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:: 2018/10/17 水曜日::

■[ラノベ]広がる面白さ「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」2巻

峰守ひろかずさんによるビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ、まさかの2巻です。
原作好きだし、好きな作家さんだし、1巻も面白かったので嬉しいんですけど、
続くとは思ってなかっただけにビックリです。
やっぱり原作の実写劇場版が公開される関係なんでしょうか?
どちらにしろ嬉しいです。

2巻ということで時系列的にも1巻の続きなので、
まだ栞子さんの娘の扉子ちゃんは生まれてませんが、
それでもこぐちさんと響平は2年生に進級し、後輩の早紀ちゃんが出来ています。
今回も生徒会長の無茶振りから市立図書館に赴いた先で、
お嬢様学校の聖桜女学園の天塚さんとビブリオファイトすることになって…

今回はラブコメ要素が強かったですね。
やはり恋のライバルが出てくれば盛り上がりますよ。
こぐちさんと同じ黒髪ロングで読書好きなんだけど、
長身で胸が大きくて社交力もあり、実は隠れオタクな天塚さんが響平と仲が良いとか、
こぐちさんの心が穏やかじゃなくなるのもむべなるかなですよ。

響平は響平で、こぐちさんに想いを寄せる千倉くんの登場で、
奮起して頑張ること自体は間違ってないんだけど…
その方向性を間違ったがためにこぐちさんに悲しい思いをさせてしまったのは、
失敗だったかな、と思います。

しかし、最後にはきちんとこぐちさんと向き合って話すのは良いですね。
頑張りすぎて大変なことになってたのには笑ってしまいましたけど、
そういった失敗も含めて青春なんだなぁ…
これも「とらドラ!」を読んだからこその暴走なのかもしれない…

今回取り上げられた本ですが、前回と同じくこぐちさんが好きな児童文学だけでなく、
「ブギーポップは笑わない」や「とらドラ!」が出てくるあたり、
電撃文庫らしくて、高校生読者に合わせてて有りだな、と思いました。
テーマも明快でわかりやすいし、原作に時折混じる後味の悪さもないし、
とてもライトノベルらしい素敵な読み物だったと思います。

余談ですが、「トムは真夜中の庭で」の話を栞子さんが今の「ハリー・ポッター」みたいなもの、
と言っていたのを読んでわかったんですが、
「魔法先生ネギま!」のオマージュ元は「ハリー・ポッター」だったけど、
「UQ HOLDER!」のエヴァと刀太の関係のオマージュ元は「トムは真夜中の庭で」なのかな?
と思いました。
どちらも読んでないんだけど、一度読んでみたいかも…

:: 2017/3/12 日曜日::

■[ラノベ]めくるめく面白さ「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」

栞子さんと五浦、二人の物語は完結した「ビブリア古書堂の事件手帖」ですが、
番外編やスピンオフは続くみたいで、この作品はその一つです。
作者は「ほうかご百物語」などを執筆されている峰守ひろかずさん。
電撃文庫らしく高校生男女が主人公です。

舞台は古都鎌倉のとある高校の旧図書室。
豊富な蔵書はあれども古く、利用者が少ないため廃止されそうな所に、
隠れオタの前河響平が図書部員の卯城野こぐちさんと出会う。
そして二人は一緒に生徒会主催の書評バトル「ビブリアファイト」をすることに…!

個性的な高校生男女のボーイミーツガールとか、
とっても電撃文庫っぽくて面白かったです。
題材も「シャーロック・ホームズ」に「若草物語」と、
今の中高生が読んでも面白いと思えるし、
何よりメジャーだから手を出しやすいものが多いのも良いですよね。

あと、何と言ってもちゃんと栞子さんが出てくるところが良かったです。
本のことでこぐちさんと盛り上がる栞子さんが可愛かったし、
読書好きのこぐちさんを軽く圧倒する本に対する蘊蓄と、
事情を見通す観察力は本当に原作そのままでした。
しかし響平… おっぱいに魅入られすぎだろう…(笑

その響平の個性ですが、中々好感が持てましたね。
峰守ひろかずさんらしい主人公なように感じました。
まぁ、ちょっとエロに素直だけど思春期だから仕方ないよね。
こぐちさんの悲鳴がエロすぎるから仕方ないよね。

