フラン☆Skin

ダンまち本編のコミカライズ担当である九二枝さんが心身を崩されたのか長期休載されているんですが、
流石に人気作のコミカライズが止まったままなのは読者だけでなく出版社も困ったのか、
戦争遊戯編の次である、春姫編を矢町大成さんがコミカライズされることになりまして、
その単行本の1冊目がこれになります。

既にアニメでは描かれてますがコミカライズは最初の方から丁寧に描かれてます。
第0話として原作ダンまち4巻に収録されているヘスティア・ファミリア結成初期の話である、
「女神へのカンパネラ」を描いた後に、
団員を増やした今のヘスティア・ファミリアを描く、というのは上手い構成だと思います。

そして初手で借金二億ヴァリスネタをかますのはヘスティア様らしいなぁ、とも思います。

借金があっても仲間の絆は傷付かないし、
むしろ結束を強くするあたりはヘスティア様の人徳、もとい神徳ですよね。

今回の春姫はまだ序盤の顔見せ程度で、
むしろアマゾネスたちの縦横無尽っぷりが印象に残ってしまいますが、
春姫の悲哀と諦念が混じった瞳は印象的なので、
冒頭でベルくんが気づいたリリの笑顔みたいに、
春姫の心からの笑顔を見せてくれるシーンが今から待ち遠しいです。

ちなみに巻末には原作者である大森藤ノさんの書き下ろし春姫短編がありますので、
原作ファンは見逃せないですよ…！

褐色ギザ歯キャラのベロニカのコスプレをするために海夢が黒ギャルに！？

読モやってるのに日焼けして大丈夫なの！？
というか一日海に行っただけでこんなに真っ黒に？？？
と思ったらファンデーションだったらしく…
いやはや本当に驚かされましたね。
海夢ちゃんは行動力がありすぎるので見事に騙されましたよ…

この5巻は海夢ちゃんと新菜の夏休み中の充実したコスプレ活動でしたね！
コスプレだけでなく、一緒に服を買いに出かけたり、
一緒に夏祭りに行ったりとデートしまくりですよ、デート！
新菜は全然意識してないっぽいけど、ひたすらデートしまくりですよ！
ジュジュ様！　のんびりしてる間に青春しまくりですよこの二人！

それにしてもショップの店員がダサいと思ってしまうほどに似合ってない新菜の服も、
海夢ちゃんが見ちゃうとどれも大しゅきに見えちゃうとか、恋は盲目ですね！
そんな海夢ちゃんがとても可愛いと思うのですよ。

そして漫画喫茶のカップルシートで話す二人が良き…
自分にはハーフツインのような髪型が似合わないと言う海夢ちゃんに対して、
軽いノリではなく、真剣に考えて似合うと思うと伝えるとか…
これだから新菜はカッコいいんだよなぁ。

海夢ちゃんも新菜が嘘をつけないし、本気で言っているのがわかっているだけに、
本気で照れてしまうし、何度も惚れちゃうんですよ。
これが極上のラブってもんやで…！

そしてそして！　5巻の目玉の一つはやはりラブホ回です！
いやまぁ、ラブホといっても撮影スタジオとして行ったんですけどね！
うっかりでやらかした海夢ちゃんですが、
撮影自体はちゃんと上手いこと行ってたんだけど、
ラブホというシチュのせいでエロい雰囲気になったのにはドキドキでしたね…！

海夢ちゃんの感じちゃった声、エロ可愛かったなぁ…
騎乗位からの対面座位とかエロいにも程があるよ…
そりゃ新菜も捗るよ…

夏祭りと花火大会では新菜の嘘がつけないところから、
海夢ちゃんの浴衣姿のうなじにグッときたのがバレてしまい、
とってもニヤニヤできるデートでしたね…
新菜はずっと雛人形を作るための修行に没頭してきたけど、
それだけでは感じられなかった五感に訴えかける体験ができて、
海夢ちゃんと一緒にすごせて最高の夏休みでしたね…！

恋人未満な二人のラブラブなコスプレ活動が最高の5巻でしたね。
これはこれで最高に素晴らしいと思うのですが、
そろそろジュジュ様が再登場してくれないかな、と思います。
せっかくできたコスプレ仲間なんだし、合わせをやって欲しいですね！
まぁ、二人でずっとイチャコラするのもそれはそれでアリだとは思うんですけども！ｗ

お互いの両親への結婚報告も終わり、これから挨拶だ！
と思ったら意外なことにスキップしてしまった「ゆうたの」7巻です。
ただ、パウさんのお友達への報告イベントは残っていますし、
結婚してからのこれからはまだ始まったばかりだ…！

パウさんのお友達ですけど、見た目はともかく中身は良いですね…
高校時代の仲が良かった部活仲間かー

私もここ数年会ってませんが、以前会った時は凄く楽しかったですね。
高校生当時はアフタヌーンの女神様の話とかしていたけれど、
2,3年前会った時は私がVtuberについて話して盛り上がったモノです。
ちなみにその中の面子で結婚してるのは4人中1人だけなので、
パウさんが5人の中で唯一結婚するというのにも体感として納得できるものがあります。

それにしても驚いたのが、ゴローさんが妊娠したことですよ。
「え！？　パウさんって性欲あったの！？」
って驚いたというか…
「ラララ」も「ニコイチ」もそれなりに濡れ場があっただけに、
「ゆうたの」は全然描かれてないからそういうのはないのかと…
いや、流石に夜の生活が全くないとは思わなかったんですけどね。
てっきりそういうのを描いてから妊娠イベントがあると思ってたというか。
まぁ、とにかくめでたいです。

