僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2021/4/7 水曜日::

■[ラノベ]暴力と交渉のコンビ「佐々木とピーちゃん 2 異世界の魔法で現代の異能バトルを無双していたら、魔法少女に喧嘩を売られました ~まさかデスゲームにも参戦するのですか?~」

アラフォー社畜の佐々木が癒やしを求めたペットショップで出会った文鳥のピーちゃんが、
異世界の魔法使いの転生体だったことから始まるシャトーブリアン生活を目指す物語の第2巻!
二人とものんびり自堕落で裕福な生活を求めているのに、
色々とデンジャラスでバイオレンスな日々を送ることになっていますね…

佐々木はアラフォーということもあり結構枯れてるところはあるんだけど、
高校生男女の青春を見ると忸怩たる想いがあるあたり、独り身の悲哀を感じますね。
ピーちゃんがいるとはいえ、スキンシップは少なめだしなぁ。

何だかんだで魔法中年として能力の多彩さと強力さはあるんだけど、
無双するよりも交渉で何とかしようとするのが佐々木らしさでしょうね。
むしろ暴力で何とかしちゃおうとするピーちゃんを諫める立場というか。
良いコンビしてると思いますよ。

しかし、シャトーブリアンを週一で食べる生活のためとはいえ危ない橋を渡るなぁ…
特にロリババア能力者の二人静との繋がりのお陰で異世界商売が軌道に乗るとはいえ、
そのためにアキバ系の具現化能力者とバトったりととってもバイオレンスですし、
エルザ嬢にやらかされちゃったりとトラブルの数々に巻き込まれて、本当に大変そう…
理不尽な目に遭っても取り乱さずに淡々と交渉して何とかしようとするあたり、
佐々木らしくてとても良いと思います。

それにしてもお隣のヤンデレJCちゃん、予想以上にヤバい子でしたね…
今度は天使と悪魔の代理戦争によるデスゲームとか、
また20年前のラノベあたりの設定が出てきてアラフォー世代はワクテカですよ。
まぁ、その直前のスポポビッチ的なアレはリアルでゲンナリでしたが…

ちなみに2巻途中でWeb版を追い抜いたのでかなり新鮮な気持ちで読めました。
カントクさんのイラストもあって、とても良い書籍化だと思います。
3巻も今から楽しみですね。

:: 2021/1/28 木曜日::

■[ラノベ]魔法中年ササキ・マジカ「佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~」1巻

アラフィフ社畜の佐々木は癒しを求めてペットにゴールデンレトリバーが欲しかったけど、
無い袖は振れないのでペットショップで手頃な子を求めたらラブリーな文鳥と出会ってしまう。
しかしその文鳥のピーちゃんは異世界から転生してきた賢者様で、
ピーちゃんから授かった魔法の力を駆使して二人のスローライフを目指すのであった…!

ぶんころりさんの「田中」「西野」に続いての新作がこの「佐々木」です。
今度の主人公は長い社畜生活で精神がすり切れているのか、
やたらと冷静沈着というかマイペースですね。
わりと命が懸かった場面でも焦らないところがある意味凄いです。

タイトルの通りに色々な設定てんこ盛りの作品ですが、
この1巻では主に異世界を舞台にした物語が展開されております。
異世界で現代工業製品を売って金儲けというのはよくあるモノですが、
佐々木はそれなりに社会人生活があるため日本の貨幣経済の統制っぷりを熟知してるので、
わりと迂遠な手で堅実にやっているんですよね。

魔法の練習も地道にコツコツとやってるし、社畜生活もこうしてたんだろうなぁ…
というのが感じられますね。
まぁ、その社畜生活も異能力者と勘違いされての公務員への転職でオサラバ出来たのは、
おそらく良かったと言えるのではないでしょうか。
高給取りになったけど、その分いろいろと危険になったっぽいですが…

私は電子書籍で買ったので実感はないのですが、
MF文庫Jながらかなり分厚いデカイ判で出ているみたいですね。
それだけのボリュームがあるお陰で異世界、異能力、魔法少女とヒロインがちゃんと出てきてる上に、
この書籍化で新たにメインヒロインが追加されております。
それにしてもどのヒロインもロリ属性があるあたりが何というか…
こう… 作者の性癖が感じられますね…!w

スローライフを求めながら色々な事件に巻き込まれてしまうあたり、
佐々木のお人好しっぷりが感じられますね。
主にピーちゃんに対する甘さというか信頼があってこその巻き込まれだと思います。
出会ってからそんなに時間は経ってないけれど、
佐々木とピーちゃんは良い師弟であり相棒であり、主人とペットしてますよね。

カクヨムでWeb版を読むことはできますが、
前述した通りに書籍版では新ヒロインが登場していますし、
何よりもカントクさんのイラストが書籍版では拝見できますので、
是非とも書籍版を買うべきだと思います。
ちなみに私のイチオシのデザインはロリババアの二人静さんです。
キツキツかー…

