僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2015/9/2 水曜日::

■[ラノベ]notハーレムラブコメ「僕は友達が少ない」11巻

僕は友達が少ない (11) (MF文庫J)
著者/訳者:平坂読
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2015-08-26 )
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ブリキの砦

Kindle版:僕は友達が少ない 1
Kindle版:僕は友達が少ない 2
Kindle版:僕は友達が少ない 3

Kindle版:僕は友達が少ない 9
Kindle版:僕は友達が少ない10
Kindle版:僕は友達が少ない 11

私が11巻を読んだ感想を正直に端的に言うと

「ハーレムラブコメの皮を被った残念青春ストーリーだったなぁ」

です。

残念青春ストーリーとしては最後まで良く出来ていると思います。
「僕は友達が少ない」というタイトルの通りに、
友達が少なく、ぼっち気味な学生が青春をしていくストーリーで、
最後のオチはアレだったけど、まぁ、1巻当初とリンクしているのは有りだと思います。

ただ、ハーレムラブコメとしては…
俺妹もそうだったけど、
「物語の整合性は取れているけれど、読者の期待に応えてない」
と感じてしまいました。
物語のラストの時点で主人公が宙ぶらりんというのには疑問符が浮かんでしまいます。

ただそれはハーレムラブコメとしては、という意味で、
青春ストーリーとしては正しい終わり方だったのではと思います。
とはえ、ハーレムラブコメの皮を被っていた作品だっただけに、
それを期待している読者が多かったと思うので、
そういった意味では読者の期待に応えられていないんじゃないかなー、と。

例えるなら途中まで「ToLOVEる」だったのに、
物語の終盤で本当は「聲の形」だったことが詳らかになった、みたいな。
実際随所で伏線が張られていたけれど、
ラストまで「聲の形」的な展開で駆け抜けても、
「ToLOVEる」を楽しみにしていた私からしたら、
暖簾に全力で腕押しして肩透かしされた気分になると言いましょうか。
上手いフレンチを出すと評判の店と聞いて入店し、コース料理を楽しんでいたら、
メインディッシュとデザートが中華料理だった的な何かというか。
美味しいのは美味しいけど呆然とするみたいな…?

面白い作品であるし、実際読み始めたら一気に読み終わってしまいましたが、
この作品の本質がどこにあるのかちゃんと理解していないと、
最後まで読んでも読後感はスッキリしないかも知れません。

まぁ、何だかんだ言って結局のところは、
夜空と理科が好きなハーレムラブコメ好きの私としては、
非常に納得がいかないオチだった、ということです。

この傷心はエロ同人誌を読んで癒やすしかないな…

:: 2014/6/8 日曜日::

■[ラノベ]夜空・ザ・ヒーロー「僕は友達が少ない」10巻

僕は友達が少ない10 (MF文庫J)
著者/訳者:平坂読
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2014-06-05 )
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ブリキの砦

Kindle版:僕は友達が少ない 1
Kindle版:僕は友達が少ない 2
Kindle版:僕は友達が少ない 3

Kindle版:僕は友達が少ない 8
Kindle版:僕は友達が少ない 9
Kindle版:僕は友達が少ない10

隣人部と生徒会の合同合宿で夜空の家庭の事情を聞いた小鷹。
お節介にも夜空と日向の姉妹の仲を取り持とうとボドゲをやったり、
星奈に助言をしたり、自身も変わろうと努力するんだけど、
クリスマスパーティーで無理が出てきてしまい…

ラブコメって難しいよね!

いや、うん、まぁ、その…
俺妹でもそうだったけど…
キャラ人気とプロットで組まれて伏線張られていたヒロインに相関はないんだよね。
言われてみればと理性は納得するけど、感情は反発する。
今回もそんな読後感でした。
いや、次の最終巻でどんでん返しあるかもだけど。

それにしても序盤は残念系作品として認知されて実際そうだったけど、
アニメ第2期終盤あたりからそれが剥がれてきてついにこう来たかって感じですね。
でも、これって初めからプロット組んでたんでしょうねぇ…
ホントやられたわー…
20年前、山田玲司が「Bバージン」でやったように、
「ナイフを見せていちゃダメだ。隠しておかないといけない。抱き込んで刺せばいい」
という手法を見事にやられた気持ちです。

それにしても個人的に一番切ないのは理科です。
まだまだ恋も知らないお子様な小鷹のことを誰よりも理解し、
最後まで自分の想いを抱え込んだまま、友達でいようとするとは…
若いときの恋なんてもうちょっと我が侭になっても良かったのになぁ…

そして幸村ですよ幸村。
そりゃ理科と友達なはずがないですね!
初めからずっと小鷹の周りの人間関係を小鷹以上に把握し、
理科の恋心を正確に把握していた幸村が理科と友達になんてなれるはずがない。
幸村は本当に一貫していたもんなぁ…
幸村だけは友達が欲しいわけではなく、ずっと小鷹が目当てだったんだから。

しかしどうなるんだろうね、これ。
次は丸々エピローグみたいだけど、ホントどうなるんだろう。
挿し絵が一枚もなかったことからブリキさんの体調も心配だし、
色々な意味でも気になります。

