僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2013/9/12 木曜日::

■[漫画]有能な商人たちの狂気「狼と香辛料」9巻

狼と香辛料 (9) (電撃コミックス)
著者/訳者:小梅けいと
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-08-27 )
コミック ( 176 ページ )
作者サイト:小梅けいとの原典皆既
作者twitter:小梅けいと (koumekeito) on Twitter

小梅けいとさんがビビッドレッド・オペレーションのコミカライズも始めたので、
ちょっとペースが落ちてきていますが無事に9巻が発売。
今回は夕焼けに染まるケルーベの町でエーブと酌み交わす表紙で、
残照がこの後の取引で得られる黄金の輝きを連想させられます。

原作でも結構なボリュームがあったケルーベでのエーブが巻き起こす騒動を、
一気に圧縮しているのでこの9巻では騒動のまだまだ序盤が描かれてます。
女傑という言葉が相応しい才覚と狂気を発するエーブに、
組合を代表する圧力が感じられるキーマンと、百戦錬磨な一線級の人物相手に、
ロレンスが翻弄される展開が続きます。

そんなロレンスを後ろから支える、というか尻を蹴飛ばす勢いなのが、
ホロな訳でそんな二人を見ていると微笑ましさがあるんですよね。
今回は更にコルも居るので微笑ましさは倍増していますよ。
まぁ、それを相殺するくらいに割りと殺伐としそうな雰囲気もあるのですが。

ただでさえ火薬庫みたいな一触即発の事情を抱えたケルーベの町で、
イッカクという町の将来を左右するモノまで持ち込まれた中で、
ロレンスという木っ端な行商人は果たしてホロとの契約を完遂する為に、
欲する情報を得ることが出来るのか?
原作をどう纏めるかの手腕も含めて次巻も楽しみです。

:: 2013/7/8 月曜日::

■[漫画]痴話喧嘩のちハッピーエンド「世界の果てで愛ましょう」8巻

世界の果てで愛ましょう (8) (電撃コミックス)
著者/訳者:武田すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-06-27 )
コミック ( 194 ページ )
作者サイト:たけだ動物園

命懸けで命を助けた異世界の王子様に無理矢理性転換させられて求婚されるという、
初期設定からハチャメチャだった物語がハチャメチャなまま綺麗に完結しました!

獣の姿に変えられた王子に涼馬が言った一世一代の告白を、
見事に忘れてしまっていた王子に怒って勃発した痴話喧嘩。
素直になれない二人が周りの友人や兄弟たちを巻き込み、
相変わらずの騒動を繰り広げるんですが、
異世界では威厳がある態度を取るけど、涼馬のご機嫌を伺う時は柱の陰からコソコソするという、
涼馬以上に乙女なトコを見せる王子のコメディっぷりとか、もはや様式美に見えますね。(笑

涼馬と王子以外の面々もハチャメチャで、
祐二はタイタニアの旅館で鍛えられたのかやたらハイパワーになりつつも、
身分を捨てて恋に生きる王女様には相変わらずタジタジなトコが面白いです。
それと、王子の臣下たちも脇役ながら良い味出してるんですよね。
涼馬が下手な変装で潜入したらその意を汲もうと影ながらフォローしたりね!
最後のエピローグで涼馬が平穏な生活を送れているのも、
その臣下たちがしっかりとフォローしているんだろうなぁ、と思います。

今回はページがギリギリになってるんで描き下ろしがないかなー、
と思ってたんですが、カバー下にはきちんと描かれてて嬉しかったです。
特に今回はエピローグとして貴重かつ重要ですので、
カバー下まで読んでこそと言えましょう!

私が性転換ネタ好きだということを差し置いても良い漫画でした。
次回作にも期待したいトコであります。

:: 2013/7/3 水曜日::

■[漫画]踊る大会議室「されど会議は今日も踊る。」1巻

されど会議は今日も踊る。 (1) (電撃コミックスEX)
著者/訳者:ゆーじ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-06-27 )
コミック ( 130 ページ )
作者サイト:OVERALL QUARTER
作者twitter:ゆーじ(されど会議は~① 6/27発売) (yuji_overall)さんはTwitterを使っています

ゆーじさんの新作は掲載誌を電撃マ王に移しての部活モノ。
会議室に集まってアホな題材で下ネタを交えた会議をするだけという、
ラノベ界で凄く既視感がある内容なんですが、
途中からワケの分からない展開にかっ飛んでいってます。

そもそも議題からして「貧乳のペチャパイに対する小さな男性器の愛称を考える」とか、
もうその時点でダメというかクレイジーというか下ネタというか!
最近この手の下ネタ万歳な女子高生漫画とか余り見ないのでその特異性が際立ちますよ。

下ネタ

しかしこのままの展開で進むもんだと思ってたら、
途中から会議室が消失して新キャラも出る上に、その新キャラの等身がおかしかったり、
唐突に萌え4コマが始まったりと1巻の内からテコ入れが入りまくりで、
展開事態がジェットコースターで最後の方はポカーンとしてしまいましたね。(笑

ちなみに試し読みも出来ます。
まぁ、集中連載分なので単行本収録の第1話とは順番が違ってますけども。
これだけでもどれだけ下ネタが多いのか分かるかと思いますが、
エロさよりも笑いが先に来るタイプであることがよく分かると思います!

