僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2011/2/14 月曜日::

■[ラノベ]これは花田勝の物語「神様のメモ帳」6巻

神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫)
著者/訳者:杉井 光
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-02-10 )
文庫 ( 383 ページ )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:岸田メル (mellco) on Twitter
絵師サイト:迷子通信
絵師twitter:岸田メル (mellco) on Twitter

ミンさんが母方の実家である香港マフィアの跡目相続とそれに絡んだ婚約騒ぎで、
ヒロさんが本気でミンさんの婚約をぶち壊す話の「はなまるウエディング」
ヒロさんのヒモの先生であり、アリスの大叔父であるジゴロ先生に見込まれた、
天然ジゴロのナルミに降りかかる災難と詐欺師話術が見られる「ジゴロ先生、最後の授業」
今回はこの2本なんですが、前者がメインで後者は書き下ろしの短編となっていまして、
そのせいで350ページ前後というボリュームになっておりかなり読み応えがあります。

それにしてもミンさんの実父である花田勝は本当に凄い。
「はなまるウエディング」は冒頭で花田勝の物語と述べられていたけど、正直半信半疑でした。
ミンさんがヒロインポジションで、ヒロさんがヒモなのに本気で身体を張って頑張ってるし、
何よりいつも通りナルミの詐欺師じみた機転も全速回転してたというのに、
それすらも凌駕する花田勝の命懸けの愛情には感服させられました。
本当に、花田勝の物語でした。

それにしても本当にナルミってばジゴロだよなぁ。
お陰で天然ジゴロな台詞に赤面しまくりで動転しまくりなアリスを見られて眼福ですが、
それが彩夏やマオたちに発揮されないのは、それも天然故なのでしょうか。
しかし彩夏は日常を感じさせる癒しキャラだけど、ナルミにとっては傷口に塩かも。
まぁ、そこが面白いんですが。(笑

ヒロの師匠であるジゴロ先生にまで見込まれたナルミの明日はどっちなんでしょう。
ヒロにミンさんというオンリーワンの女性が出来たように、
ナルミにもオンリーワンの女性がそう遠くないうちに出来ると思うんですよね。
多分その女性はいつも身近に居て、不思議の国のアリスのコスプレが似合うと思うんだ。

:: 2011/2/11 金曜日::

■[ラノベ]お、お背中お流しします!「ロウきゅーぶ!」7巻

ロウきゅーぶ!〈7〉 (電撃文庫)
著者/訳者:蒼山 サグ
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-02-10 )
文庫 ( 335 ページ )
作者サイト:さぐちきん。-蒼山サグ 個人ページ-
作者twitter:蒼山サグ (SagAoyama) on Twitter
絵師サイト:てぃんくる 公式サイト Piece Gardien

最近スポコンから遠ざかっていた感があった「ロウきゅーぶ!」ですが、
この7巻ではいつも通りのロリ萌えは勿論ですが、熱血モノとしての盛り上がりもありました!
しかも今回は女バスのみんなだけでなく、コーチの長谷川昴が成長するという、
いつもと違うだけに新鮮味がある面白さでした。

夏休みの最後に合同試合をする為に場所の下見をしに行った所で、
隣の県の女子中学生に絡まれたことから始まり、
中学時代の昴と因縁がある相手が出てきて敗北→リベンジに向けて特訓という、
少年ジャンプに載ってそうな王道展開でぐいぐい読まされましたよ!
お陰で凄く寝不足になりました。(笑

実力差がありすぎる相手の3on3を1週間でリベンジする為に、
昴との連携で緊張する智花をリラックスさせる為にお泊まりとか、
理由は判るけど、ニヤニヤせざるを得ない展開とか最高でしたね。
愛莉も実兄であり、昴の同好会新メンバーの名センターでもある万里が出てきて、
妹キャラとしての魅力を見せつけてくれて萌え度が急上昇しました。
いやー、身長高いかも知れないけどマジで可愛いよ愛莉。
こんな妹が欲しかった…!