:: 2017/10/6 金曜日::

■[ラノベ]うれしくないション「妹さえいればいい。」8巻

妹さえいればいい。8巻妹さえいればいい。8巻
出版社:小学館
作者名:平坂読
作者twitter:平坂読 (@hirasakayomi) on Twitter
絵師名:カントク
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 8
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。
DMM電子書籍:妹さえいればいい。 8

TVアニメが放映されますね。

パンツマンガ先生の出番が今から待ち遠しいです。

説明しよう!
パンツマンガ先生とはパンツ描写にコダワリがありすぎる新人漫画家、三国山蚕のことである!
ちなみに声優はエロマンガ先生の紗霧役である藤田茜さんです。
おわかりいただけるであろうか?

まぁ、それはともかく原作の方ですが、
那由多と付き合いだし、アニメ化作業も軌道に乗り出した伊月。
多忙だけど充実した忙しさだったんだけど、
編集の土岐がやらかしてしまい、発表前にアニメ化情報が漏れ出して…

という訳で「妹さえいればいい。」のアニメ化情報漏洩という、
実際に自作品で起こったネタを活かしまくった内容です!
まぁ… この手のことはあるあるなんだよね…
そしてまとめサイトのお小遣い稼ぎになるとかあるあるすぎる…
あのへんの人とは関わり合いになったことはないけれど、
長いことブログ運営とかやってるとあの界隈の話は伝え聞くことが多いからなぁ…
あの手の情報はまとめサイト管理人が広い部屋に友達を読んで、
寿司食いながらウェーイするお金になるんだよ…(伝聞情報

閑話休題。
那由多と伊月の仲は順調なんだけど、
千尋くんの爆弾がいつ着火するかわからないから怖い…
土岐が気付いたことからいよいよ導火線が見えた状態になったからなぁ…
伊月が那由多と別れるとは思いたくないんだけど、
でも「はがない」で色々と前科があるからなぁ。
続きが楽しみですが、同時に戦々恐々としています。

那由多は京と蚕の3人とルームシェアを始めたことで、
今後3人の裸率を高めてくれるのでは、と期待していますよ!
まぁ、既に3人でお風呂で百合ソーププレイしてくれて大変に眼福ですが!
京の貞操がいつまで無事で済むのか、今から心配です。

京といえば彼女の自己評価が低いのも気になりますが、
京に対する想いを諦めきれないでいながらも、
相生さんルートに入りそうなヤリチン王子も気になりますね。
簡単に切り替えられたらヤリチン王子の好感度が下がるけれど、
相生さんは相生さんで良いヒロインしているので、
彼女にも報われて欲しいとも思うんですよね…
うーん、悩ましい…

しかし一番気になるのはやはり千尋くんですね。
ホント、どうなるのかなぁ…

:: 2017/5/31 水曜日::

■[ラノベ]させっくす!「妹さえいればいい。」7巻

妹さえいればいい。7巻妹さえいればいい。7巻
出版社:小学館
作者名:平坂読
作者twitter:平坂読 (@hirasakayomi) on Twitter
絵師名:カントク
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 7
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。
DMM電子書籍:妹さえいればいい。 7

両想いで付き合い始めた年頃の男女はそりゃセックスするよね。
という訳で伊月と那由多がそれぞれ童貞と処女を卒業する7巻です。

古今、ライトノベルでは具体的なシーンの有無はともかく、
キャラ同士でセックスすることは割りとあるので、(最近だと「魔弾の王と戦姫」とか)
それほど不思議ではないのですが、
これが今年の秋からTVアニメ化されることを考えると挑戦してるな、と思います。

この作品は割りと生々しい描写が多くて、それが持ち味でもあるので、
そういったことをやられると中々にクルものがありますが、それはそれで有りかなぁ、と。
特に初体験を前にネット通販でゴムを準備したりするところとか、
妙に生々しいと言いましょうか。
まぁ、相手の那由多は銀髪巨乳という時点でフィクション感バリバリなんですけどね。(笑

しかし作品の途中で付き合うことになった男女は、
物語の結末で破局を迎えてしまうという前例(はがない)がありますから安心できません。
何しろ伊月には千尋くんという家事万能で可愛らしさMAXで、
男の趣味にも理解を示す完璧な義妹が隠されてますからね。
義弟ではなく義妹ということが露呈したらどう転ぶかわかりませんよ…!

