■[漫画]パリヤさんの結婚騒動記「乙嫁語り」8巻
乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)
著者/訳者:森 薫
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2015-12-14 )
Kindle版:乙嫁語り (8)
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久しぶりの「乙嫁語り」の新刊ですが、
まずは心を落ち着けるためなのか7巻で出てきたアニスとシーリーンの、
二人の姉妹妻にして乙嫁のその後が描かれているんですが、
二人が仲睦まじいだけでなく、シーリーンがアニスの成長を促して、
夫婦仲をより良くさせているところはとても心が豊かになりますね。
そんな平和な情景とは真逆なのがカルルクたちの街で…
襲撃者を撃退できたとはいえ被害は甚大で、
特にパリヤさんの実家はほぼ全壊の憂き目に…
焼き物をやっていたこともあり財産といえるモノも壊れたんだろうなぁ…
命があっただけでも良かったのかもしれないけれど、
それにしたってこれはツラい。
パリヤさんじゃなくても悲観的になるのも仕方ないと言えるかな。
特にパリヤさんにとっては嫁入り用の刺繍がほぼ台無しになったことで、
婚期が更に遅れてしまうのが大変ですね。
でも、ピンチをチャンスに変えると言いましょうか。
下手だった刺繍の腕も、おばあちゃんの指導によって上がっていくのは良かったですね。
そうなんだよなぁ、おばあちゃんの言う通りなんですよ…
何事も「今の自分の実力では難しい」事に挑戦して乗り越えないと上達しないんですよね。
手癖でサクサクっとやっちゃうのが手っ取り早いんだけど成長はない。
時間と手間を掛けて勉強して、習得して、少しずつ前進する以外に方法はないんだよなぁ。
まぁ、その原動力に恋心があるところがパリヤさんの可愛さなんですけどね。
お相手も良い人っぽいし、上手くいってくれると良いんだけどなあ。
そんなパリヤさんが理想とするカモーラさんは確かに可愛かったです。
でもカモーラさんやアミルが言うようにパリヤさんにも良いところもあるので、
アニスとシーリーンみたいな姉妹妻とまでは言わないけれど、
二人が良いお友達の関係を築けると良いな、と思いますね。
それと巻末あとがき漫画で森薫さんが中央アジアに行ったことが描かれてましたが、
メッチャ楽しそうで読んでるこちらも嬉しかったです。(笑
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