僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2015/11/2 月曜日::

■[漫画]マルタさんの食いしん坊万歳 in 盛岡「くーねるまるた」8巻

くーねるまるた 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2015-10-30 )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)
Kindle版:くーねるまるた (1)
Kindle版:くーねるまるた (2)
Kindle版:くーねるまるた (3)
Kindle版:くーねるまるた (4)
Kindle版:くーねるまるた (5)
Kindle版:くーねるまるた (6)
Kindle版:くーねるまるた (7)

福引きで盛岡旅行を当てたマルタさん。
日本文学にも明るいマルタさんなので、
石川啄木や宮沢賢治ゆかりの場所の観光もするけれど、
何より食いしん坊のマルタさんなので、
美味しい郷土料理に舌鼓をうっちゃいます。

私は盛岡は文字通り通過したことしかないので、
作中に登場した郷土料理はどれも食べた事がないんですよね。
でも、そんな私でも美味しそうに感じられるほどに、
マルタさんの表情がその美味しさを表現してくれるのです。
うーん、山菜の天ぷら美味しそうだなぁ…(ジュルリ

そして東北弁は本当に聞き取れないんだなぁ、と思いましたね!
日本語に堪能なマルタさんでも意味不明になってますが、
文字だけだとアクセントがわからないし同じ日本人の私でもサッパリです。(笑
まぁ、そんな人のためにかカバー下には翻訳版が載ってるので、
作中の4コマの会話がわからなかった人はそちらで確認しましょう!

東京に戻ってきてのマルタさんもいつも通りでホッとしますが、
第119話でさり気にマルタさんには姉だけじゃなくて妹がいる事実が判って驚きですよ。
もしかしたら既に話に出てきていたかもしれませんが…
これは今後の展開によってはマルタさんの妹が出る可能性もありますね!
うーん、楽しみ。

:: 2015/10/7 水曜日::

■[漫画]マルタさん結婚!? か?「くーねるまるた」7巻

くーねるまるた 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2015-09-30 )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

Kindle版:くーねるまるた (1)
Kindle版:くーねるまるた (2)
Kindle版:くーねるまるた (3)
Kindle版:くーねるまるた (4)
Kindle版:くーねるまるた (5)
Kindle版:くーねるまるた (6)

白無垢姿で料理を堪能しているマルタさんが表紙で、
実際にこの7巻ではお見合いっぽい着物姿を見せてくれるマルタさん。
笑明館の姦しい女子4人組の中で初の結婚なるか…!?
と思わされますけどご安心下さい。
マルタさんはいつも通りのマルタさんです。

いや、実際マルタさんはモテると思うんですけどね。
有名な大学院に進学するほどの知性を持ちながら、
持ち前の明るさで誰とでも仲良くなれるコミュニケーション能力に、
日本に馴染みすぎているから違和感がないですが、
美緒子ちゃんも驚きの世界的格差がありますし。

kuunerumalta07_01

大丈夫、美緒子ちゃんは平均的だから!
マルタさんが魅力的すぎるだけなんや…!

マルタさんの結婚(?)エピソードですが、笑明館らしいもので面白かったですね。
神永さんはトラブルメーカーだけど愛されキャラだし、
何よりみんなのことを大切に思ってるのがわかって微笑ましかったです。

さて、次回は盛岡編です。
盛岡とか殆ど通りすぎたことしかないので新鮮で楽しみですね。
ちなみに二ヶ月連続刊行なので今月末の発売なので楽しみですね!

:: 2015/5/29 金曜日::

■[漫画]迷いながら ぶつかりながら 揺れながら 過ごした日々を いとしく思う「とめはねっ!鈴里高校書道部」14巻

とめはねっ!鈴里高校書道部 14 (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2015-05-29 )

書道をテーマにした高校生部活青春物語がついに完結!
連載ペースはゆっくりでしたが、その分良い作品になってますよ。
河合克敏さんとしては初めての青年誌での連載でしたが、
むしろ今までで一番少年誌向けだったような気がします。

この夏の合宿を最後に書道部を去ってしまう望月さんのために、
気持ちを込めた書を完成させるために頑張る縁が格好良かったです。
そんな縁の姿を見て三浦先生や影山先生が助言をし、
その集大成としてあの書が出来上がったかと思うと感無量なものがありますね。

「迷いながら ぶつかりながら 揺れながら 過ごした日々を いとしく思う」

高校生活、部活仲間と過ごした日々を思い出させる短歌に込められた思い、
そして自分の気持ちを込めた大江縁 渾身の卒意の書。
だからこそ三年生たちだけでなく、望月さんも心を動かされ、
何としてでも書道部に戻ってこようと決意したんだよなぁ。
派手さはないけど、心を打ってくる見事な書だ…!

そして席上揮毫で書いた「ただ一本の線を書く」ですが、
望月さんに一本の線を書いて貰ったのは初めての合作の「母」の字を思い出しますね。
もしかしたら柔道の一本と掛けてるのかもしれません。
将来二人が結婚したとしたら、二人の初めての共同作業として結婚式で紹介されそうだ。(笑

描き下ろしのエピローグで四ヶ月後が描かれてましたが、
そこでもはっきりと二人が付き合うことになっってませんでしたねー
でもこの二人は将来付き合ってそのまま結婚しそうな気がするんだよなぁ。
縁が卒業式に漢字かな交じりの書でラブレター書いて渡しそうな気がする。

それと望月さんが決勝戦で試合をした相手は「帯をギュッとね!」の石塚夫婦の娘さんでしたね。
ここら辺の遊び心も面白かったです。

本当に面白い作品だったので終わってしまったのは残念でしたが、
素晴らしい終わり方だったので大満足です。
良い作品をありがとうございました!