とはいえゴローさんは慣れない土地に引っ越してマタニティブルーだし、
大変だろうなぁ、と思っていたところに、
パウさんが天然の朗らかさで無意識にゴローさんの心を軽くするのが良かったですね。

ゴローさん、良いパートナーを選べたと思いますよ。
大変だけど、パウさんとなら乗り越えていけるに違いないよ…！

それはそうとマリオくんの恋心ですが、
進んでいるようで止まっているようで…
マリオくんはマリオくんで大変だと思うので、
一歩ずつ頑張っていただきたいですね。
彼の恋心もちゃんと成就しますように…！

自分の居場所を守るためなら躊躇いなく能力を行使してしまう屍神殿は、
その後始末に翻弄される匠くんに説教されるのである！
圧倒的な死霊術師としての能力を見せられても、
友人に近い感じで対等に接することができる匠くんはわりと大物かもしれない…

それにしても色々と登場人物が増えてきて混沌としてきましたね。
勢力もこんがらがって何がなにやらなんですが…

■四乃山ポルカ（屍神殿）
　死霊術師。
　参謀に匠、実働部隊にミサキ（元人間の殺し屋にして現吸血鬼）

■四乃山呂算
　実働部隊に暗部で有名な「黒雷」一家。
　ポルカと協調路線。

■四乃山尊
　呂算とは別に動いているが黒雷も参画しているっぽい。
　主な実行部隊はレミングス。

▲警察上層部
　どうやらサバラモンド（屍神殿と同郷）と繋がりがありそう。

▲渋谷勢力
　氷黒。黒雷と敵対している（？）「阿牙倉」とも協力。
　クライアントの警察上層部とともにサバラモンド勢力。

▲警察（三纂）
　岩野目ツバキ率いる細呂木さんの遺志を継ぐもの。
　実行部隊は荒瀬。

●クラリッサ
　新宿の仲介屋。屍神殿とは協力体制構築済み。

★ソリティア
　愉快犯にしてトリックスター

うーん、複雑だな！
四乃山家だけでも意思統一が出来てないのが複雑化に拍車を掛けているので、
もうちょっとみんな腹を割って話したら良いとは思うんだけど、
信じられないようなネタばかりだし難しいんだろうけど…
はてさて…

またスピンオフが2つも始まった「咲 -saki-」ですが、
相変わらずペースが遅いながらも本編は進んでおります。
決勝戦先鋒の前半戦では天和に九蓮宝燈が出たけれど、
まだまだ戦いは終わらない…！

タコスは今回かなり奮闘してるんですよね。
大会初記録をどんどん出すくらいに頑張っているし点数稼いでるんだけど、
照を含めて対戦相手が化け物揃いなのがキツイわけですよ。
せっかく稼いだ点数もあっという間に削られてしまう絶望…

どれだけ点数を稼いでも、誰かを飛ばさない限り逆転されてしまうのが麻雀の怖さですよ。
しかも、団体戦だから持ち点数が高いので中々飛ばないのが更に怖いところですよ。

そしてスピンオフでの主人公勢の阿知賀のドラゴンロード松実玄さん。
ドラを吸い取ることで他家の点数を抑えてくれますが、
同時にドラ爆してくる玄さんもまた怖い。

しかも他人にドラを渡してロン上がりできるようにするとか、
能力が開花するにもほどがありますよ。
辻垣内さんも強いけど、流石にこの能力は予測出来てなかったですね。
まぁ、これは予想しろというのが無理というものですよ…

とはいえやっぱり一番怖いのは照だよなぁ…
ついに後半戦の照のギアが上がってきたから、
タコスも玄さんもどうなるのか心配ですね。
流石にハコになることはないと思うけど…
はたしてどこまで持ち堪えることができるのか…！？

エレオノーラ王女を救出したことでクシェペルカに希望の光が灯り、
銀鳳商会の助力もあって盛り返してきたクシェペルカの陣営だが、
ジャロウデク王国は座して待つわけではなく、裏と表の両方で迫ってくる。
だが、銀鳳商会はジャロウデク王国のやり口を熟知していて…

いやはや、ジャロウデク王国が可哀想になるくらいのやられっぷりですね。
技術革新が成功して傲慢になりすぎましたね。
確かに飛空船という技術は凄いものですけど、
幻晶騎士の技術史を数百年進ませたエルくんの存在を忘れてはいけませんよ。
あっという間に対抗策作っちゃうんですから。

それにしてもジャロウデク王国の暗部を担う銅牙騎士団も相手が悪かったというか…
というか、相手がエルくんたちだという情報がなかったのが痛恨のミスでしたね。
カザトシュ事変の相手だと知ってれば、対抗策の存在を察知できてたかもしれませんが…
まぁ、ご褒美を目の前にされたら焦ってしまうのも仕方ないのかもしれない…

あと、エルくんの役回りはわりと悪辣というか、ヒールというか。
敵の後詰めを一人で蹂躙って、わりと悪役がやるモノだと思うんですよねｗ
笑顔で皆殺しにしてしまうエルくん、マジサイコパスやで…

そしてクリストバルくんですが、相手が悪すぎましたね…
普通の幻晶騎士の動きじゃないですよ…

イカルガの機動性はマジチートですよ。
というかこのコマ割りを含めた見せ方が上手いですね。
ロボットアニメを見ているかのようだ…

さて、次巻ではジャロウデク王国の技術者がまた新しいことをしてきますが、
相手をするのはあのエルくんですからね。
そろそろアニメ版のラストまで行きそうなので楽しみです。