僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2013/5/20 月曜日::

■[ラノベ]みんなとても残念。「僕は友達が少ない ゆにばーす2」

僕は友達が少ない ゆにばーす2 (MF文庫J)
著者/訳者:平坂読 アサウラ あさのハジメ 岩波零 白鳥士郎 鏡貴也
出版社:メディアファクトリー( 2013-02-22 )
文庫 ( 255 ページ )

はがないアンソロ集の第2弾なんですが、何故第2弾だけ買ってきたかというと、
まぁ、ぶっちゃけた話「のうりん」作者の白鳥士郎さんが参加しているからです。
先月末、LNFmini4に行った時に話題にのぼってたのでその日に買った訳なんですが、
読んでみたら作家陣の個性が溢れる面白さが詰まっていたアンソロでした。

初っ端から「ベン・トー」のアサウラさんが書いているんですが、
似非ぼっちな小鷹に対して「ベン・トー」のモブである神田、蔵田、矢部の三人が、
底辺が底辺たる所以を遺憾なく発揮するという大変に残念な内容になっております。
というか、アンソロなのに自作品からキャラ登場させて良いんだ…

そして白鳥士郎さんの短編ですが、これがもうヒドくて!(笑
平坂読さんと並び既存のラノベフォーマットを破戒してきた白鳥士郎さんですが、
今回は星奈の隣人部部長選挙ポスターを切符さんに描いてもらい、
それに落書きをするというネタで攻めてきた為に、
挿し絵を多用というか濫用する内容になっております。(笑
というか、せっかく切符さんが描いた良い星奈をここまで残念にするとは、
白鳥士郎さんは本当に容赦がないですね!

巻末には「生徒会の一存」とのコラボした時の平坂読さんの短編も収録しています。
まぁ、ぶっちゃけ「生徒会の一存」を知らないと割りと置いてきぼりになる内容なんですけどね!
というかいつになったら本編の続きが発売されるのでしょうか…
もうアニメは本編最新話に追いついちゃったよ…(´・ω・`)

:: 2013/3/17 日曜日::

■[ラノベ]今、決断の時「織田信奈の野望」10巻

【Amazon.co.jp限定小冊子付き】織田信奈の野望 10 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2013-03-16 )
文庫 ( 336 ページ )

「だから、その……こ、今夜……良晴の赤ちゃんを……」
「の、信奈」
「……はらませてほしいの」

「……はらませてほしいの」! 「……はらませてほしいの」入りました!!!

初っ端らからロリ4人衆の紺白スク水&褌&全裸のロリハーレム温泉という、
特定の層を狙い撃ちなあざとさを見せてくれた久々の「織田信奈の野望」本編でしたが、
やはり信奈が真のヒロインですよね!
と確信できるベッドinもといイベントが遂に! しかも新築の安土城天守閣で! なう!

…などとは早々許してくれないのが裏切り下克上が当然の戦国時代でありまして、
毛利に身を寄せた足利将軍の乱発した手紙とけんにょを追い出して教祖となったきょうにょの思惑が複雑に絡み合い、
信奈も近衛をやり込めることが出来るも間に合わず、孫一と世界初の砲撃戦を繰り広げることに…
うーん、やはり先に天下布武をしないと結ばれる運命にはならないのかー…

しかしやっと官兵衛ちゃんの机上の空論で空回りが一段落したと思ったら、
今度は信奈の義妹となった蒲生氏郷の理想論で信奈が絶対絶命のピンチですか!
というか、良晴が未来からやってきた原因が壮大すぎてヤバイ。
拠って立つ所が崩れ、惑っちゃう一益ちゃんの可愛さもヤバイ。
そもそもこんな所で終わって次巻に持ち越しとか読者もヤバイ。

まぁ、割りとファンタジー要素が入っているのは前から覚悟していましたが、
まさかここまでスケールをでっかく来るとはなぁ…
それでいてちゃんと神権と王権を分離しようとしたりと歴史を踏まえてるのが凄いバランスですよね。
そこがこの「織田信奈の野望」という作品の面白さだとは思うんですけどね!

