僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2018/9/3 月曜日::

■[漫画]心が痛い…「夜にとろける」3巻

夜にとろける3巻夜にとろける3巻
出版社:白泉社
作者名:志摩時緒
作者サイト:SCARECROW
作者twitter:志摩時緒 (@shimaso) | Twitter
Kindle版:夜にとろける (3)
DMM電子書籍:夜にとろける (3)

いくつかのシリーズの続き物の3巻です。
シリーズごとに単行本にまとめるのではなく、
単行本の中にシリーズが入っている状態で続いているという、
お菓子の詰め合わせ的な単行本の3冊目です。

3巻でのお気に入りは義理の姉弟モノ「ぎりぎりマイシスター」ですね。
同人誌が初出の短編ですが、私は同人誌版もきちんと持ってます。
義理の姉がアイドルで両思いとか最高かよ…
それにしても思春期のリビドーがよく耐えられるな、と感心してしまいます。

「こいはやみ」と「夜にとろける」はシリーズ最終話になります。

「こいはやみ」はスクールカースト上位のリア充たちの話なので、
青春非モテ街道を突き進んできた私には眩しいですね、やっぱり。
同性が好きだからこその悩み?
いやいや、非モテよりマシやん?
とか思ってしまう自分がちょっぴり悲しい…

純香ちゃんがヒロインの「夜にとろける」シリーズは寝取られですよ。
これは1巻のクラスメイト男子視点で読んでしまったからそうなっているのです。
作者の志摩時緒さんにも「なんで?」と言われましたけど、
こればっかりは私がそう思ってしまったから仕方ないのです。

それだけに純香ちゃんが口説かれてほだされて初体験のプロローグとか、
なかなかに心をえぐられましたよ…
えぐい終わり方だわ…(個人の感想です

:: 2018/4/27 金曜日::

■[漫画]姉弟なるもの「微熱空間」2巻

微熱空間2巻微熱空間2巻
出版社:白泉社
作者名:蒼樹うめ
作者サイト:a p r i c o t +
作者twitter:aokiume (@umeaoki) | Twitter

親の再婚で誕生日が三日違いの姉弟になった亜麻音と直耶。
「直くん」「姉ちゃん」と呼ぶようになって、
二人の距離は近付いてきたけれど、
姉弟として以外の距離も近付いてきたような…?

読んで悶えて、萌えて涙してな最高な漫画です…!
義理の姉弟のホームドラマでありラブコメディと、
王道ど真ん中をド直球ストレートで来られるから避けようがないんですよ。
私はこれに萌えないような人生を歩んできておりませんので。

ホントね、亜麻音ちゃんが尊い。
母の日をきちんとしようとする真面目さがまず可愛い。
緊張しすぎて「お母さん」と呼べなかったのも可愛い。
プリンに名前を書くのが楽しいところが可愛い。
美味しかったプリンを家族みんなの分まで買ってきてくれるのも尊い…

直耶の言う通り、ワガママで子供っぽいところもあるんだけど、
それをひっくるめて可愛いと思うし、大事にしたいんだよね。
直耶の気持ちもよくわかるよ…
家族として大切にしたい気持ちがあるのはもちろんだけど…
家族とはまた別の気持ちも抱いてしまいそうになるんだよね…

それにしても亜麻音ちゃんは天然の小悪魔だなぁ。
ラストの「ドアくぐると家族だから」は思春期男子を殺しに来てますよ…
これはヤバイ、家族以外の感情が明確に芽生えてしまいますよ!
ドキドキが止まらずにロマンティックですよ!

それと直耶が無意識に恋をしよいようにしている時に、
同性相手に恋しちゃってる郁乃ちゃんは恋のめんどくささと、
恋のキラメキの両方を体現しててとても素晴らしかったです!

それにしても亜麻音ちゃん…
異性と同性、どちらも魅了するとかとんだ小悪魔ちゃんやで…!

:: 2017/12/23 土曜日::

■[漫画]彼女たちの隣り「東京No Vacancy」2巻

東京No Vacancy2巻東京No Vacancy2巻
出版社:白泉社
作者名:犬上すくね
作者twitter:犬上すくね (@sukuneinugami) on Twitter
Kindle版:東京No Vacancy (2)
DMM電子書籍:東京No Vacancy (2)

出張族の山梨英豪(32)がホテルの空室を求めて彷徨い、
何の因果か美女や美少女たちと一夜を過ごすシリーズの第2巻です。
今回は高校時代の彼女で現人妻だったり、
現在進行形で高校生の少女だったりと一晩一緒になります。

流石に高校生相手にはエッチなことをしないけれど、
その分、純情さとかそういったものが強くて、
情緒豊かというか叙情的というか、とても良いですね。
大人びた美少女が山梨くんの胸の中でじんわりと安心していく演出とか、
とても良かったです。

大人びて見えてもまだまだ傷付きやすい子供なんだなぁ…
守ってあげたい…

そして今回一番心に刺さったのは元カノとの一晩の逢瀬かなぁ…
旦那が一度限りの浮気をしたために心の負い目を気にして生活が上手くいかなくなり、
自分も同じ負い目をおうことでバランスを取ろうだなんて、
その発想自体に驚きましたね。

夫婦生活の打算と、山梨なら受け入れて貰えるという打算。
そして、山梨からの未練をスパッと断ち切る優しげだけど、怖さもある面差し。
いやー、本当に女ってのは凄いなぁ、と思わされましたね。

それに比べてオオトリメイコさんのわかりやすさよ。(笑
まさか再登場するとは思いませんでしたが、
今後も頻繁に出てくるみたいでちょっと安心しました。
良いよね、こういった割り切った関係も。
何というか、山梨くんは現地妻ならぬ現地夫っていう感じですが。(笑

