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:: 2011/1/14 金曜日::

■[ラノベ]これで終わり。「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 終わりの終わりは始まり」

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)
著者/訳者:入間人間
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-01-06 )
文庫 ( 216 ページ )
絵師サイト:Left side

「嘘だけど」
と、付け足したくなるけどホントにこれで終わり。
多分だけどね。

流石に10冊以上も入間人間さんの書く文章を読んできたっていうのもあるし、
「嘘つきみーくん」なのにあのフレーズが全然出てこなかっただけに、
この手の叙述トリックにはかなり早い段階から気付けたので、
中盤以降のネタバレは「あぁ、やっぱり」と思いつつも、
面白さを感じていたのは確かです。

長瀬を殺した連続殺人犯が誰なのかも途中で確信を持てたし、
ミステリーとしての魅力が一級品とは決して言えないけど、
エンターテイメントなライトノベルとしては十全に機能していたのではないかと思います。
まーちゃんの極まりっぷりは流石だなぁ。

しかしまぁ、どこまでも人を食ったようなみーくんだったし、
狂いに狂いまくったヒロインのまーちゃんでしたけど、
終わってみるとやっぱり「面白かった」という感想が出てくる作品でした。
みーくんが年下にも年上にもモテモテだったのはラノベっぽかったし、
それがその後どういった困り具合を見せているのか想像が尽きませんけど、
その想像が楽しいんですよね、ハッハッハ。
ちなみに私の好みにどストライクな嫁はおっぱいオバケです。(キリッ

みーまーシリーズはこれで完結しちゃったけど、
同じ世界観で違う時代、違う場所の物語が続いているので、
今後別の形でちょい役でみーくんかまーちゃんが出てくる可能性は0ではないんじゃないかなー
とそこはかとなく期待していると見せかけて絶望している次第です。

嘘だけど。

■[漫画]一巻の終わり。「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん とっておきの嘘」

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん とっておきの嘘 (角川コミックス・エース 317-1)
著者/訳者:佐藤 敦紀
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-01-07 )
コミック ( ページ )
作者サイト:real
作者twitter:As-Special/AI/(゚ω゚) (AsSpecial) on Twitter

実写版と原作文庫版の和洋折衷的な内容だと思われるコミカライズ。
恐らく実写版のストーリーと設定に沿ったと考えられる本作は、
全一巻であると同時に、幾つか細かい所が原作と異なっていますが、
基本的なストーリーラインは一緒ですし、面白さも同質です。

原作と異なる点ですが、細かい所を挙げると誘拐した池田兄妹が、
池田姉弟になっている所であったり、
大きな違いとしてはみーくんが学校に通っていない、
つまりまーちゃんとクラスメイトではない所です。

とはいえ話の筋は同じだし、みーくんたちも壊れています。
ただ、漫画にすることで壊れ方がマイルドに感じられるかもですね。
まぁ、血が出たりする描写がビジュアル化されている分、
そういった刺激が若干強い方面に出ているかも知れませんが、
クレイジーさの表現では原作に軍配が上がると言えましょう。

コミカライズとして不満に思うところは特にないどころか、
恋日先生や奈月さんの可愛さも存分に出ていただけに、
実写版のタイアップとしてだけでなく、文庫コミカライズとして、
長瀬や伏見柚々を読んでみたかったと残念に思うほどです。

雑誌のカラー的にヤングエースはマッチしていると思うので、
続きをやってくれないかなぁ。

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