それはそうと良晴のモテっぷりがもう凄いですな。
半兵衛ちゃんも心機一転で良晴の子を産む気満々だし、犬千代も妊娠する気満々だし、
信奈は「……はらませてほしいの」と言わずもがなだし!
しかし十兵衛ちゃんは目の前であそこまでやられちゃって心は大丈夫なんでしょうか。
これが本能寺フラグだとしたら本当にやるせないですよ。
ここはやはり良晴が責任を取って秀吉みたいにハーレムを築くべきだと思うんだよね!

まぁ、何にしても次巻もお早めにお願いします。
こんな所で止めるのは後生やで…

:: 2013/2/3 日曜日::

■[ラノベ]ぅゎょぅι゛ょっょぃ「織田信奈の野望 外伝 邪気眼竜政宗」

織田信奈の野望外伝 邪気眼竜政宗 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-12-17 )
文庫 ( 321 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

先々月に出てたんですけど今頃感想なう。

タイトルから分かります通り、独眼竜政宗ちゃんの外伝であります。
一応途中で良晴が出てきますけど、それは本編を政宗ちゃん視点から語るという、
そういったモノなので基本はやはり政宗ちゃんになるのです。

割りとネタキャラな印象が強かった政宗ちゃんですけど、
この外伝を読んでその考えを改めましたよ。
ちゃんと史実を踏まえたバックボーンまで考え抜かれていて、
良晴との出会いが如何に重要で心を変革するに至ったかが伝わってくる内容で、
あの良晴との会話シーンには思わずジーンときちゃいました。

政宗ちゃんのハッタリメインの合戦模様も、本編だけだと「メチャクチャだなぁ(笑」
と思ってたんですけどこの外伝を読むとなるほどと思ってしまいました。
政宗ちゃんが堺で得た知識を利用するという英才を感じられる所もあり、
結構考えられてるんだなぁ、と感心されられました。

それにしても政宗ちゃんだけではなく、その母である義姫はカラーピンナップが衝撃的でしたし、
義父の輝宗の惜しみない愛情を与える生き様とか、濃いキャラ立ちをしてましたね。
直江兼続ちゃんも兜だけではなくて印象的なキャラではありましたが、
最後の最後で上杉謙信というキャラの濃さに上書きされた感じがします。

次は多分本編になるでしょうが、やはり織田信奈の野望という作品は面白い!
と再確認出来た良い外伝でした。
外伝だからと敬遠せずに、織田信奈ファンなら是非とも読むべきだと思います。

:: 2012/7/17 火曜日::

■[ラノベ]織田信奈の復活「織田信奈の野望」9巻

織田信奈の野望 9 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-07-17 )
文庫 ( 328 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

キャラの可愛さが特に注目されているみたいなアニメ版「織田信奈の野望」ですが、
原作ももちろんキャラの可愛さは売りの一つではあるのですが、
歴史の修正力とでもいうべきモノに抗う良晴の頑張りっぷりも見所であります。
今回もいつにも増して時間軸的に巻きに入ってイベント盛り沢山な訳ですが…

大事な人とその想いを守るために逝く年長者たちが切ないですね。
本人たちは満足して逝くんだろうけど、残される身にとっては悲しさは止まらない訳で。
信奈のために泥をかぶる久秀の母性的な愛は史実の爆死に対して感動という要素を与えたし、
早いか遅いかの違いとはいえ、前鬼が逝くのも少年漫画的な熱さがありましたよね。

それはそうと、仙千代の正体はあっさりバレたよなー、という思いも。
まぁ、そんだけ久秀や五右衛門が優秀だというのもあるんでしょうが…
今回のことで裏で暗躍する勢力も少しずつ垣間見えたり、
一益ちゃんのやっぱりな裏事情も透けて見えたりで、ここらへんも本能寺の変の真実に関わってくるのでしょうか。
単なる光秀ちゃんの嫉妬の炎という気がしないでもないかなー、
と丹波での記憶改変シーンを見て思わなくもないですが…(笑

ちなみに今回はラストでの良晴と二人きりになって泣いちゃう信奈も可愛かったですが、
上杉謙信にボッコボコにやられて涙目ながらも強がる勝家ちゃんも妙に可愛かった気がします。
登場シーンは少なかったけど個人的に輝いてたよ!
やはり勝家はいじめてこそだよね!(ぉ

:: 2012/3/16 金曜日::

