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夏! 海! 青春!
:: 2014/11/3 月曜日::

■[ラノベ]ボーイ・ミーツ・マッチョ「生ポアニキ」

生ポアニキ (オーバーラップ文庫)
著者/訳者:アサウラ
出版社:オーバーラップ( 2014-10-23 )
作者サイト:アサウラの生存観察室
作者twitter:アサウラ(@asaura_seizon)さん | Twitter
絵師サイト:てら速
絵師twitter:赤井てら(@akaitera)さん | Twitter

Kindle版:生ポアニキ

筋トレは、裏切らない!

アサウラさんの新作は「ベン・トー」の作中にあったような、
ハイテンションマッスルラブコメ! 生ポ風味仕立て!
前作「デスニードラウンド」よりも「ベン・トー」系統の、
バカでハイテンションでちょっと変態だけど良い話でもあるという、
ちょっとカオスだけど面白い作品です。

生活保護法第十一条に九項目として「恋愛扶助」が出来た日本。
まるで餓鬼のようなもやしデブで眼鏡で半ひきこもりでコミュ障な木村ユースケ。
ユースケがその恋愛扶助を申請した所、何故か好みと違う赤毛の少女だけでなく、
マッチョなアニキがやってきて一緒に生活しつつ筋トレすることに…

設定だけ読めばぶっ飛んでる内容で、実際内容も割りとぶっ飛んでるんですが、
最後まで読むときちんと主人公の成長物語として仕上がっているだけでなく、
ラブコメ要素もきちんとある上に、アニキというキャラクターが非常に魅力的になっているんですね。
あ、いや、ヒロインの鳳来寺ユリというキャラクターも負けず劣らず魅力的ですが!
やべぇ、アニキがメインヒロインだと錯覚してしまっていた…(笑

恋愛扶助の対象としてやってきたとはいえ、鳳来寺ユリはモノではなくてヒト。
個性もあればプライベートもあるし、何より過去があるので、
それが彼女を魅力的にしてくれているんですよね。
ちょっとキツイところもあるけれど、良い女の子でした。

それにしても挿し絵の使い方というか入れ方が非常に秀逸だった印象でした。
そのセレクトもさることながら、赤井てらさんの画力が非常にマッチしているというか。
ヒロインたちが魅力的ということもさることながら、
アニキの筋肉が綺麗でしたね。
まさか、ラノベのイラストでこれほどマッチョな筋肉を見せつけられることになるとは、
正直思いませんでしたが。(笑

正直、名前と表紙のアニキのインパクトがかなりでかい作品ですが、
「ベン・トー」が好きだった人にはお勧めできる作品です。
ちゃんと美味しそうな食事とかありましたからね!
筋トレがフィーチャーされてたから食事の内容も低カロリー高タンパクなモノが多かったですが、
それすらもきちんと美味しそうに描写されていたのが印象的です。(笑

巻数表記がないことから、もしかしたら単巻で終わりかもしれませんが、
割りと面白かったので出来れば続きを読みたいところです。

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