フラン☆Skin

現役少女漫画家が男性誌で描く男子高校生少女漫画家コメディの4巻！
今回はいつもよりラブコメ成分を多めにしてお送りします！
まぁ、野崎くんが描いているのはラブコメ漫画ですからね！
この作品にももちろんラブコメ要素が反映されるってなもんですよ！

もっともラブコメ成分を盛り込む主要因である野崎くんは無自覚なんですよね。
とはいえ、野崎くんラブな佐倉千代が良いラブコメしてくれる訳ですよ。
無自覚な野崎くんの不意打ちに赤面する千代が可愛い！

こう、たまにしか出てこないラブコメ回にキュンときちゃいますね！
作者の椿いづみさんって少女漫画家なんだなぁ、と実感する思いです。

でも基本はこの作品、コメディなんですよねー
折角のデート回だと思ったら「携帯を使わずに駅で待ち合わせが可能か」
という野崎くんの漫画のネタ集めだったりとかね！
けど表紙カバー下でちゃんとラブコメ的おまけ漫画が描かれてたりと、
やっぱりこの4巻はラブコメ成分が多めだと思うの。

4巻はどの回も勿論面白いんだけど、コメディ的にスマッシュヒットだったのは、
野崎くんが若と堀先輩の男三人で乙女ゲーをやる回でしょうか。（笑
細かい仕様やゲーム主人公（命名：野崎梅子）の破天荒な設定に、
一々突っ込みを入れていくのには腹抱えて笑いましたよ。
乙女ゲーを客観的に見るとこんな感じなのかなー（偏見

野崎くんに弟の真由くんが居たりと家庭の事情も垣間見えたりしつつ、
キャラ同士の関係も少しずつ変化していながらも、
まだまだ変化の余地が残されているのでこれからも楽しみです。

何故かえりたちだけじゃなくて、クラスメイトにまで人気が出ることになった藤村くん！
それは全て氷室の情報操作、というか真実拡散によるものだった！

氷室ってばハーレム拡張でも企んでるのかと思いきや、
まさかの藤村くん会長フラグでどうなるのかと思ってたら、
何故かあっという間にエンディングに突入して完結することになりました。
まぁ、藤村くんだからこういった展開も全然アリだよね！

しかし本当に頭空っぽにして楽しめるラブコメでしたね！
ひたすら笑える展開のオンパレードなのに、
しっかりとラブコメとしてハーレムエンドまで突っ走ってて、
ある意味爽快感がありましたよ。
たまにはこういった作品もアリだと思います！

それにしても会長、もとい元会長のしづるが前面に出る展開なのにはビックリというか。
えりやすばるじゃなくてしづるが藤村くんに攻勢を掛ける流れから、
一気にエンディングに持っていくとは意外性がありましたね。
しかし「私のヒモになってくれ藤村!!!」は今まで聞いた告白の中でも、
かなりぶっ飛んでる告白でしたね。（笑

まぁ、何にしても楽しく面白いラブコメでした。
次回

アニメ化も決定した北九州の離島に暮らす若き書道家の田舎生活コメディ「ばらかもん」8巻！
アクが強いガンガンONLINEの中でも随一の人気と一般受けする内容な本作ですので、
アニメ化の案件は昔から出ていたと思うのですが、
今までそうしなかったのは、秘蔵っ子的なポジションだったからだと思います。

今回の前半は美和とタマのケーキ作り＆修学旅行ネタでかなり笑わせて貰いました。
というか、半田先生関連の話はケーキと村内放送とかなり少なめでしたね。
出番が少なくてもある意味輝いてましたけども。

修学旅行編では完全に半田先生が居なかったけどそれでも面白いから凄い。
主人公不在でも十分笑いを取れるあたりポテンシャルが高いと思います。
バカばかりとも言う。

そして後半は前々から伏線があったけど、キヨばぁとさよならする話です。
正直いつかは来ると思ってましたが、同時に本当にこの話をするのかと驚かされます。
しかし田舎生活というのは周りに高齢者の人が居るのが当然で、
そしてそれ故に頻繁にそういった行事があるのも必然で…

それでもそう言った暗い雰囲気になりそうな中で、
田舎の風習に慣れてない半田先生と所構わず五月蝿い子供たちという、
しっかりとこの作品らしさを貫いているのは素晴らしかった！
それでいて、育ちゃんが涙の演出をしっかりと入れくれて話が締まってましたねー
うーん、面白い…！

ホント良作だと思うのでアニメ放映後でも良いので読んで貰いたいです。

現役プロ少女漫画家が描く、男子高校生少女漫画家コメディ４コマの第3巻！
今回も周囲の変わった面子に囲まれながらも、
純情可憐な少女漫画を生み出す野崎くんのコメディが光ります。

