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:: 2017/2/16 木曜日::

■[ラノベ]若手たちの動向「魔法科高校の劣等生 21 動乱の序章編(上)」

魔法科高校の劣等生(21) 動乱の序章編〈上〉 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:KADOKAWA( 2017-02-10 )

Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生

沖縄で一騒動はあったけれど無事に三年生に進級しようとしていた司波兄妹。
しかし、そこに世界を揺るがす大ニュースが舞い込む。
それはブラジル軍がゲリラ相手に戦略級魔法を使ったというもので、
これによって各国の戦略級魔法師とそれを取り巻く環境が動き出し、
隠された戦略級魔法師である達也も否応なく巻き込まれることになり…

今年の新入生総代の三矢詩奈ちゃんは素直可愛いですね。
十師族直系だけど末っ子だからなのか真っ直ぐ育った可愛さというか。
魔法的な聴覚過敏というハンデを持っていながら、
それでもこれだけ素直に育っているんだから、
両親から愛されてたんだなぁ、と思います。

そして詩奈ちゃんの幼馴染みである矢車侍郎くんですが、
こちらも才能不足というハンデを持ちながら努力を怠らず心を折らず、
自分ができる精一杯をやってきているのは好感が持てますね。
とはいえ世界情勢的にそれが許されるかはきな臭くなってきたので、
エリカに鍛えられれば良いと思います。
詩奈ちゃんに嫉妬されるのはそれはそれで美味しいですし。(笑

しかし世界情勢は本当にヤバい感じになってきましたね。
二十八家の若手で会合を持ったりと日本の魔法師も動いてないわけではないけど、
下手に家の事情を絡めようとしたりする人のせいで、
達也がハブられそうになってるけどどうなるのかな…
一条が上手いこと動いてくれると良いんだけど。

それにしてもサブタイトルが本当に不穏ですね。
すでに新ソ連からの侵攻が始まっているのに序章とか、
これからどんな動乱が起こるのだろう…
不安なので続きを早く読みたいですね。

それと真由美さんは相変わらず良いラブコメヒロインでした。
次巻での活躍も楽しみです。

:: 2016/9/11 日曜日::

■[ラノベ]南の海と四葉の兄妹「魔法科高校の劣等生 20 南海騒擾編」

魔法科高校の劣等生 (20) 南海騒擾編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-09-10 )

Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生

今回の魔法科高校は1冊のボリュームに収まっているので丁度良い塩梅です。

四葉家の仕事で沖縄に訪れることになった司波兄妹。
表の仕事では5年前の沖縄戦の追悼行事への出席ということだったが、
裏の仕事は久米島沖の人工島竣工記念イベントを狙ったテロの防止。
折しもあずさたち卒業生たちの卒業旅行も沖縄で、
更にほのかと雫も北山家がイベントに招かれている関係で合流して…

沖縄だから水着イベントがあるかと思ったけど、春先だったのでなかったでござる…!
いや、それでもほのかはアグレッシブに攻めてくれたので水着0ということではなかったですけどね!
むしろ深雪さんは脱がないからこそのエロさがあるというか。
雰囲気に酔った深雪さんの積極性も良かったですし、
寝込みを襲おうとしているところはとてもキュンキュンしましたね!
やはり兄妹から婚約者に変わったことでリミッターが解除されつつあるのでしょうか。
呼び方も変わってきてますしね。

テロ防止作戦ですが、まさか大亜連合のあの二人が今度は友軍として参加するとは…
生きたまま捕虜にしたから捕虜交換があったとは思ってたけど、
降格とかされてなかったのは意外でしたね。
「灼熱のハロウィン」で十三使徒が死んだことから考えると、
精鋭が欠けたとかの台所事情があるのかもしれませんが。

テロ作戦ですが裏から糸を引くイギリスの黒幕っぷりがなんともイギリスらしかったですね。
それに操られたオーストラリアから来たテロ作戦応援要員の二人が可哀想になってきます…
世界の裏側では老獪なジジイたちが暗躍しているので、
まだまだ面倒な事態になるでしょうね。
次回から司波兄妹は三年生に進級することになりますが、
学校のイベント以上に四葉家として、魔法師として大変になりそうで心配です。

