僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2024/1/29 月曜日::

■[ラノベ]騒々しくも楽しい、愛溢れる家族「フルメタル・パニック! Family」

フルメタル・パニック!Familyフルメタル・パニック!Family
出版社:KADOKAWA
作者名:賀東招二
作者サイト:gatoh.com | 賀東招二オフィシャルサイト
作者twitter:賀東招二さん(@gatosyoji) / Twitter
絵師名:四季童子
絵師twitter:四季童子さん(@shikidoji) / Twitter
紙書籍通販:フルメタル・パニック! Family
DMM電子書籍:フルメタル・パニック! Family

富士見ファンタジア文庫35周年記念でフルメタが帰ってきた!
賀東招二さんが書くフルメタとしては13年前の短編集以来です。
しかも今回はアナザーと違って宗介とかなめが主人公だし、
成長してアラフォー夫婦になった二人が相変わらずだし、
子供たちもいるしで、懐かしさと面白さが詰まっていました。

かなめを狙う組織や企業を相手にすることは本編でも示唆されてましたけど、
別に悲壮感たっぷりの逃避行ではなかったというのがよく分かりますね!w
宗介は多少大人しくなったとはいえ戦場経験が身体に染みついているし、
その娘の夏美も影響を受けているしで、常識のずれっぷりが楽しいんですよね。
息子の安斗は比較的普通の男の子っぽいと思ったけど、
かなめに似たのかコミュ力が高いわ、スキルがあるわと、二人の子供らしさがあります。

第一話で想像通りの相良家のドタバタ事情が見せられて笑った後、
第二話でかつての旧友のお蓮さんと林水会長と会ったのは嬉しかったなぁ。
特に林水会長と宗介の語らいは、実に良かったです。
お互いにやりたい仕事と自分の才能のミスマッチに悩みがあり、
林水会長は先輩として少しだけ宗介よりも一歩先に進んでいる感じが良いですよね。
宗介にとって数少ない平和な同性の友人ですから、大事にしたいでしょう。

第三話ではかなめがかつての級友とプチ同窓会みたいなことをしてますが、
仲が良かったとはいえ、成長すると経済格差と時間の制約がどうしても出来て、
しかもかなめは以前重い病気に罹っていた過去を隠しているという負い目が有って、
恭子との距離感が取りづらくなっているの、とてもわかるんですよ…!
でも、勇気を出して一歩踏み込めば大丈夫だとは思うので、
何とかまた落ち着いた頃に勇気を出して欲しいな、と思います。

しかしあの宗介が性欲が抑えきれなくなるとかなぁ~、と感慨深いです。
まぁ、確かに高校時代の制服は破壊力ありますからね…
宗介の気持ちもわからんではないですよ。
これは安斗がお兄ちゃんになる日も近いのではないでしょうか?

個人的に惜しいと思ったのはテッサの出番がほぼなかったことですね。
できれば彼女の今も知りたいな、と思った久々のフルメタでした。
面白かったです。

:: 2016/11/6 日曜日::

■[ラノベ]相棒「コップクラフト 6 DRAGNET MIRAGE RELOADED」

コップクラフト 6 (ガガガ文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:小学館( 2016-10-18 )

作者サイト:gatoh.com | 賀東招二オフィシャルサイト
作者twitter:賀東招二(@gatosyoji)さん | Twitter
絵師サイト:村田蓮爾公式HP-PSEWEB-
Kindle版:コップクラフト 6 DRAGNET MIRAGE RELOADED
Kindle版まとめ買い:コップクラフト DRAGNET MIRAGE

太平洋上に開いた異世界レト・セマーニと繋がるミラージュ・ゲート。
その影響でレト・セマーニの半島の一部が島として出現したカリアエナ島。
そこに我が物顔で入植して都市を築いた地球側の勢力と、
セマーニ人たちの勢力が混沌として入り交じったサンテレサ市では、
新たな市長を選ぶ市長選が行われているが、
地球人の刑事マトバとセマーニ人の騎士ティラナは暢気に休日を楽しんでいたが…

アメリカ人に繊細な料理なんか出来るわけがないよ、HAHAHA!
とか暢気に思ってたら次々と起こる公衆の面前での暗殺事件と、
かなりきな臭い雰囲気の6巻でしたね。
まぁ、それ以上に延期に延期を重ねる賀東招二さんの方がきな臭かったですが。(ぉ