野崎くん自身も変わり者だけど、周囲の友人連中も本当に変わり者だらけで。
例えばアシスタントの若松と、KYな結月の二人は野崎くんの漫画のモデルになってるせいで、
野崎くんが体験談を聞きたいが為にデートを推奨されることに。
デート中も結月の理不尽な目に遭いまくりの若松が不憫で笑えるんですが、
それを少女漫画風に男女逆転して見るとちょっと萌えるから不思議です。

そういったネタの多くが少女漫画文化という受け皿があってこそなんですよね。
例えば同じ少女漫画家で女子大生な都さんと野崎くん、そして千代の3人が、
都さんの少女漫画について話している内容はちゃんと少女漫画の話になっているんですが、
周囲から見てると別れ話に見えて訳の分からない展開になっているのは、
見せ方が上手いと思いましたね！（笑

他にも漫画ネタだと背景が全く描けない野崎くんの方向が間違ってる努力の仕方とか、
堀先輩の見事な職人魂とかね！　というかみこりん対抗しすぎ！（笑
それにトーンネタも面白いのが多かったなぁ。
正直、番号を云われても元ネタは全然判らないんですが、
それでも充分面白さが伝わってきましたよ。

千代が良い味出してくれてましたしね！

登場人物はこれでほぼ全員出てきたと思うんですが、
まだまだ面白さの引き出しは出きってないと感じられますので、
今後も楽しみにしていきたいです。

ばらかもんは若き書道家の半田先生が北九州の離島に左遷同然で飛ばされて、
田舎の子供たちに揉みくちゃにされながら精神的に成長していく物語…
に見せかけたコメディ作品です。
まぁ、ぶっちゃけガンガンONLINE版「よつばと！」みたいなもんです。（ぶっちゃけ過ぎ

私もほぼ毎週末四国の片田舎で過ごしていた経験があるので、
先生がぶつかる田舎の出来事に妙に共感してしまったりするんですよね。
例えばこの7巻だと窓の鍵の構造とか実家だと普通にあったし、薪割りとかもやりましたよ！
ちなみに私は斧が逸れて自分の足を2cmほど切ったことがあります。
もう一つ言うなら未だに私の実家は薪風呂です。
だからか何か先生のことを他人事とは思えなかったりします。（笑

この7巻では近所の元気ッ子のなるたちの学習発表会や、
普通コンプレックスのヒロシが将来のことについて考えたりするような、
ちょっと真面目だけど基本的に笑い溢れるストーリーが基軸となっています。

しかし学習発表会に向けて郷長の奥さんが子供たちを勝手に演技指導したり、
発表会の内容が子供らしさが溢れすぎる奇抜なものばかりだったりと、
止める人が誰もいない田舎ならではだなぁ、と思ったり思わなかったり。

そしてヒロシが将来の夢について先生に相談したら、
先生が意外なことにタメになることをアドバイスをしたのに驚きですよ。
まぁ、何だかんだで色々と成長してるんですかね、先生。
いや、うん、ホントビックリだけど。（ﾋﾄﾞｲ

そんな先生は何だかんだで扱いが悪いみたいでこの7巻の限定版でもなるに乗っかられて土下座状態なのに、
次に出る8巻でも箱詰めされた状態でフィギュア化されるみたいで…

うん、先生…、ドンマイ！

あ…ありのまま 今　起こった事を話すぜ！

な…　何を言ってるのか　わからねーと思うが
おれも何をしてしまったのかわからなかった…

前巻で藤村くんがデレる気配を見せた夏祭りで、
えりたちがおしっこを我慢するという特殊な性癖持ちが悦びそうなネタが連続で出てきて、
相変わらずマニアックな下ネタ有りのコメディだなぁ…
と、いつものノリに安心してニヤニヤしながら読んでいたら、
うっかり屋の藤村くんがほぼプロポーズと取れる台詞を言ってしまい大変なことに！
…まぁ、こういった展開もいつも通りかな！

そして夏休みということで久しぶりの中学時代の友達から連絡があった藤村くんですが…
彼女持ちになった友人にゆっくり驚く暇もなくえりが登場するわ、
モテ研という訳の分からない組織について講釈されるわと相変わらず忙しいですね！
それはそうと藤村くんに友達が居たことに驚きですよ…（ぉ

夏祭りでも意味深なことを言っていた氷室さんですが、
巻末に来て何やら色々と策謀を巡らせている所が見えてきておりますよ！
まぁ、そこら辺の展開は既にガンガンONLINEで連載済みなんですけどね！
どこに向かっていくのか分からない漫画ですが、そういったノリが好きなので今後も楽しみです。

下ネタありのラブコメ漫画として結構好きなので末永く続いて欲しい所存であります。