僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
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:: 2024/3/29 金曜日::

■[漫画]美しい花には毒がある「エリスの聖杯」10巻

エリスの聖杯10巻エリスの聖杯10巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
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アイシャ・ハクスリー殺人事件の犯人とされたオルダスの無実を証明するため奔走するアビーと、
そのアビーを陥れるために娼婦を籠絡するデボラ。
アビーを助けたいコニーたちだったけれど正攻法ではどうしようもない中で、
コニーが頼ったのは、やっぱりスカーレットだった…!

いやはや、スカーレットは本当に頼りになりますよね。
判事を買収…、というよりも脅迫するために暗躍するとか、
コニーのような善良な人間ではどうあっても思いつかないですよ。
流石は悪役令嬢だけあります。

そしてアビーを助ける為に娼館が総出となるとか、
本当にアビーは慕われているんだなぁ、と感心しますね。
やはりデボラなどという陰険な貴族とは違いますよ。
まぁ、若い頃はかなりお転婆で大変な人だったみたいですけどねw

それに罠に掛けるのにも、単なる色気で釣るのでは無くて、
判事の嫉妬心を利用するというのがまた悪辣ですね。
男としてだけではなく、貴族としての矜持を刺激されたらねぇ…
そりゃコロッと騙されるわけですわ…

そして元凶となったアメリアですが…

自分の迂闊さが跳ね返っただけでなく、
虎の尾を踏んで痛い目を見て少しは懲りたかな?
自分は安全な場所でひたすら石を投げていたクズだということに、
痛みを知ることで思い知ったのなら幸いです。

取りあえずはアビーを巡る陰謀は解決したけれど、
大国ファリスが仕掛けている壮大な陰謀はまだ続いているので、
まだまだ油断はできませんね。
頑張れコニー&スカーレット!
この国の男達は総じて役立たずだからな!

:: 2023/9/20 水曜日::

■[漫画]負けず嫌いなお嬢様の軌跡「エリスの聖杯」9巻

エリスの聖杯9巻エリスの聖杯9巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
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リリィ女史が遺したエリスの聖杯の手掛かりをついに手に入れたコニーとランドルフ。
そこに記されていたのはエリスの聖杯とは、
隣国であるファリスからのアデルバイドへの侵略計画のことだった…!

この9巻はほぼほぼリリィ女史の物語ですね。
リリィが自己肯定感に満ち満ちていた幼少期にスカーレットに出会い、
敗北感を味わうところから始まります。

スカーレットという強烈な個性に出会った際に、
アイシャのように信奉するのではなく、
負けん気の強さでもって接して、
何だかんだで友人と呼べるだけの距離感を持てているのは、
リリィ女史の才覚と努力によるものでしょうね。

ただ、その才覚と努力は貴族令嬢としてのものだから、
国家間の陰謀というものは手に負えなかったんですね。
彼女もまた、ド三流な男たちの尻拭いをするハメになった結果、
その命を使う覚悟を決めたんだなぁ…

いやはや、本当にこの作品の男どもは頼りにならないんですよ。
大切なものを守るためには国家に喧嘩売るくらいして欲しいものですね。
まぁ、ヘタレはヘタレなりに頑張ってはいるみたいなんだけど、
コトが起こるまでにどれだけ積み上げてきたかが重要なわけで…
そこまで想定せずに安穏としていたツケを払っているだけなんだよなぁ。

それはそうと、現実のウクライナの情勢を見ていると、
大国が戦争を仕掛けるのには大義名分なんて必要なくて、
一方的ないちゃもんだけでやらかすんだということがわかり、
丁寧にやってるファリスがとても紳士的だと思えるようになりました。
これもまたフィクションが現実に負けたということなのかもしれない…

:: 2023/3/7 火曜日::

