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:: 2023/12/21 木曜日::

■[漫画]秘密の酒場「まどろみバーメイド」14巻

まどろみバーメイド14巻まどろみバーメイド14巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
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屋台が復活するまで時間がある雪を秘密の酒場へと誘ったアシュレイ。
その秘密の酒場アンタレスは香港黒社会出身のバーテンダー柳が、
ならず者と子供の隠れ家として作りあげて15年間維持した場所だった。

しかし、柳が交通事故で死んだことで、
その遺志を一時的にアシュレイが継ぐことになったけれど、
アシュレイにはシャノンとやっているバーがあって掛け持ちはできない。
しかもオーナーから無茶な立ち退き要求が来たコトで、
それをクリアする必要まで出てきて…

雪はまた今回も厄介な面倒事に巻き込まれましたね。
とはいえ、思い出の店がなくなるというのは雪にとっても人事ではないので、
その場所で育った子が、守るために立ち上がるというのなら協力しますよね。

童顔低身長で負けん気が強いとか、今まで居なかったバーテンダーですね。
とはい一ヶ月という短い期間で育て上げなければいけないし、
柳が低コストでやりくりしていた方法も解読する必要があったり、
かなり難易度が高いんだけれど、
着実に成果をあげていく雪がとても頼り甲斐があります。

そしてアシュレイと因縁があるグリフとの過去編ですけど、
香港のスラムで孤児として育ってきた二人が生き抜いて、
アシュレイが種違いの妹シャノンと出会った、という流れだけど…
これから少しは暗い話が続きそうだなぁ…
まぁ、一旦ハッピーエンドになるのは知っているだけまだマシですけどね。
ただ、やっぱり大人に潰される子供というのは見ていてツラいものがありますよね。

:: 2023/7/6 木曜日::

■[漫画]気兼ねない酒との付き合い「まどろみバーメイド」13巻

まどろみバーメイド13巻まどろみバーメイド13巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
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ファッション誌アスガルドのカリスマ、芹沢女史が主催するオーディションも無事に終わり、
編集長の代替わりもできたんだけど、
折り悪く悪天候に見舞われてしまい、
甲板に設置されていたサテライトが海の藻屑となりそうで…

朱春さんは今まで心の澱に溜まっていたものが有ったからこそ、
あそこで動き、結果を出すことが出来たんだと思います。
そのお陰で怪我もしたけれど、後悔が少しは薄れたんじゃないかな…
朱春さんはずっと後悔していたようだけど、
そろそろ自分で自分を許しても良いんじゃないかな、と思いました。

朱春さんのお陰で雪は健康に良い情報を貰ったり、
実父に連絡を取ることができたり、悪いことばかりじゃなかったと思うんですよね。
朱春さんの望んでいた結果にはならなかったけれど、
良い出会いだったのではないかと思います。

そして新章への繋ぎの話があるのですが、角打ちですか…

聞いた事はあるけれど、入ったことはないですね。
気兼ねなく、気軽に酒と親しむことができる場所、
というのは確かに日本独自の楽しみ方のような気がします。
酔っ払いの弊害とどう付き合うのかが気になるところですが…

クリスマスもグダグダだったけど、
それが面白かったですね。
日代子さんが頑張って空回りするところとか、彼女らしいけど、
同僚にアグリーセーターを見られた騎帆さんのその後が心配です…w

そして新章の冒頭が始まりましたが、
次はチャイニーズ・スピークイージーみたいな感じですね。
これまた一筋縄ではいかなそうですが、
雪はどのような選択をするのか…
楽しみです。

:: 2022/12/15 木曜日::

■[漫画]名残の宴「まどろみバーメイド」12巻

まどろみバーメイド12巻まどろみバーメイド12巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
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DMM電子書籍:まどろみバーメイド (12)

ファッション誌アスガルドのカリスマ社長の芹沢女史から依頼されたのは、
クルージング船ネビュラで選抜された5人のモデルからカバーモデルを選ぶために、
5人のバーテンダーと組んで観客から票を集めるというもの。
モデルとバーテンダーの組み合わせでそれぞれ個性的なバーを作る中、
出遅れた雪とspicaの二人が演出するバーは一体どのようなものになるのか…?

私だとこういった競争だと先行逃げ切りタイプが優勢だと思っちゃうので、
りげるさんたちを推しちゃうところなんですが、
相良さんのモデルということを前面に押し出したランウェイバーや、
票の係数を深読みしたカノープスさんたちの茶室には負けたなー、と思います。
私は直観で動いてしまい、観察して考察するという手順を疎かにしがちというか…

雪はどうだったかというと、
コンセプト被りというアクシデントがあったけれど、
逆にそれが怪我の功名となり、spicaさんが先輩の想いを知ったからこそ作りあげることができたのが…

直会。
ヴァルキリーバーという北欧神話へのアンサーが、
日本神話というのが面白いですね。
そしてこたつでのんびりと打ち上げ、というコンセプトがとても良かったです。

お客さんが言ってた「子供の頃に帰ったような幸せな気持ち」というのが良いですよね。
子供の頃は祖父母が時代劇を見てる隣りでこたつに入りながら、
うつらうつらしながら寝入ってたものです。
それを思い出すことができたので、この直会の良さが伝わってきました。

今回のイベントの趣旨も、何故芹沢女史がこのような企画を立てたのかも納得ですが、
ラストの展開だけが意外というか…
雪ちゃん頑張ったのに、何故あんな受難を…
可哀想すぎる…

:: 2022/6/16 木曜日::

■[漫画]船上のヴァルキリー「まどろみバーメイド」11巻

まどろみバーメイド11巻まどろみバーメイド11巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
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DMM電子書籍:まどろみバーメイド (11)

日代子の姉からの紹介で乗船することになったシークレットクルージング船ネビュラ。
ファッション誌のカリスマ社長から任されたミッションは乗船客へのカクテル提供。
雪と日代子の二人だけではもちろん足りないので、
出張バーテンダーのセラフィム三兄弟と組むことになったんだけど、
そのセラフィムから雪は妹と呼ばれて…?

