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:: 2024/4/13 土曜日::

■[漫画]鎬を削る将棋中毒者たち「バンオウ-盤王-」6巻

バンオウ-盤王-6巻バンオウ-盤王-6巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:バンオウ-盤王- (6)
Kindle版まとめ買い:バンオウ-盤王-
DMM電子書籍:バンオウ-盤王- (6)

月山さんが竜王戦を勝ち進むことで先生がやる気を奮起した結果、残ることになった将棋教室。
だけど、月山さんはそれによって賞金稼ぎというモチベーションを失うことになってしまった…
はたして月山さんは竜王戦で人間を相手に将棋を指すことができるのか…?

まぁ、我慢できるはずがないんですけどね…!
吸血鬼が一度人間の血を吸ってしまったら我慢できないというネタはよく見ますが、
月山さんの場合は将棋中毒者な吸血鬼が一度本気の試合をしてしまったら我慢できない、
ということなのでしょう。

そんな月山さんにアホ要員だったアンナさんがハンターとして襲い掛かったのには驚きましたが、
将棋を通して人と関わることを覚えてしまったアンナさんも、
かつてのように機械的に吸血鬼を狩るハンターには戻れないんですね。
人だろうと吸血鬼だろうと、人生を変えてしまう将棋ってのは凄い遊びだぜ…!

そして月山さんの次の対局相手は竜王と並ぶ将棋界のトップ、名人。

一度は調子を崩したけれど、そこから立ち直った七島名人は強い!
挫折しても諦めず、一から鍛え直して再び頂上へと駆け上がった男!
外面は良いけれど、内面はわりと拗らせてるところも逆に良い感じですよ!

二人の戦いは将棋に詳しくない私にはその局面への理解が及びませんが、
伊津先生たちが解説してくれるので盛り上がることができます。
かつて月山さんと対峙した棋士たちだからこそわかることを、
その一手から読み取っていく棋士のリアクションが面白いんだよね…!

とても良い所で終わっているので単行本派の方々は固唾を呑んでお待ちください。
ここからの決着まではマジで面白いよ!

:: 2024/2/6 火曜日::

■[漫画]凝縮された1分間の攻防「バンオウ-盤王-」5巻

バンオウ-盤王-5巻バンオウ-盤王-5巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:バンオウ-盤王- (5)
Kindle版まとめ買い:バンオウ-盤王-
DMM電子書籍:バンオウ-盤王- (5)

月山さんの竜王戦決勝トーナメント1回戦の相手は若手No.1の天草六段!
記念対局では勝てたけど、ネット将棋では負けた相手との対戦は予想以上にもつれて1分将棋に!
天才の天草六段に凡才の月山さんに勝機はあるのか…!?

熱戦でしたね!
天草六段はメチャクチャ強かった!

正直ギリギリの戦いだったと思うんですけど、
勝負に出てしまった天草六段は若さが出た、という感じでしょうか?
いや、300年という経験があるとはいえ、正着を見付けた月山さんを褒めるべきでしょう。
拮抗した実力を持つ二人だからこそ演出できた熱戦だと思います。

そして相変わらず将棋をやる以外の回もべらぼうに面白いんですが、
将棋をやる回も当然のごとく面白いから凄い!

月山さんが勝ち進んだ先に当たる滝川八段は強面なのにメンタルクソ雑魚で、
三段リーグもギリギリで通過したし、タイトル戦もここ一番で弱い!
でも月山さんが(吸血鬼なので)体力がない中で、名誉も収入とか関係なく、
将棋への愛と情熱だけで指す姿勢に心を動かされてからの滝川八段は格好良かった!

奨励会同期の観戦記者の仲田が回想することで、
滝川八段の解像度が上がって最後まで凄く面白い対局になってました。
何となく、滝川八段も次からの対局はメンタルが少しは強くなってる気がします。
月山さんはそういった何かを対局相手の心に残すような気がします。

ただ、その月山さんも将棋教室のために賞金を稼ぐというモチベーションを失うことで、
竜王戦トーナメントをどうするのか不安な所がありますよね…
はたして月山さんは勝ち進むことができるのか…!?