しかし犯人というか実行犯として浮かび上がった人物が意外でしたが、
その魔手が伸びた結果として死んだ相手も意外でしたね。
悪人は何だかんだで生き延びるもんだと思ってただけに…
いや、悪人というか仇敵という意味では結構倒しきった感がありますね…

それにしても市長選の候補がどう考えても現在のトランプ代表がモデルだったり、
いつの間にかAIとかスマホとかタブレットが作品世界内で標準装備されてたりと、
時代に沿った内容になってましたね。
それでいてティラナの水着がスク水とは…
フルメタのテッサの時といい、旧スク好きですね、賀東招二さんって…(笑

今回はバトルアクションがかなり多めでしたが、
二人の戦い方は今まで紡いできた二人の絆が成せる技だっただけに、
何というか、こう、感無量な感じがしますね!
黒幕はまだ出てきてないけど、この二人なら何とかしてくれると、そう思わせてくれます。

まぁ、あとはちゃんと次巻が出るかどうかですね…
賀東招二さんなら間違いなく延期するけど出してくれると、そう思わせてくれますね…!

:: 2016/6/24 金曜日::

■[ラノベ]明日へ向かってえくそだすっ「甘城ブリリアントパーク」8巻

甘城ブリリアントパーク (8) (ファンタジア文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2016-06-18 )

作者サイト:gatoh.com | 賀東招二オフィシャルサイト
作者twitter:賀東招二(@gatosyoji)さん | Twitter
絵師サイト:DigitalLover–WebSite
絵師twitter:なかじまゆか(@yuka_nakajima)さん | Twitter
Kindle版:甘城ブリリアントパーク 8
Kindle版まとめ買い:甘城ブリリアントパーク

EXODUS

動員数300万人という途方も無い数字を達成する必要があるか西也が出した結論は、
ブリリアントパークを甘城市から別の場所へ移転することだった。
そのせいか緊迫感がなくなり弛緩した雰囲気を出すようになった西也が、
いすずと移転候補地を視察に行ったら不可思議な体験をして…

カラーピンナップでバスローブ姿のいすずをラブホで押し倒していて、
「やれやれ、またカラーピンナップ詐欺か」とか思ってたらマジだった。
ちゃんと作中で押し倒している上にしっかりとキスまでしていた。
「おいおい、これは夏コミで頒布されるデジラバの同人誌ですか?」
とか読んでてツッコミを入れそうになったけど、
デジラバは本家だけあって甘ブリのエロ同人誌を出してないんだった。
…えーと、つまり無限軌道みたいな?(混乱

しかし… バクが見せてくれた確度の高い未来の西也の姿が絶望的すぎてツラい…
というか、西也のために人に言えない仕事でお金を稼ぐいすずとか、
陵辱しすぎでしょう! あのエロ同人みたいに! あのエロ同人みたいに!
というかラティファ様の姿が可哀想過ぎて未来のことだというのに悲しくて…

そんな未来を見たことで逃げではなくリスクを負った攻勢に出ることで、
西也がどんな未来を掴むことができるのか。
あの絶望的なバッドエンドにはならないことを願っています。

まぁ、それはそうといすずとあんな雰囲気になったんだから、
この先の展開では更なる展開が待っている可能性も無きにしもあらずですね!
大丈夫、富士見はミステリー時代に新井輝さんが前例をたくさん作ってるから!
きっと大丈夫だよ!

:: 2016/2/22 月曜日::

■[ラノベ]彼らの肖像「フルメタル・パニック! アナザー」SS

表紙が12巻と同じ構図なので見間違えやすいですが、
こちらが短編集のSSになります。
しかし何故こんな似たような表紙にしたんだろうか…
通常版と特装版の差異くらいしかないから、
勘違いして片方しか買わない人とか出るんじゃないかと心配してしまいます。

今回は短編集ということで時系列的には昔のエピソードも収録されているので、
旭がバリバリ元気な時の短編も収録されているので、
在りし日の姿を思い出してちょっとしんみりしちゃったりも。
まぁ、ノリはかなりふもっふなコメディなので、
しんみりする暇はあんまりなかったけどね!

