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:: 2022/3/2 水曜日::

■[漫画]エンテ・イスラ編完! もうちょっとだけ続くんじゃよ。「はたらく魔王さま!」19巻

はたらく魔王さま!19巻はたらく魔王さま!19巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:和ヶ原聡司
原作者twitter:和ヶ原聡司さん(@wagahara211) / Twitter
作者名:柊暁生
作者サイト:Christmas-holly
作者twitter:柊暁生さん(@102_55) / Twitter
紙書籍通販:はたらく魔王さま! (19)
Kindle版まとめ買い:はたらく魔王さま!
DMM電子書籍:はたらく魔王さま! (19)

エミリアの里帰りに端を発したエンテ・イスラ編もついに完結!
とはいえまだこの物語は終わっていませんよ。
だってアニメ2期が控えてますからね…!

エミリアと芦屋の茶番劇に珍走団ヨロシク乱入してきた真奥が、
天使やオルバの思惑をぶち壊す爽快な展開から一転、
天界からの介入で大ピンチなトコロにぶち込まれるミキティと、
かなりぶっ飛んだ展開が目白押しな19巻です。

今回一番驚いたのがここで物語設定の根幹が語られたことでしょうか。
原作ではこの後じっくりゆっくり語られてかなりヤキモキしたので、
ここでガブリエルが一気に分かりやすく語ってくれたのは助かりました。

はるか昔、異星からやってきた母星を失った研究者集団が、
エンテ・イスラのセフィラを横取りして不老不死を得ることで、
全ての悲劇が始まった、ということなんですが…
優秀な研究者だったイグノラが少しずつ歪んでいくのが一番の悲劇でしたね…
最愛の夫とすら決別してしまったため、もう戻れなくなったんだろうなぁ…

取りあえず地球に戻って千穂ちゃんも安心させられたし、
エミリアも新しい仕事を探すところから始めないといけないし、
そもそもライラを探したりまだまだやることが多いですからね。
でもまぁ、まずは一回休憩ってところでしょうか。

エミリアもピンチを助けられたのと、
真奥のことをまだ何も知らないということが改めてわかったことで、
心境に変化があったのが伝わってきましたよね。

ただ、真奥の正妻戦争は圧倒的に千穂ちゃんが優位ですからね。
下剋上は大変だと思うので挫けないでいただきたいものです。

:: 2022/1/8 土曜日::

■[漫画]ユニヴァース!「Fate/Grand Order SABER WARS 2 番外編 ジェーン&イシュタル ~100万光年の流れ星~」

電撃大王でUnlimited Blade Worksのコミカライズを開始した森山大輔さんですが、
その直前に描いたのがこの「Fate/Grand Order SABER WARS 2 番外編」です。
FGOの中でも群を抜いて意味が分からないイベントであるSABER WARSシリーズですが、
その2の前日譚とも言える番外編をコミカライズというか、
そもそもFGO本編でもやっていないイベントですからね。
FGOプレイヤーの私でも意味が分からないんだけど、それがSABER WARSシリーズなのです。
考えるな、感じろ! それがSABER WARSシリーズだ!

森山大輔さんですから漫画が上手いのは自明の理な訳ですが、
コミカライズとしてとても優れているのもまた確かなのです。

フィン、刑部姫といった人気キャラのデザインをしたりと、
FGOとの関わりが深い漫画家なだけあってキャラクターの把握が的確な上に、
リヨ絵へのリスペクトを入れてくるあたりがとても解像度が高いんですよ。

メカクレとして水着イベントでNPCとして登場した徐福ちゃんまで入れてるあたり、
とてもよくわかってるなぁ、と思いました。

ストーリー自体はSABER WARSシリーズなのでハチャメチャが極まってますが、
それでこそって感じがしますね。
イシュタルとジェーンのキャラクターがちゃんと原作準拠な上で、
脇を固めるキャラクターたちもしっかり面白いのが素晴らしかったです。

コロンブスがとてもコロンブスでしたしね!
個人的には水着沖田さんがとても魅力的だと思いました。

「Unlimited Blade Works」も楽しみだし実際面白いんですが、
どう考えても20巻以上続きそうなシリーズなので、
その前に気軽に読める短編としてこの「Fate/Grand Order SABER WARS 2 番外編」はお勧めです。