「ビブリア古書堂の事件手帖」のスピンオフとしても面白かったですけど、
ラブコメとして、青春物語としても充分面白かったです。

:: 2013/3/14 木曜日::

■[ラノベ]末永くお幸せに「選ばれすぎしもの!」3巻

選ばれすぎしもの! 3 (電撃文庫)
著者/訳者:峰守ひろかず
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-03-09 )
文庫 ( 344 ページ )
作者twitter:峰守ひろかず (Minemori_H)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:INFINITY DRIVE
絵師twitter:きょのひと (shin_kyogoku)さんはTwitterを使っています

「選ばれすぎしもの!」は残念ながらこの3巻で完結です。
1巻で1ヒロイン増加するとしても凄いな! とか思ってたんですけどねー…
まぁ、この3巻でもまた別の世界からゲストが来てたんですけど、
ビジュアルがまんま等身大の昆虫ですから、イラストもないという…(笑

今回で完結とはいえ、色々とサービスシーンは盛り込まれており、
みんなで海に行った上に、キトラの精霊力で夢遊病+発情期に入ったヒロインたちから、
あの手この手で迫られ攻められるという展開は良いモノでありました。
また、ロリキャラのアーニーが不思議パワーでナイスバディの大人に成長して、
全ヒロイン中で一番のおっぱい力を発揮する展開もグッジョブでしたね!

とはいえ、主人公の護はフラウディア一筋で相思相愛なので、
マヤの横恋慕も報われないのはちょっと切なかったかな。
作者もあとがきで言ってましたが、基本的にハーレムモノではなく、
相思相愛カップルと周囲の女の子たち、という構図だったのが、
最近流行のご都合主義万歳な風潮に合わなかったかなぁ、とも思います。

とはいえ、相変わらずよく出来ていると思うんですよね、ホント。
話の構成もそうですけど、着眼点とかも鋭い所を突いてきてるし。
昆虫型の知的生物に「接触と呼吸と発声を同じ器官で兼ねるコンセプトが分からない」
と言われて膝を打つ感じだとか特に。
世界観の設定とかも綺麗に辻褄が合いますしね。
それだけに3巻で終わるのはちょっと残念だな、と。

どうやら作者の峰守ひろかずさんはメディアワークス文庫から来月新刊が出るっぽいので、
そこら辺の実力はそちらで発揮されるのかなぁ、と思います。

あと、全くの余談ですけど作者近影で映っていた一番勇者の武器っぽいアイテムって、
どう見ても完全変形ダイ・ソードです、本当にありがとうございました。(笑

勇美の設定で「クロノアイズ グランサー」を連想したのは間違ってなかったですよ…
長谷川裕一作品好きとか、そりゃ私と趣味が合うわけだよなぁ…(笑

:: 2012/11/14 水曜日::

■[ラノベ]ライバルは先輩勇者!?「選ばれすぎしもの!」2巻

選ばれすぎしもの! 2 (電撃文庫)
著者/訳者:峰守ひろかず
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-11-09 )
文庫 ( 344 ページ )
作者twitter:峰守ひろかず (Minemori_H) on Twitter
絵師サイト:INFINITY DRIVE
絵師twitter:京極しん (shin_kyogoku) on Twitter

異世界へ行って勇者業、という使い古されたネタも週6シフト異世界を巡業して、
そこで侵略してくる敵性モンスターを倒す、となるとそれはそれで一つの芸になる訳で。
そしてそれぞれの異世界には巫女という名のヒロインがもれなく付いてきまして、
それも2冊目ともなると当然ヒロインが追加な訳でして…

という訳で2巻表紙になっているように新ヒロインの地獄少女なマヤが大活躍です!
…と思いきや、1冊全部がそうという訳ではなくて、
ドクターや叢雲さんにコルリ他のヒロインたちも活躍したり大人気でしたね。
あ、もちろんマヤも充分出番がありましたよ?
でもやっぱりフラウディアがメインヒロインなのかなぁ、と。

