僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2016/7/21 木曜日::

■[漫画]言われて納得、日本の不思議「北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅」

今回の北欧女子オーサさんの新刊は日本各地の旅行記エッセイ漫画です。
今までは東京で暮らしているオーサさんの日常で感じた不思議でしたが、
日本は東京だけではないということで、南東北から沖縄まで各地に行っておられて、
その土地で不思議に感じた食べ物や体験が描かれていて面白いです。

特に多かったのはやはり食べ物に関することですね。
もともと料理はその土地の文化に根ざしたものが多いですしね。
あけびやむかごや海ぶどうなんてモノはその土地に行かないと食べようと思わないでしょう。
そういったユニークな食べ物を気に入って貰えるとちょっと嬉しいですね。

とはいえ生理的にどうしても無理なようなものもあるようで、
特に魚介類は難しいみたいですね…

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見た目がそのままの料理は確かに多いなぁ…
しかも生きた魚を見ながら魚料理って言われてみれば確かに奇妙かも…
焼肉屋で飼ってる牛を見ながら牛肉食べるようなもんだもんなぁ…

ただ、鳥は皮が一番美味しいと思うし鮭も皮が美味しいと思うので、
是非とも皮料理には馴染んで欲しいなぁ、と…!
中華料理の北京ダックとか皮がメインの料理だしね。

それと九州の大川のような地方都市も行ってらしたんですが、
閉鎖的な田舎っぽさがあって苦笑いというか…

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土地にも依るんだろうけど、お互いのことをよく把握してるんだよね…
ここまで行くと相互監視社会のようでちょっと薄ら寒く感じるかもしれませんが、
良い面もあるので難しいところです。

それにしてもオーサさんは人の縁を活かすのが上手いなぁ。
友達の友達みたいな繋がりで日本各地で現地の人に案内して貰うとか、
コミュニケーション能力が本当に高いなぁ、と思わされます。
ただの個人差のような気もしますが、
これもまた異文化の一つなのかなぁ、と思ったりもします。

次は北欧に近い気候の北海道や独自の食文化がある長野あたりに行って欲しいですね!

:: 2015/10/9 金曜日::

■[漫画]同じ地球に生まれたミラクルロマンス「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」2巻

北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 (2) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
著者/訳者:オーサ・イェークストロム
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2015-09-18 )
作者サイト:北欧女子オーサ オフィシャルブログ

Kindle版:1巻
Kindle版:2巻

スウェーデン出身の日本の漫画とアニメが大好きな漫画家オーサさん。
日本で暮らして感じた色々な物を4コマ漫画で表現した、
外国人ならではのコミックエッセイ漫画の2巻が早くも登場です!
まぁ、発売はもう半月も前なんですが…

今回も日本で感じたアレコレを漫画にされてるんですが、
日本のマナーとルールに戸惑うオーサさんを見ていると、
同情心と申し訳なさの両方を感じてしまいますね。
どうしても日本人は明文化するのが苦手というか…
あえて明文化せずにグレーにして臨機応変で判断する所があるんだけど、
何故ならそれはオーサさんとそのお友達が体験されたように、
明文化しちゃったら画一的に判断しちゃうからで…

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これも一つのお国柄ってやつなのかなぁ…?

他にも日本独自というので日本の漫画独特の表現に、
まだ幼かった頃のオーサさんが色々と勘違いを繰り広げているのは、
微笑ましいというか自分の若気の至りを思い出して妙に共感したりするというか。
確かにエロ→鼻血というのは判りにくいよなぁ、と納得しちゃいますね。
それと、日本人の飽くなきパンチラへの愛情とかは申し訳ないというか…!

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でもこれは桂正和先生が元凶の一つだと思うんだよね…!
まぁ、それ以前にもあったんだけど、
アレだ、日本のPTA的にギリギリを攻めたらパンチラだった歴史があるのかもしれない。

それと2巻ならではのエピソードなんだけど、
日本で漫画家としてデビューするまでと、それからの話があるのが面白かったですね。
日本とスウェーデンの出版社の違いにも驚いたけれど、
子供の頃から憧れた高橋留美子先生と漫画家としてお会い出来た時の感動とか、
高橋留美子先生を神様と感じる気持ちは何となく判りますよ。
私らの世代にとっての鳥山明先生みたいなものでしょうね。
そりゃー、会えたら頭の中が真っ白になってあとで後悔することもあるよねー(笑

それもこれもオーサさんが日本にやってきて、
それを漫画化したからこそなので、
オーサさんの情熱がこれからも色褪せないことを願うばかりです。
次の3巻もできれば出して欲しいですね。

:: 2015/3/6 金曜日::

■[漫画]日本に恋してドキドキするのはスウェーデン「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」

北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
著者/訳者:オーサ・イェークストロム
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2015-03-06 )

作者サイト:北欧女子が見つけた日本の不思議

Kindle版:北欧女子オーサが見つけた日本の不思議

元々どこかのニュース記事でそのブログの存在を知ったのがキッカケなんですが、
今ではすっかり北欧女子が見つけた日本の不思議のファンです。
しっかし、この話題性の高さと予想以上に日本で受ける絵柄からいつか書籍化するとは思ってたけど、
こんなに早く書籍化するとは時代の流れを感じます。
ちなみに出版元のメディアファクトリーがKADOKAWA系列だからなのか、
早くもComicWalkerでの連載も始まってます。
こちらは書籍化部分をちょっとずつ見せてくれるという展開なのかな?

スウェーデンのストックホルムで育った13歳のオーサさんが、
ある日テレビで「セーラームーン」を見てしまい人生が激変!

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故郷で漫画家となり3冊出すだけでは満足できず、
遂には来日して日本に住むことになったオーサさんの、
カルチャーショックをメインにした日常モノです。
乱暴に言うと「中国嫁日記」と同じジャンルです。

日本人のじゃんけんの早さに驚くなどといった、
日本で過ごすことによって生じる些細な問題から、
和食に慣れすぎてスウェーデン料理を食べて腹痛になるなどといった、
帰国して気付く日本とスウェーデンの違いまで、
本当に色々とあるんですが、どれもが面白いです。

特に日本語の婉曲的な「No」の表現が判らずに、
「交渉しよう」の意味だと思いずいずいいっちゃう所とか、
なるほど、文化の違いだなぁ、と思いましたね。

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後に「No」の意味だと気付いて今までの自分の行動を振り返って悶絶する所は、
あ、やっぱり同じ人間なんだなぁ、と思いましたね!
こういった所は親近感湧くなぁ。(笑

そういったどちらかというと微笑ましいんですけど、
日本の「履歴書は手書き」文化だとか「残業」文化に心を折られる所を見てると、
日本人として恥ずかしいというか、申し訳ない気持ちになります。
でも大丈夫! それは日本人でもおかしいと思ってる人が多いから!
なら直せって話なんだけど、そこは… 「難しい」んです…!(つД`)

それとサルミアッキなどの味覚に関しては、
育った環境によるので中々良い落とし所はないかなー
でも、オーサさんは和食にだいぶ慣れているみたいだから、
結局は慣れの問題なのかもしれない。
というか鯨を食べたことあるとかチャレンジャーですね、オーサさん。(笑

他にも見所はあるし、何より絵柄が日本的で読みやすいので、
是非とも読んで欲しいですね。
まずはブログを読むか、ComicWalkerで読むことをお勧めします。

ちなみにオーサさんがリアルでどんな人なのか、
スウェーデンで出した漫画の絵柄はどんななのかは、
こちらのニュース記事を参照していただければ判ると思います。
うーん、結構美人さんだ…
こんな美人さんなのに割りと汚部屋なのか…(笑

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