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:: 2024/2/9 金曜日::

■[漫画]呪い人形の実戦投入「みつばものがたり」2巻

みつばものがたり2巻みつばものがたり2巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:七沢またり
原作者サイト:七沢またり
作者名:堤りん
作者twitter:堤りんさん(@tutumi_rin) / Twitter
連載サイト:みつばものがたり 呪いの少女と死の輪舞《ロンド》 無料漫画詳細 – 無料コミック ComicWalker
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Kindle版まとめ買い:みつばものがたり
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狂気の天才ニコ・レイナス所長が10年をかけて生み出した呪い人形のミツバ。
悪意には呪いを返して死を振りまくミツバは士官学校に追いやられて、
砲兵科で悪友二人と出会うんだけど、
ミツバを殺そうとする継母の策略で早速実戦参加することになるんだけど…?

原作のダークなクレイジーさがとても出ているコミカライズの2巻です。
実戦と言っても地方の駐在所での研修という、
わりと平和な任務だったはずなんだけど、
横暴な貴族と腐った平民のせいでとても血生臭いことになるから、
ミツバちゃんも大変に張り切っちゃうのです!

クスリでラリった邪教徒が反乱を起こしたら、
死んだはずのミツバが蘇って女子供区別なく皆殺しですよ。
まぁ、女であり子供であるミツバ自身が一度殺されてますからね。
赤子以外、殺し尽くすのはある意味平等だと思います。

殺しても死なないどころか復活するとか、どこの救世主なんだよ…
という奇跡を体現するミツバだけど、救世主というよりも呪いの塊なんだよなぁ…
そんなミツバをどうにかしようと躍起にやる継母のせいで、
これから国が大きく揺れ動くことになるんだけど…
それは野心を持つ者にとってはピンチがチャンスにもなるわけで。
これから激動の時代になるぞ…!

:: 2023/5/31 水曜日::

■[漫画]呪いのオートカウンター「みつばものがたり 1 呪いの少女と死の輪舞」

狂気の主人公が活躍する「みつばものがたり」が早速コミカライズされて1巻が発売!
フランス革命前夜がモチーフの魔術がある世界観で、
呪いが詰め込まれたミツバ・クローブが主人公の血と殺戮にまみれた物語です。
とっても狂ってるよ!

上級貴族ブルーローズ家に生まれたものの生母は死に、
父は死産に近かった赤子を魔術で無理矢理生かして10年掛けて蘇らせた狂気っぷり。
その父も仲が悪い第二夫人に毒殺されて天涯孤独となったミツバだけど、
わりと図太く生き残るのだ…!

ミツバは天才ニコ所長の最高傑作の呪い人形なので、
悪意に反応してオートカウンターで即死の呪いが発動しちゃうのだ!
継母は暗殺者を雇っても全て返り討ちにされるから、
士官学校に行かせて戦争で殺そうとするんだけど、
ミツバは図太いからそこでも生き抜いてしまうんですよねー

士官学校で砲兵科に入学し、二人の同性の友人は出来たものの、
没落貴族のクローネは向上心と野心の塊で、
庶民のサンドラは共和主義の塊と、濃い面子ばかりなのです。

ミツバは悪意を返すけれど、好意的に接すれば問題がないので、
今のところ馬鹿な貴族以外は痛い目を見てませんが、
彼女が存在するだけで争いは起こってしまうので、
これからどんどんクレイジーな事態になっていきますよ!
楽しみですね!

:: 2023/5/30 火曜日::

■[ラノベ]呪いの戴冠「みつばものがたり 2 呪いの少女と死の輪舞」

呪詛と即死呪文を10年間溜め込んだものを人の形にしたようなもの、ミツバ・クローブ。
呪われた彼女を葬るために継母のミリアーネが奸計を巡らせたせいで戦争が勃発し、
ローゼリア王国は崩壊の一途を辿るのであった…

という訳で怒濤の展開が詰め込まれた2巻です。
戦争もあるし革命もあるよ!
ルームメイトのクローネとサンドラも活躍するよ!
そして何よりも血と呪いに彩られた展開ですよ!

