僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2017/10/4 水曜日::

■[ラノベ]蝕「やがて恋するヴィヴィ・レイン」4巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン4巻やがて恋するヴィヴィ・レイン4巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) on Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) on Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 4
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 4

ジェミニと袂を分かち、皇子と共に王国に逃れたルカ。
ルカへの恨みで初めて人間らしい感情を持ったジェミニは、
ルカを苦しめるためだけにファニアに求婚する。
ファニアは王族としての勤めを果たそうと心を殺し、
ルカはファニアとの約束を果たすために革命を起こそうとするが…

犬村小六さんは人間じゃねぇよ…!

ひでぇ… ひでぇよ…
塗炭の苦しみを越えて遂に報われたと思った瞬間に、
一気に地獄に叩き落とすとか酷すぎるよ…!
ベルセルクの「蝕」並みのトラウマもんになるよ…!

ルカは本当に頑張ったよ。
人脈を作り、感情を押し殺して議論を重ね、
信じてくれる部下を殺してでも目的のために決して折れず、
どんな窮地に陥っても諦めずに危険を承知で駆けるとか半端ないですよ。
それを… それをー…!

これはもう戦争ですわ…
幸せの絶頂から叩き落されたらそりゃ戦争ですわ…
ルカが「災厄の魔王」と呼ばれるようになるとか、
ルカの性格から考えて初めは理解できなかったけど、
これなら納得ですわ…

しかし、エデンとグレイスランドとの戦いがメインになるかと思ってたんだけど、
まさかグレイスランドの内戦がメインになるとはなぁ。
ヴィヴィ・レインの謎も少しは解けたけど、
結局何がどうなっているのか今ひとつ分からないままだし…
うーん、アステルの数字が無くなったらアステルの人格が消えて、
ヴィヴィ・レインが目覚めるとか、そんなギミックなのだろうか。

まぁ、何はともあれ5巻は楽しみですが、
それ以上に怖いですね。
ホント、どうなるんだろう…

:: 2017/5/31 水曜日::

■[ラノベ]させっくす!「妹さえいればいい。」7巻

妹さえいればいい。7巻妹さえいればいい。7巻
出版社:小学館
作者名:平坂読
作者twitter:平坂読 (@hirasakayomi) on Twitter
絵師名:カントク
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 7
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。
DMM電子書籍:妹さえいればいい。 7

両想いで付き合い始めた年頃の男女はそりゃセックスするよね。
という訳で伊月と那由多がそれぞれ童貞と処女を卒業する7巻です。

古今、ライトノベルでは具体的なシーンの有無はともかく、
キャラ同士でセックスすることは割りとあるので、(最近だと「魔弾の王と戦姫」とか)
それほど不思議ではないのですが、
これが今年の秋からTVアニメ化されることを考えると挑戦してるな、と思います。

この作品は割りと生々しい描写が多くて、それが持ち味でもあるので、
そういったことをやられると中々にクルものがありますが、それはそれで有りかなぁ、と。
特に初体験を前にネット通販でゴムを準備したりするところとか、
妙に生々しいと言いましょうか。
まぁ、相手の那由多は銀髪巨乳という時点でフィクション感バリバリなんですけどね。(笑

しかし作品の途中で付き合うことになった男女は、
物語の結末で破局を迎えてしまうという前例(はがない)がありますから安心できません。
何しろ伊月には千尋くんという家事万能で可愛らしさMAXで、
男の趣味にも理解を示す完璧な義妹が隠されてますからね。
義弟ではなく義妹ということが露呈したらどう転ぶかわかりませんよ…!

もう一つ生々しいといえば春斗の心の機微とかも良いですよね。
京のことは好きだけど、フラれていることもあるし、
慕ってくれる巨乳女子の初ちゃんに二人きりの時に迫られたら、
とても我慢できそうにないってあたりが童貞男子してて好きです。
あと、「先輩」と呼ばれてトキメいてしまうチョロいところも。(笑

また、良くも悪くも生々しさが読者にドロドロとしたものを訴えかけてきたのが、
海津とアシュリーの過去回想に出てきた、伊月が尊敬する作家の関ヶ原幽のエピソード。
今までも存在は触れられてきてましたが、エキセントリックでトリッキーな人柄は有りですが…
まさか故人だったとは…

