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:: 2009/11/11 水曜日::

■[ラノベ]絶望、邂逅、挽回、そして…「アクセル・ワールド」3巻

アクセル・ワールド〈3〉夕闇の略奪者 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-10-10 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
文庫 ( 343 ページ )
ISBN-10 : 4048680706
ISBN-13 : 9784048680707
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

3巻は続き物だと聞いていたので4巻が出てから読もうと考えていたのですが、
先日冒頭だけでもと手に取ったら、我慢できずに読み切ってしまいました。
そして読後に案の定「4巻出るまで取っておくんだった…」と切実に思う羽目に。
ラストの引きが気になって、続きが読みたくて仕方ないですよこれは…

悪役の登場、そして敗北、出会いと修行を経て、仲間から有形無形の力を得ての再戦…
と、少年漫画のテンプレートそのままで痛快ではあるのですが、
読んでるこっちまで最底辺から這い上がるエネルギーを消費してしまい、
読んだ後に凄く疲れてしまうんですよね。

今回は黒雪姫先輩が修学旅行といことで蚊帳の外になってて、
一応水着はあるんだけど、萌え成分が足りないかと思っていたのですが、
女子高生の豊満なおっぱいという意外な伏兵の登場で、
俄然色めきだちました。(ぉ

しかし新キャラの能美後輩が清々しいほどの悪役なだけに、
最後のどんでん返しの裏には一体何があったんだと邪推しまくりな訳で、
非常にフラストレーションが溜まってしまいます。
あー、やっぱり4巻が出るまで読むの待ってた方が良かったかなー…

:: 2009/8/12 水曜日::

■[ラノベ]キリトのフラグ立てスキルは熟練度MAXに違いない「ソードアート・オンライン (2) アインクラッド」

ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-08-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 404867935X
ISBN-13 : 9784048679350
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:■BUN+BUN■

1巻で綺麗に完結していたので、どうやって続きを書くのかと思ったら、
1巻の序盤から終盤までの間にキリトが遭遇したイベントを纏めた、
4つの短編を集めた短編集という形の2巻でした。
そして短編集ながらその面白さは1巻に迫るものがあり、
この作品の面白さは本物だと核心した次第です。

中階層で出会ったレアなビーストテイマーの13歳の少女、シリカ。
アスナの友人である鍛冶屋の童顔の少女、リズベット。
新婚の頃、22層で記憶を失っていた少女、ユイ。
そしてキリトがかつて所属していたギルドの苦い思い出の少女、サチ。
最後のサチとの話以外は登場する少女とアスナ視点なので、
キリトの主人公補正が掛かりまくってます。(笑

何というか、キリトのフラグ立て能力は半端ないっすね。
時には兄のように接してシリカの心を奪って、
時には変わった人として一緒に冒険してリズを恋に堕として、
時には父のように接してユイと幸せな家族のように過ごして、
そして、いつも後悔するのは守ると誓いながら守れなかったサチのこと。

いやー、兎に角面白かった。
そしてだからこそ、Web公開されていた頃に読まなかったのを後悔ですよ。
特にSAO1巻の話はWeb公開版はエロかったというのを聞いて更に…!
そして知らないからこそ、3巻があるのか判らないのでドキドキです。
続き読みたいんだけど、どうなんだろうなぁ。
できれば出て欲しいんだけど、続きをどうするのか判らないだけに不安と期待が半々です。

:: 2009/6/13 土曜日::

■[ラノベ]VRMMOの世界とロリ妹キャラ「アクセル・ワールド」(2) 紅の暴風姫

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-06-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4048678434
ISBN-13 : 9784048678438
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

1巻を読んだ時から続きが楽しみで仕方なかった「アクセル・ワールド」!
待望の2巻が出たということで寝不足になりながら読み耽ったのですが、
期待に充分に応えた読み応え満点の面白さでしたよ!
電撃文庫はまた一つ傑作シリーズを生み出してくれたなぁ。

サブタイトルに「紅の暴風姫」とあるように今回は2代目赤の王「スカーレット・レイン」が登場!
しかもハトコな妹のフリをしてお風呂場まで裸で体当たりで! すげぇ!
勿論そんなソーシャル・ハッキングを王自らがやるのには理由があり、
それは唯一の飛行アビリティを持つシルバー・クロウことハルユキに、
超長距離ジャンプと軌道制御アビリティを持つ「災禍の鎧」の討伐協力を依頼する為で…

「災禍の鎧」を巡る攻防でのアクションや、
対戦格闘ゲームの更に上位、真の加速世界、VRMMOのような無制限中立フィールドと、
かなり盛り上がるシチュエーションが盛り沢山なのですが、
個人的に一番盛り上がったのは直結ケーブルを巡りいつもは冷静な黒雪姫先輩が嫉妬したり、
赤の王がハルユキの家に泊まると知って、嫉妬して一緒に泊まったり!
まぁ、そういったラブコメ展開全開なトコが最高だった訳ですよ。(笑

