僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2010/12/22 水曜日::

■[漫画]またな!「ざっちゃん」3巻

ざっちゃん 3 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
著者/訳者:くろがね ぎん
出版社:一迅社( 2010-12-22 )
コミック ( ページ )
作者サイト:くろぎん雑記
作者twitter:くろがねぎん (kurogin3) on Twitter

くろがねぎんさん、ニート生活に突入!

…もとい、これにて最終巻となる「ざっちゃん」3巻が発売となりました。
曲がりなりにも萌え4コマ誌でコメディ全開の作品が全3巻ですから、
むしろよく頑張ったのではないでしょうか。
何というか萌え成分は初期値でコメディ成分のステを一極振りした感じがする作品でした。
…ホント、よく打ち切られなかったよなぁ。(笑

七番勝負も残り1つということだけど、それはラストに持ってきて、
ざっちゃんが25年前に憑いていたよーちゃんが成長してさっちゃんの担任になってて、
更に尋常でないざっちゃんへの愛情を見せるストーカーになってたりと、
何かとクレイジーな展開が多いんだけど、そのクレイジーさが面白いのがこの漫画の美点です。

北海道への修学旅行編で雪女の雪ちゃんとの再会というキャラへのサービスはありながらも、
お風呂シーンは当然のようにカットという読者サービスのなさっぷりが凄いです。
他にも妹キャラだと判明した時のざっちゃんの体型がデブだったり、
「萌えサービスなんて飾りです、コメディには必要ないんですよ」
とばかりに全般的にホント潔くて面白いんですよね。(笑

途中で玉藻さまのお見合い騒動に始まった校長交代劇なんかもありましたが、
七番勝負も無事に終わり、さっちゃんの家族も戻ってきてと、
何だかんだでハッピーエンドになって終わっただけでなく、
これからも続いていくことが明示されているのが前向きで良い終わり方だったと思います。

しかし表紙はラストに相応しい綺麗な構図なのに裏表紙がアレなのが、
ホントくろがねぎんさんは根っからのコメディ作家なんだな、と痛感しますね。(笑

:: 2010/3/23 火曜日::

■[漫画]萌え4コマ? いいえ、ギャグ4コマです「ざっちゃん」2巻

ざっちゃん 2 (IDコミックス)
著者/訳者:くろがね ぎん
出版社:一迅社( 2010-03-20 )
定価:¥ 840
Amazon価格:¥ 840
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4758080739
ISBN-13 : 9784758080736
作者サイト:くろぎん雑記

萌え4コマ誌に載っていながら萌えよりも笑いを取るという、
ある意味清々しい芸風なんですが、それが気に入っています。
特に今回も2回ほど萌えに路線変更できたのに敢えてしなくて、
勿体ないような安心したような不思議な感じです。

ちなみに萌えにできたであろう1つ目はさっちゃんが狐憑きになった時。
狐に取り憑かれて獣耳な萌えっ娘誕生かと思いきや9割型獣化して、
むしろ狐がコスプレしている状態のギャグになってて、
ざっちゃんじゃないけどかなり脱力しましたね。(笑

そして2つめはガタイの良い老メイドのヴァンナさんが若返った時。
全盛期である17,8歳の頃の肉体に戻った上に若かりし頃は超可愛くて、
でも言葉遣いはおばあさんなのでロリババァが誕生したと思ったら、
あっという間に元に戻ったりと至極残念なことに…
あれだね、ターちゃんでジェーンがデブに戻った時のガッカリ感があるよね…(笑

それにしても相変わらず危険な橋を渡るギャグには笑わせられましたよ。
たいやきくんが出てくるだけじゃなく、任○堂ネタまで出してくるとは…
しかもそれを作品内でネタにするメタ的な面白さまで内包しているので、
この作品の面白さは懐が深いですよ、ホント。

しかし勝負が残る所一つになったということは全3巻になるのかな。
できればもう少し続いて欲しいんだけど。
いや、新作が用意されてるのならそれはそれで読みたいのですが!

