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:: 2018/6/25 月曜日::

■[ラノベ]そして新たななサーガへ…「強くてニューサーガ」10巻

強くてニューサーガ10巻強くてニューサーガ10巻
出版社:アルファポリス
作者名:阿部正行
作者サイト:阿部正行
絵師名:布施龍太
絵師twitter:布施龍太★MHW (@chameleonrock) | Twitter

カイルの活躍で魔族大攻勢に対して万全の準備で迎えた人族連合。
しかし、人は慣れる生き物で膠着状態に陥ったせいため各国の思惑が複雑に絡まり、
足並みが微妙に揃わなくなっていきそうな時に、
カイルの悪辣な罠が魔族と人族の両方に影響を及ぼし…

完結巻です!
10巻完結とか良い感じにまとまりましたね。
これくらいの長さの作品は良い作品だと思いますよ。
ちゃんと綺麗に物語もまとまってましたしね。

それにしても今までも目的のためには手段を選ばなかったけれど、
今回の作戦はその中でも随一の悪辣さでしたね…!
情報を制するものは世界を制すると言いますが、
未来の知識と世界を奔走して得た知識、
そして信頼できる仲間たちを得たカイルが何枚も上手だった、ということでしょう。
しかし… それにしても本当にエグいというか…(笑

カイルの女性関係は見事なハーレムっぷりでしたね!
サキラ王女に関しては王女の意志とは関係なくハメ技に近い形になったのは、
なんというかちょっと笑ってしまいました。(笑
まぁ、みんな幸せなら良いんじゃないでしょうか!
ミレーナ王女も恋する乙女してて可愛かったですし!

それにしても黒翼の正体は意外というか…
これは中々に辛いというか救いがないというか…
今までも辛く切ない真実ばかりだったけど、
その中でも群を抜いて精神的に辛いものがありましたね…

何はともあれ無事に完結できて良かったです。
連載途中で小説家になろうの規約が変わったせいでアルファポリスに完全移行したり、
Web版はいろいろとあったけれど、書籍がきちんと完結したのは嬉しかったです。
良い作品でした。

:: 2017/10/29 日曜日::

■[漫画]魔都動乱「強くてニューサーガ」9巻

強くてニューサーガ9巻強くてニューサーガ9巻
出版社:アルファポリス
作者名:阿部正行
作者サイト:阿部正行
絵師名:布施龍太
絵師twitter:布施龍太☆MHW (@chameleonrock) on Twitter
DMM電子書籍:強くてニューサーガ 8

人間、ドワーフ、エルフと人族をまとめる統一会議を開催し、
魔族に対抗するための協力体制を作ることが出来たカイル。
少々マッチポンプな策を使ったとはいえこれで一安心だと思った矢先に、
別行動を取ってリマーゼに戻っていたセランたちの元に、
満身創痍のユーリガが凶報をもたらして…

これは次の10巻で完結でしょうかね。
まさかこの9巻でここまで事態が進むとは思いませんでしたが、
10巻完結の方がキリが良くて有りなのかもしれません。

今まで外道で非道な策と言えばカイルとセランのお家芸でしたが、
中々どうして、魔族もやりますね。
炎眼の何重にも張り巡らせた策は行き当たりばったり感がありましたが、
そこは長い寿命と経験と付き合いがあってこそ、というのかな?
あと、ターグは普通に外道でしたね。
流石は長年、魔族の暗部を渡り歩いてきただけありますよ。

むしろセランが割りと正々堂々としようとしてて驚いたというか。
まぁ、相手との因縁や、武人としての在り方が琴線に触れたのでしょうが、
それでもいざ尋常に勝負、といかないのは業なのかもしれない…
セランは良い友人を持ったなぁ、ホント。

さて、次回は魔族と人族の一大決戦でしょうね。
準備万端のカイルの活躍もそうですが、
新魔王を名乗る黒翼の正体が気になるところです。
今まではカイルの将来の姿かと心配してたんですが、
9巻での二人の会話を見る限りそうではなさそうですからね。
セランとカイルの女関係の今後と同じくらいに楽しみです!(笑

