僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2019/8/4 日曜日::

■[漫画]音無響子の呪いに掛かった人、集まれー「泉さんは未亡人ですし…」

昭和初期の浅草。
医者になるために上京してきた真面目な眼鏡青年の本間肇は、
父に紹介された未亡人の家に下宿しようと訪れたら、
その未亡人である泉透子さんはおばさんどころか若い女性で…

未亡人の家に下宿とか昭和かよ!
と思ったけど、よく考えたら昭和だった。
「めぞん一刻」の音無響子の呪いに掛かったアラフォー以上特攻です。
もうね、設定聞いただけでポチってしまいましたもん。

しかもね、この泉さんがとても可愛くてですね。
夫が亡くなった時を夢に見てぐっすり眠れない泉さんが、
亡き夫の声とそっくりな肇に添い寝をお願いするとかエロすぎる…!

童貞の肇くんにこれは拷問ですよ。
それもこれも肇くんが医者志望だから女性の裸には欲情しないだなんて、
見栄を張ったせいなんですけどね!

しかし、日々添い寝をすることで仲を深めていくとか良いですね…
これはこれで有りだと思うわけですよ。
そして肇くんに惹かれていく泉さんがとても良い…!
肇くんが悪友に引っ張られて花街に出掛けていたら、
嫉妬してイライラしちゃうとか可愛すぎか…!

笑顔で怒ったりするところとかも、
音無響子さんを思い出して最っ高にニヤニヤできちゃいますよ。
こういうのが好きなんですよ、私は…!

ラストではちゃんと結ばれて大団円と、
1冊で綺麗にまとまってるのも良いですよね。
もうちょっとじっくりと読むのも有りかとは思いますが、
この物足りなく感じるくらいの短さも有りかな、とも思う次第です。

それにしても板倉梓さんは昭和生まれのおっさん読者の心を掴むのが上手いな…
次は双子の男子と幼馴染み女子の漫画とかじゃないよね…?w

:: 2018/3/30 金曜日::

■[漫画]うるさい小悪魔にご用心「ばうんさーず」2巻

ばうんさーず2巻ばうんさーず2巻
出版社:竹書房
作者名:犬上すくね
作者twitter:犬上すくね (@sukuneinugami) on Twitter
Kindle版:ばうんさーず (2)
DMM電子書籍:ばうんさーず (2)

大湊カイは従姉のあきらお姉ちゃんの家に居候する浪人生。
すず、千尋、千羽のあきらの娘三人に過保護にされながら、
家事を引き受け三人を大事にして支えてくれる大切な男の人。
今年こそは本番に緊張しすぎて試験が受けられないといった事態にならないように、
色々と気を付けて大学受験にのぞむつもりだけど…?

寂しいですがこの2巻で完結です。
ラブコメ漫画が主戦場の犬上すくねさんにしては珍しく、
カイが明確に誰かと結ばれるという展開にはなりませんでしたが、
こういった重婚エンドを匂わせる終わり方も有りかな、とも思います。

すず、千尋、千羽の三人は誰もがカイのことが大好きですからね。
正直、誰を取っても残り二人は泣きそうだしなぁ…
そもそも三人とも譲らなそうというか…
うーん、これはローテーションで結婚と離婚を繰り返すしか!(笑

あと、今回はあきら姉ちゃんの出番が多かったですね。
1巻での出番が少なかっただけに、2巻では多めに出てくれた感があります。
お陰であきら姉ちゃん視点で語られることで、
カイが居候するようになった経緯がわかり納得感が上がりましたね。

それにしても千尋ってば罪つくりだなぁ…(笑
クラスメイトの前であんなことされたら、江崎くんの恋心は加速しかしないですよ。
でもまぁ、江崎くんがカイの悪口を意図せず言ってしまったため、
千尋は笑顔で好感度下げまくってるのが何とも青春だな、と思いました。
うん、強く生きろ…

全2巻と短かったですが、良い作品でした。
オススメですよ!

