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夏! 海! 青春!
:: 2016/11/6 日曜日::

■[ラノベ]相棒「コップクラフト 6 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト 6 (ガガガ文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:小学館( 2016-10-18 )

作者サイト:gatoh.com | 賀東招二オフィシャルサイト
作者twitter:賀東招二(@gatosyoji)さん | Twitter
絵師サイト:村田蓮爾公式HP-PSEWEB-
Kindle版:コップクラフト 6 DRAGNET MIRAGE RELOADED
Kindle版まとめ買い:コップクラフト DRAGNET MIRAGE

太平洋上に開いた異世界レト・セマーニと繋がるミラージュ・ゲート。
その影響でレト・セマーニの半島の一部が島として出現したカリアエナ島。
そこに我が物顔で入植して都市を築いた地球側の勢力と、
セマーニ人たちの勢力が混沌として入り交じったサンテレサ市では、
新たな市長を選ぶ市長選が行われているが、
地球人の刑事マトバとセマーニ人の騎士ティラナは暢気に休日を楽しんでいたが…

アメリカ人に繊細な料理なんか出来るわけがないよ、HAHAHA!
とか暢気に思ってたら次々と起こる公衆の面前での暗殺事件と、
かなりきな臭い雰囲気の6巻でしたね。
まぁ、それ以上に延期に延期を重ねる賀東招二さんの方がきな臭かったですが。(ぉ

しかし犯人というか実行犯として浮かび上がった人物が意外でしたが、
その魔手が伸びた結果として死んだ相手も意外でしたね。
悪人は何だかんだで生き延びるもんだと思ってただけに…
いや、悪人というか仇敵という意味では結構倒しきった感がありますね…

それにしても市長選の候補がどう考えても現在のトランプ代表がモデルだったり、
いつの間にかAIとかスマホとかタブレットが作品世界内で標準装備されてたりと、
時代に沿った内容になってましたね。
それでいてティラナの水着がスク水とは…
フルメタのテッサの時といい、旧スク好きですね、賀東招二さんって…(笑

今回はバトルアクションがかなり多めでしたが、
二人の戦い方は今まで紡いできた二人の絆が成せる技だっただけに、
何というか、こう、感無量な感じがしますね!
黒幕はまだ出てきてないけど、この二人なら何とかしてくれると、そう思わせてくれます。

まぁ、あとはちゃんと次巻が出るかどうかですね…
賀東招二さんなら間違いなく延期するけど出してくれると、そう思わせてくれますね…!

:: 2015/6/22 月曜日::

■[ラノベ]イオタの怒り「コップクラフト 5 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト 5 (ガガガ文庫 か 7-5)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:小学館( 2015-06-18 )

作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:村田蓮爾公式HP-PSEWEB-

Kindle版:1巻
Kindle版:2巻
Kindle版:3巻
Kindle版:4巻
Kindle版:5巻

太平洋上に開いた異世界レト・セマーニと繋がるミラージュ・ゲート。
そこから半島の一部が島として出現したカリアエナ島。
人種の坩堝となったその島を舞台に、
元自衛官で現特別風紀班刑事のケイ・マトバと、
レト・セマーニの騎士でケイとコンビを組むティラナ・エクセディリカの、
退廃した都市で繰り広げられるハードボイルドでアメリカ刑事ドラマっぽい物語の第5巻になります。

ヤク中の退役軍人が狼に食い殺された事件を捜査していたら、
何故かケイまで襲われた上に、DEAの捜査官まで食い殺されることに。
どうやら一時期とある軍事基地にいたメンバーを標的にしているようで、
後手後手になりながらも真相に迫っていくマトバとティラナだったが…?

アメリカドラマってナイトライダーくらいしか知らないんですが、
こういった雰囲気が持つ凄味とかテンションとかはよく表現出来ていると思いますよ。
それでいてティラナの持つ異世界の騎士団の矜持と本人の可愛さとか、
これでもかという程に伝わってくるあたり賀東招二さんはやはりプロだなぁ、
と、今更ながらに思い知らされます。

ティラナとマトバのコンビも既に5巻となるということで、
二人の距離感もだいぶ縮まってきたなぁ、と思いますね。
割りと心の柔らかい部分と思われるティラナの兄のことを話すところとか正にそうじゃないかと。