取りあえずMF文庫J関連の仕事をしている人は人間ドックをやってみた方が良いと思う。
編集部も経費で持って上げたら良いんじゃないかな…

:: 2013/8/25 日曜日::

■[ラノベ]理科は宇宙一可愛いよ!「僕は友達が少ない」9巻

僕は友達が少ない9 (MF文庫J)
著者/訳者:平坂 読
出版社:メディアファクトリー( 2013-08-27 )
文庫 ( 263 ページ )
作者twitter:平坂読@ラノベ部コミック⑤9.25発売 (hirasakayomi)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ブリキの砦

待ちに待った「僕は友達が少ない」の9巻が発売!
具体的に言うと半年ほど待たされましたよ!
一応CONNECTはありましたけど、原作はアニメと同じ所で止まってましたからね!
2013年版レイニー止めを食らった読者としてはキツイものがありましたよ!

理科と小鷹が屋上での殴り合いの友情確認を経て友達になったあの事件から、
第2部開始とばかりに始まった9巻ですが、
物語シリーズのセカンドシリーズと同じく大きく変化しています。
具体的に言うとキャラクターの崩壊と再構築、
そしてそれに伴う人間関係の変化とでも言ったものです。

その中でも星奈はブレてないですねー
小鷹の土下座外交で我慢をするようになったとはいえ、
小鳩LOVEの変態っぷりは留まるところを知らない。
まぁ、星奈らしいなぁ、とは思います。(笑

逆に小鷹は大いに変わりましたねー
今までのニュートラルで性欲過少なヘタレ主人公だったのが、
性欲を前面に出す俺妹の京介ばりのアホさが出てきた感がします。(笑
それでもヒロイン全員の全裸を拝むラッキースケベ属性は、
相変わらず所持しているのは反則だと思います。
それと星奈と夜空への思いが男子高校生としてのリアルが感じられて、
そういった所が今までニュートラルだった所との違和感が拭えないかもです。

夜空は…
「三日月夜空復活」という煽りがあったのに堕ちるトコまで堕とされて、
そのまま次巻に続くになったのは不憫すぎる…
これ、エロ同人だったらこのまま援交に走って性的な意味でも堕ちる展開だよなぁ。
とか思いながら読んでました。(ぉ

幸村は容赦が無くなったというか、元から無かったというか、
バッサバッサと理科と夜空を一刀両断する所は、
ある意味武士らしさがあってブレてないな、と。
しかし割りとネタキャラだったはずなのに、凄いポジションになってきましたね…

そして! 真ヒロインにして真主人公(?)の理科ですよ!
フハハハハ、今までずっと理科推しだった私の時代が来ましたよ!
小鷹の親友ポジションをゲットしただけでは飽きたらず、
ラストでは今までで一番性的な意味でも近付くことが出来ましたし、
何よりコンプレックスを小鷹のお陰で解消することが出来ましたからね!
これは星奈に傾いている小鷹を振り向かせる展開もあり得るで!
理科は宇宙一可愛いよ!

という訳で新展開になって、別の一面の面白さを見せてくれる9巻でした。
夜空のためにも早い所10巻が出てくれると良いんですが…
今年中になんとかなんないもんなんでしょうかね…

:: 2012/12/23 日曜日::

■[ラノベ]ペガサス幻想「僕は友達が少ない CONNECT」

僕は友達が少ない CONNECT (MF文庫J)
著者/訳者:平坂読
出版社:メディアファクトリー( 2012-12-21 )
文庫 ( 261 ページ )
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
絵師サイト:ブリキの砦

はがないの半年ぶりの新刊はSuffixがついた番外編的なモノで、
いつもの小鷹視点から語られる隣人部の物語ではなく、
夜空や理科、そして若かりし頃の天馬たちといった、
舞台裏が綴られている伏線回収的なエピソード群です。

表紙は学生時代の羽瀬川アイリ(旧姓アイリ・アーロン)と、
ケツで割り箸を割るのに夢中だった頃の小鳩という時系列的にあり得ない親子になっています。
アイリと隼人が付き合うキッカケになった天馬との友情エピソードや、
天馬に実は結婚前に付き合っていた女性がいて、その娘がステラさんだったりと、
面白キャラなイメージが強かった天馬さんの意外な内面を知れて驚きました。
というか天馬さん器デカイなー 伊達に理事長やってねーわ、この人。

そして裏主人公的な理科のエピソードも良かったですね。
天才的頭脳故の飛躍した思考と中二病的なアレが融合した結果として、
あの隣人部のアレやソレだったのかと思うと、
何か更に理科に対して愛着を持ってしまいます。
いやー、本当に理科は可愛いなぁ。

それに対して夜空の不憫っぷりが留まる所を知らない状態で…
隣人部を作るまでの物語を夜空視点で語る「動き出した時間」でも充分不憫だったのに、
それに追い打ちを掛けるようにしてラストのあのヒキですよ!
うわー、不憫だわー、マジ不憫だわー…
果たして夜空は本当にメインヒロインとして返り咲くことが出来るのか。
戦々恐々としながらナンバリング巻である9巻の発売を待ちたいと思います。