:: 2013/5/27 月曜日::

■[漫画]この漫画にはラブコメがある!「この美術部には問題がある!」1巻

この美術部には問題がある! (1) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:いみぎむる
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-05-27 )
コミック ( 178 ページ )
作者サイト:meari
作者twitter:いみぎむる@5/27この美1巻発売 (imigimuru)さんはTwitterを使っています

おぉ…、いみぎむるさんが電撃マ王で作品を描いているぞ…!
元々デビューがコミックガムでそれ以降もガムでのみ連載だったんですが、
この度「この美術部には問題がある!」で電撃マ王で読み切りを経て連載を持つことに!
私は前々作の4コマ作品「キミに幸アレ!!」は「あずまんが大王」に近いと思ってましたからね!
(関連:コミックガムのポストあずまん○大王「キミに幸アレ!!」1巻
電撃系の雑誌に連載というのは個人的に感慨深いのであります。

まぁ、それはともかく「この美術部には問題がある!」の内容ですが…
月杜中学の美術部はいつも眠ってばかりいる部長に、
二次元嫁を描くことに夢中な内巻すばると問題児だらけ。

内巻くん

ただ、そんな内巻くんに何故か恋しちゃってる真面目な美術部員の宇佐美さんに、
謎が多い外国人で後輩なコレットちゃんもいるという、
問題があるけどちょっぴり華やかさもある美術部の何気ないけどおかしな日常の物語です。

ちょっと変わった問題児たちの何気ない日常というだけでも面白いのに、
ラブでコメしちゃってる宇佐美さんの赤面顔のオンパレードという、
大変ニヤニヤできる要素も加わって面白い仕上がりになっております。

宇佐美さん

というか宇佐美さん、かなり失礼なことを言われたのにポジティブシンキングでモデルを引き受けたり、
何というかぶっちゃけチョロすぎる上にパンチラしまくりでサービス精神も旺盛とか、
色々と心配になる女の子ですよね。
まぁ、恋した相手が二次元嫁を描くのに夢中という所が一番心配なんですけどね!(笑

そういったラブコメ模様だけでなく、コレットちゃんが入ってからの奇天烈な行動とか、
ハチャメチャで読んでて面白いので是非読んで欲しいですね。
pixivコミックでも連載を読めるのでそちらで確認がてら1,2話を読んで見ることをお勧めします!

それと調べてて分かったんですけど「キミに幸アレ!!」って今だとKindle版も出てるんですね。

キミに幸アレ!! 1巻 (GUM COMICS) キミに幸アレ!! 2巻 (GUM COMICS)

こちらはKindle版が値引きされて売ってるので「この美術部には問題がある!」を読んで、
いみぎむるさんの作品に興味を持たれたら読んで欲しい所であります。

:: 2013/3/7 木曜日::

■[漫画]温泉、覚醒、クーデター「ロッテのおもちゃ!」8巻

ロッテのおもちゃ! 8 (電撃コミックス)
著者/訳者:葉賀 ユイ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-02-27 )
コミック ( 156 ページ )
作者サイト:FOX_TALE ENTRANCE
作者twitter:葉賀ユイ (hagapon)さんはTwitterを使っています

ぱんつはいてない女の子がワンサカ出てくるという、
割りと脳天気な雰囲気がある本作ですが、
ここにきて急展開を見せて来ましたよ!
これはそろそろ完結するフラグ…?

そこに至るまでの話として馬鹿でスケベな王子様のシグルドが、
案外頑張って男を見せようとしているのは意外でしたね。
何だかんだで成長してるんですなぁ。
やはり本気の恋を一度経験したのが大きいのかしら。

ラストではロッテに家庭の情事な事情がバレてしまい、
一時冷却期間を置くことになったんだけど、
こういう時に限って悪いことは重なって起こるわけで、
前々から伏線が張られていた他国からの侵略を匂わせるクーデターが勃発。
王女であるロッテはもとより、女王のメルの安否も気になりますが、
果たしてこの驚天動地の事態にナオヤはどう動くのか。
いやはや9巻は見逃せませんね。

まぁ、それはともかく番外編の2本はどちらも頭が悪くなる内容でしたね!
頭を空っぽにして楽しむべき話だと思いました!

:: 2013/2/2 土曜日::

■[漫画]富士ちゃん可愛い「金魚鉢ホロスコープ」2巻

金魚鉢ホロスコープ 2 (電撃コミックス)
著者/訳者:森井 しづき
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-01-26 )
コミック ( 168 ページ )
作者サイト:Σ(=∇=ノノヒィッッー!!
作者twitter:morii siduki (forestman) は Twitter を利用しています

今年も森井しづきさんのTYPE-MOONキャラ下着カレンダーを愛用している私です。
森井しづきさんが描かれる女キャラって最高に可愛いよね!

そして森井しづきさんが描かれるミラクルなほどに変態的で、
読んでても割りと意味不明な先進的コメディ漫画である、
「金魚鉢ホロスコープ」の2巻が発売された訳であります。
2巻になっても割りとよく分からないからご安心ください。(ぉ

いやもう、だってね。
オセロに負けた罰ゲームが「上に向けた顔にティッシュを乗せて落とさず耐える」
って時点でシュールすぎですし、その後によく分からん展開があって、
顔にハチミツ垂らして虫を乗せることになってるとか更に訳が分かりません。
他にもマウスピース型うにょうにょ歯ブラシとかも存在自体が訳がわからん!

とはいえ、女の子の可愛さというのは万国共通でありまして、
富士ちゃんの時給10円のお小遣いを使ってのお礼して、
自分が楽しみにしていたアイスを見てるだけで満足しようとする健気さとか最高に可愛いじゃないですか。
GS美神の日給10円のおキヌちゃんが貯金で横島にご飯を作ってあげようとした、
あの場面を思い出しちゃって最高にいじらしくて涙が出そうですよ!

とはいえ可愛いだけで終わらないのがこの作品でありまして、
新キャラのせっちゃんも整ったお顔をされてますのに、
2回目の登場では訳がわからないお面を装着しているしと、
本当にこの漫画はクレイジーだなぁ、としみじみと思いました。
うん、かなり人を選ぶよね! この漫画!

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