でもこの2巻で注目すべきキャラはやはりゴルディアスさんかなぁ。
金ピカでキャンサーを裏で操っているように見える先輩勇者が、
一体どんな思惑で破壊を振りまいているのか。
…なんとなくクロノアイズ・グランサーを連想してしまう長谷川裕一ファンの私。

各ヒロインの魅力を上げるだけでなく、学園ラブコメの要素も盛り込んできて、
2巻の時点で既に飽和状態になっている気がしないでもないです。(笑
流石に週7シフト以上は厳しいと思うのでこれ以上の異世界ヒロインは出ないとは思いますが…
いや…、流石に出ないですよね?(自信なし

:: 2012/7/14 土曜日::

■[ラノベ]勇者様は6つの異世界兼務!?「選ばれすぎしもの!」1巻

選ばれすぎしもの! (電撃文庫)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-07-10 )
文庫 ( 325 ページ )
作者twitter:峰守ひろかず (Minemori_H) on Twitter
絵師サイト:INFINITY DRIVE
絵師twitter:京極しん (shin_kyogoku) on Twitter

「ほうかご百物語」タッグの新作は伝説の勇者モノ!
しかしただの勇者ではなくて、呼ばれる先は何と6つ!?
しかも呼ぶ巫女さんはどの子も可愛い訳で、
初っ端から6人のヒロインという贅沢なことに。

施設で育った地味で超絶お人好しな水尾護は、
高校入学直前に父方の祖父からの遺産を受け継いだら、
「勇者の腕輪」に選ばれて「幻想」「古都」「都市」「自然」「宇宙」「荒野」
という6つの世界で週6日の勇者としてお仕事をすることになるんだけど…

色んなヒロインがわいわいと過ごす日常に関しては、
流石にこなれている所があるなぁ、と感心させられます。
ロリから年上、更にロボまでと至れり尽くせりなラインナップで、
しかもその上、今後まだヒロインが追加される…、だと…?
春休みが終わったら学校が始まる訳で、
それを考えると今後学園ラブコメの可能性も…?

「勇者の腕輪」の秘密はかなり意外でしたが、
そこからちゃんと主人公が主人公である所以を書いてるのは良かったです。
ヒロインは異世界の子ばかりだけど、以前施設にいた年上のお姉さんとか、
こっちの世界でのヒロインも示唆されてるので続きも楽しみです。

:: 2011/1/13 木曜日::

■[雑記]これからもずっとめでたしめでたし。「ほうかご百物語あんこーる」

ほうかご百物語あんこーる (電撃文庫)
著者/訳者:峰守ひろかず
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-01-06 )
文庫 ( 328 ページ )
作者twitter:峰守ひろかず (Minemori_H) on Twitter
絵師サイト:INFINITY DRIVE
絵師twitter:京極しん (shin_kyogoku) on Twitter

9巻で無事完結を迎えた「ほうかご百物語」ですが、
電撃文庫MAGAZINE掲載分の読み切り4本に加え、
9巻のその後を綴った書き下ろしを+αした「ほうかご百物語あんこーる」をもって、
今度こそ本当に大団円といった形になっています。

短編はまだ奈良山がまだ新井さんを守っていることを知られる前だったりと、
時系列的に結構初期の頃のものがあるので、
9巻以降の新井さんとのバカップルっぷりを知っている身としては新鮮なものがありました。
しかし真一は昔はまだまともだったんだねぇ…
いや、それほどまともではなかったけど、今は更に悪化しているというか…

そして待望の書き下ろしだけど、これがまた予想外の展開でしたが、
丁度年末年始に同じく妖怪モノで似たような事象を扱った作品を読んだ直後なだけに、
割りとすんなり「これもアリかなー」なんて思ってしまいます。(笑
しかし色々とその後の展開が示唆されるだけってのは生殺しだよなぁ。
あの天然お姉さんな美生さんが嫉妬するイベントは読みたかった…

最初から最後までシリアスになりすぎることもなく、
ぽわぽわほんわかな作風はそのままに、表紙に描かれている通り、
見事なまでに大団円を迎えてくれ、最後まで安心できる面白さでした。
この作品の面白さは本当にこの一言に尽きましたね。

イタチさん可愛い

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