:: 2016/10/9 日曜日::

■[漫画]彼女たちは用心棒「ばうんさーず」1巻

ばうんさーず 1 (バンブーコミックス)
著者/訳者:犬上 すくね
出版社:竹書房( 2016-09-30 )

作者twitter:犬上すくね(@sukuneinugami)さん | Twitter
Kindle版:ばうんさーず (1)

千羽と千尋とすず。

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三人の美少女と同居する親戚のカイは予備校通いの浪人生。
仕事で不在がちの彼女たちの母親代わりに、
唯一の男手として頑張ろうとするカイだが、
むしろカイの用心棒になろうと彼女たちの方が奮闘し…

美少女たちに頼りにされるどころか、
美少女たちに甲斐甲斐しく世話をやかれる日常コメディです。
犬上すくねさんらしいほのぼのしている中で、
ちょっとラブコメ風味なところがとても良い味を出していますよ。

でも叔父と姪のラブコメは不毛だなぁ…
と、ちょっと斜に構えてたんですが、
最後の方でカイと彼女たちの母親であるあきらは姉弟ではなく従姉弟なことが判り、
俄然面白さが増した気がします。(笑

実際三人ともそれぞれカイのことを好きすぎだろうと。
家族に対するソレなんだろうけど、距離感が全くないところがニヤニヤしちゃいますね。
友達に愚痴をそのまま受け取られそうになって慌てて擁護する千羽とか可愛いし、
普段学校ではクールビューティーなのにカイの前では屈託なく笑う千尋もギャップ萌えだし、
歳が近いから多くの思い出を共有している幼馴染属性もあるすずは正妻度高いですしね!
というか、カイのLINEを管理しようとするとか家族というより恋人だよなぁ。(笑

まんがライフSTORIAでゆったり連載しているので、
刊行ペースはまったりですが、とても面白い作品なので今後にも期待したいです。
面白いよ!

:: 2015/10/4 日曜日::

■[漫画]BL、ノーマル、異種族、姉弟「私に見えない恋心」

私に見えない恋心 (バンブーコミックス)
著者/訳者:仙石 寛子
出版社:竹書房( 2015-09-30 )
作者サイト:空豆人間
作者twitter:1059165(@Saubohne1059165)さん | Twitter

Kindle版:私に見えない恋心

仙石寛子さんの漫画は基本的に”恋愛”を軸にしているんですが、
BLからノーマル、人外との交流までと多種多様なジャンルに及んでいます。
そして短編集ではその面白さの多彩さがよく判る一冊になっているのです。

まず初っ端の「気の迷いなら早く」からしてBLっぽいです。
可愛い浴衣を着た友達が夏祭りに誘いに来るんですが…

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うん、とってもBLだね!
それでもガチな感じじゃないのでライトに楽しめますし、
男同士とはいえ隠された一方通行なだけに、
心の機微にはニヤニヤしちゃうものがあります。

そして「恋を恐れて」というのが中々にシュール。
等身大のカマキリと女性がお互いの恋を語り合うという、
どこの世界観なのかサッパリわからないけれど、
何とも軽妙な面白さがある短編になっています。

他にも恋と友情と三角関係な青春っぽいものから、
不思議なボーイミーツガールや、BL的なモノまで本当に色々あるんですが、
ノーマルなものだと「月よりは近い」が良かったですね。
遠距離恋愛でちょっと倦怠期っぽい感じのカップルの話なんですが、
彼氏さんの行動力がちょっと格好良かったです。
うーん、遠距離恋愛にはこういった行動力こそが肝心だよなぁ…(しみじみ
一般的には淡白に見えるけれど、二人にはこの距離感が丁度良いのかも。

あと個人的に好きだったのは「寒い間はお楽しみ」ですね。
姉弟の話なんですが、それ以上に黒ストの話でした。
ストッキングの濃さをデニール度というのは業界では有名ですが、
それを姉へのプレゼントに選んで目の前で履いてもらうとか、
よく考えれば非常にマニアックだと思うのです。
ちなみに私としては80デニールくらいが良いと思います!

