僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2009/2/21 土曜日::

■[漫画]決闘という名のバトルロイヤル「PEACE MAKER」3巻

PEACE MAKER 3 (3) (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2009-02-19 )
定価:¥ 630
コミック
ISBN-10 : 4088776062
ISBN-13 : 9784088776064

卑怯な手で決闘前に闇討ちしたカシムファミリーをビートの代理で下したホープ。
スカイタルカスまでの道のりをより一層用心しながら進んでいたが、
気配を完全に消せる”深紅の処刑人”の一人、コニー・レヴィンが立ちはだかる。
ニコラたちを人質にされたホープらは否応なく大闘技都市でのバトルロイヤルに参加させられる…

相変わらずいぶし銀な面白さを見せてくれますよ。
生と死の気配が濃厚な場所で仲間のカイルが傷ついたことで覚醒するホープ。
そして好敵手の覚醒に負けてられないと成長するビート。
更に”絶対王者”として圧倒的な実力を誇るコニー・レヴィン。
それらが見開きで描写されており、読んでいて息を呑むほどです。

また、カシムファミリーの陰謀で巻き込まれたミクシーさんとニコラの二人。
その二人を助ける偉丈夫のデス・スリンガーことミーシャ・アンドロフが格好良かった。
治療してくれた二人の女性に返礼として命を賭して脱出の糸口を作ろうとするなんて正に漢。
下手すりゃホープやビートより格好良かったかも知れないなぁ。

生と死が交差する殺伐とした大闘技都市で笑わせてくれたのがミクシーさんで、
割りと頓珍漢で天然なトコで奔走する様が申し訳ないけど楽しくて、
特にラストでのオチの付けっぷりは噴き出してしまいましたよ。
やっぱりこの作品は面白いや。

:: 2008/8/21 木曜日::

■[漫画]期待を決して裏切らない面白さ「PEACE MAKER」2巻

PEACE MAKER 2 (2) (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2008-08-19 )
定価:¥ 630
コミック
ISBN-10 : 408877499X
ISBN-13 : 9784088774992

たとえ活躍の場を小学館から移してもその魅力は色褪せることなく、
皆川亮二先生の漫画はいぶし銀の面白さがあります。
読者の期待通りの主人公の活躍、読者の期待通りのアクション。
ただしそれは予定調和ではなく、完成された芸術品の如き面白さなのです。

灼熱の大地、タルカスへ向かう船旅の中で襲ってくる”深紅の処刑人”。
ニコラを奪われ、船内に時限爆弾を仕掛けられて窮地に陥るも、
カイルの頭脳とホープの銃の腕、
そして再会したビートを加えた二人の凄腕銃士の活躍で危機を脱するのが前半部。
後半は国家規模の陰謀と更に財閥令嬢のミクシーも加わり賑やかなことになります。

大胆なコマ割りに疾走感溢れる描写。
特にここぞという時に描かれる見開きの内容は圧巻です。
流石はファンの心をガッチリ掴んで離さない匠の技だと思います。
最近はここまで見開きが上手い人が中々見かけられないだけにその凄さに圧倒されます。

ビートという好敵手と言える仲間が加わって、話の幅が広がってますが、
基本的に大ピンチ→銃士の超人的な腕で解決、という流れなんですが、
そこに飽きがこないことが素直に凄いと思います。
読者の予想を大きく超えることはないですが、それ以上に十二分に期待に応えてくれる作品です。

:: 2008/1/21 月曜日::

■[漫画]アクション漫画の名手、皆川亮二が送るガンアクション「PEACE MAKER」1巻

PEACE MAKER 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2008-01-18 )
定価:¥ 620
コミック
ISBN-10 : 408877390X
ISBN-13 : 9784088773902

少年サンデーで「スプリガン」「ARMS」「D-LIVE!!」と数々の名作を生み出した皆川亮二先生。
壮大なスケールの中、個性的な主人公が活躍するアクション漫画を生み出す名手として有名で、
その圧倒的な臨場感を与える緻密でいて荒々しい画力で読者を興奮させられます。
今回の新作はアメリカの開拓史の頃に似た、どこかの世界を舞台にしたガンアクションで、
”早撃ち”を得意とする銃士たちが最も活躍した西部劇に近い物語。

主人公ホープ・エマーソンはマイペース且つ貧乏で、生活力0
その上弱いくせに賭博で何とかしようとする普段は間抜けを絵に描いた様な男なんだけど、
銃士の腕は超一流で、凄腕でならしたチャンピオンの度肝を抜く実力持ち。
しかし親父譲りの愛銃「PEACE MAKER」は普段はずた袋の中で、
その愛銃が火を噴くのは外道に堕ちた悪魔どもの魂を狩るときのみ…
くー、カッコイイ…!

王道で非常に手堅い内容なんですが、実力派の作家が真正面に描いてるからこそ面白い。
主人公の相棒も世間ずれした調子良い奴かと思ったら天才的な賭博師だし、
主人公に付いて回る少女は物語のキーとなる人物だしで読み応えはたっぷりあります。
ストーリーはまだまだ序盤ですけど、これから面白くなる気配はビンビンに伝わってきますよ。

女の子もほとんど出てこない、相変わらず硬派な内容ですけど、
その面白さは折り紙つきなので是非読んで欲しいですね。
青年誌に活躍の舞台を移したことで変わったのは主人公の年齢くらいでしょうか。
皆川亮二作品の面白さは健在なので「ARMS」等のファンだった方は是非。

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