もう一つ生々しいといえば春斗の心の機微とかも良いですよね。
京のことは好きだけど、フラれていることもあるし、
慕ってくれる巨乳女子の初ちゃんに二人きりの時に迫られたら、
とても我慢できそうにないってあたりが童貞男子してて好きです。
あと、「先輩」と呼ばれてトキメいてしまうチョロいところも。(笑

また、良くも悪くも生々しさが読者にドロドロとしたものを訴えかけてきたのが、
海津とアシュリーの過去回想に出てきた、伊月が尊敬する作家の関ヶ原幽のエピソード。
今までも存在は触れられてきてましたが、エキセントリックでトリッキーな人柄は有りですが…
まさか故人だったとは…

しかもネットの誹謗中傷で心をやられてたとか実感こもってますね。
平坂読さんも体調崩されてたことがありますし、
何よりMF文庫Jではヤマグチノボルさんみたいに亡くなられた作家さんが多いからなぁ…
ただ、春斗と初が話していたテンプレの話もそうですが、
読んで欲しい匿名の大多数には読まれなくて、
読む必要がない心ある読者にばかり伝わるというのが何とも世知辛いです。

私みたいな普通の読者も心苦く思ってるし、
できるだけデマは解消しようと努力してるんですが焼け石に水ですからね…
ヤマグチノボルさんが闘病していた時のまとめサイトとか本当に酷かったし…

まぁ、そういったドロドロとした気分になることもありますが、
基本的に伊月と那由多のラブっぷりが感じられて良かったと思います。
今から冬コミが楽しみです!

:: 2017/1/6 金曜日::

■[ラノベ]やがて恋する可児那由多「妹さえいればいい。」6巻

妹さえいればいい。 6 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2016-12-20 )

作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 6
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。
DMM電子書籍:妹さえいればいい。 6

ヤリチン王子(童貞)の春斗に告白された京が、
話の流れで勢いで伊月に告白するも即座にフラれた5巻。
フってフラれても友達付き合いをしていくために、
努力する姿が妙に生々しい6巻であります。

今回はアニメ化と言えば避けては通れない声優オーディションから、
新人賞授賞式という初々しい内容まで色々とあります。

それにしてもオーディションですが…
真に迫っているというか生々しいというか。
エンタメ性が高かったSHIROBAKOでも大概アレだと感じるのに、
ここまで大人の事情の実情を見せるのは赤裸々すぎるというか。
いや、うん、この物語はフィクションですよね、フィクション。

あと、オーディションで使われた各声優のボイスデータですが、
実際作者は貰っているらしいですね。
それを作家仲間に自慢げに披露した結果、
その作家仲間が自著でネタにするということもあったとか…
まぁ、舞い上がる気持ちはわかるけども。

それと新人賞ですが、最近はなろうデビューがメジャーなせいか、
どうしても霞んでしまいますが大事なイベントですよね。
しかし授賞式で出会いというか再会というか、
そういったラブコメイベントが起こるのかは皆目存じ上げませんが!
ただ応募者に還暦&退職で暇な6,70代の方がいるというのは聞いたことありますので、
もしかしたらそんな可能性も0ではない可能性も…?

それにしても自作品の大事な用事を蹴ってでも、
好きな人が倒れたら駆けつけるとか男してるなぁ。
決める時は決めてて主人公してるけど、
この件と那由多がやる気になった余波で迷惑を被りそうで怖いです。
更に千尋という爆弾も控えているからなぁ…
二人の恋路が順風満帆にいくとはとても思えない…!

:: 2016/7/30 土曜日::

■[ラノベ]なれる! 編集「妹さえいればいい。」5巻

妹さえいればいい。 5 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2016-07-20 )

作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 5
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。

白川京がバイト編集をすることになり、
そして伊月の作品がアニメ化するということにもなり、
今回の5巻はいつも以上にお仕事ラノベって感じがしますね。
エロコメ分は少ないですが、その分三国山蚕へ濃縮されていたと思います。
主に変態成分が…

今回は何というか京の物語でしたね。
京が業界になれてない分、一般人的な感性を持ったままだからこそ、
出版業界の発売延期、締め切り、誤字脱字、アニメ化のアレコレと、
業界的には常識なんだけど一般的に知られてないことを素直に聞けているので、
それが読者的には助かってますね。
かつて「スレイヤーズ」でガウリィがアホキャラになった理由と同じく、
無知なキャラがいると説明をしやすいってやつですね。

そしてそんな編集としての仕事以上に、
京がこの物語の中心となったのは、やはり最後のエピソードでしょう。
この5巻でこの展開を持ってくるとは予想外でしたが、
伊月がいい加減にはぐらさず、誠実に対応したのは素晴らしかったと思います。
まぁ、伊月は今までもこういうことをきちんとやる奴だしね。

しかし、アニメ化に際しての話し合いであそこまで赤裸々に本心をぶちまけあうとか、
中々に白熱していますが、これくらいは普通にありそうなのが怖いというか。
とある現場では物理的に殴り合うとかもあったとか聞くし、
大きなプロジェクトに関わる人たちって大変なんだな、と思いました。(小並感

何はともあれ京は本当に良い子なのでこれからも活躍して欲しいですね。
那由多との関係がどうなるか気になるけれど、
何とか乗り越えていって欲しいです。

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