今回もとても読後の残響感が半端ない1冊でした。
次巻も楽しみにしています。

:: 2017/10/7 土曜日::

■[漫画]ソーウケ「Spotted Flower」3巻

Spotted Flower3巻Spotted Flower3巻
出版社:白泉社
作者名:木尾士目
Kindle版:Spotted Flower (3)
Kindle版まとめ買い:Spotted Flower
DMM電子書籍:Spotted Flower (3)

どうしてそうなった…

いや、ホントもう、何がどうしてこうなったんだろう。
げんしけんifアフターとも言うべき本作ですが…
はらボテの非オタな奥さんとオタクな旦那さんとの、
セックスレスの悩みを抱えつつの日常がメインだったはずなんだけど…
いやー、ホント、マジでどうしてこうなった…

波戸くん的な男性商業BL作家(胸工事済み)が今回のメインですね。
表紙になっているように波戸くん的な子と、
矢島さん的な子の二人がメインというか。
二人の漫画家あるあるネタと、担当編集の遠藤さんネタが多いですね。

まぁ、げんしけんifアフターと言っても、
げんしけんとは微妙に名前変わってますからね。
オタ夫と一般人嫁の娘の名前が咲とかパラドックスだし、
波戸くん的な作家の先輩の名前が荻上じゃなくて荻野だったり、
微妙に違うんだけど、ニアピンしてるのがくすぐられるというか。

しかしまぁ… その…
いやー… うん…
何がどうしてこうなったのかもアレだけれども、
これからどうするのかもとても不安ですね…
いや、マジでどうするんだろう…
どうにかなるの? これ…?(笑

:: 2017/9/6 水曜日::

■[漫画]純情、退廃、エロ「夜にとろける」2巻

夜にとろける2巻夜にとろける2巻
出版社:白泉社
作者名:志摩時緒
作者サイト:SCARECROW
作者twitter:志摩時緒 (@shimaso) on Twitter
Kindle版:夜にとろける (2)
DMM電子書籍:夜にとろける (2)

JC時代に家庭教師をしていた生徒とろのカップルモノ「制服の恋人」
高校生男女六人の中で同性愛の男女二人をメインに描いた「こいはやみ」
男子大学生と女子校生のバイトカップルをメインに描いた表題作「夜にとろける」
3つの短編シリーズが収録された「夜にとろける」2巻です。

「制服の恋人」は一番純情というかピュアというか。
愛ちゃんはJC時代は攻め攻めだったのに、
付き合いはじめたらピュアなところを見せまくりで可愛いにも程があるよなぁ。
この分だと初体験とかはまだまだ先になると思うけれど、
ぜひともそのピュアさを保っていただきたいと思います。

「こいはやみ」は元々不毛だとは思ってましたが、
何か男子大学生と付き合い始めたあの子の生々しさがね…
こう… 退廃的な雰囲気を加速したというか…
これは中々に心が痛くなりますよね…

「夜にとろける」は相変わらず一番エロいなぁ、と思います。
ただ私は1巻で出てきた純香ちゃんの同級生男子の話が忘れられないので、
どうしてもNTRモノとして見てしまうのだ…
イチャラブっぷりをほんわか楽しみたいんだけど、
NTRの棘が残っていて純粋に楽しめないのが辛い…

それはそうと志摩時緒さんの作品はイチャラブが多くて大変良いのですが、
男の子たちの性欲がちょっと薄めかな? と思います。
エロシーンは多いしエロいこともしているんだけど、
ガッツキっぷりが10代、20代とは思えないほど薄いなぁ、と。
まぁ、それほどがっつくほど餓えてないからなんだろうけど…
これがリア充か…

:: 2017/9/5 火曜日::

■[漫画]おねショタの下剋上「君にしか教えない」

君にしか教えない君にしか教えない
出版社:白泉社
作者名:志摩時緒
作者サイト:SCARECROW
作者twitter:志摩時緒 (@shimaso) on Twitter
Kindle版:君にしか教えない
DMM電子書籍:君にしか教えない

子供の頃に隣に住んでいた8歳年上の明里お姉さんが好きだった千秋くん。
6年後、同じ高校に教師と生徒として再会した二人は、
ひょんなことから大人の関係を結んでしまう。
しかし千秋くんには既に年上の彼女がいて、
明里は教師と生徒という関係と自分に芽生えた気持ちに思い悩んで…

おね→ショタ漫画は志摩時緒さんの同人誌を含めて多く見ましたが、
ショタ→おね漫画は比較的珍しいように思えます。
まぁ、その理由はわからないでもないんですよね。
往々にして初恋の相手ってのは頭が上がらないものですし、
更に子供の頃から知られているお姉さんが相手ですからね。
こんな千秋くんのようにクールというかスカしているというか、
そんな態度を取れるショタなんて想像が難しいんだと思います。

ただ、明里ちゃんは”お姉さん”よりも”可愛さ”が先に来るから、
イジりたい気持ちが湧き上がっちゃうのはわからなくもないですね。
自分を弟としか見てなかった相手が、異性として意識してくれるんだもの。
これはイジりたくなるのも仕方ないでしょう。
まぁ、私なら舞い上がってそれどころじゃなくなるだろうけど。(笑

それとこの漫画には前作「あまあま」のヒロインたちが登場してます。
成長して教師としてゲスト出演してくれた上に、
今でもラブラブで、これからもラブラブそうなのも示唆されており、
「あまあま」が好きな人にとっては嬉しいエピローグと言えるでしょう。

連載で読んでいた時には気付かなかったことも気付きやすいので、
単行本は一気読みすることをお勧めします。

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