僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2015/4/27 月曜日::

■[漫画]還らぬ者の名にかけて「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」4巻

ついに始まってしまった遠征軍と開門都市との衝突。
圧倒的なまでの物量と火力によって、
一騎当千の勇猛果敢な魔族側の将が討たれていく中、
勇者は女魔法使いから動くことを禁じられ、
メイド姉は別の場所で別の”戦い”をしており…

人間の世界でも南部連合が遅まきながら動きだしたけど、
それでも間に合うかどうかがギリギリ…
魔王もあらかじめ準備はしていたけれど、
マスケットの集中運用は予想以上に圧倒的で、
今まで魔王たちを支えてくれた銀虎公が還らぬ人に…

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立ち往生とは、銀虎公らしい勇壮な最期だった…

攻めかかる遠征軍も盲目な狂信者たちには辟易しますが、
奏楽子弟が触れ合う人たちからは”普通さ”が感じられるだけに、
遠征軍が一方的に悪人ばかりだとは感じないですね。
それだけに、お互い生き残ればわかり合えたかもしれないのに、
生き残ることすら許されない戦いの悲劇は辛いモノがあります…

それとメイド姉ですが、火竜大公に会うための方策や、
会談する時にメイド長の教えが活きている所が、
魔王とメイド長の弟子であることが感じられました。
そして、そこから一人の人間として考えて前に進む所がメイド姉の凄さなんだと思います。

これから更に苛烈になっていく戦いの中で、
戦う術を殆ど持たないメイド姉の心の強さがどれほどの活躍を見せてくれるのか。
それが今後の見所だと思います。

:: 2015/1/26 月曜日::

■[漫画]世界存続のために立ち上がる勇者「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」13巻

白夜の国を手に入れ魔界への足がかりを得た聖鍵遠征軍。
彼らがマスケットを携えて魔界の玄関口である開門都市に向かうことは明らかで、
それを阻止、もしくは迎撃するために魔王や勇者、そしてメイド姉が各自で動き、
開門都市側も準備を整えようとしているんだけど…

初っ端から聖鍵遠征軍に対して爆破作戦を決行するとか、
初登場時に比べて本当に強くなったなぁ、メイド姉…
特に心の在り方が顕著に強いと思います。
強いというより剛胆といった言葉の方が近いかもしれません。

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うん、剛胆だな。
歴戦の傭兵の面々もただただ呆然とするあたり、
メイド姉の凄みというものがますます鍛え上げられてきているような気がします。

そして積極的になったのが女騎士ですよ。

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ちょっと死亡フラグっぽく感じたけれど、
結果論としては失敗フラグだったということなのかしら。
というかそもそも聖職者の格好で言うべき台詞ではない気がする。(笑

しかしこの世界観の縫製技術であのパンツは難しかったのではなかろうか。
その分お高かったんだろうに…
空回った挙げ句に指摘されて恥じらうとか不憫な…(笑

魔王もついに魔王としての仕事を始めるみたいだけど、
勇者は聖鍵遠征軍の食客として潜り込んでおりどういった思惑があるのか。
各陣営の思惑が複雑に絡み合う中、虎視眈々と野望を見据える大主教。
これからの展開はまおゆうの後半戦でもっとも盛り上がってくる所ですから見逃せませんね!
ちなみにこの続きは本日発売のコンプエースに載っているのでそちらで読みましょう。

月刊コンプエース 2015年 03 月号 [雑誌]

付録のせいでちょっとお高いのがネックですが…

:: 2014/3/24 月曜日::

■[漫画]嵐の前の静けさ「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」」10巻

毒矢を射られ、九死に一生を得たとはいえ未だ重体の魔王は魔界を族長会議に任せ、
久しぶりに冬越し村の屋敷に戻って療養することに。
蒼魔族の動向が気になる中、人間界も水面下で動きつつも仮初めの平穏を見せ、
しばらくは穏やかな日常が戻ってきたように見えたが…

この10巻を読んで改めて思ったのは女性の強さですね。
表紙にもなっている火竜公女は並み居る族長の前で臆せずに自分の意見を述べる公的な行動だけでなく、
一人の女性として魔王と一対一で話し合う心の強さも持ってましたからね。
彼女は誇り高く気丈な性格だけど、それでも二人が話し合った後の目元を見れば、
公女も一人の女性なんだな、と思わされます。

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こういった演出が石田あきら版の妙だよね。

そしてもう一人、少しずつ、しかし誰よりも成長していっているのがメイド姉です。
あの日、広場の中心で人間宣言をしたからこそ、
自分自身を磨くために暖かな場所から出ていく決意をしたのが凄い。
彼女は間違いなくもう一人の主人公とも言える人物なので、
彼女の今後の動向にも注目して欲しい所ですね。