:: 2017/4/5 水曜日::

■[ラノベ]世界会議と世界一のペテン師「強くてニューサーガ」8巻

強くてニューサーガ8巻強くてニューサーガ8巻
出版社:アルファポリス
作者名:阿部正行
作者サイト:阿部正行
絵師名:布施龍太
絵師twitter:布施龍太 (@chameleonrock) on Twitter

聖都でのメーラ教や神々との騒動も一段落したカイルは、
魔族大侵攻で真っ先に滅ぼされたドワーフの危機管理体制を立て直すため、
ドワーフの国である地下都市に来ていた。
ドワーフとエルフの共同戦線を張るための交渉を進めるカイルは、
思い切った手をきってきて…

小説家になろうの規約変更によりダイジェスト版がダメになったため、
残念ながらアルファポリス作品は規約がコンフリクトして全滅しちゃいましたが、
アルファポリスのサイトで連載が継続され、
続刊もちゃんと行われるようで安心しました。
物語も終盤だと思うので、是非きっちりと完結して欲しいものです。

世界会議とは今まで各地で活躍してきたカイルだからこその思い切った手段でしたが、
魔族大侵攻を控えては必要なことだったので良いタイミングだとは思いましたね。
タイミングといえば魔族が会議場を襲うのはいくらなんでもタイミングが良すぎるので、
カイルが魔王に依頼して魔族の武闘派をそそのかしたのかと思いましたが、
事実はそれよりもたちが悪かったです。(笑

それにしてもサキラ王女が可愛いですね。
恋に憧れる箱入り聖女とかポイント高いですわ…
ミレーナ王女のフラグも一段と立ってしまったわけで、
カイルの女難、もとい女癖、もとい色情狂的な噂が真実味を帯びてきて、
ラブコメ的にもちょっとドキドキしていたんですが…
まさか最後にああいった展開になるとはなぁ。

これは… カイルが動きすぎたせいで時期が早まったのかしら…
クライマックスは意外と近いか…!?

:: 2016/8/30 火曜日::

■[ラノベ]神々の思惑「強くてニューサーガ」7巻

強くてニューサーガ 7
著者/訳者:阿部 正行
出版社:アルファポリス( 2016-08 )

作者サイト:阿部正行
絵師twitter:布施龍太(@chameleonrock)さん | Twitter

第一皇子暗殺に端を発するガルガン帝国の内戦を早期に終わらせたカイルたちは、
裏から暗殺の糸を引いていたメーラ教の総本山に師・レイラに招かれることに。
メーラ教の狂信的な一面ばかりを見てきたカイルは最大限に警戒するが、
聖地で待っていたのは予想以上の存在で…

メーラ教の聖下の正体ですが、ちょっと予想以上でしたね。
まさか女神メーラそのものだったというのもそうですが、
そのキャラクターというか性格も予想以上にマシで驚きました。
でも確かに聖下の正体が神そのものなら信徒が狂信的になる理由もわかるというものです。
その教えを曲解して利用しているあたりが人間の業だなぁ、とも思いますが。

この7巻は今まで頑張ってきたカイルへのご褒美回であり、
初心を思い出す回でもありましたね。
世界を救うというのは結果であり、目的は身近な人々を救うというところは、
カイルは理想的な英雄ではなく、俗世的な人間であることが如実に現れていると思いました。

それにしても古代ザーレスが滅びた原因が魔力の枯渇ではなく、
神罰だったとは…
神罰の具体的な内容が気になるところだけど、何なんだろう…
出生率が0になるとか…?
うーん、謎だなぁ。

謎といえば次期魔王である黒翼の魔族の正体ですが、
こちらも気になりますよね。
物語の核心なだけに明らかになるのはまだ先でしょうが、
明らかになる時が今から楽しみです。