雪が生き別れの妹、というのは妄想が過ぎるのでは?
とは思ったけれどそれなりに理由もあって唸らされるというか…
年齢、名前、水への恐怖、そして遺伝する瞳の色…

確かにこれだけ符号が揃ったら、そう考えるのも当然かもなぁ…
とはいえ雪も両親との思い出があるし、そう簡単に受け入れられるはずもなく…

雪の心を波立たせる朱春さんはちょっと迂闊なところがあるのかな?
とも思いましたがバーテンダーとしての資質と実力、そして矜持はしっかりあるんですね。
依頼者である芹沢社長の思惑とは違う、酒の良い面をしっかりと演出しており、
良いバーテンダーだな、と感じ入りました。

芹沢社長も強引なところはあるし、それが横暴なように見えるけれど、
朱春さんの意見を否定せずに汲み取ったり、ワンマン社長って感じではないですね。
カリスマという言葉がしっくりくる人だと思いました。

新しいカバーモデルを選ぶための催しで、
5人のバーテンダーと5人の候補を組み合わせてバーを作るとか、
やることが大胆でいてクリエイティブで面白いけれど、
雪は妹と呼ばれて心が穏やかでないだろうし、心配ですね…
慣れない船上ということもあり、そちらの意味でも心配です。
倒れなければ良いんだけど…

:: 2021/12/17 金曜日::

■[漫画]ニュースタンダード「まどろみバーメイド」10巻

まどろみバーメイド10巻まどろみバーメイド10巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
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DMM電子書籍:まどろみバーメイド (10)

性格に難はあれど実力と努力は確かな砕明寺は伝説のカクテル「ブレイズ」を改良して再現し、
騎帆さんは窮地に立たされることになったんだけど、そこに現れたのは入院しているはずの余呉チーフ。
代わりに出るのかと思いきや、余呉チーフは騎帆さんの枷を解き、背中を押すことで、
騎帆さん本来の実力を発揮させて…

「バーマンプラチナム」の決戦は面白かったですね。
砕明寺のやり方は昭和の時代なら唯一解だったと思うんですが、
SNSを駆使しながら、その向こう側にいるお客を信頼できてなかったというか…
料理ってのは美味しい物を食べるのも素敵だけど、
自分で作る楽しみってのもあるからね。
砕明寺にはそういった視点がなかったからというか…
どこまでも自分を高めることにの固執してしまったのが敗因なのかもしれない。

それはそうと騎帆さんのこの発言はメタネタでしたね。

この作品世界では新型コロナはないみたいですが、
現実ではアルコールが供される飲食店からは脚が遠のく昨今ですから。
そんな時代だからこそ、こういったバーの在り方が示されるのも有りなのかもしれない。

それと次のエピソードまでの骨休みだった温泉回ですが、
とても華やかで素晴らしかったですね!

折角美女がたくさん出てるんだから、
たまにはサービス回があっても良いよね!

次のエピソードは雪ちゃんが主体となるみたいですが、
なんか曰くありげな三人が出てきたので、どうなることやら…
雪ちゃんの成功と心の平穏を祈っております。

:: 2021/6/19 土曜日::

■[漫画]白金のバーテンダー「まどろみバーメイド」9巻

まどろみバーメイド9巻まどろみバーメイド9巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (9)
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DMM電子書籍:まどろみバーメイド (9)

新進気鋭だけど敵を作りやすい銀座のバーテンダー、砕明寺。
売名のためにエリシオンの余呉チーフを罠に嵌めたがために、
強い恨みを買ってしまい、今度は罠に掛けられて、
バー番組「バーマンプラチナム」への出場を仕組まれて…

バーテンダーの腕を競う三番勝負とか少年漫画みたいですが、
基本アルコールが入るから青年漫画向けではありますね。
SNSを駆使する砕明寺を相手に、
既存のマスコミとSNSの合わせ技で追い込む真下さんは上手でしたね。

ただ、砕明寺のバーテンダーとしての腕も確かなものなんですよね。
余呉チーフを陥れたり、雪のレシピをパクったり、
色々と問題があるのは確かなんだけど、
圧倒的な試行錯誤の量と世界を旅した経験値を持ち、
膨大な引き出しの数から導き出される答えには感心しちゃうんですよね。
それだけに、正道を歩まないことへの残念さも感じるわけで…

三番勝負の前座の二試合は正統派というか、
とても良い勝負だっただけに、砕明寺の言動のダーティさが際立つんだよなぁ…
特に若尾さんと黒鉄さんの勝負は後味もすっきりで素晴らしかった。

それだけに砕明寺の人当たりの悪さが際立つというか…
自分に自信を持つのは良いんだけど、
角が立つ物言いしか出来ないのが残念というか…
うーん、これはもう、性格かな…

ただ、その圧倒的な実力を前に騎帆さんがどう立ち向かうのかが心配ですね。
審査員から棄権を勧められるほどなんだけど…
何とか一矢報いて貰いたいものです。

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