:: 2023/11/7 火曜日::

■[漫画]最推しとの対局「バンオウ-盤王-」4巻

バンオウ-盤王-4巻バンオウ-盤王-4巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:バンオウ-盤王- (4)
Kindle版まとめ買い:バンオウ-盤王-
DMM電子書籍:バンオウ-盤王- (4)

ついに竜王戦6組決勝まで駒を進めた吸血鬼の月山さんの対局相手は、
月山さんが50年推し続けた70代の現役棋士、伊津道央。
同世代が全員引退した中でプロの世界で指し続ける伊津を相手に、
全力で挑む月山さんだが…

熱戦でしたね!
月山さんがTVを手に入れた頃からずっと推してきた棋士が、
未だに現役で、しかも対局相手というのは月山さんも感無量でしょう。

どこまでも勝利にこだわる伊津を月山さんが推す理由は、
次の天草戦で「負けず嫌い」という月山さんの新たな一面を知ることで理解できました。

将棋が好きだからこそ300年続けているのはわかるんだけど、
それでも情熱が無ければ強くなろうとはしないと思うんですよね。
そう考えると「負けず嫌い」というのは、月山さんが棋力を向上させた理由として納得です。
「負けず嫌い」だからこそ、貪欲に勝利を求める伊津さんが最推しなんですね。
なるほどなぁ…

そんな熱戦を繰り広げて盛り上がったと思ったら、
唐突に草野球を始めるからこの漫画は面白いw

しかもうっかり身体能力の高さを見せつけてしまうとか、
そりゃ、ドラゴンボールの孫悟飯じゃないですかw
グレートサイヤマンみたいに変身する前振りなんだろうか…(多分違う

アンナさんも相変わらずポンコツな洞察力をしてるし、
本当に吸血鬼方面は笑わせてくれますよねw

そして肝心の竜王トーナメント本戦ですが、
初回に当たるのが若手最強の天草六段で、予想以上の熱戦を見せてくれます。
一度月山さんに敗北しているからこそ、対策を立てて油断せず真っ直ぐ来てますからね。
そりゃ強いですよ。

天草六段が自分の将棋の才能を活かした1分将棋に持ち込むとか、
図らずも月山さんに欠けているものをぶつけてくるのも上手いなぁ。
手に汗握る熱戦の結果は次の5巻ですね。
面白いよ…!

:: 2023/9/8 金曜日::

■[漫画]月山の才能「バンオウ-盤王-」3巻

バンオウ-盤王-3巻バンオウ-盤王-3巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:バンオウ―盤王― (3)
Kindle版まとめ買い:バンオウ―盤王―
DMM電子書籍:バンオウ―盤王― (3)

アマチュア竜王から竜王戦6組へと勝ち上がった月山。
300年間の経験がある吸血鬼とはいえ、
昼間からの長時間のプロとの対局は初めてなので、
わずかなゆらぎから悪手を指してしまいピンチに陥るが…?

3巻にして面白さが最高に盛り上がっていますね!
月山は棋力だけならトップ棋士相当だし、引き出しも豊富なんだけど、
吸血鬼の体力の無さや、プロ棋士との対戦経験のなさ、研究して対策されることがなかった…
という数々の弱点が露呈することで、無敵ではないことがわかるのです。
でも、それが面白さを演出しているんですよね。

ただ、やはり月山が強いところを見せると、格好いいと思っちゃうんですよ。
そしてその強さを分かりやすく演出してくれるのが、
以前月山に平手で押し切られた天草プロなわけです。

若手トップ棋士の天草が嘘や誇張なく月山の実力を評価することで、
その強さを保証し、観戦する棋士たちも緊張感が生まれるんですよね。
それが、より月山の底知れ無さを演出するんですが…

正直、この対局に限っては対局相手の光岡さんが最高に良い仕事をしてくれましたね。
月山の棋力が天賦の才によるものではなく、努力で積み上げてきたモノだと見抜き、
そして、月山の本当に凄い才能は棋力ではなく、将棋への果てしない愛だ、ということを感じたわけですよ。
今まで努力を積んできた光岡さんだからこその、見事な分析力だと思います。

そして、この漫画の面白いところはそういったシリアスな将棋シーンの合間に、
100%コメディなシーンが挟まれることなんですよねw
それが吸血鬼関連なネタばかりというのがまた面白いw

普通の漫画なら吸血鬼関連のネタの方がシリアスになりそうなんですけどね。
この漫画は将棋がメインなので、どうしても吸血鬼が笑いに昇華されるのですよw
吸血鬼仲間の月山大好きな鈴木さんと、
ヴァンパイアハンターのアンナちゃんのポンコツっぷりが最高なので、
今後もコメディパートを充実していってほしいものであります。