:: 2009/5/28 木曜日::

■[漫画]学校も試験もある妖怪の理不尽コメディ「ざっちゃん」1巻

ざっちゃん (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
著者/訳者:くろがね ぎん
出版社:一迅社( 2009-05-22 )
定価:¥ 840
コミック
ISBN-10 : 4758080429
ISBN-13 : 9784758080422
作者サイト:くろぎん雑記

一応のヒロインである人間のサオリちゃんの名前が登場人物紹介で間違えられたりする、
くろがねぎんと言えば編集による誤植だよね!?
的な哀愁が微妙に漂う、何ともくろがねぎん先生らしいコメディ作品です。

福の神課の「100件幸せにする」という卒業試験もラスト1件になり、
首席合格特典の「鬼○郎への出演権」が見えてきた座敷童のざっちゃんは、
車に轢かれた縁で富豪のサオリちゃん宅に住むことに。
だがそこには貧乏神課首席卒業間近の疫病神も取り付いており、
「鬼○郎への出演権」を掛けた戦いの火蓋が切って落とされたのであった…!

とはいえ、普通にやったらワンサイドゲームになってしまう(疫病神の正体を家人に言って追い出す)ので、
妖怪学校の面々が7番勝負をけしかけ、賭け事をして盛り上がるという展開に。
まぁ、理不尽で不条理な展開だったり、ぬらりひょんの非道っぷりが際だったり、
そもそも萌え4コマ雑誌なのに萌え分が極端に足りない内容なのですが、
面白いから取りあえずOKなのです。

校長という聖職者でありながら生徒で賭け事をし、しかも賭けた方に有利な裁定をしたり、
他にも嫌がらせしたりとかしまくりのぬらりひょんがアホで笑えます。
ノリとしては葉鍵同人の頃から変わらないくろがねぎんクオリティなので、
安心して笑えて楽しめる作品だと思います。

:: 2008/11/25 火曜日::

■[漫画]Happy-Go-Lucky!と言えば同人作家名を思い出す人挙手「HR」2巻

HR (2) (角川コミックス・エース 192-2)
著者/訳者:くろがね ぎん
出版社:角川グループパブリッシング( 2008-11-26 )
定価:¥ 630
コミック
ISBN-10 : 4047151327
ISBN-13 : 9784047151321
作者サイト:くろぎん雑記

メリハリのある判りやすい描線で描かれた愛らしいキャラクターが、
シュールでえぐみのある掛け合いをする一種独特なコメディ作品だったHRも2巻で完結。
コンプエースで「しるバ.」と同じく毎月楽しみに読んでいた作品なだけに、
その後ろ向きでいやらしい全力さ溢れる不条理ギャグが読めなくなるかと思うと残念です。
…褒めてますよ?

ジャンルで分けるなら学園コメディになるんでしょうけど、
十把一絡げにするとこの作品にも他の作品にも申し訳ないと言いましょうか…
ドラマ性のある感動的な場面があるかも…、
という読者の期待を容赦なく叩き落とすギャグ満載で、それが堪らない面白さなんですよ。
同人の頃から慣れている身としては、この最後まで油断できないのが良いというか。
いや、私はMちゃいますよ?

しかも折角の完結巻なのにその大部分が大食いバトルという、
何とも勿体ないというか豪快というか、単にこの当時は終了の話が無かったのか。(ぉ
途中では4コマ漫画化するという迷走っぷりも見せてくれますが、
それはそれで面白いので楽しめます。
…作者も大変だったろうなぁ。

しかし最後まで面白い作品でしたよ。
ギリギリアウトっぽいお下品なネタをやったり、
色々な意味で臨界点ギリギリの面白さが詰め込まれた作品なだけに、
新作を引っ提げてコンプエースに戻られることを期待しています。

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