今後の展開に繋がる伏線はありながらも、
今回は後味の良い終わり方だったのですっきりと楽しめましたね。
次はたぶん来年以降になると思いますが、ゆるゆると楽しみにしたいと思います。

:: 2014/3/19 水曜日::

■[ラノベ]おそるべき子猫「コップクラフト DORAGNET MIRAGE RELOADED」4巻

洋上に島と一緒に剣と魔法の異世界レト・セマーニと繋がるミラージュ・ゲートが現れた地球を舞台に、
フルメタの賀東招二が送るアメリカドラマ風ライトノベルの4巻!
「フルメタアナザー」の刊行や「甘城ブリリアントパーク」もアニメ化するしで、
忙しいからこっちまで手が回らないかと思ったらそうでもなかったですね。
まぁ、ちょっと短めですけど。

今回はシリアスな話ではなく、コメディ回です。
ティラナがセマーニからの密輸品を調べていたら、
うっかり飼い猫のクロイと心が入れ替わってしまって始まる、
セシルまで巻き込んだドタバタ騒動が今回のお話です。

正直マトバも刑事観察眼もあるだろうに、朝のティラナとクロイを見てなんで気付かないんだよ!
とヤキモキというか若干イライラしながら読んでたんですが、
ラストでのちょっとした独白を聞いてあっさりと納得してしまうだけでなく、
ちょっとニヤニヤしちゃうまでになっちゃいました。(笑
何だよー、結構初心というか可愛いじゃないかマトバってば。

それと同僚のゴドノフが風紀班に配属になるまでの短編や、
オニールによるティラナへのインタビュー短編も収録しています。
というかティラナって地球年齢で20歳前後みたいな話だったけど、
いつの間にかさらに年齢下がってないっすかね!
いや、良いんですけども。

それにしてもティラナも災難だったけど、元を正せば自業自得とも言えなくも…
読者的には村田蓮爾さんによる妖艶なティラナと恥じらうティラナの両方を拝めたので、
大変ありがたがったのですが。(笑
あ、一番悲惨だったのはセシルだよね。
彼女は単に巻き込まれただけであんな目に遭うんだから…

それにしてもアメリカンな雰囲気が漂いまくる作品なので、
いくらティラナが可愛いところを見せまくってくれるとはいえ、
正直、普通のライトノベルレーベルだと浮きまくると思うのですが、
ガガガ文庫だと有りだと思えるから不思議です。
「甘城ブリリアントパーク」で忙しいとは思いますが、
せめて年に1冊くらいのペースで出していただきたいところであります。

:: 2011/1/21 金曜日::

■[雑記]アメリカドラマラノベ風「コップクラフト」3巻

コップクラフト 3 (ガガガ文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:小学館( 2011-01-18 )
文庫 ( 228 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
絵師サイト:村田蓮爾公式HP-PSEWEB-

フルメタ完結で他のことにも力を割けるようになった賀東招二さんの最新作。
2巻まではドラグネットミラージュの焼き直しでしたが、
この3巻からは完全書き下ろしの新作となっています。
つまり今現在の賀東招二さんの全力投球が見られる訳ですね!
ヒロインはロリに限る、と主張する賀東招二さんの本気がここにある!

という訳で読み始めたら転入生が曲がり角でぶつかってパンチラだよ! 縞パンだよ!
しかも本作独特の見開きで挿し絵を使ってご披露だよ!
こ、これが賀東招二さんの本気というモノなのか…!
スゲ、賀東招二さんマジスゲー

今回はティラナがヒロインにして主人公といった立ち回りで、
金持ち学校に蔓延る麻薬ルートを調べる為に潜入捜査官として活躍します。
しかし、セックス、ドラッグ、銃、ジョックスとアメリカのドラマそのままというか、
そりゃ色々と寛容なガガガ文庫でしか出来ないよなぁ…
と思わせるだけのファッキンな内容が盛り沢山でした。

爽快な終わり方なんかじゃない、世の無常を感じさせられるやるせないラスト。
本当の悪はのうのうと生き残り、純粋な人間が死んでしまう哀しみしか残らない、
そんな中でのティラナの葛藤や苦悩諸々が切なくて、
それを受け止めるマトバの男っぷりが格好良かったです。

しかし一番笑ったのはあとがきだなぁ。
モンハンすぎるでしょう、JK…(笑

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