ミツバは直接的に殺そうとすると呪いで死んでしまうから、
戦争の最前線に立たせて敵国に殺して貰おうというのはわかるんだけど、
そのためだけに戦争をして領土を切り取られるのはアホすぎる…!
でも、自分以外はどうでも良いと考えてるのがとても貴族っぽいですね!
国王も善人なんだけど、能力がないのが悪ですね!
為政者というのは能力が全て!

そして能力を持つクローネが躍進するのもまた戦争らしいですね。
容赦ない作戦で敵軍の騎兵を多数討ち取り、味方を上手く使ってて、
女傑っぷりが半端ないですよ!
さすが、ミツバと仲良いだけあります。

そのミツバも革命のただ中に有っても自分の立場を確保しつつ、
機を見るに敏であり、容赦ない手段で美味しいところを奪取してて、
本当にイカしますよね!
暴力の使い所をよく弁えていると思います。

ミツバが支配することでこれからローゼリアがどうなるのかはまだわかりません。
Web版も作者の七沢またりさんに第二子がお生まれになったので(おめでとうございます)、
しばらく停滞することになりそうなので…
3巻が出るのはまだまだ先だろうな、と思います。
ただ、2巻以上にハチャメチャになりそうなので、
そういった意味では楽しみです。

:: 2022/12/2 金曜日::

■[ラノベ]七沢またり最新作!「みつばものがたり 1 呪いの少女と死の輪舞」

ローゼリア王国の有力貴族家ブルーローズの跡取り娘として生まれたミツバは、
死産に近く、産まれてからずっと植物状態だったけれど、
金と魔術の力で延命し、10年という歳月を経てついに意識を取り戻した。
3つの魂と莫大な呪いの力を内包した身体を持つミツバを中心に物語は廻りだす…

「死神を食べた少女」「勇者、或いは化け物と呼ばれた少女」「火輪を抱いた少女」
クレイジーな女主人公たちを生み出した七沢またりさん、お久しぶりの新作です。
活動報告によると子育てとか大変みたいですから、6年振りになるのも仕方ないでしょう。
レーベルがMFブックスになってるのは何かあったのかな…?

まぁ、それはともかく本作の主人公であるミツバですが、
今までの作品のように武力がおかしい少女ではありません。
呪詛と即死呪文を10年間詰め込んで出来上がった呪い人形です。
オートカウンターで悪意に対して即死の呪詛が発動しちゃうし、
もちろん任意でも発動できちゃいます。
更に死んでも自動でザオリクが発動しちゃうので対処のしようがありません。
唯一の対策は、敵対せずに仲良くなるだけなのです。
わりと無理ゲーですね!

魔術がある世界だけど、耐魔障壁が出来たことで魔術の有効性が低下した魔術大国が、
魔術で鉛の弾を撃ち出す発明をニコレイナス女史が生み出しちゃったものだから、
戦争で飛び散る血潮が倍増しちゃったデンジャラスすぎる世界観です。
何となく第一次世界大戦前後のヨーロッパっぽい雰囲気ですね。
ローゼリア王国はフランスっぽい国です。
あくまでっぽいですが。

ミツバは貴族の両親は死んで、実家を乗っ取ろうとしている継母には追い出され、
士官学校で砲兵となる勉強をしているんだけど…
そこで出会ったカリスマと武力を持つクローネと、共和制信奉者のインテリ眼鏡のサンドラ。
何だかんだで交流がある二人は今のところミツバとは良い関係なんだけど、
将来のことはわからないんだよね、これが。
煮こごりにならないことを祈るばかりですよ。

1巻では世界観や登場キャラの紹介というか見せ方が大半ですが、
後半にはミツバのクレイジーさがこれでもかというほど見せてくれるので、
ちゃんと満足感は得られると思います。
大砲を使って血と臓物を撒き散らしてくれますよ!
しっかりと士官学校の勉強を活かせて良かったね!

