僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2012/10/20 土曜日::

■[漫画]これはSAOであってもシリアスではない「そーどあーと☆おんらいん。」1巻

そーどあーと☆おんらいん。 1 (電撃コミックス EX 176-1)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-27 )
コミック ( 128 ページ )
原作者サイト:WORD GEAR
原作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:風の生まれる場所

先月発売の本作ですが良い評判が聞こえてる頃にはどこも完売で、
結局はツテを使って何とか入手した次第であります。
で、実際読んでみたら確かにこれは面白い!
それなのに何故私が知らなかったというと、
連載誌が電撃文庫マガジンというラノベ雑誌だったから…!
うーん、せめて公式サイトで第1話の試し読みとか出来たら良かったんだけどなぁ…

さて、SAOの公式コミカライズですが4コマということでコメディ要素がふんだんに盛り込まれており、
アインクラッド編を忠実になぞりながらもコミカルな可愛さが随所に散見されます。
特にアニメでは削られていたリズ編でのアスナの萌えポイントは、
原作とはまた違った味わいがあって非常にニヤニヤ出来ましたよ!

アスナ萌えポイント!

というかこのコミカライズでは全般的にリズは良い仕事してますよね。
本人の失恋イベントはナリを潜めていますが、
アスナという正妻を輝かせる役目を見事に果たしているのです!

アスにゃーん!

新婚アスにゃんの可愛さは空前絶後やでー!

ちなみに少しだけオリジナル要素というか新キャラを足しているんですが、
そこもまた絶妙に良い塩梅で笑いを堪えることが難しい!
なんだよ! 剣士「ああああ」って!

剣士「ああああ」

いや、私も初めてやったドラクエ3で同じ名前を勇者に付けたことあるけどさ!
こんなふざけた名前で無駄に強かったり、予想通り変態だったりと、
妙に笑いのツボを突いてきて口惜しいけど笑ってしまうんですよねー(笑

そしてオリキャラだけではなく、原作のキャラの扱いもよく心得てまして、
恋するアスナのテンパり具合に、ユイへの子煩悩っぷりを見ていると、
アスナという女の子への感情移入とか、そういったものがより刺激されるんですよね。
とはいえ、個人的に一番感情移入出来たのは
エギルがリアルで妻帯者ということを知っていじける独り身なクラインだったりするのですが…orz

さて、こんなに面白い本作ですがまだ書店ではどこも完売状態です。
ですがそろそろ重版分が出回ってくるみたいで、更に三版も刷ってるとか。
SAO好きなら読む価値は充分あると思いますので是非どうぞ。

:: 2012/10/12 金曜日::

■[ラノベ]ビーターなキリトとツン期のアスナ「ソードアート・オンライン プログレッシブ」1

ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-10 )
文庫 ( 520 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

現在アニメ放映中の「ソードアート・オンライン」のアインクラッド編を補完する、
「ソードアート・オンライン プログレッシブ」が始動!
今までの2,8巻の短編集で途中の階層に関するエピソードは語られていましたが、
プログレッシブでは1層からの攻略を順次書いていくみたいです。
ということは、1冊あたり2階層攻略するとなると全37巻くらいになりそうな気が…

中編2つと短編1つの計3部構成で出来ていますが、中編の一つ目である「星なき夜のアリア」は、
アニメ第2話の元となるエピソードになっています。
この頃のアスナは自暴自棄になっている上にMMO初心者丸出しなので、
デレ期に入っていて第一線で活躍している1巻当初とは違っていて新鮮ですよね。
このアスナがあんなにデレるんだ…、と思うと中々に感慨深いです。
キリトにクリームのせ黒パンを食べさせてもらってから料理に目覚めて、
遂には料理スキルをコンプするのほどになるとか、アスナさんはキリトに影響されすぎだと思うの。

しかし、初心者のアスナがMMOの知識を素直にスポンジのように吸収していくのに比べて、
妬み全開なクレクレ厨のキバオウが情けなくて呆れるよなぁ…
アニメに比べて説明が丁寧なお陰ででディアベルに対する印象は良くなったけど、
キバオウに関しては悪化した気がします。(笑
というかですね、アニメは何でアスナの入浴シーンを削ったのかと小一時間(ry

短編の幕間「ヒゲの理由」は割りとコメディしてて安心できましたが、
同時にキリトさんのヒロイン攻略組としてのスキルがこうやって磨かれていったのかと、
妙に納得させられましたね。(笑

