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夏! 海! 青春!
:: 2016/6/13 月曜日::

■[漫画]ここから始まる物語「スピリットサークル」6巻

スピリットサークル 6巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:少年画報社( 2016-06-10 )

作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志(@nekogaeru)さん | Twitter
Kindle版:スピリットサークル (6)
Kindle版まとめ買い:スピリットサークル

「戦国妖狐」と同日発売の「スピリットサークル」も堂々完結!
全6巻という程よい長さでの連載でしたが、
その分凝縮されていてメチャクチャ面白かったです。

満を持してのフルトゥナの過去生のクライマックスから、
一巻第一話に繋がる鉱子と風太のバトルへと繋がりましたが、
驚きの連続で圧倒されましたね!

何もかも見通しているようなフルトゥナも多くの誤算があったりと、
人間らしいところがあったのが良かったし、
全てが終わって泣いている鉱子も普通の女の子って感じで良かったなぁ。

それに多くの伏線をちゃんと活かしているのが水上悟志作品っぽくて面白かった!
風子の前世で宇宙人から貰った虫取り網があそこで使われるとは思わなかったし、
最終話での神々の対話シーンも物語全体を俯瞰できて面白かったです。

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この神々が言ってるのって「惑星のさみだれ」と「戦国妖狐」だよね。
こういった世界観って何か良いよね。
しかしこの神々の視点を見てると「天地無用!」シリーズを思い出すなぁ。

シリアスなシーンも多々ありましたけど、
そこからの唐突なコメディへと到るギャップがとても面白い6巻でした。
さっきまでフルトゥナと真剣な綱引きをやっていたと思ったら、
いきなりルンのあの台詞で鉱子と風太が顔芸をやって笑いをとったと思ったら、
さらにラブコメをするとかギャップの連続でどうしたもんだか!
もう笑うしかないよね。(笑

それにしてもまさかラストで鉱子がラブひなをやるとは思わなかったよ…

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これは次回作は旧温泉宿の女子寮で鉱子と風太とノノでラブコメをやるしかないな!
もしくは風太の弟と妹が第三新東京市を舞台に使徒と戦う物語でよろしくお願いします。(笑

:: 2015/9/3 木曜日::

■[漫画]そしてフルトゥナへ…「スピリットサークル」5巻

過去生でラファルとラピスの二人の結末を知った風太。
またラファルの影響が残ってシリアスな展開が続くかと思いきや、
まさかの中学生らしい青春ラブコメが巻き起こってビックリですよ。
そして一つの過去生話を挟んでついにフルトゥナの過去生を体験することに…

いやー、良かったですね! 青春ラブコメ!
何人もの過去生に振り回されてきた風太だけど、
この恋心だけは風太としてのものだと思いますね!
そして鉱子ちゃんも中学生の女の子らしい赤面顔や、
裏がない朗らかな笑顔を見せてくれて素晴らしかったです。
でも、全てはフルトゥナから巡る因果が台無しにしちゃうんだよなぁ。

今回はフルトゥナの過去生の話もあるんですが、
その前にもう一つの過去生も知ることになります。
その過去生というのが…

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まさかの性転換。
そうだよね、過去生が未来なこともあるならば女性になってるのもありえるよね!
というか風子ちゃん可愛いな!
これはモテても仕方ないな!

風子ちゃんが出会った不思議体験は少し不思議系で面白かったですね。
宇宙人二人の会話を読み解くのにちょっぴり躍起になりました。(笑
物語中で全文解読される機会ってあるのかしら。

そして肝心のフルトゥナの過去生ですが…
ちょっとお馬鹿な風太とは全然似ていない非凡な才能を持つ霊学の天才だったんですね。
これはまぁ、スピリットサークルなんてものを創りだしたことから予想はしてましたが…
ここまで倫理観が欠如していて、
非道なことを平気でしてしまっていたっていうのは驚きだなぁ。
これはコーコ恨まれても仕方ないかも。

次の6巻ではフルトゥナの過去生が全て詳らかになりそうだけど、
二人の人生がどのような結末を描くことになるのか。
今から気になります。

:: 2014/12/6 土曜日::

■[漫画]魂の因果「スピリットサークル」4巻

スピリットサークル 4巻 (ヤングキング・コミックス)
著者/訳者:水上悟志
出版社:少年画報社( 2014-11-29 )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志(@nekogaeru)さん | Twitter

Kindle版:スピリットサークル (1)
Kindle版:スピリットサークル (2)

今度の過去生は未来…!?