■[漫画]たった一つの劇薬「エリスの聖杯」8巻

エリスの聖杯8巻エリスの聖杯8巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
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スカーレットの死の真相に迫るため、アイシャ・ハクスリーに会いに行くコニー&スカーレット。
かつてスカーレットに憧れ、追い求めていたストーカーだったアイシャは、
唯一無二であるスカーレットに似ていると言われるコニーのことは否定的だったけど、
開口一番ジャッカルの楽園の匂いに気付かれてしまい…

この8巻はほぼアイシャでしたね。
アイシャの病みっぷりが遺憾なく発揮された作画が素晴らしかったです。
それに、常磐くじらさんが書き下ろしたSSのお陰でアイシャの解像度が上がりましたよ。
中身がスカスカな所に劇薬たるスカーレットに会ったのが全ての始まりだったんだなぁ…

アイシャの描き方も見事でしたけれど、
コニー&スカーレットも最高でしたよね。

この表情を見た瞬間、スカーレットとしか思えませんでした。
良く見ると髪型とかはコニーなんだけど、
本当にスカーレットにしか見えないんですよね。
スカーレットを崇拝するアイシャが完堕ちするのも当然と言えましょう。

そんなアイシャの自死を止めるためにコニーが前に出てきたんだけど、
その理由がとても良いですよね。

コニーがスカーレットのことをとても大切に思っていることが伝わってきて、
とてもほっこりしましたよ。

まぁ、その後の展開はとてもほっこりとは言えないものなんですが…
ついにリリィが遺した情報に辿り着き、エリスの聖杯の真相に近付いたコニーたちですが、
流石に令嬢の手に余る案件になってきましたよ。
ランドルフ閣下、何とか護ってくださいよね…!

:: 2022/9/13 火曜日::

■[漫画]朴念仁と食いしん坊「エリスの聖杯」7巻

エリスの聖杯7巻エリスの聖杯7巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
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DMM電子書籍:エリスの聖杯 (7)

コニーはランドルフ卿と婚約しているから、
閣下という呼び名はおかしい、と指摘されたので、
考えに考え抜いて、最大限の勇気で出てきた呼び名が…

コニーは本当に可愛いなぁ。
こんなに可愛いコニーを目の前で見て何も動じないとか、
ランドルフ卿は少し朴念仁がすぎると思うの。

オブライエン家に訪ねた時も、
ルチアちゃんとアビゲイルさんの関係が気になっている時の表情も、
スカーレットじゃなくても考えていることがわかるくらいに色々と明け透けなんだけど、
そこがコニーの魅力だと思うのです。

そんなコニーがお洒落をしてランドルフ卿とデートをする様子はとても可愛らしいものでした。
スカーレットに見立てて貰っても色々と気になってソワソワしちゃうところとか、
まるで恋する乙女みたいでめっちゃキュンキュンするじゃないですか。
それなのに無神経にも前妻の話をしてコニーを暗鬱とした表情にしちゃうとか、
ランドルフ卿は本当に罪深い朴念仁だな! と憤慨したものです。

まぁ、その直後に食べ物を与えて幸せそうにする場面を読めば、
とてもコニーは食いしん坊で単純だな、と呆れちゃいましたけどね…w

ケイトと友達になった経緯から察することができるけど、
コニーってばかなりの食いしん坊さんですからね。

でも、こういったところもコニーの魅力だと思うのです。
原作読んでいた時も可愛いと思っていましたが、
コミカライズでこのように愛らしく表現されたら更に惚れ直しましたw

次巻ではコニーよりもスカーレットの見せ場が増えそうな気配です。
それはそれで楽しみです。

:: 2022/3/22 火曜日::

■[漫画]一番の親友「エリスの聖杯」6巻

エリスの聖杯6巻エリスの聖杯6巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (6)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (6)

コニーを狙った悪漢たちに人質として攫われてしまったケイト。
大切な親友だからこそ傷付けてまで遠ざけたのに、
結局巻き込んでしまって心を痛めるコニー…
何とかケイトを助けようと奔走するも上手くいかなくて…