もう一つの中編で2階層での出来事を綴った「儚き剣のロンド」はMMOでは定番の強化詐欺事件。
元々は昨年末から今年のはじめに掛けてサイト上で前編が公開されていたので、
ずっと後編である解決編を待っていたので、待ちに待った、という感じで読んでました。

どちらかと言うと圏内事件とかと同じミステリー仕立てな内容でしたが、
アスナが多少ツンケンしながらもキリトと一緒に居る状況にはニヤニヤしちゃいますね。
「コンプリートリィ・オール・アイテム・オブジェクタイズ」の時の静かに怒るアスナは、
あれはあれでそそるものがあると思います!
しかしシステムの深いトコを教えたキリトさんが、
後に逆にアスナから倫理コード解除を教えられるかと思うと感慨深いですね!(笑

PoHらしき人物が出てきたりと今後の展開の伏線(後付け?)を散りばめており、
これはこれで面白いので是非続いて欲しいけど、年一回刊行だと30年以上掛かりそうなので、
1冊当たり3階層分あっても良いんじゃないかな、と思います。(笑

:: 2012/7/12 木曜日::

■[ラノベ]キリトさん、流石フラグ立て男「ソードアート・オンライン 10 アリシゼーション・ランニング」

ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-07-10 )
文庫 ( 335 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

救急搬送されたはずのキリトが、転院先の病院で消息不明になり、
ALO内で緊急ミーティングを持つことになったアスナ、リーファ、シノンの3人。
リズとシリカがハブられて、裏表紙にしか出番がないのは少々可哀想ではありますが、
まぁ、これがキリトの正妻&愛人1号&2号とその他ヒロインとの隔たりということで…(ぉ

しっかし、恋する乙女は愛する男のためなら手段を選びませんね!
というか行動力やら度胸やらがホント半端ないです、アスナさん!
少ないヒントから正解を手繰り寄せ、遂にラース本拠地に乗り込み、
”アリシゼーション”の真相に迫るとか到底女子高生の手腕とは思えないですよ。
というか洞察力とかも含めてマジですごい。

そして凄いといえばアスナと二人でSAOをクリアしたキリトも、
木こりが終わってもトントン拍子でサクサク出世していくのも流石と言いますか…
むしろ整合騎士になる為に入った学院で先輩女性騎士とフラグを立ててるのも、
流石と言いましょうか…
これ、外のアスナが見てるんでしょうかね…

それはそうと、AWとリンクする内容が多くて中々ニヤニヤできますね。
作品的にAWの方が後に書かれたのでそちらと辻褄を合わせたんでしょうけど、
これは良い変更点ではないでしょうか。

しかし相棒のユージオはいいキャラなんですけど…
彼の青薔薇の剣はキリトの二刀流の為に使われるフラグとしか思えない…
死なないと良いなぁ…

:: 2012/2/12 日曜日::

■[ラノベ]キリトさん木こりデビュー!「ソードアート・オンライン 9 アリシゼーション・ビギニング」

ソードアート・オンライン〈9〉 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-02-10 )
文庫 ( 405 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

Web連載版の中でも屈指の人気の章に入るとのことで発売前から楽しみにしてたんですが、
まさか初っ端からキリトさんが11歳になって木こりしているとは思いもよりませんでした。(笑
まぁ、それもこれも話の前振りだった訳なんですが、
前振りにしても長いですよね、ホント…
まさかプロローグだけで200ページ使うとは思いませんでした…

今回の主人公は巡り廻ってキリト。
舞台は現実世界でもVR世界でもない”アンダーワールド”
あの怪しい公務員の菊岡さんからの紹介で始めたバイトで試用したSTLの接続先にある、
現実と変わらない世界で一から始める冒険譚の序章がこの9巻です。

それにしてもキリトってばマニュアルも目標設定がない中でも、
口では色々言いながらも手探りでそれでも前に進もうという姿勢は流石ですね。
ユージオとの友情を育んでいるのを見ると、
SAO1巻でクラインと一旦別れた後悔を繰り返さないように応援してしまったりも。

また、痛覚が厳然と存在する世界での戦闘に初めは戸惑うものの、
守る為の決意をしてからの覚悟の決めっぷりはカッコイイですよね、ホント。
キリトさんぱねぇ。

しかし、しばらくはこのアンダーワールド編になるということはアスナとかの出番はないのかな…?
まぁ、キリトさんのことですから行く先々で可愛い女の子を助けて回るでしょうし、
何より一からの成長っぷりを新鮮さを持って見せてくれると思いますので続きに期待です!

