僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2023/8/22 火曜日::

■[漫画]昭和初期の海水浴「うちのちいさな女中さん」4巻

昭和9年の東京の夏真っ盛り。
氷屋さんから氷を仕入れることができるので、
紫蘇ジュースをお客様へお出しできるくらいには快適なご家庭で、
ハナちゃんは女中として令子さんにお仕えしているんだけど…?

相変わらず色々と固いハナちゃんですが、
そんなハナちゃんも蚊のかゆみには我慢がならないようですね。
最近の東京はアスファルトばかりなのと、猛暑すぎることで蚊も少ないと思いますが、
昭和初期だと普通に飛んでますもんね。
この頃から蚊取り線香は活躍してたし、蚊帳が現役だったことに感心させられます。

そして3巻で登場した令子さん大好きな萬里ちゃんですが、
今回は二人きりで海水浴をお誘いしたところハナちゃんの水練を頼まれるんですが、
令子さんに頼れたことで発奮するところが可愛いですね。

相変わらずハナちゃんは萬里ちゃんの思惑には気付いてないんですが、
ハナちゃんはそのまま純粋に萬里ちゃんと仲良くして欲しいと思います。
まぁ、萬里ちゃんも今は打算で仲良くしようと考えてるみたいだけど、
そのうちハナちゃんに絆されて普通に仲良くなるんじゃないかな…?

それと二人の昭和水着スタイルは可愛かったです。

もちろん令和の流行とは外れまくってるんですが、
レトロな感じがあって良いですよね。
そして、この時代にコンタクトレンズがあるはずもなく、
眼鏡がなくて視線が厳しくなるハナちゃんは、とても目が悪いんだな、というのが分かりますw

萬里ちゃんは良い子だと思うので、5巻でも登場して欲しいものですね。

:: 2022/9/26 月曜日::

■[漫画]昭和の女学生さん「うちのちいさな女中さん」3巻

翻訳家の令子さんと14歳黒髪三つ編み眼鏡女中のハナちゃん。
仲睦まじいという感じではないけれど、
働き者のハナちゃんと、ハナちゃんを可愛がる令子さんという、
微笑ましい主従の物語の第3巻です。

今回は新キャラが登場するんですが、
それは令子さんを慕う女学生の萬里ちゃん。

三つ編みセーラー服とか昭和スタイルですが、
この当時はスカーフがとても大きかったのかな…?

萬里ちゃんは令子さんのことを慕うからこそ、
令子さんと同居するだけでなく、
休日に一緒にお出掛けをするハナちゃんのことを嫉妬して、
ツンデレってしまうのだ…!
うーん、可愛いな…

ハナちゃんはハナちゃんで生真面目だから、
嫉妬されているというのにそれに気付かず、
貴重な助言をされたと受け取っているのも面白いですねw
萬里ちゃんが良いスパイスになってくれるんじゃないかな、と期待です。

そしてハナちゃんの昭和な日常ですが、
冷蔵庫や冷凍庫が一般的でない時代の高温多湿な日本で、
いかに女中さんたちの台所仕事が大変だったかというのが伝わってきますね。
冷蔵庫が三種の神器と言われた所以がわかるというものです。

生真面目なハナちゃんのコミュ力が心配でしたが、
生真面目だからこそ、好感を持たれるというのがあるんですね。
先輩女中さんたちに家事のイロハを習った時もそうだし、
ご近所さん付き合いもしっかりしていて安心しましたよ。

ご近所さんから頂き物を貰うとか、それこそ昭和あるあるですね。
私も子供の頃には普通にあったし、
今でも田舎の方では残っていると思います。

それにしてもハナちゃんは令子さんの笑顔のためなら色々と頑張っちゃう子ですね。
実際に令子さんが笑顔になった時のハナちゃんの表情を見ると、とても微笑ましいです。

まだ舞台が夏ですが、これから秋や冬になった際は、
その季節の昭和スタイルが見られると思うので、
今からとても楽しみです。

:: 2022/5/26 木曜日::

■[漫画]初めての洋食、初めての休日。「うちのちいさな女中さん」2巻

翻訳家の令子さんと14歳黒髪三つ編み眼鏡女中のハナちゃん。
ハナちゃんが住み込みで仕事を始めたばかりだけど、
十歳の頃から鍛えた家事の腕と生来の生真面目さから、とても優秀なのであった!

ただ、ワーカホリック気味というか…
日記を付けたら業務日誌みたいになったり、
そもそも休日を与えられても何をすれば良いのかわからないのであった…!

ハナちゃんがお仕事を真面目にするのは美点だと思うし、
できればずっとその真面目さを保っていて欲しいんだけれど、
もう少し「気の抜き方」というのも見付けて欲しいな、と思うんですよね。

そう考えると令子さんは良い雇い主だと思うわけですよ。
休日の過ごし方がわからないハナちゃんを都会に連れて行ってあげて、
映画やデパート、そして新しい食事を楽しませてあげたんだもの。
それにしてもクリームソーダ初体験のハナちゃんはとても可愛かったです…w
お仕事は真面目にして、休日はまだ知らないことを楽しんで欲しいものですね。

それと昭和初期はまだまだ和食全盛なんだけれど、
洋食も市民権を得始めている時期ではあるんですよね。
令子さんと二人でカレーを作って食べる回も良かったですね。

自分が初めて作った洋食を前にキラキラしているハナちゃんも良いし、
初めて体験するカレーの美味しさに感動しているハナちゃんも微笑ましかったです。

次の3巻では夏に入ることになるけれど、
夏の女中さんのお仕事がどうなのかも興味がありますね。
3巻も楽しみです。

:: 2022/5/24 火曜日::

■[漫画]和風シャーリー「うちのちいさな女中さん」1巻

昭和初期、翻訳で生計を立てる蓮実令子さんは一人暮らし。
通いの女中だったトクさんが引っ越して来られなくなるので、
おじに新しい女中の紹介を頼んだところ、
やってきたのは三つ編み眼鏡の十四歳の少女、野中ハナちゃんで…

ざっくりと言うなら、日本版「シャーリー」です。
一人暮らしの女性のところにやってきた14歳の住み込み女中ですよ。
もちろん性格とかは諸々違うのですが、
寡黙で真面目なハナちゃんは、これはこれで大変に可愛らしいのです。

ハナちゃんは表情の変化が乏しいけれど、
それでも喜怒哀楽は読み取れるんですよね。
3年間の女中の経験はあれども田舎のお屋敷での経験なので、
東京の都会っぷりに驚くところがとても可愛らしかったです。

言われて見れば瓦斯コンロってとても手軽ですよね。
私も祖父母の家が昔は五右衛門風呂だったので、
薪での火付けの面倒さは多少なりとも知っているので、
初めて瓦斯コンロに触れたハナちゃんの感動も多少なりともわかる気がします。

ハナちゃんが触れる昭和初期からすると新しいモノに触れる驚きや、
女中として身に付けた着物の仕立て直し方とか、
当時の文物を知ることができるのも面白いですね。

唯一の心配は戦前の東京が舞台ということですね…
大丈夫かなぁ…

HTML convert time: 0.126 sec. Powered by WordPress