ケイトが回想するコニーとの出会いですが、心が温まりますね…

大好きな母親と一緒に作ったクッキーを幼い悪意で踏みにじられるという、
普通はトラウマとなりそうな事件なのに、
コニーが天然で助けてくれたお陰で良い思い出となったのには救われます。

それにしてもパメラは子供の頃からパメラなんですね。
幼いながらも底意地の悪さが滲み出すぎる悪女。
これから数年後、より上位の悪女なスカーレットに踏みにじられたのは、
やはり自業自得なんだな、と感じ入る次第です。

それにしても桃山ひなせさんは表情で魅せるのがべらぼうに上手いため、
一番の親友であるケイトが奪われそうになっているコニーを見ていると、
その悲痛さがメチャクチャ伝わってきてしまい、
とても心が痛くてたまらなかったです…

逆にスカーレットが悪漢どもを手玉に取った時にはスカッとしましたし、
スカーレットの兄マキシミリアンが娘にレティシアと名付け、
その意図が伝わった時のスカーレットの表情にはとても感動しました。

あのスカーレットが今にも泣いてしまうのではないかと思うほどに心を揺さぶられてて、
それが伝わってくるのがとても良かったです。

それとおまけ漫画のケイトとコニーの子供時代の話はとても良かったです。
コニーのドジっ娘なところを微笑ましいものにしてしまうケイトの包容力に、
二人の関係が感じられましたね。
コニーにとって、スカーレットとは別の意味での親友だというのがわかるし、
ずっと親友で居て欲しくなります。

次回はコニーとランドルフ閣下の話がメインになるのかな?
多少はラブコメしてくれると思うので楽しみです。

:: 2022/3/21 月曜日::

■[ラノベ]コーネリア・ファリスの星冠「エリスの聖杯」4巻

エリスの聖杯4巻エリスの聖杯4巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:常磐くじら
作者サイト:常磐くじら
絵師名:夕薙
絵師サイト:SEVENTH HEAVEN
絵師twitter:夕薙さん(@y_nagii) / Twitter
連載サイト:エリスの聖杯
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 4

稀代の悪女スカーレット・カスティエルの幽霊と誠実で温和な令嬢コンスタンス・グレイル。
二人が組んでスカーレットを奸計で以て断頭台に陥れた犯人の解明は、
大国ファリスの後継者争いという壮大な事件にまで波及し、遂には大団円を迎えることになった。
平穏なある日、コンスタンスは婚約者ランドルフと供に、
ルチアを連れてソルディタ共和国に観光に行くことになったんだけど…

Web版には後日談がありましたが、それとは別に書籍版の続きが発売です。
電子書籍版でのみの発売というのに世知辛さが感じられますが、
作品の面白さには問題ありませんし、私は元々電子書籍で買ってたのでオールOKです。

全3巻で綺麗に完結していただけに蛇足にならないか心配でしたが、
スカーレットが母アリエノールから聞いていた「コーネリア・ファリスの星冠」の謎は残っていたので、
それを解決、というか探索するというのが良い続編のモチベーションになっていると思います。

今回もスカーレットの毒舌が光ってましたが、
コニーの食欲もかなり輝いていましたね…w
ランドルフもコニーの操縦方法が堂に入ってきた感があります。
将来、ランドルフが残業で遅くなったのをお土産でご機嫌を取る姿が見えるようです…
というかランドルフはずっと仕事中毒だったなぁ…
婚約者なんだしもう少し出番が多くても良い気がしないでもないんだけど…w

コーネリアもアリエノールも既に故人だけど、
その足跡からどのような人物だったのか伝わってくるのが良いですよね。
まぁ、スカーレットの母と先祖であるから類推しやすいってのもあるのですが。

それにしてもルチアちゃん、少年の初恋を華麗に奪ってしまうとか、
スカーレットとはまた違った悪女の才能があるような気がします。
将来的に三角関係みたいになったりしたら面白いかな…
まぁ、間違いなくアントニオくんがもう一度失恋しそうだけど…
アントニオくん… 強く生きて下さい…

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