短編集とはいえ、ヒロインはやはりリーナでしょう。
実は幽霊が怖いリーナが可愛かったし、
日本の混浴マナーを知ってドキドキするリーナもとても可愛かったです。
結論としてはリーナがとても可愛い。

それにしてもまだリーナと一線を超えてなかったのか…
達哉はAS戦闘に関しては天性の才能を持っているけれど、
恋愛に関しての才能は全然ダメダメですね!
まぁ、外野がうるさいだろうけどマイペースに頑張ってね!
ゆっくりしすぎると菊乃に食べられちゃうかもだけど!(笑

:: 2016/2/21 日曜日::

■[ラノベ]戦士の帰るべき場所「フルメタル・パニック! アナザー」12

ガルナスタンのシェルターでクルピンスキーの企み通り、
オルカンがラムダ・ドライバを蘇らせたことで窮地に陥る達哉たち。
正体不明の脅威の力場に圧倒されるが、
達哉は僅かな手掛かりからラムダ・ドライバを攻略していき…

見事な完結巻でした!
前作もラストは綺麗でしたけど、このアナザーも綺麗なラストでしたね。
バトルもフィナーレを飾るには少々泥臭いモノでしたけど、
それもまた達哉らしいかな、と思わせるものでしたし。
どれだけ戦士の才能があろうとも、
土建屋の息子はやっぱり土建屋だったという戦いでしたね。

それにしてもクルピンスキーはやはりアマルガムの関係者だったのかー
金属元素のコードネームを持っていたということからそこそこ有能だったんだなぁ。
そこそこ有能だったからこそ諦めきれずに妄執を抱き続けてたんだろうけど、
それに人生を狂わせられたオルカンたちが可哀想ですよ。

エピローグもしっかりとそれぞれのその後が描かれており、
達哉とリーナの二人の関係もこれからが期待できる感じだったので、
そういった意味では不満はないのですが…
唯一スッキリしないのがジオトロンが賠償金払ったかどうかわからない点なんですよね。
カエサルの暴挙はクルピンスキーの造反があったとはいえ、
結局はジオトロンの試作機の暴走なわけなので、過失はジオトロンにあると思うんですよね。
悪いことをやったらそれなりの制裁がくだされないとスッキリしないんだよなぁ。
まぁ、それが面白さのメインではないとはいえ…
うん、でも、やっぱりそこはスッキリしないかも。

:: 2015/11/3 火曜日::

■[ラノベ]四妖精の生々しい生活「甘城ブリリアントパーク」7巻

相変わらず内容と表紙が全く一致してない甘ブリです。
むしろ6巻と表紙が逆じゃないのかと思います。
今回はエレメンタリオの4人の妖精たちにクローズアップした、
妙に生々しい短編集です。

そう、生々しいんですよ。
無駄にリアリティがあるんですよ。
いえ、4人が肌色タイツをしてない生肌さらしの痴女って意味ではなく、
描写が妙に共感できるというかなんと言いましょうか。

自宅が炎上してネット上でも炎上したサーラマが、
ミュースの家に泊めてもらおうとしての会話の流れと、
その後のギスギスしたところが非常に生々しいというか、
妖精どころかまんま女子大生あたりのノリと言いましょうか。

前回の飲み会でコボリーとの仲が妙な感じになったワニピー先輩の反応とか、
それに対するコボリーの態度だとか、
職場の飲み会に参加したミュースの心労が察せられてしまうというか。
おかしい、妖精さんたちがメインのはずなのに、
所帯じみたリアリティとかそういうものがビシバシと感じられちゃうんですよっ!

まぁ、それがむず痒くて面白いんですけどね。
そういったリアリティがあったからこそミュースの西也への想いがわかり、
萌え度が高まりまくるというのはあります。

ミュースと言えば飲み会帰りのワニピー先輩とのツーショット挿し絵ですが、
いかにも女子校出身の処女がバイト先の先輩にお持ち帰りされるビジュアルっぽくて、
そっちの意味でも生々しかったです、ハイ。
いすずやシルフィーの巨乳イラストといい、小生前かがみであります。

HTML convert time: 0.121 sec. Powered by WordPress