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夏! 海! 青春!
:: 2010/10/11 月曜日::

■[漫画]何があっても全力で諦めない!「弱虫ペダル」14巻

弱虫ペダル 14 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2010-10-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

この1年間に6冊、平均するとなんと2ヶ月に1冊という驚異的な刊行ペースですが、
渡辺航先生はこれに更に「まじもじるるも」も1年間に2冊出してるんですよね。
それだけでも凄いのに、この14巻では驚きのレポートがあるんですよ!
何と連載を止めずにツール・ド・フランスに行ってるんですよ! 海外ですよ海外!
渡辺航先生のバイタリティには本当に頭が下がる思いです…

そしてこの14巻ですが表紙になっているように、坂道が熱い!
愚直なほどに真っ直ぐで、馬鹿が付くほど真面目で、呆れるくらいに真剣!
正に主人公、正にスポーツ少年漫画の王道と言わんばかりに熱いんですよ!

2日目に金城から与えられたミッションは「全員を率いて先頭に合流する」こと。
しかし巻島しか知らなかった田所さんの不調はレースが始まっても回復することなく、
初っ端から出遅れ、更にはどんどん抜かされて焦りが更に体を悪循環に陥らせ、
何度も挫折を繰り返しながら立ち上がってきたあの田所さんですら心が折れそうな時に、
わざわざ逆走してまで牽引する為に坂道が迎えに来た瞬間には感動しましたね!
坂道なら…、坂道ならきっと来てくれるって思ってたよ!

巻島が語るように、坂道の瞳はもの凄く語ってくるんですよ。
12巻で追いついた坂道に金城から投げかけられる問いに答えた時の瞳とか、
断固とした決意が秘められた瞳を見てしまうと信じてみたくなるんですよ。
「あぁ、こいつならやってくれる」って!

実際、田所さんを引っ張って更には100人抜きをした時に生み出したヒメ走法(?)で、
非オタの田所さんまで歌わせることによっていリズムをとって加速していくのには、
正直その馬鹿みたいな真剣さには笑ってしまいましたが、
そういった所も含めて坂道なんですよね。
いやー、本当に素晴らしい。

まだ本誌連載の方でも合流していない坂道ですが、この分なら間違いなく追いつきますよー
坂道は追いかける時が本領の走りを見せますからね!
田所さんも徐々に復調してきたことだし総北の活躍はまだまだこれからですよ!
いやー、本当に面白いでー

:: 2010/10/10 日曜日::

■[漫画]ダメで可愛い猫とご主人様の漫画「木曜日のフルット」1巻

木曜日のフルット 1 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:秋田書店( 2010-10-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:おかんの家4

チャンピオン読者の中でも下手すれば知らない人も居るんじゃないか、
そう思ってしまうのがこの「木曜日のフルット」です。
勿論作者は今期からアニメが放映される「それ町」作者の石黒正数先生と有名ですが、
巻末近くに2ページ連載だから気付かない人が多そうなんですよねぇ…
かく言う私も作者のサイトで新連載の告知見てなかったら多分見逃してたと思います。(笑

半ノラ半飼い猫のフルットが近所の猫たちと間抜けなことをしたり、
フルットの半飼い主の鯨井先輩が後輩の頼子ちゃんと間抜けなことをしたり、
そんな日常を2ページの中に収めたエピソード群がこの1冊に詰まっています。
基本的に1話2ページという極短い中に面白さをぎゅぎゅっと凝縮してるんですよね。

で、勘の良い石黒正数ファンの人は気付いたと思いますが主人公の名前が鯨井です。
そう、「ネムルバカ」「響子と父さん」の鯨井ルカ(本名:岩崎春香)と同姓なんですよね。
まぁ、こちらは鯨井早菜って名前ですが芸能界バックレ事件を起こしただけに、
偽名使うってのも充分あり得るよなぁ、と妄想しちゃったりも…

ちなみに表紙にある通り、デフォルメされた絵で描かれているので、
石黒正数先生の絵だと先入観があるとちょっと驚くかも知れません。
でも、内容は至って石黒正数先生らしさが出ているので、
ファンは勿論のこと絵柄的にもまだ読んでない人にもお勧めです。