仙石寛子さんらしい、とても面白い単行本でした。
不思議な恋愛モノが好きな人にお勧めです。

:: 2015/6/2 火曜日::

■[漫画]嫉妬する女の子はとても可愛い「制服あばんちゅーる」2巻

制服あばんちゅーる 2 (バンブーコミックス)
著者/訳者:伊丹 澄一 さぬいゆう
出版社:竹書房( 2015-05-30 )
作者サイト:ItamiWorks

Kindle版:制服あばんちゅーる (1)
Kindle版:制服あばんちゅーる (2)

風紀委員長の絲生さんと、同じく風紀委員の嘉湧くんをメインにした、
学園青春ラブコメディの2冊目!
素直になれない喪女気味な絲生さんの性格のせいで、
中々二人の仲は進展しないのですが、それもまた初々しくて可愛らしいのです。

喪女気味といいましたが、職権濫用するほどの喪女っぷりでして。
絲生さんが雨の日に風紀委員が傘の貸与をするという、
生徒思いな方策を打ち立てたと思ったら、
その目的は相合い傘を阻止するためという…(笑
その力のベクトルを自分の恋の成就に使えばいいのに…
まぁ、自分が恋していると素直に認められないかぎりは無理かなー

本人は認めてないけど嘉湧くんを意識しているのは間違いなくて、
告白されたと思ったら勘違い、というイベントが2回あったけど、
その時の絲生さんのリアクションが可愛いったらありゃしないですね!
それに生徒会副会長女子と会って「Oh! Yes!」なことを知った絲生さんが、
見開きで大層ご立腹している姿は萌えでありました。
嫉妬する女の子はとても可愛い。(ただし二次元に限る

たまたま映画館で一緒になって勘違いされてカップル割引になった時のあれこれとか、
絲生さんの大変に可愛らしい面が見られて眼福な2巻でした。
それと嘉湧くんの妹ちゃん可愛いですね。
こんな妹が欲しかったわー…

:: 2014/10/17 金曜日::

■[漫画]青春の香り漂う「制服あばんちゅーる」1巻

制服あばんちゅーる 1 (バンブーコミックス)
著者/訳者:伊丹 澄一 さぬいゆう
出版社:竹書房( 2014-10-07 )
作者サイト:ItamiWorks

Kindle版:制服あばんちゅーる (1)

「共学高校のゲンジツ」を描いている伊丹澄一とさぬいゆうの最新作!
まんがらライフSTORIAで連載している作品なんだけど、
青春とラブコメの香りが匂い立つ内容は一緒です。
ただ、こっちの方が男女間の仲が若干接近しているかも?

絲生さんはみんなのが憧れの風紀委員長の三年女子。
男女一緒に下校するのを鬱陶しいと言いながらも憧れがある素直になれない女の子。
そんな絲生さんがひょんなことから部下の嘉湧くんを意識し始め、
赤面比率が高くなっていくのが面白いのです!

上目遣いを教えられて白目ってしまったり、
風紀委員会顧問の不二藁先生には「6」の英語の発音をさせられたりと、
ちょっと残念な所があるのもむしろ可愛いというか。
割りと良いおっぱいを持ってるけど意識してなさそうというか。
ダンボール運びの回で、最後の飛び跳ねてる時に絶対揺れてたよね。

「共学高校のゲンジツ」が好きな人なら十分楽しめると思います。
ちなみに「共学高校のゲンジツ」の4巻も先月末に出てますので、
同時に買うのも良いと思います。
別に同時購入のキャンペーンとかはないんですけどね。(笑
掲載誌であるまんがライフSTORIAとのキャンペーンはやってるみたいですが。
Vol.8とのコラボなんでクリアファイルが欲しい人は早めにどうぞー

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