女バスを鍛える中で自分も一皮剥けた昴とかスポコンとしての面白さを見せつけ、
流石アニメ化するだけのものがあると思わされました。
いやー、いつも面白かったけどこの7巻はその中でも特に当たりだったなぁ。
これからアニメ化で盛り上がると思うので新学期が書かれるであろう次巻も楽しみであります。

:: 2011/2/9 水曜日::

■[ラノベ]もうちっとだけ続くんじゃ「アクセル・ワールド 7 災禍の鎧」

アクセル・ワールド〈7〉災禍の鎧 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-02-10 )
文庫 ( 301 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

マジっすか、またっすか。
いやいや、2巻連続で続編になるとは思いもよりませんでしたよ…
読み進める内に、残りのページ数から考えて予感はありましたけど、
マジで最後がつづくになった時はしばし呆然としましたよ。
レイニー止めが2連続で続くとかどんだけ…

初っ端から災禍の鎧、クロム・ディザスターがこの世に誕生した過去の記憶が回想されたんですが、
そこで語られたのは儚くも切なる祈りに似た太陽の色の夢を持ちながらも、
人の悪意によって塗りつぶされたクロム・ファルコンとサフラン・ブロッサムの物語で…
ハルユキことシルバー・クロウとクロム・ファルコンが名前含めて近い存在だけに、
読んでて凄く切なかったですね。

帝城内部の探索に明かされる七星外装に暗躍する加速研究会の存在と、
気になる要素がてんこ盛りなだけに、8巻待ちってのが本当に辛いですね…
しかし加速研究会はホントに初期から暗躍してたんですね。
何か一人は純色の七王との繋がりもありそうだし、浄化できたとしてもまだまだ波乱がありそう。

そしてここ最近、出番がなかったタクムの見せ場が始まる訳だけど、
出番がダークな所をまざまざと見せつける場面だったりと少々憐れな感じも…
アクセル・ワールドって全体的に人の負の面を見せる所が多いような気がします。
特に人の狡猾で卑怯で矮小な部分が見事に抽出されていて、
中々にエグいなぁ、と。

それはそうと、今回の新キャラであるトリリード・テトラオキサイドを、
英語で書くとtrilead tetraoxideになると思うんだけど、
普通に読んだらトリレッド・テトラオキサイドな気がするんだけど、違ったっけ?
しかもそれが青系統の色とか帝城の件も含めて謎が深まりますな…

:: 2011/1/14 金曜日::

■[ラノベ]これで終わり。「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 終わりの終わりは始まり」

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)
著者/訳者:入間人間
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-01-06 )
文庫 ( 216 ページ )
絵師サイト:Left side

「嘘だけど」
と、付け足したくなるけどホントにこれで終わり。
多分だけどね。

流石に10冊以上も入間人間さんの書く文章を読んできたっていうのもあるし、
「嘘つきみーくん」なのにあのフレーズが全然出てこなかっただけに、
この手の叙述トリックにはかなり早い段階から気付けたので、
中盤以降のネタバレは「あぁ、やっぱり」と思いつつも、
面白さを感じていたのは確かです。

長瀬を殺した連続殺人犯が誰なのかも途中で確信を持てたし、
ミステリーとしての魅力が一級品とは決して言えないけど、
エンターテイメントなライトノベルとしては十全に機能していたのではないかと思います。
まーちゃんの極まりっぷりは流石だなぁ。

しかしまぁ、どこまでも人を食ったようなみーくんだったし、
狂いに狂いまくったヒロインのまーちゃんでしたけど、
終わってみるとやっぱり「面白かった」という感想が出てくる作品でした。
みーくんが年下にも年上にもモテモテだったのはラノベっぽかったし、
それがその後どういった困り具合を見せているのか想像が尽きませんけど、
その想像が楽しいんですよね、ハッハッハ。
ちなみに私の好みにどストライクな嫁はおっぱいオバケです。(キリッ

みーまーシリーズはこれで完結しちゃったけど、
同じ世界観で違う時代、違う場所の物語が続いているので、
今後別の形でちょい役でみーくんかまーちゃんが出てくる可能性は0ではないんじゃないかなー
とそこはかとなく期待していると見せかけて絶望している次第です。