今のところWeb原作は2巻分までは書かれているので、
この1巻の売り上げが大丈夫なら2巻は出ると思うのですが、
1巻以上にクレイジーなのでお覚悟をお願いします。
Web原作の続きも早く読みたいものです。

:: 2016/5/31 火曜日::

■[ラノベ]幸せになる方法「火輪を抱いた少女 III 二つの太陽」

グロールを破ったアミルがホルシード帝国第四代皇帝となり、
ムンドノーヴォ大陸へ遠征し輝かしい未来が見えたような気がしたリベリカ大陸。
しかし実情は悲惨で、帰還兵が持ち帰った疫病に咎草、
そして星教会による反抗で遠征も膠着状態に陥り、
遠征費を負担している南北コインブラ州は疲弊し…

「驕る平家は久しからず」の言葉通り、あっという間に凋落の気配を見せるアミルと、
アミルの甘さによって命を長らえて雌伏の時を過ごしたエドガーとノエルたちが、
コインブラを電光石火の勢いで取り戻すだけでなく、
バハール州へも攻め入る展開は痛快でしたね。
エドガーが父グロールの同じ轍を踏まないように全面的にノエルを支持することで、
イル教徒たちと反目しそうになった時はヒヤヒヤしましたが、
イルヴァンたちが勇者や死神に酷い目に合わされていた過去のお陰で何とかなった時は、
前作と前々作を知っているとニヤリとしました。

ただ前作と前々作の少女たちに比べてノエルは結構マシなんですよね。
クレイジーでサイコで敵には容赦無いんだけど、敵認定する前に猶予があったり、
何より過去の敗北から学習して成長したりしますからね。
成長の伸び代は武力というよりも人心掌握とかそっち方面がメインなんですけどねー

それにしてもWeb版と違ってドルカスが生き残ったのは意外だったけど、
ノエルという主人公像を考えるとこれはこれで有りなのかな、と思います。
そしてWeb版に比べて流刑地アンドロメダさんのお陰で、
リグレットの卑屈さと醜悪さが際立ってて最高でしたね!
実弟のロイエに対する蔑みと愉悦混じりの表情とか素晴らしかったです。(笑

:: 2016/3/19 土曜日::

■[ラノベ]美しい花には業火な毒がある「火輪を抱いた少女 II 悪鬼」

火輪を抱いた少女II 悪鬼
著者/訳者:七沢 またり
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2016-02-29 )

作者サイト:七沢またり
絵師pixiv:「流刑地アンドロメダ」のプロフィール [pixiv]
絵師twitter:流刑地アンドロメダ(@korera001)さん | Twitter
Kindle版:火輪を抱いた少女II 悪鬼< 火輪を抱いた少女>

2巻では第一部完といったところでしょうか。
冒頭から盗賊に扮したバハール兵を相手に五寸釘で拷問という、
SAN値が上がりそうな展開で始まりますので、
耐性がある人にのみオススメしたい作品です。

主人公のノエルは見た目は良いのでドレス姿とかは美しいんですが、
戦闘行動とか色々と容赦無いので凄惨な状況ばかりというか…
バハール兵から悪鬼と呼ばれるのがしっくり来るんですよね。
戦闘以外では日向ぼっこが好きなだけのただの少女って感じなんですが…

そんな彼女が劣勢のコインブラを勝たせるため、
敵の策を見破り乾坤一擲の策を打とうとしているのに、
敵の離間工作にまんまとハマって身動きが取れなくなるのは辛いなぁ。
全てを悟った時のグロールの様子を見てると、
胸のすく思いもあったけど、それ以上に寂寥感を感じました。
それは実の弟に手玉に取られる兄の姿が憐れあったからでしょうか…

この2巻だけだとバッドエンドです。
表紙からして悲劇を物語っていますからね。
ただ、次の3巻でどんでん返しが待っています。
とはいえ単純にハッピーエンドになるわけではなく、
必ずしも後味が良い終わり方ではないけれど…
面白いので是非3巻も読んで欲しいですね!

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