:: 2016/5/17 火曜日::

■[ラノベ]彼女たちの活躍「魔法科高校の劣等生SS」

魔法科高校の劣等生SS (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-05-10 )

今回の「魔法科高校の劣等生」は短編集な上に時系列はちょっと遡って、
13巻の達也たちにとって2回目の九校戦がメインになっています。
更にいうと主体となるのは達也と深雪の二人以外です。
そういった意味でもSSという名前になるのも頷ける内容になっています。

幹比古が過去、魔法力を落とした事故の詳細がわかる「竜神の虜」
エイミィが新競技”ロアー・アンド・ガンナー”に挑み、
今回も達也のバックアップが光りジョージが悔しがる「ショットガン!」
ペア競技も増えた”アイス・ピラーズ・ブレイク”で、
雫とタッグを組んだ花音が頑張りジョージが悔しがる「一人でできるのに」
真夜からの命令で目立つことになった黒羽姉弟が頑張る「目立とうミッション」
レオとエリカのドイツ由来の血の呪縛が判明する書き下ろし「薔薇の誘惑」
この5本が収録されています。

1年生時の九校戦が盛り上がったのに13巻であっさり流されて寂しかったんですが、
今回のSSできちんとフォローしてくれて嬉しかったですね。
達也のエンジニアとしての活躍が見られたのは良かったけど、
そのせいでジョージがまたもギャフンと言わせられていたのは可哀想でしたね。(笑
ジョージも頑張ってると思うんだけど、相手が悪いよね…

それにしてもレオとエリカの腐れ縁ですが、
まさか祖父世代の頃から縁があったとはなぁ…
裏表紙で花嫁なエリカの尻に敷かれる(?)レオの姿は、
案外祖父世代で本当にあった姿なのかもしれませんね。
将来的に二人がレオの想像通りになったらそれはそれで面白いけど…
うーん、二人の心情的にありえない気もするかな…(笑

:: 2016/3/15 火曜日::

■[ラノベ]踊らされた大捜査線「魔法科高校の劣等生 19 師族会議編 下」

魔法科高校の劣等生 (19) 師族会議編 (下) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-03-10 )

うーん、まさかこういう結末になるとは…

テロというのは仕掛ける側が圧倒的に有利とはいえ、
達也ならなんとかしてくれると思っていただけに、
最後の最後でUSNA軍に出し抜かれるとは思いませんでしたよ。
念入りに証拠隠滅されたけど、達也なら復元できるだろうから、
もしかしたらUSNA軍暗躍の証拠を握っている可能性もあるけど…
本文から読み解く限り難しいだろうなぁ。

それにしても達也のリミッターは深雪の封印だけではなく、
深雪の存在、そして深雪への愛情が原因だったとは…
以前達也は否定していたけれど間違いなくシスコンだよなぁ。(笑
そしてそのリミッター解除の方法だけど、
理屈ではわかるけれど、大変にうらやまけしからんものでした。
わかっていたけれど一条の入る隙は全くないよ… 諦めろ一条…

そしてシスコンといえば千葉家の長男ですが…
18巻の様子から危ぶんでいましたが、まさかこんな最期になろうとは…
実力は充分あったのに、あそこまで生命を冒涜する傀儡にされるだなんて、
達也と同じく魔法という存在のおぞましさを感じましたね。
エリカが可哀想だし、藤林さんも可哀想です…

それとは一転して一条将輝の一人称で語れる転校日記ですが、
これはこれでコミカルな感じがして微笑ましかったです。(笑
こういう番外編はアリでしょう。
ちょうど次巻は短編集みたいなので、
こういった達也たちとは別視点の短編集を次巻では楽しみたいと思います。

:: 2015/11/11 水曜日::

■[ラノベ]踊る大捜査線「魔法科高校の劣等生 18 師族会議編 (中)」

魔法科高校の劣等生 (18) 師族会議編 (中) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-11-10 )

箱根のホテルで会議中の十師族を狙った自爆テロ。
顧傑の死体を操る魔法によって起こされたその暴挙は、
マスコミが煽ったせいで反魔法団体が焚き付けられる世論が形成されるが、
十師族は黙っているだけではなく達也たちを使って顧傑を捕らえようとして…

死傷者が多数出る血なまぐさい事件が起こり殺伐としますが、
この事件の解決に向けて動く間にバレンタインもあるお陰で、
割りと甘いラブコメ臭も漂う中編でしたね。
ほのかの積極的な攻勢もさることながら、
相合傘をする真由美さんも良いラブコメ要員だったと思いますよ!
達也の手を握ろうとして握れないところとかも萌え度が高かったですしね!