嘘だけど。

:: 2011/1/13 木曜日::

■[雑記]これからもずっとめでたしめでたし。「ほうかご百物語あんこーる」

ほうかご百物語あんこーる (電撃文庫)
著者/訳者:峰守ひろかず
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-01-06 )
文庫 ( 328 ページ )
作者twitter:峰守ひろかず (Minemori_H) on Twitter
絵師サイト:INFINITY DRIVE
絵師twitter:京極しん (shin_kyogoku) on Twitter

9巻で無事完結を迎えた「ほうかご百物語」ですが、
電撃文庫MAGAZINE掲載分の読み切り4本に加え、
9巻のその後を綴った書き下ろしを+αした「ほうかご百物語あんこーる」をもって、
今度こそ本当に大団円といった形になっています。

短編はまだ奈良山がまだ新井さんを守っていることを知られる前だったりと、
時系列的に結構初期の頃のものがあるので、
9巻以降の新井さんとのバカップルっぷりを知っている身としては新鮮なものがありました。
しかし真一は昔はまだまともだったんだねぇ…
いや、それほどまともではなかったけど、今は更に悪化しているというか…

そして待望の書き下ろしだけど、これがまた予想外の展開でしたが、
丁度年末年始に同じく妖怪モノで似たような事象を扱った作品を読んだ直後なだけに、
割りとすんなり「これもアリかなー」なんて思ってしまいます。(笑
しかし色々とその後の展開が示唆されるだけってのは生殺しだよなぁ。
あの天然お姉さんな美生さんが嫉妬するイベントは読みたかった…

最初から最後までシリアスになりすぎることもなく、
ぽわぽわほんわかな作風はそのままに、表紙に描かれている通り、
見事なまでに大団円を迎えてくれ、最後まで安心できる面白さでした。
この作品の面白さは本当にこの一言に尽きましたね。

イタチさん可愛い

■[ラノベ]めでたしめでたし。「オオカミさんと亮士くんとたくさんの仲間たち」

オオカミさんと亮士くんとたくさんの仲間たち (電撃文庫)
著者/訳者:沖田雅
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-01-06 )
文庫 ( 344 ページ )
絵師サイト:unaji-mir
絵師twitter:き れ い な u n a jⅰ (unaji) on Twitter

昨年アニメ化もされたオオカミさんシリーズ、半年振りの新刊発売!
そして今回で物語はひとまずの完結ということもあり、
完結に相応しくほぼオールスター出演のラストエピソードとなっております。
まぁ、エロゲのファンディスクよろしく後日談を収録した本が、
もう一冊出るみたいですけど。(笑

という訳で大神さんがデレます。
そりゃー、もう最終回ですからね、デレるってなもんですよ。
亮士くんが冬の遊園地デートに誘ってデレの片鱗を窺わせるのに始まり、
ラストは享楽狂人の羊飼を撃破して完璧にデレさせる訳ですよ。
亮士くんも亮士さんになってホントにめでたしめでたしです。

いやー、しかし大神さんのデレは良いですな。
亮士さんの前だけで見せる可愛い女の子なデレっぷり。
ツンデレの定義は様々で、理想のツンデレも個々人色々あると思いますが、
「先輩とぼく」でもそうでしたが、惚れた男を相手する時だけデレるという、
そんなツンデレも全然アリだと思うわけですよ。
ちなみにデレた時の大神さんボイスはアマガミ森島先輩補正で脳内再生余裕でした。(キリッ

まぁ、最初からハッピーエンドが確定していましたから盛り上がりには欠けますが、
この作品はそういったアクション部分よりも変態でラブコメな所を楽しむモノだと思っているので、
こういったラストも全然アリじゃないかなー、と思う訳です。
後日談で大神さんのデレっぷりも更に堪能できそうですし、
もうちょっとだけ楽しむことが出来るようで何よりです。

しかし今回一番笑ったのはあとがきでしたね!
バレンタインを2/24と書いた作家ってモロ自分のことじゃないですか…(笑
「先輩とぼく」1巻とか懐かしいなぁ。
続きを書いて完結させてくれないもんでしょうか。

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