しかし、これだけ面白いコミカライズを読んでしまうと、
「Fate/Grand Order SABER WARS 2」そのもののコミカライズも読みたくなるんだよな…
それを森山大輔さんが描くとすれば5年以上先になりそうなのが一番のネックかもしれない。

:: 2021/11/4 木曜日::

■[漫画]天真爛漫で破天荒「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」4巻

圧倒的な武勲を立てて三階級特進したオリビアとその仲間たちだけど、
帝国に北部から侵攻されて王国そのものが窮地に立たされることに。
そこでキール要塞を手に入れて膠着状態にすることが出来た南部の第七軍から、
救援部隊を出すことになったんだけど、軍議でアシュトンが迂闊なことを発言してしまい…

アシュトンの有能さと卑屈さが楽しめる冒頭から始まる4巻ですが、
オリビアの扱いの難しさと言動の破天荒さも相変わらずです。
部隊への演説も実にオリビアらしいですが、
ゼットの手がかりを求められる王都に寄れないとなると、
一気に不機嫌になるのもオリビアらしいですね。


そんなオリビアを言葉巧みになだめすかして、
目的達成のモチベーションをきちんと与えて誘導するあたり、
クラウディアは猛獣使いとしての才能があるな、と思いました。

しかし、やはりオリビアは奔放すぎるので、
第六軍からの救援要請に対応するのはともかくとして、
その手法というか戦法というか…
オリビアという突出した単独戦力に依存したモノで、
クラウディアもアシュトンも頭が痛かっただろうな、と思います…w

頑張れ、クラウディアとアシュトン。
オリビアのぶっ飛んだ行動はまだ序の口だぞ…!

:: 2021/9/27 月曜日::

■[漫画]王太子媚薬事件「Unnamed Memory」2巻

Unnamed Memory2巻Unnamed Memory2巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:古宮九時
原作者サイト:Unnamed Memory -info-
原作者twitter:古宮九時さん(@furumiyakuji) / Twitter
作者名:越水ナオキ
作者サイト:15th floor
作者twitter:越水ナオキさん(@miz2215th) / Twitter
紙書籍通販:Unnamed Memory (2)
Kindle版まとめ買い:Unnamed Memory
DMM電子書籍:Unnamed Memory (2)

「沈黙の魔女」に子孫を残せない呪いを掛けられた王太子オスカーと、
オスカーが塔を攻略した報酬に結婚を申し込まれた「青き月の魔女」ティナーシャ。
二人の王都での日常は少しずつ波乱に満ちたものへと移り変わっていきそうで…

1巻では殺人事件だったので、次はどんな凄惨なことが起こるのかと思ってたら、
まさかの王太子媚薬事件とは…

わりと明け透けに迫っていたのであまり感じなかったんだけど、
オスカーにも普通に性欲があったんだなぁ。
ティナーシャのおっぱいと絶対領域に惑わされるとは、
良い審美眼を持ってらっしゃる。

王太子に媚薬を盛るとか、セキュリティどうなってるのかと思ったけど、
叔父にあたるパスヴァール公爵が主犯だったということで納得です。
というかこの公爵、身元もよくわからない老魔法士に言われたことを信じたり、
迂闊にもほどがあるというか、考えが足りないというか。
自分にとって有益な情報に飛びつくあたり、軽率にすぎますよね…
そりゃ、こんなのが叔父だとオスカーもあんな顔をするわなぁ…

まぁ、今回はティナーシャが魔女だったことで事なきを得ましたが、
こんな嫌がらせのような事件も全てはドルーザの魔法湖の異変に続いており、
それを見破ったティナーシャが解決に向かうことに。
オスカーもついてきて、更には護衛たちも当然来るんだけど、
そこにオスカーのことが好きなメレディナがいることで、
ちょっと複雑なことになってるのが微笑ましいんだけど、ピンチでもありますね。

自分が好きな人が自分以外に夢中で、
しかもその相手が自分より強くて美しいとか、
そりゃ焦っちゃうよなぁ…
それでも自分ができることを頑張ってるメレディナは健気で可愛いと思うんですよ。

とはいえメレディナはティナーシャが魔女だということも知らないし、
オスカーに結界が張られていることを知らないのが可哀想だったというか…
まるでピエロのようでちょっと可哀想でしたね。

次の3巻で今回の一連の事件が一段落しそうですが、
メレディナの乙女心がどうなるのか心配なところです。

:: 2021/9/17 金曜日::