:: 2012/6/24 日曜日::

■[ラノベ]ヘタレヤンキー、ここに極まれり「僕は友達が少ない」8巻

僕は友達が少ない 8 (文庫J)
著者/訳者:平坂読
出版社:メディアファクトリー( 2012-06-22 )
文庫 ( 295 ページ )
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
絵師サイト:ブリキの砦

中々新刊が出なくて、アニメやはがないポータブル発売で忙しかったのかなー
と思ったらまさかの作者急病で一ヶ月入院していたとは…
というか、MF文庫Jの作家はヤマグチノボルさんといい、弓弦イズルさんといい、
売れっ子になったら重病に罹るジンクスでもあるんでしょうか…
まさか、ライバルレーベルが呪いを掛けているのか…!?(中二病的発想

それはともかく、表紙があまりの正統派美少女で誰だか一瞬分かりませんでしたが、
理科が表紙になるのも納得の理科がメインでしたね。
というか「僕は友達が少ない」というタイトルの「僕」の人称が、
小鷹のソレ(俺)じゃないことから察することが出来たように、
今まで全ての物語の主役は理科だったんだよ!(ナ、ナンダッテー

というかそれに伴い素の理科がボクっ娘であるという事実まで判明した訳なんですが、
理科が最萌えな私としては大フィーバーだったわけなのです。
流石はウルトラハッピーで日曜日の朝に小さな女の子にも大人気なキャラは違いますね!
まぁ、一番ヒロインらしいイベントが起こりまくってたのは、
チートお嬢様の星奈だったりするのが、何というか本当にチートすぎる。

しかし、今回は小鷹のヘタレっぷりが本当に際立ってて、
少々読み進めるのが辛かったなー
アナログボードゲームまではいつも通りのノリだっただけに、
星奈のアレな発言から起こる小鷹のヘタレっぷりには少々ガッカリしつつも、
まぁ、小鷹だしなぁ、と思ったり。

それにしてもこの終わり方で次以降もダラダラ続けることが出来るのでしょうか…
何か終わりそうな雰囲気なんだけど、心機一転とかしちゃうのかなー
それはそれで読みたいようなそうでないような…
まぁ、事態が動きそうな9巻にも期待です。
今度は作者が病気になって発売が半年後とかになりませんように…

:: 2011/9/25 日曜日::

■[ラノベ]三日月夜空の悲哀「僕は友達が少ない」7巻 DVD付き特装版

僕は友達が少ない7 DVD付き特装版
著者/訳者:平坂 読
出版社:メディアファクトリー( 2011-09-21 )
文庫 ( ページ )
作者サイト:平坂読web yellow spring
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
絵師サイト:ブリキの砦

特装版にはDVDが付いてくるんですが、その内容はTVアニメに先駆けて、
原作第0話の闇鍋会であり、つまるところヒロイン二人のゲロ回です。
まぁ、これをTVアニメ第1話に持ってくるのは非常にアレですので、
特装版の特典に付けるのは正解だったのではないでしょうか。
内容自体もブリキ絵を予想以上にブリキ絵の魅力をアニメにしてましたし、
声優さんも当然のように上手かったので俄然TVアニメへの期待が上がるってなもんですよ。

で、本編なんですが…
なんというか夜空が不憫でなりませんね…
1巻初期では才色兼備のクールビューティーだったのに、
ついには特装版の表紙で水着グラビアをしないと、
人気が獲得できないほどのポジションに…

小鷹とデートするのにジャージ姿というのは、まぁ、良いとして。
セシボーンだったり、猫の鳴き真似をするとか萌えポイントはありながらも、
星奈と小鷹が許嫁だったと知った時の負け犬の遠吠えから始まり、
ついには盗作騒動まで起こすとかヒロインの座を転落しまくりで、
正直そのかわいそうな末路が見え隠れして涙がちょちょ切れそうですよ。
夜空…、不憫な子…

それに対して星奈のヒロイン優遇っぷりが半端ないっすね!
前々から伏線が張られてたとはいえ、小鷹と婚約者だった事実だったり、
夜空より前に出会ってた幼馴染属性も付加されて完璧じゃないっすか…
まぁ、ギャルゲエロゲ好きってのはありますが、
そこら辺は我々にとってはご褒美なので。(笑
過去にこだわらず前だけを見て進む星奈はサッパリしてて好感が持てますしね。
本当に、夜空と星奈、どうして二人にここまで差がついたのか…

とはいえ本命は理科だと思うのですよ!(ドヤ
小鷹を理科のプライベートな部屋に招いたり、
相変わらず髪型を変えまくったりしてましたが、
最後の最後で良いとこを持って行きましたしね!
というか、俺妹の麻奈実といい私が好きなキャラは何故にこうもラスボス臭がするのか。
こういうのも悪くないですが!

しかし出番が少しだけとはいえ新キャラが2人も出てきたし、
小鳩が意外とクラスで人気者だったりと物語が動き出しそうな雰囲気がありますが、
果たして小鷹はぬるま湯から出て前を見て進むことができるのか。
これは8巻が楽しみになってきましたよ…!

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