僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2009/11/5 木曜日::

■[漫画]ジラソーレ社、逆境からの躍進。あるいはコスプレ編「王様の仕立て屋」24巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 24 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-11-04 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4088598059
ISBN-13 : 9784088598055

ゴールドバーグ映画の成功に伴い金融危機を脱したジラソーレ社だけど、
今度はペッツオーリ社の急進派による工作が開始と油断のならない展開に。
世界的服飾評論家を相手の仕事できりきり舞いなジラソーレ社だけど、
困難を乗り越えて行くことで、ブランドが持つ神話を掴もうとすることに。

今回の見所は何と言ってもジラソーレ社の綺麗どころによるコスプレでしょう!(ぉ
ペッツオーリ社が相手ということで、悠をさっさと自社従業員にせんと企む小悪魔から逃げ、
ビアッジォ親方の所に避難してたら、有給を取ったアンナが秘密裏に助言を求めに来るも、
親方が情報量のカタにコスプレ店員をさせるというラウラの二の舞的な展開に。

童顔のアンナがミニスカメイド姿になるというのはフェミニンで素晴らしいですが、
個人的にはモニカのバニーが良いと思うんですよ。
特にあの尻からフトモモにかけてのラインは絶品です!
流石はビアッジォ親方、良い仕事をしなさる!

それと今回久しぶりに骨董ネタが出てきたので、
古くからの大河原遁ファンには嬉しかったのではないでしょうか。
しかしこれだけ売れてるんだから新装版で「寒鰤屋」出てくれないかなぁ。
古本屋でしか手に入らないってのは辛いモノがあるですよ。

:: 2009/8/7 金曜日::

■[漫画]ハリウッドの栄光とアメリカの大恐慌「王様の仕立て屋」23巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 23 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-08-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597877
ISBN-13 : 9784088597874

ズボン職人として良い腕を持ちながら、
いい歳して役者の夢を諦めきれないロドリーゴの兄貴が、
まさかまさかのハリウッドの世界的名監督最新作主演に抜擢。
世界大恐慌から第二次世界大戦の時期のハリウッドを描いたラブストーリーを、
織部たちは服飾の面から時代考証を演出することになるんだけど…

今回の一番凄い所は、シリーズ中に現実でリーマンショックが起こったこと。
大恐慌からの社会不安のネタやってら現実がリンクしちゃうという偶然。
単行本化が遅れたのは不謹慎と取られる可能性も考慮したのかな、とも思います。
しかし作品内では、その現実をも見事に取り込んだ内容に昇華してて、
流石は大河原遁だなぁ、と言わざるを得ません。

社会不安とどん底からの奮起を力強く感じさせたり、
多少厳しく聞こえてもビシっとする痛快さはこういった社会情勢だからこそ面白いです。
スポンサー企業の一片の勇気、監督の侠気。
そしてジラソーレのジリ貧からの逆転の勇気ある一手は豪快で爽快でした。

個人的にはラウラのご母堂とのご対面とかも楽しめました。
ラウラは好きなキャラクターなんですよねー、ツンデレだし。
もうちょっとそこら辺の恋心とか描いて欲しい気もするけど、
流石にそこら辺は高望みかなぁ。

…でも読んでみたいですよね?(ぉ

:: 2009/5/15 金曜日::

■[漫画]久々の日本編「王様の仕立て屋」22巻

王様の仕立て屋‾サルト・フィニート‾ 22 (22) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-05-01 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597737
ISBN-13 : 9784088597737

渡米したと思ったら仕立て服にとって鬼門の自転車選手のスーツを作ることになり、
一応は出来たけど、満足行くモノでは無かったので技術を求めて児島に行くことになった織部ご一行。
久々の日本編、しかも日本の服飾産業がメインということもあり、
作者と担当二人に監修の片瀬氏の4人でのルポ漫画も兼ねた内容になっています。

児島のジーンズ見学先で偶然バカンス中のペッツオーリ先生に出会い、
実はスランプ中の先生と旅は道連れ世は情け、とばかりに瀬戸内服飾旅行に。
児島のジーンズ、姫路の皮革産業、神戸の靴に和歌山の島精機が誇るホールガーメント。
ルポ漫画も並行して描かれているのでいつにも増して説得力があり、
何より今までとはまた一味違った面白さがあります。

個人的に瀬戸内は身近なだけにいつも以上に興味がそそられましたし、
実際の取材旅行の内容も感じられる分、親近感が湧くモノがありました。
また、最後に収録されている日本人の機微が感じられる内容も収録されており、
今回は紛うことなく日本を舞台にした作品だと思った次第です。

スランプ中だったペッツオーリ先生が日本の技術に触れていき、
最後に再起した流れも秀逸だったし、それを追っていた記者のフォンターナ夫人が綺麗に締めてくれて、
物語全体の構想も相変わらず素晴らしかったです。

で、次回はまさかのロドリーゴ主演のハリウッド撮影な訳ですが…
いやはやどうなることやら。

:: 2009/2/4 水曜日::

■[漫画]えろーすなフルマラソンしてーなー「王様の仕立て屋」21巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 21 (21) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-02-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597567
ISBN-13 : 9784088597560