一方メインヒロインである深雪さんですが…
今回はおとなしいと思ってましたが、
まさか妹から婚約者へとジョブチェンジしたことで、
立場を失う恐怖心が出てきたことで尻込みしていたとは…!
これもまた萌えるというか、深雪さん可愛い。
大丈夫、達也が深雪さんを捨てるだなんてありえないから!
微粒子レベルでも存在しないよ!

それにしても事件の方ですが…
花音の短絡的な発言には「まるで成長していない…」と感じましたね。(笑
五十里がいつも諭してくれるから成長していないのか、
五十里がいるからこの程度で済んでいるのか微妙なところです。
それに比べて七宝は精神的に成長したな、と。
達也に鼻っ柱をへし折られてから研鑽を積んできたのと、
やはり実家が十師族に選ばれたのが精神的な安定につながったのかと思います。

肝心の顧傑の事件ですが、
テロというのは実行側の方が有利だとはいえ、
達也以外の面子は後手後手に廻るどころか情報を得ることも出来てないとか、
これは四葉が突出していると見るべきか、他が不甲斐ないと見るべきか…
一条なんかはわざわざ関東まで出張っているだけにちょっと可哀想ではありますね。
深雪さんの眼中にもないのが更に物悲しいと言いましょうか… 哀れ…

しかし最後の展開には驚いたなぁ。
これはエリカだけじゃなくて藤林さんも穏やかじゃなくなりそうだし、
一方で深雪に手を出そうとする輩どもは、
達也の逆鱗に触れまくりだと思うので、
下巻がどのような展開になるのかちょっと心配ですね。

:: 2015/8/8 土曜日::

■[ラノベ]揺れる乙女の恋心「魔法科高校の劣等生 17 師族会議編 上」

魔法科高校の劣等生 (17) 師族会議編 (上) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-08-08 )

魔法協会を通して伝えられた四葉家の次期当主の指名とその婚約者の発表。
それは一条将輝や七草真由美といった十師族の直系だけではなく、
幹比古やほのかといった一般の魔法師にも知れ渡ることになり、
特に後者の人々に多大な影響を与えることになり…

やっぱりほのかが一番ショックを受けるよなぁ…
それを見越して自分の口から告げた雫は流石は親友だけど、
まさか愛人の選択肢まで提示するとは思わなかったです。
でも、よくよく考えたら四番目の選択肢である、
「世を儚んで自殺」という発想に決して至らないようにするために、
愛人という選択肢をわざと提示したのかもしれない。
それにしても深雪を前にして立ち向かおうとするとか、
ほのかは予想以上に強い子だよなぁ。
まぁ、個人的には愛人ルートが一番確実性が高いと思うんですが。(ぉ

それに比べて真由美さんは煮え切らないというか…
それでも滲み出てくる真由美さんの恋心がニヤニヤ度が高いです。
そんな恋心を七草弘一も把握しているからこそ、
色々と暗躍しようとしているんだろうけれども、
今回の師族会議での情勢を考えればしばらくその線は消えちゃうのかなぁ。
真由美さんは可愛いからもっと出て欲しいんだけれども。

その師族会議ですけれど、他の十師族の面々が遂に出揃いましたね。
そして出揃ったと思ったらいきなりのメンバー変更な上に、
そこに今までの騒動の黒幕であるジード・ヘイグの捨て身のテロ行為と、
更にUSNAの動向も絡んできてまたもや緊迫の展開になってきましたね。

この師族会議編は上中下の三編構成らしいので、
次の冬頃の発売の中編もそうですが、その先の刊行も既に待ち遠しいですね。

それはそうと裏表紙のデフォルメされた正装した十文字先輩が妙に可愛かったです。(笑

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