■[漫画]夢見る少女でいさせたい「エロマンガ先生」12巻

エロマンガ先生12巻エロマンガ先生12巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:伏見つかさ
原作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
作者名:rin
作者twitter:rinさん(@rin_royal) / Twitter
紙書籍通販:エロマンガ先生 (12)
Kindle版まとめ買い:エロマンガ先生
DMM電子書籍:エロマンガ先生 (12)

アニメ化が決まって喜び、周りに祝福され(一部からは呪いみたいな祝福だったけど)、
これから夢に向かって邁進していくことになったマサムネだけど、
家事と高校生をしながらのアニメ化企画進行中は多忙を極めて大変で…

寂しいですがエロマンガ先生のコミカライズはここで完結です…
アニメ版とほぼ同じような終わり方なのは区切りが良いけれど、
まだ原作が続いていて、このコミカライズも面白いのに終わるのは残念無念です…

最終巻ですが、最後まで面白かったですね。
エルフや先輩、そしてアルミちゃんたちから激励を受けたけれど、
アルミちゃんからの助言は実感が籠もってた上に思いやりもありましたね。

マサムネにとっては本懐であるから今更だけど、
決意をより固める、良い助言だったと思います。

ただ、そんな良い話よりもラブコメ展開が最高だったんだよな…w
全裸夜這いしてくるエルフちゃんが最高にエロくてですね。
男子ってこういうのが好きなんですよ!
うーん、わかってらっしゃる。

ただ、それを看過するエロマンガ先生ではないですし、
誰よりも先にマサムネのファンだったことも明かして、
ちゃんとマサムネとのフラグも回収して大団円になるのは流石だな、と。
BSSなんて許さないとばかりに正妻の座を確保するのにはニヤニヤしました。

まぁ、一途なマサムネ相手でも油断せずに女関係の清算を要求したりするあたり、
幼くてもエロマンガ先生は女なんだな、って思いましたが。
とはいえ恋敵たちはラオウ並みに手強いのでこれからもまだ手を焼きそうですけどね!
続きは原作で楽しむしかないのが寂しいですが、
このコミカライズは良い終わり方だったのではないかな? と思います。

:: 2021/7/6 火曜日::

■[漫画]まさかのアニメ第2期!「はたらく魔王さま!」18巻

はたらく魔王さま!18巻はたらく魔王さま!18巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:和ヶ原聡司
原作者twitter:和ヶ原聡司さん(@wagahara211) / Twitter
作者名:柊暁生
作者サイト:Christmas-holly
作者twitter:柊暁生さん(@102_55) / Twitter
紙書籍通販:はたらく魔王さま! (18)
Kindle版まとめ買い:はたらく魔王さま!
DMM電子書籍:はたらく魔王さま! (18)

いやはや驚きですね。
第1期から8年近く経っているし、
原作はとっくに完結しているし、
その間にメシとか始まってたけど、まさか2期が決定するとは…
このコミカライズがしっかりと面白く支えてくれていた、というのが大きいのではないでしょうか。

さて、原作10巻のクライマックスが近付いてきたこのコミカライズ18巻ですが、
エミリアの可愛さが光ってましたね。
憎くて仕方なかったはずの魔王のことを思うと心がグチャグチャになり、
涙をボロボロとこぼすエミリアがとても可愛かったです。

そして、アルシエルからの書簡で日本での日々を思い出した時の表情…
これもまたとても良かったですね。
どれだけ日本での暮らしが大切だったのか、というのが伝わってきたし、
魔王への想いも伝わってきたように感じます。

まぁ、その魔王ですが相変わらずアシエスとの融合は上手くいかないし、
エミリアのことは普通にライバルだと思ってますからね…

うーん、罪つくりな男だなぁ。

エミリアとアルシエルのバトルは迫力があるけれど、
それ以上に今までずっと塞ぎ込んでいたエミリアの溌剌とした姿を見られるのが嬉しかったですね。
やはりエミリアは元気で居てくれないとですよ。

次の19巻でおそらく原作10巻のラストまで描かれると思いますが、
そのまま完結までちゃんと描ききってくれると良いんですが、
アニメ第2期に合わせて完結とかにならないようにお願いしたいところです。
何しろメインヒロインであるちーちゃんの見せ場はまだまだこれからなので。

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