コンプレックスの塊であるハルユキはそう簡単に今までの人生を払拭できる訳でなく、
あるいは読者の嫌な思い出を強制的に思い出させるトコもあるんだけど、
だからこそ、そこから立ち上がり向かい合って行く姿にカタルシスを感じるんですよね。
いやー、ホント面白い作品ですよ。
こりゃ今から3巻が楽しみで仕方ないっす。

:: 2009/4/14 火曜日::

■[ラノベ]リトライなしのボーイミーツガール「ソードアート・オンライン アインクラッド」1巻

ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-04-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4048677608
ISBN-13 : 978404867760
作者サイト:WORD GEAR

「アクセル・ワールド」が面白かったので同じ作者の作品だし、という理由で買ったのですが、
これが予想通りに面白く、そして期待していた以上に楽しめる作品でした。
作者さんのサイトでWeb連載していたオリジナルSSが元らしいんですけど、
これほど面白い作品があったなんて、私なんかが知っているWebの世界はまだまだ狭いと痛感した次第です。

視覚どころか五感の全てを仮想世界(VR)で楽しめる近未来のヘッドマウント型ゲーム機「ナーヴギア」
そしてその能力をフルに活用できる初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン(SAO)」
コアゲーマーなキリトは運良くβテスト時からプレイし、1万人が参加する本運用でも開始直後から友人が出来、
順調な滑り出しを見せたかと思いきや突如全プレイヤーが招集され、SAO開発者・茅場晶彦から告げられる。
「これは、ゲームであっても遊びではない」
と。

外部からのナーヴギアの除装orゲーム内での死亡がプレイヤーの死を意味するVRMMORPGソードアート・オンライン。
全百層からなる城、アインクラッドを攻略し始めてから2年が経過し74層まで到達した時点から始まる物語。
孤独を抱えるソロプレイヤーのキリトが有名ギルドの副団長・アスナと絆を深めることで廻り始まる運命。
ファンタジーとリアルの狭間で描かれる極上のボーイミーツガールがここにあります。

死と隣り合わせだけど、確かにそこにある平和な日常。
死と隣り合わせだからこその、息をもつかせぬ緊迫感のあるバトル。
そして仮想空間であろうとも確かに紡がれるキリトとアスナの男女の絆。
全編に渡って見所満載で本当に素晴らしかったです。
「アクセル・ワールド」を面白いと思った人には間違いなくお勧めできる作品ですね。

しかしこれだけ綺麗に終わってるのにどうやって続編を作るんだろう…
Web掲載版を読んでる人が正直羨ましいです。(笑

:: 2009/3/1 日曜日::

■[ラノベ]面白さが加速していく「アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還」

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2009-02 )
定価:¥ 599
文庫
ISBN-10 : 4048675176
ISBN-13 : 9784048675178
作者サイト:WORD GEAR
絵師サイト:天才卓球少女

改題改稿されたネットで話題の小説が電撃文庫で大賞受賞!
ということで読みたかったんですがどこも完売してて手に入らなかったのですが、
週末に日本橋に行く用事があったのでメロンで再版分が買えたので早速読んでみました。
読んでみたらなるほど、これは確かに大賞に相応しい面白さ!
魅力的なヒロインに、ぐいぐい読者を引き込んでいくストーリー展開。
過度すぎないSFに底辺から這い上がる主人公と最高に盛り上がりますよ。

「さすがの猿飛」の肉丸みたいなビジュアルの主人公のハルユキは見た目通りいじめられっ子。
ゲームに関しては筋金入りのゲーマーなんだけど、自分に対して極端に自信が持てない内向的性格で、
学内ローカルネットでも人目に付かない地味なゲームで驚異的なスコアを叩き出すのみの日々。
しかしある日、そのスコアが他人によって更新されてしまう。
しかもその犯人は「黒雪姫」と呼ばれる美貌を持つ生徒会副会長で、
更に先輩はあるソフトウェアをハルユキに転送し、加速世界へ誘うのであった―…

学内カースト最底辺の主人公が見せるサクセスストーリーにしてボーイミーツガール。
加速世界でゲーマーとしての機転を見せるハルユキ。
ハルユキと幼馴染みのチユとタクの本音をぶつけ合って作られる本当の友情。
黒雪姫のクールビューティーな見た目と年相応の女の子らしさが垣間見える瞬間。
今まで後ろ向きに全力疾走だったのがベクトルが逆方向にすることで魅せる最高のカタルシス。
どれ一つとっても本当に素晴らしいです。

川上稔が惚れ込むのも当然なラノベらしいラノベでした。
1巻表記があることから、続刊が出るのは確定みたいですがそれも当然の面白さですよ。
加速世界でのドラマもまだまだこれから伸びしろがありますし、
黒雪姫とのラブコメっぷりにも今から期待をせずにはいられません。
今から2巻の発売が待ち遠しいですよ。
今年の電撃小説大賞はホント大当たりだなぁ。

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