過去なのに未来とはこれ如何に、と考えてしまいますが、
そもそも前作である「惑星のさみだれ」でも過去に転生した人もいましたし、
これもまたアリなんじゃないかな、と思います。
今大好評アニメ放映中のFate/stay nightだって未来から英霊来てますし。

今回因縁の二人の魂が居たのは34世紀の地球。
事故などで身体を失い、脳だけになった亜生者を管理する「寝台」の清掃員。
今回は平和すぎる未来での職場の同僚として争わずにいられるかと思いきや、
最後の最期で争うことになるとは…
方太朗の時に禊ぎが終わったかと思ったんだけど、
それでも断ち切れないとは、どれだけ深い業を背負わされたんだろう。

しかし風太の過去生であるラファルと鉱子の過去生であるラピスは、
今回良い所まで行ってたと思うんですよね。
因果を繰り返すことで友人の因果も巻き込むことで、
みんなが成長し、変わってきているのが如実に判りましたよ。
二人の仲を取り持つような存在を生み出すまでになったし、
風太と鉱子の二人が本当の意味で和解するのには仲間たちの絆が鍵なのかもしれない。

ちなみにこの続きは現在発売中のアワーズで巻頭カラーで読めます。
YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2015年 01月号 [雑誌]

これがまた素晴らしい回でして!
最後の展開には驚かされるわニヤニヤさせられるわ、
もうね、最高でした!
5巻の発売まで待つのもアリかもしれないけれど、
これは是非早く読んで楽しんで貰いたいです。

:: 2014/4/7 月曜日::

■[漫画]魂に刻まれた友情「スピリットサークル」3巻

スピリットサークル 03―魂環 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:少年画報社( 2014-04-03 )
コミック ( 188 ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru)さんはTwitterを使っています

14歳の少年、桶屋風太の魂に刻まれた過去生に纏わる物語は、
回を増す毎に盛り上がってきています!
この3巻では四度目の過去生である研師・梶間方太朗の生涯が描かれているんですが、
日本人で時代が比較的近いこともあり、今までより風太に対する影響も大きくなってます。

水上悟志作品ですから伏線を活かしてどんどん面白くなってくると思ってましたけど、
この3巻でついにその片鱗を見せてきましたよ!
方太朗を狙う暗殺者を相手に出会って間もない護衛の刃九狼が何の打ち合わせもなしに、
見事な連携技を合わせてきた所は、
生まれ変わってもヴァンとスティールの絆が変わっていない事を感じて熱かった!

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刃九狼はヴァンの時もフロウの時も風太に大きな影響を与えた友人なだけに、
現世の鉄馬も何かしら大きな役割を与えられているのではないかと考えてしまいますね!

それにしても1巻で出てきた鎧武者の地縛霊がまさか伏線だったとは…

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しかし大林先生、この特徴的な鼻は鉱子のお父さんに似てると思うんだけど、
もしかして同じ魂なんでしょうか…?
いや、でも現世で地縛霊をやりながらその時代に輪廻転生って出来るものなのだろうか…
うーん、謎がまた生まれてしまった…

現時点でこれだけ面白いのにまだ過去生が残っているので、
今後の盛り上がりに大期待ですよ!
それに現世での鉱子ちゃんの14歳の思春期らしい所も可愛らしいので、
そっち方面でも期待です。
デートと言われて赤面する鉱子ちゃん超プリティーだったでござる。

余談ですけど表紙になっている鉱子ちゃんの過去生の岩菜が使っている刀がちゃんと忍者刀ですね。
刀の鍔まできちんと作り込まれてて、忍たま知識をくすぐられました。(笑

:: 2013/8/2 金曜日::

■[漫画]過去生への旅「スピリットサークル」2巻

スピリットサークル 02―魂環 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:少年画報社( 2013-07-30 )
コミック ( 185 ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

小原愼司さんが居なければ今の石黒正数さんは居なかったと思いますが、
石黒正数さんが居なければ今の水上悟志さんも居なかったのではないかと思います。
そこら辺はアワーズで1ページ連載している「おれのまんが道」を読めば判ると思うので、
是非ともそちらも読んで欲しいです。

人の輪廻転生をテーマにした水上悟志さんの「スピリットサークル」2巻ですが、
風太が過去生を次々と見ていく中で人と人の縁も繋がっていることを実感しつつ、
自我が曖昧になっていくようになって…