フェデリカの強引な手段でアメリカに渡った悠ご一行。
今回はパンツ職人のロドリーゴも加わった大所帯で、
アメリカらしい野球の観戦服や黒人相手の繊細な問題など、
色々な仕事、色々な人生と係わっていく訳です。

当初は拗ねてた悠だけど、ワイン一つで機嫌を直すあたり反省してないです。(笑
それでも仕事は主にロドリーゴと組んで確かなものを仕立てており、
時に職人としての矜持の為、客と衝突しながらも最上の一着を作り上げるんですよねー

フェデリカもニューヨーク支店を任されるだけあって、我が強い性格なんですが、
個人的には結構好きなキャラだったりするんですよねー
もし声優をあてるとしたら松岡由貴以外考えられないと思う。(明らかに鶴屋さんの影響

しかし初めのジラソーレ社女性社員の水着姿の見開きだったり、
巻末でのハワイでのバカンスだったりとえろーすな雰囲気が微妙に漂ってくるんですが、
悠の性格もあってか全くそっち方面に話が動かないのがなー
素材は良いのが揃ってると思うんだけどなー
誰かエロ同人誌とか作ってないっすかね。(凄く需要少なそうですが)

:: 2008/11/4 火曜日::

■[漫画]ゲイだって構わず題材にしちゃうんだぜ?「王様の仕立て屋」20巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 20 (20) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2008-11-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597397
ISBN-13 : 9784088597393

記念すべき20巻でゲイネタをかます大河原遁先生に乾杯!

ナポリに戻ってきてジラソーレの面々と付き合いながら、
相変わらずのんびりとアドバイスしたり仕事したりと、
日常が戻ってきた感がある織部たちだけど、
今回は特に濃いネタが揃っているように思えます。(笑

まず、初っ端からオースーパージャンプに掲載されていた番外編。
いつもと違うのは「エロ分」が多いこと。
ジラソーレの創業面子と親交が深いスイカップのバーテンダーが、
カクテルを作るときに乳が揺れることに悩むことを解決する話という時点でエロい。
乳のサイズがスイカップなだけにダイナマイトな感じでございます。
たまには良いよね、こういうエピソードも。(笑

他にも濃いネタを連発していますが、やはり凄いのがゲイ。
話の中で作者本人がネタにされてますが、
BL好き人妻担当編集の趣味が入りまくった話らしく色々な意味で爆笑しましたよ。
内容自体は性的マイノリティーと文化の違いを丹念に描いており、
実は結構真面目なんだけど、オチとネタがそれらを払拭する笑いをもたらします。
しかしこれはBLとは違うと思うんですが、人妻担当さんは満足されたのでしょうか。

んで最後のエピソードで遂にジラソーレ最後の刺客、NY支店長が登場。
個人的にこの人のことは鶴屋さんと呼んでいます。(髪と性格的に似てるから)
これがまた、強烈な個性な人で社長もオカッパも出し抜く剛胆さで、
あっさりと織部たちを掻っ攫ってNYに持って行くという、
何とも豪快な手腕を見せてくれ、次回以降も楽しみで仕方ありません。
いやー、ホント飽きさせない漫画ですよ。

:: 2008/8/4 月曜日::

■[漫画]社長は肥えても可愛いですよ?「王様の仕立て屋」19巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 19 (19) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2008-08-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597192
ISBN-13 : 9784088597195

久しぶりにナポリでの仕事を描いた19巻。
19冊目と長期連載ですが、個性の強いナポリの住人ですから飽きることはなく、
それでいてずっとイギリスを舞台にした話ばかりだったので懐かしくもあり。
煙突掃除夫から理髪師にパスタ屋まで様々な分野の人々の背中を押し、
それぞれの人生を最高のものに仕立て上げる手伝いとなる仕事をしています。

基本的に長編の合間なので1話完結型の作りになっており、
テンポよくそれでいて中身が濃いので気持ちよく、そして面白く読むことができます。
シリアスになりがちの客の悩みも独特のコメディ調も手伝って爽やかに仕上げ、
漫画本来のエンターテイメントという主旨を忘れない名作になっています。

それと19巻で忘れてならないのはスーパー金持ち白鳥ことシモーネ。
表紙折り返しの作者コメントにもありますように、白鳥だけは例外の存在で、
悠の仕事を持ってしても成功することが叶わないんですよね。
やはり本人の気概があってこそ、悠の仕事は完成するんだなぁ、と。
白鳥はある意味良い反面教師であり、エンターテイナーなんだと思います。

それとユーリア社長がピッツァの食べ過ぎて肥えてしまった件ですが、
マリエッタすら気付かない体型の変化に気付いた悠は仕事柄良い眼をしてるというより、
男の視点でユーリアのプロポーションを良く見ていたからこそでしょうね。(笑
この漫画はラブコメとかそういった方面には疎いので今後どうなるかは判りませんが、
今のところラウラたんが一番有力なのでラウラVSユーリアがいつか描かれるのではないかと!

でも今一番悠の嫁の座に近いのはマルコなんだよなぁ…(笑

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