…とはいえ続きが初秋発売ってことでまた半年くらい待ちそうなんだよなぁ。
AWのアニメが4月からだからそれに合わせたスケジュールなんだろうけど。
うーむ、待ち遠しいです。

:: 2011/8/24 水曜日::

■[ラノベ]武士道とは美女を口説くことと見付けたり「ソードアート・オンライン」8巻

ソードアート・オンライン 8 (電撃文庫 か 16-16)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-08-10 )
文庫 ( 416 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

2巻以来久しぶりの短編集なのですが、むしろ中編集とでも言えるボリュームで、
SAOでキリトに対してまだデレてないアスナが見られるミステリー仕立ての「圏内事件」
長編6巻と7巻の間のALOでの聖剣エクスキャリバー獲得イベント「キャリバー」
そして、SAOに囚われた直後、レベル1だったキリトが遭遇した初めてのイベント「はじまりの日」
になっているんですが、「圏内事件」と「キャリバー」は実はWeb発なんですよね。
作者のサイトでイベント的に公開されていたモノで、
私も「キャリバー」は昨年末から今年に掛けてリアルタイムで読んでました。

3つとも長編7巻までの時点からで言うと過去の時系列なので、
逆伏線とで言うものが散りばめられているんですよね。
キリトが紹介した偽ラーメン店でアスナが「いつか必ず醤油を作る」と決意したり、
赤眼のザザが「今度は俺が馬で追い回す」とキリトに啖呵切ったりと色々あるんですが、
やはり一番はキリトがアスナに対して結婚前提の発言を冗談で言う所ですね。
いやー、慌てるアスナが可愛いったらなかったです。

まだデレ始めて間もない、というか昼寝イベント直後なので正にここからの状態なんですが、
キリトとの待ち合わせに気合いの入った私服姿を見せてくれたりと、
恋する乙女心の片鱗が見えるのが良いんですよねー
まぁ、作品のノリ的にちょっと暗めの話なので、そういったイベントは輝いてましたよ。
「はじまりの日」と「圏内事件」はデスゲームの最中なので、
MMOに見られる人間の汚い所とかが如実に出てくるのでやるせない気持ちになるんですよねー

それに対して「キャリバー」はコメディ色が強くて快活に笑える内容と言いましょうか、
むしろ「クラインさんかっけぇ!」のお陰でかなり笑えます。
いやー、ハーレム主人公なキリトのパーティーに居ても全然OKですよね、クラインって。
何というか愛すべきアホと言いましょうか。
NPCだろうが本気で口説こうとするクラインは立派な漢だと思います。

しっかし、やはり挿絵が付くと破壊力が違いますね。
特に「キャリバー」ではその活躍共々シノンが光ってましたよ。
あの満面の笑顔は最強でした。
いやー、シノンさんマジぱねぇっす!

:: 2011/4/17 日曜日::

■[ラノベ]小さく気高き最強の剣士「ソードアート・オンライン」7巻 マザーズ・ロザリオ

ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-04-08 )
文庫 ( 305 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

死銃事件より数週間、平和なALOで起こったちょっとした事件。
PvPで数々のプレイヤーを圧倒し、あのキリトをすら退けた「絶剣」
その噂を耳にしたアスナは興味を持ちその対戦場に赴くと、
そこには黒曜石のような細い直剣を持つ、小さな少女剣士ユウキが居た…

今回はキリトではなく、アスナが主人公の物語。
ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーであるユウキを軸に、
彼女が何を思い、何を志し、ALOを駆け抜けたのか綴られています。
その小さくも気高い生き様にアスナが感化され、成長していき、
ユウキが残した掛け替えのないものが確かに存在するのだと思わされます。

キリトは表紙でもそうだけど裏方役で、目立った所はないんだけど、
見せる所は魅せてくれて、シリーズ通しての主人公っぷりは流石でした。
アスナもその大規模ギルドの元幹部の実績を活かしながら、
その内面のもろさも同時に見せてくれて更に魅力的になったような気がします。

VRMMOとしてのバトル要素は少なめになったけど、
主役交代で、また違った側面の面白さを見せてくれた7巻でした。
死銃編の終盤もそうだったけどVRMMOを中核としながらも、
それだけに留まらないのは凄いと思わされます。

余談ですが、アスナとキリトの初デュエルは作者の同人誌で発表されています。(しかも漫画で)
2月のティアで総集編が出たので読んでる人も多少はいるのではないでしょうか。
更に余談ですが、キリトの2本目の剣である聖剣を手に入れたエピソードに関しては、
昨年末から今年の上旬までの年末限定企画であった「キャリバー」で書かれてました。
これはその内、短編集にでも収録されたりするのかな?

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