輪廻転生モノと言えば「ぼくたま」ですが、あの作品でも一番幼かった輪くんが、
強い自我を持つ紫苑に引きずられて自我が曖昧になっていく内容でしたが、
風太の場合は過去生を一回だけでなく何度も見ることになるから、
そちらに引っ張られるのも致し方ないよなぁ、と。

しかし騎士ヴァンは呪いを受けたとは言え、その後の人生は友人もでき、
最期は愛娘に看取られた幸せなモノだったけど、
今回のフロウは長く生きたし、他人からしたら社会的成功を収めながらも、
納得ができない仕事だったからこそいつまでも後悔しつづけ、
その結果家族に恵まれない孤独の中での終焉と、物悲しいものがありましたねー

対して鉱子ちゃんの方は必ず非業の死を遂げてしまう、
輪廻転生が呪われているとしか思えないモノで、
それこそが風太を付け狙う理由になってるんだろうけど…
うーん、鉱子ちゃんも過去生の影響を多大に受けているのかなぁ。
とはいえ、パンツを見られて泣いちゃうとか普通の女の子らしいトコもあるし、
鉱子ちゃんらしさもちゃんと持っているのは確かなんですけどね。

まだ過去生は3人目とはいえ、謎の人物が記憶の中で登場したりと、
更に面白くなっていきそうな要素が出てきたので今後も楽しみです!

:: 2012/12/13 木曜日::

■[漫画]中学二年生、輪廻転生の旅。「スピリットサークル」1巻

スピリットサークル 01 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:少年画報社( 2012-12-10 )
コミック ( 185 ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

水上悟志さん、待望のアワーズ長編新連載!
ギンガサンダーみたいな短編も勿論面白いのですが、
やはり水上悟志さんは伏線の巧みな使い方が活かされる長編こそが真骨頂とも言えるので、
アワーズで新連載が始まるのを首を長くして待っていましたよ!

作品の内容はタイトルから推測出来るように輪廻転生がテーマになっています。
前作「惑星のさみだれ」でも輪廻転生が一部で使われていましたし、
何より帯びのコメントにもあるように前世で霊能で主人公が中二とかワクワクせざるをえないですよ!
中学二年生だということで青春も期待できそうですしね!

物語は桶屋風太のクラスに額に傷がある少女、石神鉱子が転入する所から始まります。

石神鉱子

イケメン背後霊のイーストがいるし、何より第一印象がアレだったので、
仲良くなれるか不安だったけど、風太の人の良さが伝わって一歩前進かと思いきや、
前世の因縁を確信した鉱子に唐突に真後ろにぶっ飛ばされて階段を転げ落ちて前世の記憶を見るハメに。

まずは古代アステカっぽい所で好きな女の子と平和に暮らしていたフォンの人生。

フォンの人生

ある日恋人のレイが生け贄に選ばれて何とか救いだそうとするも一歩届かず目の前で殺され、
その殺した神官ストナが鉱子の前世みたいだけど、それと認識する前に首を刎ねられて…

もうね、目まぐるしく進む展開に翻弄されまくりです。
しかも前世がその一回だけではなくまだまだ続くといのがまた凄い。

風太と鉱子の離れがたい縁が強く感じられるんですが…
鉱子は幾つもの前世を体験しているからこその考えがあるのも分かるんですが、
そして風太は先入観がないからこそ”鉱子”と向き合おうとするのもまた青春かな、と。
プールで女子の身体を見て色々悪友と意見を述べ合って、それがバレて叩かれてと、
そういったのも貴重な経験ですよ。

でも鉱子と風太の間には前世という断ちがたきものがあるわけで。
フォンの恨みを受け継いでいるのもまた確かなんですよね。
そういった前世のしがらみを知るためにさらに追体験することになるんですが、
二度目の前世は中世ヨーロッパっぽい時代で騎士をしていたヴァンの人生。

ヴァンの人生

フォンから続くストナへの恨み、風太にまで続く魔女の呪い、
生まれ変わったレイとの再会、波瀾万丈だけど幸せだった人生。
そして現代で鉱子の口から明かされる魔女の正体とまたもや畳み掛けるかのような展開がまた凄い!

既にこの1巻の中でも前世の因縁という名の伏線が巧みに配置されていて、
服に歌に前世の靴の贈り物と、読めば読むほど気付いていきハッとさせられます。
これが更に2巻以降でどんな展開を見せてくれるのかと思うと今から期待が高まります。
「スピリットサークル」はこれから要チェックな作品ですよ!

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