふ的なノリで、
コメディ色が強い訳なんですが、特に3つめなんかはノリノリすぎと言いましょうか。
というかボン太くん好きですね! 大活躍ですね!
そもそもどんだけバリエーション多いんだこれー!?

書き下ろしですが、期待している人がいるかもですが宗介とかなめは出てきません。
まぁ、でも大部分のファンはテッサが出てきただけで充分なのではないでしょうか。(決めつけ
バニの故郷に墓参りに来たテッサが何を感じ、何を思うのか。
個人的にはアルの言動が相変わらず非常にユニークで安心と同時に感心しました。
あ、それとテッサのおっぱいが成長しているのは良い傾向だと思います!
目指せ、ロリ巨乳!

いやー、しかしこれでフルメタは本当に最後かー
としんみりしちゃいますが、大黒尚人によるアナザーが同時発売なんですよね。

フルメタル・パニック! アナザー1 (富士見ファンタジア文庫 か 3-4-1)

こちらはまだ読めてないんですが、じっくりと楽しみたい所です。
特に表紙のヒロインがスカートはいてないのが良いですよね!(ぉ
うーむ、こういう絶対領域もアリかー…

:: 2010/8/21 土曜日::

■[ラノベ]そして、ボーイ・ミーツ・ガール「フルメタル・パニック!」ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)

フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2010-08-20 )
文庫 ( 252 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter

足掛け何と12年という長きに渡ったこのシリーズですが、
最後のこの「ずっと、スタンド・バイ・ミー」が中々出なかったというトラブルはあったものの、
エンターテイメント作品と銘打たれた内容に恥じることなく、
一本筋が通った名作として見事に完結されました。
過去何度となくアニメ化された人気に頷かされる面白さでしたよ!

残る全兵力、全兵員を持ってアフガンの核施設とメリダ島を攻略するミスリル残党と、
それらを防ぎ、誰もが平和な世界を創ろうとするレナードたちという立場なんですが、
圧倒的戦力差の中で本当にしぶとく、諦めの悪い戦い方で前へ前へと進み、
泥にまみれ、煤にまみれ、スマートさは全然ないけどカッコイイ姿をソースケたちは見せてくれるんですよね。

あの小さくて間抜けだったテッサも実のところレナードよりも心が強かったり、
台無しな男が帰ってきたりと色々と驚かされる展開が目白押しなんですが、
でもそれが凄く気持ちよく感じるんですよね。
読んでて凄くワクワクする展開が多いっていうのは本当にエンターテイメント性が高いと思います。

エピローグのラストを飾る場所があそこってのもまた良いですよね。
約束を守ったソースケが相変わらずで、短編のノリも健在なのも面白かったし、
四季童子さんが見開きで描くってのも感無量でした。
本当に最後までボーイ・ミーツ・ガール作品で最高でした。
賀東先生と四季童子さん、本当にお疲れ様でした!

ちなみに一番笑ったのはアルの最後の台詞ですね。
トランザムってモロにアレじゃないっすか…(笑

:: 2010/7/18 日曜日::

■[ラノベ]遂に完結へ…!「フルメタル・パニック! ずっと、スタンド・バイ・ミー」上

フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2010-07-17 )
文庫 ( 254 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter

恭子が眼鏡お下げじゃなくなったなんて…!

そんな傷跡が大分癒えた陣代高校の受験前の穏やかな日常から始まるも、
第三次世界大戦の緊張が世界を覆い始めて…

アマルガムとミスリルの決着はシブイおっさんたちによって為されます。
お互いの組織の成り立ちと、相克する組織の存在理由と、
それが瓦解する必然性も、しかしレナードたちの企みの中では瑣事に過ぎず、
結果を見届けることもしないというのはどこか寂しいモノを感じました…

そして二つの組織としてではなく、信念の違いから対立する兄妹の決着が正に付けられようとするんですが、
レナードの容赦ない世界を人質とした周到な罠には戦慄せざるを得ません。
かなめが建造する「もしもBOX」なTARTAROSの完成が先か、テッサとソースケのチェックメイトが先か…
はたまたアフガンの核施設を奪取したレナードの部下たちと、
マオとクルーゾーたちの部隊の決着が先か…
出し惜しみをしない文字通り全力の戦いには胸躍りますねー

全世界を巻き込んだ戦いが始まろうとも、流石はエンターテイメント作品で、
ソースケ宛のミラからのラブレターに限りなく近い手紙だったり、
クルーゾーが見たくてたまらなかったアニメ映画の通販だったり、
最後にマオがかました自虐ジョークだったりとかなり笑える所も多いんですよね。

しっかし、レイスが持ってきた情報ってどう考えても…、ねぇ…?
喜ぶべきなんでしょうけど、何というか色々と複雑です。(笑
兎にも角にも次回で長く続いたこのシリーズはラスト!
発売が丁度夏コミ開催時期ってのがいやらしいですが思う存分楽しみたいですね!

フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)

:: 2008/2/22 金曜日::

■[ラノベ]物語はセミファイナルへ「フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム 」

せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2008-02-20 )
定価:¥ 651
文庫
ISBN-10 : 4829132663
ISBN-13 : 9784829132661

富士見ファンタジアの一番の稼ぎ頭、フルメタの最新刊。
ついに長編も終盤に差し掛かり、ウィスパードの謎といった物語の核心に迫り、
波乱が波乱を呼ぶ急展開となっています。
いつもより厚めの400ページ超というボリュームになっていますが、
あまりの面白さに物語の中にグイグイと引き込まれています。

シリアスの中にコメディを入れ、お色気要素まであり、
メカも銃のアクションもSFも当然入ってたりと、
エンターテイメントの塊のような圧倒的な面白さ。
何度もアニメ化された魅力の源泉がここにあるのです。

何かを語ろうとするとどうしてもネタバレになってしまうので、
あまりに多くを語れませんが、今回の主役はクルツなのではないかと。
最初の方でどう考えてもヤバイフラグが立っちゃってますが…
何というか美味しすぎるだろ、こいつ。

終盤、かなり気になる展開になり次巻で一体どうなるのか。
ソースケはカナメは、そしてテッサはどんな結末に向かうのか?
どこか欠けてしまったレナードはどういった役回りになるのか?
ソースケとカリーニン師弟の対決も残っており最終刊の展開が気になって仕方ありません。
ただ前巻が出てから半年以上経ってから出たからなぁ。
2008年中に出ることを祈っております。

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