:: 2023/7/8 土曜日::

■[漫画]300年間エンジョイ勢「バンオウ-盤王-」2巻

バンオウ-盤王-2巻バンオウ-盤王-2巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:バンオウ―盤王― (2)
Kindle版まとめ買い:バンオウ―盤王―
DMM電子書籍:バンオウ―盤王― (2)

下手の横好きで将棋を楽しみ300年。
月山元はプロ棋士に迫る実力を身に付けたけれど、
吸血鬼であるため、表の世界には出ず、ネット将棋だけで満足するつもりだった…
だが、世話になっている将棋教室を潰さないためにはお金が必要なため、
竜王戦の優勝賞金を手に入れようと月山は表の世界に出ることになり…

アマとはいえ竜王戦上位陣はプロと遜色ない実力を持つ者が多く、
中でも宮内元名人の息子の宮内兼治はプロ顔負けの実力者。
実力はあれど、性格がプロの世界に似合わないエンジョイ勢だった彼が、
300年間エンジョイ勢をやってきた月山との対局で、
自分の本質を理解し、目の輝きを取り戻す展開は素晴らしいですね。

宮内も負けたとはいえ、自分のことが理解できて、
また将棋を楽しめるようになったのなら良かったですよ。
月山と全力で対局したら悔しさだけじゃない、得られるモノがあるというのは良いですね。

そして1巻ラストに出てきたヴァンパイアハンターのアンナちゃんですが、
実力はあれども頭がポンコツなため、
任務を忘れて将棋に熱中しちゃうあたりかなり笑えますw

吸血鬼である月山と対局したのに気付かないし、
愛犬がいないとポンコツっぷりが加速しまくりだと思います。
はたしてアンナが月山にどう影響を及ぼすのか…
このままだと純度100%のコメディキャラになりそうな予感…!w

そしてついに始まる竜王戦6組のトーナメントですが…
実力はあれども、プロとの真剣勝負が初めての月山には、
これから幾度も壁が立ちはだかると思います。
早速分厚い壁にぶち当たったけれど、月山は乗り越えることはできるのか…?
続きが楽しみですね!

それはそうと描き下ろしで月山のスーツについて描かれてましたけど、
一世一代の舞台を前に大枚を叩く月山の気持ちわかりますよ。
アマチュアだと対局料が発生しないから、元を取るにも竜王にならないとですね!

:: 2023/4/4 火曜日::

■[漫画]天才の30年 vs 凡才の300年「バンオウ-盤王-」1巻

バンオウ-盤王-1巻バンオウ-盤王-1巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
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DMM電子書籍:バンオウ―盤王― (1)

月山元は悠久の時を生きる吸血鬼である。
生きるのに飽きていた頃に出会った将棋という遊び。
月山には特別な才能はなかったけれど、
ただただ将棋の面白さに熱中すること300年。
彼は前人未踏の経験値を詰むことで圧倒的な棋力を身に付けていた…!

この物語は、下手の横好きが300年積み上げてきた経験で、
圧倒的な才能を持つ現代のプロ棋士に挑む物語である…!

ジャンプ+で始まった新連載なんですが、面白いですよね。
今は藤井聡太ブームで将棋が熱いですし、
何より月山が挑むように、竜王戦はアマチュア参加枠がありますからね。
だからこそ、フィクションを盛り上げる一助になっているんだと思います。

月山は吸血鬼なのでネット将棋以外では表舞台に立つ気がなかったんだけど、
10年以上通っている将棋教室が潰れるのを防ぐため、
優勝賞金目当てで参加する、というのが人情味があって良いですよね。
その将棋教室では小学生たちが楽しくやっている、というのも実に良いです。

それに月山は吸血鬼であることに自尊心とかそういうものが全然なく、
むしろ、全ての基準が将棋になっているような気がしますねw

自分と互角に戦えるプロ棋士には憧れすら持っていて、
何というか、微笑ましささえ感じられます。

月山は棋力だけならプロ棋士と互角以上あるんだけど、
吸血鬼なので日中は体力が減るばかりだったりと、
色々と弱点があるので、そこが良い感じにネックになってますよね。
旧友の同族だったり変な吸血鬼狩りも出てきた事だし、
2巻以降もとても楽しみです。

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