しかし週刊誌とはいえ2ページ連載だからなー
次が出るのは1年半後か… 長い…

:: 2010/10/9 土曜日::

■[漫画]アニメでも可愛いじゃなイカ「侵略!イカ娘」7巻

侵略!イカ娘 7 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部 真弘
出版社:秋田書店( 2010-10-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –
作者twitter:安部 真弘 (masahiro_lemon) on Twitter

1巻の頃から読んでいる私でも驚かざるを得ないアニメ化ですが、
1話を見た限りでは全然問題ないというか、むしろ普通にアリな面白さで更に驚きですよ!
原作のエピソードを30分で3話構成にしたおかげで時間的にもしっくりくるし、
何より原作そのまんまの絵で動いて喋ってるんですよ!(当たり前です
特に虫を倒そうとまるでダンスのように飛び跳ねるイカ娘が可愛かったー…

原作も勿論可愛さと面白さでは負けてないですよー
渚に対抗してサーフィンやったらボードの下の鮫のお陰ですいすい動くことに気付かず、
警告されてるのに気付かず勝ち誇るイカ娘ちゃんマジアホの子可愛い。
基本的にイカ娘がアホ可愛くて、そんなイカ娘を愛する早苗がキモイのがミソだと思います。(笑

そして7巻ではイカ娘にもついに対等に遊べる清美という友達が出来たんですよ!
早苗のように溺愛するのでなく、渚のように怖がるのでなく、たけるたちのように接待されるのでなく、
普通に友達として話したり、バドミントンやったり、ゲームをする友達が…!
何だろう…、このムショーに「頑張れ…!」と応援したくなる気持ち…
栄子や千鶴の気持ちが判るぞ…!

いやー、それにしても「みつどもえ」に続いて「侵略!イカ娘」もアニメ化かー
来期にはまた「みつどもえ」の2期が始まるみたいだし、これはチャンピオンの時代が来るぞ…!
チャンピオンには「弱虫ペダル」「バチバチ」「ハンザスカイ」と面白いスポーツ漫画が多いので、
イカ娘を読むついででも良いので、読んで欲しいトコです。

:: 2010/8/8 日曜日::

■[漫画]御堂筋来る…!「弱虫ペダル」13巻

弱虫ペダル 13 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2010-08-06 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

12巻から殆ど間を開けてないのに13巻が発売しているだけで驚きますが、
実は渡辺航先生は休載もせずにMTBで100km走破レースに参加してたり、
最近だとツールを観に行ったりとアクティブに行動しているという事実には本当に驚かされますよね。
渡辺航先生は化け物か!

12巻では巻島と東堂のクライマー対決を壮絶に描ききり感動をもたらせましたが、
この13巻では各校のエースが1日目のゴールを狙いに来る訳ですが…
いやー、あの見開きには驚愕&戦慄させられますよね。
しかもリミッターを掛けてて更に力を出せたりとか、
普通は主人公サイドがやる事をやってしまう当たり何というかえげつないです。

にしても、12巻で終わったと思っていた東堂と巻島ですが、
1日目表彰式での東堂さんの巻島ラブコールが凄すぎて笑いが止まりません。
君ら腐女子をそんなに興奮させてどうすんのさ。(笑
しかし東堂さん、坂道に真摯にお礼を言ったり助言をしたりとカッコイイな。
少々お調子者だけど、そこもまた魅力的に見えてきてしまうから不思議です。

そして2日目のレースが始まる訳ですが…
いやー、毎度の事ながら坂道たち総北チームはトラブルに見舞われますねー
そこを何とかして這い上がってくるからこそ燃えてくる訳なんですが!
チャンピオン本誌でもまだ追いついてないだけに先が読めずにハラハラさせられます。
うーん、やっぱりこの漫画は面白い!

:: 2010/6/10 木曜日::

■[漫画]クライマー頂上決戦…!「弱虫ペダル」12巻

弱虫ペダル 12 (少年チャンピオンコミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2010-06-08 )
定価:¥ 420
Amazon価格:¥ 420
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4253214649
ISBN-13 : 9784253214643
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

熱い…、兎に角熱すぎる…!