■[ラノベ]良晴に与えられる七難八苦「織田信奈の野望」8巻

織田信奈の野望 8 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2012-03-16 )
文庫 ( 320 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

少しずつ歴史の流れと変わりつつあるけど、重要なイベントからは外れない。
そんな運命の力や歴史の修正力というものが感じられる「織田信奈の野望」8巻。
今回は表紙に出ているように半兵衛ちゃんと新キャラの官兵衛ちゃんが出る訳なんですが…
多少日本史に詳しい人なら知っての通り、史実だと官兵衛ちゃんが出たら半兵衛ちゃんは死ぬ運命に…

手紙魔の足利将軍を擁立した毛利軍に対して織田軍は良晴を播磨に向かわせるんだけど、
そこで信奈に仕官してきた黒田官兵衛が良晴の傘下に加わることに。
案外楽天家&自信家な官兵衛ちゃんのせいで色々と引っ掻き回されて、
信奈と光秀ちゃんとの3Pもどきな状況になってお色気シーンはありつつも、
その仕置きとして播磨に単身赴くことになった良晴の相手となるのは伊達アラフォーの宇喜多直家。
女性を食い物にして成り上がってきた男相手に苦戦させられるんだけど、
それよりも更に厄介な事態に…

半兵衛ちゃんの身を削るような献身っぷりが見ていて辛いですねぇ…
官兵衛ちゃんも良晴が告げた未来のことを知って、何とかしようと頑張ったけど、
それもまた史実通りの結果になっていて運命の力を感じられずにはいられませんね。
良晴も色々頑張るんだけど、裏から色々と手を回している外道たちのせいで、
非常に辛いことになっているんだけど、それでも全ての実を拾おうと諦めない姿は主人公らしいと思います。

今回腹を割って話す事で半兵衛ちゃん、官兵衛ちゃん、五右衛門という心強い未来に立ち向かう仲間が出来たけど、
これからもまだまだ前途多難だし、何より半兵衛ちゃんも官兵衛ちゃんも危機が現在進行形なので、
非常に読んでてヤキモキするので、是非とも9巻では溜まったフラストレーションを、
綺麗サッパリと解消してくれることを願っております。

:: 2011/11/17 木曜日::

■[ラノベ]東海道中婚前旅行「織田信奈の野望」7巻

織田信奈の野望 7 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2011-11-16 )
文庫 ( 328 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

6巻で半兵衛が出した策とは何だったかというと、なんと良晴と信奈の婚前旅行!?
一応建前上は伊達軍に包囲された小田原城の援軍として出張っている信玄に、
織田と和睦して謙信の押さえとして川中島に侵攻して欲しいというものがあるんだけど、
信奈の気分は二人きり(五右衛門が傍に控えてるけど)の婚前旅行で、
良晴に処女をもらってもらう気が満々というデレっぷりが凄まじいです。

しかしいい雰囲気に押し掛けてくるのがウザカワ属性の光秀ちゃん。
良晴を上回る鈍感っぷりで自分の気持にすら気づいていない光秀ちゃんに、
流石の信奈もぶちキレて自分の良晴への気持ちをストレートに伝えるわけなんですが…
いやー、良晴も果報者ですな! どっちを選んでも選ばれなかった方から斬られるけど。
他にも武田四天王と信玄と混浴で裸も見まくりだし、女難の相が出まくりな良晴△
正直ちょっと羨ましい。(死にたくはないけど)

似た境遇の信奈と梵天丸の出会いや、氏康の秘密とか色々とあった小田原城でしたが、
今回の修羅場は虎御前山の決戦。
正直半兵衛ちゃんにはもっと身体を労って欲しいんだけど…
うーむ、歴史の流れには逆らえないということなんでしょうか。
でも信奈は母親に嫌われようとも弟のために泥をかぶって結果を残したわけで…
うーん、切ないっすなぁ、信奈…

とりあえず浅井朝倉の問題は落ち着いたけど、近衛前久だけではなく、
北条氏康という裏で暗躍するキャラも増えた上に、
信玄と謙信も健在なところに中国の覇者、毛利元就のところに足利将軍が。
うーん、歴史からどんどんズレていく上に織田家の窮状が半端ないけど、
果たして信奈と良晴の運命や如何に!?
なんか光秀ちゃんが鍵を握っている気がするぞ…!

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