:: 2016/1/19 火曜日::

■[ラノベ]3人 vs 5万「強くてニューサーガ」6巻

強くてニューサーガ〈6〉
著者/訳者:阿部 正行
出版社:アルファポリス( 2015-12-18 )
作者サイト:阿部正行
絵師twitter:布施龍太(@chameleonrock)さん | Twitter

魔族領からマルニコ商会に戻り一息つけるかと思いきや、
ガルガン帝国から第一皇子が暗殺されたという凶報が舞い込む。
人族最大の国家で巻き起こる内戦の兆し。
そして暗躍する稀代の忍びソウガとその雇い主。
魔族大侵攻までガルガン帝国の国力を衰えさせたくないカイルは、
なんとか内戦を起こさないように奔走するが…

今回は中々辛かったなぁ…
大侵攻で人族を滅ぼさないために少数を自らの手で切り捨てるとか、
Fate/Zeroの衛宮切嗣みたいなもんだよなぁ。
この業のせいでカイルの魂がより魔族に近くならなければ良いんだけど…

とはいえカイルもまだ人間らしいところは残ってると思うんですよね。
危なくなったら裏切れば良いとか言いながら、
母と妹の恩人であるコンラートを最後まで助けようとしていたんですから。
そんなカイルの想いを無為にしようというんだから、
メーラ教の思惑というのはどういったものなのか気になりますよね。

そういったカイルの心情も興味深かったですけど、
カイルの周りの女性関係も興味深かったですね!
ミナギが徐々にデレてきてるみたいだったり、
ミレーナ王女が再登場してきて王配について匂わせたりと、
ラブコメ脳のセンサーがビビッと反応してしまう展開があったのが良かったです。

次はメーラ教の総本山に向かうことになるんだけど…
果たしてどんな情報を聞かされることになるのか。
Web版でもまだそこまで行ってないので本当に気になります!

:: 2015/5/12 火曜日::

■[ラノベ]魔王の悲恋物語「強くてニューサーガ」5巻

強くてニューサーガ〈5〉
著者/訳者:阿部 正行
出版社:アルファポリス( 2015-04 )
作者サイト:阿部正行
絵師twitter:布施龍太(@chameleonrock)さん | Twitter

ドラゴンが抱えていた問題を解決し、「竜殺し」という最上級の名声を得たカイルたち。
そこで次は人脈作りをしようと人族有数の商人の所に赴いたら帝国のアンジェラ王女が居るわ、
商人経由で魔王からの招待を受けるわ、そこで魔族の幹部殺しの嫌疑をかけられるわと、
次々とトラブルが舞い込んできて…

5巻にしてカイルの怨敵であり、次期魔王の黒翼の魔族が登場しましたが、
それ以上に魔王ルイーザの印象が強かったですね。
気怠げな物腰でいながら人族との友好を図ろうとするとか、
中々その真意が読めなかったんだけど、判ってみれば何ともまぁ…

その昔、スコラ時代のバーズに「IBARAGI茨木」という漫画がありまして…
あれもクズ男に翻弄された純情人外女性の悲劇だったけど、
こっちは目の前で実父を殺されたとかより酷いですなぁ。
人族の英雄の意外な正体には驚きよりも呆れが先にきたけど、
武人である魔族の三腕を相手にしたカイルとセランの戦いを見てると、
さもありなん、と思ったりも。

それにしても女好きのセランは面倒な相手にばかり惚れられるなぁ。(笑
そういった意味ではカイルの方が相手がマシだけど、
女性関係をエンジョイするためには黒翼の魔族を倒さないと始まらない訳で。
しかし、黒翼の魔族との間には隔絶された実力があるみたいなので、
これからどう挽回していくのかが気になる所ですね。

というか、カイルの魂が魔族寄りになっている事とか、
黒翼の魔族にツノがない事とか考えると、
「クロノアイズ グランサー」みたいなオチにならないかちょっと心配です。

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