しかもネットの誹謗中傷で心をやられてたとか実感こもってますね。
平坂読さんも体調崩されてたことがありますし、
何よりMF文庫Jではヤマグチノボルさんみたいに亡くなられた作家さんが多いからなぁ…
ただ、春斗と初が話していたテンプレの話もそうですが、
読んで欲しい匿名の大多数には読まれなくて、
読む必要がない心ある読者にばかり伝わるというのが何とも世知辛いです。

私みたいな普通の読者も心苦く思ってるし、
できるだけデマは解消しようと努力してるんですが焼け石に水ですからね…
ヤマグチノボルさんが闘病していた時のまとめサイトとか本当に酷かったし…

まぁ、そういったドロドロとした気分になることもありますが、
基本的に伊月と那由多のラブっぷりが感じられて良かったと思います。
今から冬コミが楽しみです!

:: 2017/5/27 土曜日::

■[ラノベ]黄金時代「やがて恋するヴィヴィ・レイン」3巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン3巻やがて恋するヴィヴィ・レイン3巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) on Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) on Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 3
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 3

亡き妹シルフィの願いを叶えるため、ヴィヴィ・レインを探す旅に出たルカ・バルカ。
傭兵をしていたある日、王女ファニアの目に止まり近衛兵になってテラノーラ戦役で活躍するも、
王侯貴族たちに疎まれ放逐され戦場で拾ったアステルと放浪することに。
そして立ち寄ったウルキオラで旧友のジェミニと再会したルカは暴動に巻き込まれ首謀者に祭り上げられる。
血を流さずに暴動を鎮圧するためにファニアと以心伝心で作戦を成し遂げるもルカは処刑されることに。
ファニアはルカを助ける為に無茶をし、アステルや幼馴染みの助けもあって救出されるが、
ファニアは消しきれない汚点を抱えることになる。
そしてルカはファニアとの約束を守るため、革命を起こすことを決意して…

面白さに関しては文句はないのですが、
2巻であったラブコメというかラブロマンスというか、
そういったものはかなりナリを潜めて血生臭い戦場がメインの3巻であります。
いやー、アワーズやヤングアニマルを読んでいる気分になるわー(笑

それにしても2巻で分っていたことですが、ジェミニってば外道ですね。
人間の感情を理解できるけど、実感できない演算機的な人間であるだけに、
恩義や道徳、義理や人情を解せず、損得でのみ人を推し量るところが正に外道。
それで今まで傭兵団を運営することが出来てたんだけど、
最後はルカに足下をすくわれた感じですね。
まぁ、最後はルカに対して最大級の嫌がらせをしてましたけど、
それが初めて人間らしい感情の発露というのがなんとも…

それにしてもルカはどんな逆境だろうと諦めない強さがありますよね。
ミズキやアステルといった最強の切り札が暴走したりして、
策が思い通りにいかなくても次善の手を打とうとしたり、
損得だけでなく、義理や人情といったものも大事にしたりするあたり、
とても主人公してるなぁ、と思います。

それにしても3巻ではエデンとかの出番はなかったけど、
いつ頃にエデンを倒すような展開になるんだろう…
誓約並みの長編シリーズになりそうな気配はしているので覚悟はしているのですが、
はたしてそれまで続いてくれるのか。
それがちょっと心配ですね…

:: 2017/2/7 火曜日::

■[ラノベ]抑えきれぬ恋の激情「やがて恋するヴィヴィ・レイン」2巻

救国の英雄ながら王女との仲を疑われ国を追われたルカ。
ヴィヴィ・レインの手がかりを求める旅も、
天使の歌声のようなアステルの歌のお陰で路銀も潤い、
気楽なものになっていたんだけど、
城塞都市ウルキオラを訪れた際に悪政を敷くベルトラン伯に目をつけられ…

良いね…
2巻になって各段に面白さが加速してきましたよ。
1巻は序章に過ぎなかったんだと思わされましたね。
でも、2巻も序章だったと中盤あたりで気付きそうな予感もします。
つまり、続刊が出るごとに面白くなりそう!

