僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2013/9/11 水曜日::

■[ラノベ]人材を獲得せよ!「甘城ブリリアントパーク」2巻

甘城ブリリアントパーク2 (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2013-08-20 )
文庫 ( 262 ページ )

いやー、1巻に引き続いてエグいというか毒々しいと言いましょうか。
これ、本当に富士見ファンタジア文庫というレーベルに出して大丈夫なのか…?
なかじまゆかさんのエロい画風を活かしているような無駄遣いしているような、
そんな微妙にヤキモキしてしまう2巻であります。

取りあえず急場は凌げたけれど相変わらずまだまだヤバイ甘城ブリリアントパークの台所事情。
お金はないけどそれ以上に人材が足らない悩みを解消すべく、
面接をしてみたら問題がある人材しか集まらない上に、
いすずはいすずで色々とテンパっていて…

うん、キャストの着ぐるみ共のクズっぷりが半端ないですね!
みんなが赤貧で喘いでいる中、競馬の万馬券を当てて豪遊してランパブ通い&パチでスるクズ共!
そして新たな(?)キャストも引き篭もりだとかクズ中のクズを次々と出してくるとかマジでクレイジー!

そして新キャラの女の子3人組も重度の変態シスコン兄貴に刺されて出血しながら面接に来たり、
どう見ても小学生な高校生の女の子だけでなく、元AV女優という経歴の女子大生まで来る始末!
というか、元AV女優と知った面々のリアクションが妙に生々しくて、
本当にこれはライトノベルなのかと再度問いたくなりますね!
まぁ、マイルドなオチにしているのは大人の事情が垣間見えてアレですけど。

それでもローションぺぺを出してくるとか賀東先生はアグレッシブすぎやで…

ペペローシヨン 360ml

というかぺぺを知らないいすずは萌えですね。
まぁ、異世界出身の女子高生が知っててもそれはそれでアレですけど。(笑

何だかんだで面白いけど色々な意味で大人向けな作品だと思うので、
はたして中高生にどれだけ受けるのかは疑問でありますが、
今後も読み続けていきたいシリーズではあります。
何しろ今回は三人の新ヒロインが殆ど活躍出来なかったからね…
次巻ではもうちょっと萌エロ分が増加することに期待。

ちなみにKindle版ももう出てます。
早いなぁ。

:: 2013/2/27 水曜日::

■[ラノベ]基本装備は水色ストライプ「甘城ブリリアントパーク」1巻

甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2013-02-20 )
文庫 ( 324 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:Digital Underground–WebPage
絵師twitter:なかじまゆか (yuka_nakajima)さんはTwitterを使っています

フルメタの賀東招二さんの完全新作ということで、また油と硝煙の匂いがする作品かと思いきや、
イラストレーターになかじまゆかさんを迎えてのベクトルが右斜め四十五度に向かった、
夢と希望のテーマパークと魔法の国という世俗とファンタジーにまみれた物語でありました。
ふんもっふ。

義理と人情とマスケット銃に脅されて寂れたテーマパークの集客人数を、
たった二週間で動員数10万人を突破させないといけなくなった可児江西也。
魔法の国のエネルギー源にもなっていて、キャストの多くは本当に中の人がいないんだけど、
中の人たちは仕事の後に焼き鳥屋で一杯やりながら下ネタな話をするのが日課という、
夢も希望もあったもんじゃない体たらくで…

…何というか、賀東招二さんの底意地の悪さが滲み出ながら、
筆力が高いので読まされる上にちゃんと面白いから妙な読後感になっています。
また、なかじまゆかさんのイラストがまたエロい上に可愛いので、
そこでも満足度が高いんですよね。

ただ、フルメタのノリを期待していた読者はかなり肩透かしを食らっただろうなぁ…
とは思ってしまいます。
いや、面白いんですよ! 仕込みもあるから次回以降のネタもあるし!
ただ、キャラの美味しいトコ(萌え要素)が未消化のまま終わったので、
多分読者に受けるとすれば次回以降かなぁ、とも思います。
2巻ではより武碑りたい所存であります。

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