:: 2015/5/21 木曜日::

■[漫画]気持ちの建て直し「マホロミ」4巻

マホロミ 4 完: 時空建築幻視譚 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:冬目 景
出版社:小学館( 2015-04-30 )

Kindle版:マホロミ (1)
Kindle版:マホロミ (2)
Kindle版:マホロミ (3)

3巻が出た時はまさかこの4巻で完結するとは思いませんでしたが、
この物語はこれで終わりです。
古い建物の記憶を読み取ることが出来る土神と真百合さんの二人が、
自分の気持ちに一区切りつけるところまで描かれてます。

老朽化した桜木アパートメントにかつて設置されていた風見鶏の話がありますが、
日本はどうしたって古い建物は早く老朽化しますからねー…
地震と湿気と潮風に悩まされる日本だからこそとも思いますが、
だからこそ土神と真百合さんの能力が活きてくるのだと思います。

その二人の能力が喪失することになるとは予想外でした。
建物が朽ちて、一度壊して建て直すかの如く、
それぞれの祖父への執着に一度けじめをつけて思い出とすることで、
気持ちをリセットする時が来たということだったのでしょうか。

最後は土神と真百合さんの関係に焦点があたってばかりで、
卯は嫉妬したり一人で失恋したりしてたのが可愛かったとはいえ、
ちょっと蚊帳の外っぽかったのは可哀想でしたね。
まぁ、彼女は強いので一人できっと立ち直ることが出来るでしょう。

それにしてもこれでまたひとつ、冬目景作品が完結しましたね。
「イエスタデイをうたって」も来月完結することだし、
次はまた新作なのか、それとも懐かしの「黒鉄」が再開するのか。
気がかりであり、楽しみです。

:: 2015/4/30 木曜日::

■[漫画]柿食えば牡蠣が食いたい笑明館「くーねるまるた」6巻

くーねるまるた 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2015-04-30 )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

Kindle版:くーねるまるた (1)
Kindle版:くーねるまるた (2)
Kindle版:くーねるまるた (3)
Kindle版:くーねるまるた (4)
Kindle版:くーねるまるた (5)

貧乏ながら毎日を楽しそうに生きているマルタさんの、
金を掛けずに手間掛けての食いしん坊グルメ漫画「くーねるまるた」
この6巻でもマルタさんの食いしん坊っぷりは健在で、
日本的な料理だけでなく、マルタさんの故郷であるポルトガル風の料理も出てきます。

今回特に驚いたのは「柿」料理ですね。
神永さん貰ってきた箱一杯の柿を料理するんですが、
由利絵さんが作った大根おろしのポン酢和えは食べた事あるんで判るけど、
マルタさんが料理した柿と牛肉の牡蠣ソース炒めには驚きましたね。
でもまぁ、それはまだ料理の味が想像出来るんですが、
神永さんが作った柿フライ(not誤字)の味は全く想像できない…!
美味しいらしいけど、これは試して見るのに勇気がいるなぁ…(笑

味が想像出来ないと言えばポルトガル風タコめし”アロース・デ・ポルヴォ”もですね。
タコめしそのものは何度も食べた事があるんですけど、
ポルトガル風なのは流石に食べた事ないからなぁ…
一度料理してみたいけど、ちょっとハードル高そうだけどチャレンジしたい気も…

それにしてもマルタさんはアパートの仲間との仲が良いよなぁ。
それが日々を楽しむ一番のコツなんじゃないかな。
近所の人たちとの付き合いも欠かしてないし、それで日雇いの仕事をゲットしてるし、
コミュ力が高いマルタさんらしい楽しみ方だと思います。
こんな日常も羨ましいですね。

:: 2015/1/5 月曜日::

■[漫画]歌は人の心のうちに鳴る楽器「とめはねっ!鈴里高校書道部」13巻

とめはねっ!鈴里高校書道部 13 (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2014-12-26 )

「書の甲子園」と望月さんの退部までのタイムリミットが刻々と迫る夏の合宿編ですが、
この13巻ではその合宿編はまだ終わっていません。
ですが、それを感じさせない濃密な出来事が多々有り、
全く目を離せない面白さが詰まっています。

「書の甲子園」で連覇を成し遂げるために難易度が高い書に挑む一条と、
退部してしまう望月さんへの想いを込めた書にしたいと望む縁。
望月さんへのアプローチまで含めて対照的な二人ですが、
書への情熱はお互いに負けておらず、お互いの書へのアプローチが中々に面白かったです。

金文の篆書、しかも一部の文字は金文にないからと甲骨文字から持ってきて、
その為の知恵を三浦先生に借りるとか、一条の書は本当にハイレベルでした。
それに対して、縁は自分が望月さんと共に培ってきた技術と、
その想いを伝える言葉を見付けて、ひたすら真面目に取り組む姿は応援したくなりますね。

今までの河合克敏作品の主人公はイケメンリア充タイプが殆どだったので、
一条みたいなキャラクターがライバルキャラで、縁が主人公というのは非常に珍しいです。
ですが、それで今までにない深みのある面白さが出てると思うんですよね。
地味だけど実直な縁の想いが望月さんへ伝わって欲しいと思います。

また、三浦先生がかつて衝撃を受けた井上有一の「噫横川国民学校」ですが、
見開きで描かれていて衝撃的でした。
一応ググればその書を見ることが出来ますが、
出来れば漫画の中で読んで欲しいですし、その後実物も見てみたいですね。

さて、巻末で予告されてましたが次の14巻で最後です。
縁の書に込めた想いが望月さんにどう届いたか。
「書の甲子園」の結果がどうなったか。
色々と気になることが多いですが、今年の春に出る最終巻に期待しています。

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