旧知の仲であるジェミニとの再会から少しずつ盛り上がってきましたが、
そこから英雄に祭り上げられたルカが、
重傷を負ったアステルを助けるために全力を出してからが熱かったですね。
会ったこともないけど、ジェミニが信頼しているからという理由だけで、
自分を囮に策を成功させるだけでなく、
ファニアのことを信じて喜劇を演じるあたり爽快感がありました。

そしてルカを想うファニア王女が魅力的なんだよなぁ。
王族として自制しなければならないと、何度も自分に言い聞かせていながら、
拷問されたルカの姿を見てプッツンしちゃう所とか超可愛い。
恋する乙女の魅力が120%表現されていて最高でしたよ。

先払いで貰った報酬でルカがやることが明確になり、
キーパーソンも揃ったことで次巻からは物語が加速しそうです。
楽しみ。

:: 2017/1/19 木曜日::

■[ラノベ]愛情・友情・畏敬、そして…「やがて恋するヴィヴィ・レイン」1巻

「とある飛空士」シリーズの犬村小六さんの新作です。
結構前に出てて先月中には読了してたんですが、
中々感想を書くタイミングが掴めませんでした。
でも、丁度今月2巻が出るということで今更書いておきます。

世界が3千メートルの壁で三分割された世界。
その真ん中の世界グレイスランドで最下層の住人として過ごすルカは、
ある日上層エデンの飛行戦艦が下層のワイバーンに襲われているのを目撃する。
今の状況から抜け出すために駆けつけたところで、
空から降ってきた女の子と出会い…

冒頭こそナウシカでラピュタですが、
中身はとても犬村小六さんでしたね。
つまり、逆境の主人公が頑張るも序盤では全く報われないし、
幼馴染み属性のヒロインもひどい目に遭う、という展開です。

どんな時も気高さを失わない王女のファニアは魅力的だし、
窮地でも諦めないルカも格好良いです。
自分でできる全力を最大限考え、実行するところは正に主人公ですね。
凍死しないために体温で温めるのは無礼だからと、
折角手に入れた稀覯本を燃やして暖を取るところはシビレましたよ。

ただ、事態が終息した後の立場が悲惨なんだよなぁ。
大事なモノを守るために常に命懸けとかシチュエーション的には燃えるけど、
その後の報酬が0どころかマイナスしかないとか… 辛い…!
まぁ、最後には報われると思うんだけど、
「とある飛空士」シリーズの前例からすると、
報われるまでが果てしなく遠そうなんだよなぁ…

それにしてもヴィヴィ・レインは誰なんでしょうね。
誓約では見事に騙されたので断定はできないというか…
どちらにしろミズキがひどい目に遭いそうなのは確かですね。
だって、幼馴染み属性だもの…(偏見

:: 2017/1/6 金曜日::

■[ラノベ]やがて恋する可児那由多「妹さえいればいい。」6巻

妹さえいればいい。 6 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2016-12-20 )

作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 6
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。
DMM電子書籍:妹さえいればいい。 6

ヤリチン王子(童貞)の春斗に告白された京が、
話の流れで勢いで伊月に告白するも即座にフラれた5巻。
フってフラれても友達付き合いをしていくために、
努力する姿が妙に生々しい6巻であります。

今回はアニメ化と言えば避けては通れない声優オーディションから、
新人賞授賞式という初々しい内容まで色々とあります。

それにしてもオーディションですが…
真に迫っているというか生々しいというか。
エンタメ性が高かったSHIROBAKOでも大概アレだと感じるのに、
ここまで大人の事情の実情を見せるのは赤裸々すぎるというか。
いや、うん、この物語はフィクションですよね、フィクション。

あと、オーディションで使われた各声優のボイスデータですが、
実際作者は貰っているらしいですね。
それを作家仲間に自慢げに披露した結果、
その作家仲間が自著でネタにするということもあったとか…
まぁ、舞い上がる気持ちはわかるけども。

それと新人賞ですが、最近はなろうデビューがメジャーなせいか、
どうしても霞んでしまいますが大事なイベントですよね。
しかし授賞式で出会いというか再会というか、
そういったラブコメイベントが起こるのかは皆目存じ上げませんが!
ただ応募者に還暦&退職で暇な6,70代の方がいるというのは聞いたことありますので、
もしかしたらそんな可能性も0ではない可能性も…?

それにしても自作品の大事な用事を蹴ってでも、
好きな人が倒れたら駆けつけるとか男してるなぁ。
決める時は決めてて主人公してるけど、
この件と那由多がやる気になった余波で迷惑を被りそうで怖いです。
更に千尋という爆弾も控えているからなぁ…
二人の恋路が順風満帆にいくとはとても思えない…!

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