さて、終盤にはついに蒼魔族が動き出し、
更にやり手のベンチャー企業社長のようなカリスマと実行力を持つ王弟元帥は、
着々と準備を整えているのでまたしばらくは魔王と勇者は厳しい状況になりますが、
みんなの力を結集して乗り越えて欲しいものです。

:: 2012/12/22 土曜日::

■[漫画]損得勘定こそ我らが共通の言葉「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」5巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (5) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-12-22 )
コミック ( 164 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

来月から”狼と香辛料”スタッフがメインに据えられたTVアニメも始まりますよ!
まぁ、氷菓と同じ放送局なのでうちは映らないんですけどね!(つД`)
いいもん、石田あきらさんのまおゆうは超面白いから満足できるんだもん…

4巻ではメイド姉の演説が大いに盛り上がりましたが、
その影響は計り知れないモノがあり、同盟の小麦買い占めの効果もあって、
遂に南部諸王国に中央は宣戦布告を叩き付けることに。
しかし魔王は未だ冥府宮から帰還せず、残った人たちでこれに当たることになるんだけど…

今回は表紙になっている通り、青年商人さんが大活躍でしたね。
火竜公女という人物を一人の”取引相手”として見据えて動ける器の大きさ。
そして小麦を疑似通貨として二大通貨体制を築き上げようとしている策謀と、
肝の据わった所を見せてくれて引き込まれてしまいますね。

しかし農産物を疑似通貨と見なすとか初めは驚きましたけど、
よく考えたら江戸時代の日本とかだと加賀百万石みたいな風に米が疑似通貨になってましたし、
案外そういうのはアリなのかもしれないなー、と思わされます。
作中で青年商人が言ってたように信用の源泉は”大地の恵み”なのですし。

そしてこの5巻では若い頃の魔王も出てくるんですけど、
それほど駄肉が駄肉じゃないんですね。(笑

若かりし魔王さま

それと今まで名前だけは何度も出てきていた女魔法使いも出てます。

女魔法使い

神秘性があって結構可愛いですよね。

世界の秘密が一つ明かされ、魔王の帰還と人間界の戦争の帰趨も気になる所ですが、
以下は6巻のお楽しみですね。
ただ、刊行ペースはかなり早いので割りと早く読むことが出来ると思いますので、
そこは安心かな、と思います。

:: 2012/8/22 水曜日::

■[漫画]もう一人の勇者「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」4巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (4) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-08-24 )
コミック ( 180 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

まおゆうTVアニメ化決定おめでとうございます!
監督とシリーズ構成が「狼と香辛料」のお二人なので中世の世界観を表現する事に安心感があります。
それとPV見る限り駄肉の表現は中々期待できるかと!

さて、そんな話題沸騰中のまおゆうのコミカライズは多く、
どの作品も100点満点中80点くらいはあるのですが、
石田あきら版まおゆうは120点取っちゃうような面白さがあるんですよね!
そしてこの4巻は個人的にまおゆうという作品の前半部で一番の盛り上がりを見せる所だと思っているのですが、
原作を読んだ当時の感動を上回る心の揺さぶりを掛けてきましたよ!
スゲー! 石田あきらさんスゲー!

4巻のあらすじは、
聖光教会と白夜王と聖鍵遠征軍司令官の三者が共謀して仕組んだ、
南部諸王国に枷を嵌める為に行った、紅の学士(魔王)の異端告発。
しかし魔王は不在のため、幻術の指輪でメイド姉が身代わりとなって…
という中々にシビアなモノになっております。

という訳で今回のメインは表紙になっている通りにメイド姉です。
ただ助けられるだけだった存在がその立場に甘えず、
むしろ無力な自分を嘆き、その苦悩の果てに辿り着いた信念を、
異端審問官に鞭打たれながらも怯まずに民衆たちに宣言する場面は鳥肌が立つくらいでしたよ!

人間賛歌

与えられた自由ではなく、藻掻きながらも自立して自ら掴み取ろうとする生き様と、
教会にも屈せずに貫き通す確固たる信念には最高に心が震えます。
そして、そんなメイド姉の想いを目で語らせる石田あきらさんの見せ方には惚れ惚れします。
ホントこの場面は何度も読み返してしまいます。

ダイの大冒険のポップもそうでしたけど、
初めは弱かったのに自力で這い上がって成長するキャラは本当に格好いいなぁ。
ダイの大冒険と言えば作中でニセ勇者パーティーのまぞっほが

勇者とは勇気ある者ッ!!
そして真の勇気とは打算なきものっ!!
相手の強さによって出したりひっこめたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!

と言ってたけど、正にメイド姉は真の勇気を見せてくれた訳で、
メイド姉こそもう一人の勇者と言えるのではないでしょうか。

そんな訳でこれからもまだまだ面白くなっていくまおゆう。
同盟の市場操作に、魔王の儀式の問題とかまだまだ山場は続いていくので、
これからも楽しみです。

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