常に面白い「弱虫ペダル」ですが、特に3の倍数の巻は面白さにブーストが掛かるみたいで、
この12巻は主人公の小野田坂道は勿論のこと、先輩クライマーである巻島裕介と、
その終生のライバルである東堂尽八の二人の対決が兎にも角にも圧巻なのです!
全力を最後の一滴まで絞りきる男同士の戦いを見ると自然と熱い涙が溢れてきますよ…!

まず第一の見所は坂道が最後の難関、御堂筋に負けずにチームに追いつくところでしょう。
底の見えない実力を見せる御堂筋に、ゆれず、挫けず、ただひたすらにペダルを回す坂道!
正確には言えば挫けそうになっても持ち直す、不撓不屈なその姿には感動せざるをえません…!
そして追いついてからの金城に「すぐに引けるか」と問われ、
決然と返事をした時の坂道の表情の凛々しさがこれまたたまらない。
次のページでみんなを牽引する坂道の瞳は多少の気負いと多大な覚悟が感じられて、
部の先輩たちが坂道を可愛がる理由が十二分に判るものがありました。

そして12巻一番の見せ場である巻島と東堂の対決! これもまた凄い!
諦めたはずだった、期待を捨てたはずだったのに来てくれた…、追いついてくれたライバル…
読んでいると「たったいま絶好調になった」と言った東堂と同じく涙を流さずにはいられません。
好敵手と書いてライバルと読み、親友と書いてトモと呼ぶ、掛け替えのない相手。
今後二度と訪れない高校時代という輝かしい瞬間を全力を出し切って競い合うという、
正に青春という言葉でしか言い表せない輝きは本当に素晴らしいです。

全体的な試合の展開は読者の予想通りでしたが、
そこから生み出される面白さは期待以上のものを見せてくれました。
これぞ少年漫画、これぞ王道スポーツと感じさせてくれる傑作中の傑作です。
少年スポーツ漫画史上に名前を刻む名作ですので男女問わず読んで欲しい作品です。
もう最っ高…!

:: 2010/4/10 土曜日::

■[漫画]落車! 最下位! しかし小野田は諦めない!「弱虫ペダル」11巻

弱虫ペダル 11 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2010-04-08 )
定価:¥ 420
Amazon価格:¥ 420
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4253214630
ISBN-13 : 9784253214636
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

またもや2ヶ月連続と刊行の早さがハイペースな渡辺航さんの「弱虫ペダル」ですが、
この11巻は中盤からのテンションもハイペースで駆け上がっていくので、盛り上がりまくりです。
順風満帆なスタートを切らせずに敢えて逆境からの這い上がる様を描くのが何とも渡辺航さんらしいですが、
それがまた最高に興奮するからたまらないんですよねー

総北がスプリンター勝負を制したIH初日のステージは山!
地元の意地に掛けて山岳リザルトを取りに来る箱学のクライマー東堂と、
総北の巻島の一騎打ちになるかと思いきや、総北を牽引すべきクライマーの小野田がまさかの落車事故に巻き込まれ…
今、最下位から100人抜きという前人未踏のヒルクライムが始まる…!

いやー、ホンット熱いですよねー!
初めての大舞台、初めて期待される役割、しかし事故に巻き込まれての最下位転落…
しかしそこで絶望に沈まず、前だけを見詰める眼差しで、期待された目標に向かって全力でペダルを回し、
例えどんなに細い道だろうと無理矢理前へ前へと進む小野田坂道という漢が熱い!
小野田の主人公らしい不撓不屈の精神を前にすると目頭が勝手に熱くなってきてしまいます!

また、箱学の東堂と総北の巻島のライバル関係もまた熱いんですよねー
ナルシストでクールっぽい東堂が実は巻島との勝負を誰よりも望む熱血漢だったり、
そんな東堂を相手に勝負したい巻島がチームの為に我慢するという展開がまた心憎い…!
絶対に無理だと思われる小野田の復帰を誰よりも信じている巻島もまた格好いいんだよなぁ。
ホント良いチームだよ、総北…

そして信頼を寄せられている小野田の文字通り最後の壁となって登場してきた御堂筋。
中々に良いところで終わってるだけに続刊が待たれますがこの作品のことですから近いうちに出ることでしょう。
しかしこのペースで渡辺航さんのお体が持つのかが心配です。
頑張っては欲しいけど、是非とも身体を壊さないようにして欲しいなぁ…

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