本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身Ⅻ」 12/9発売!
遂にシリーズ完結!
:: 2024/2/29 木曜日::

■[漫画]出オチ感120%! だけど面白い!「お見合いにすごいコミュ症が来た」1巻

X(Twitter)でバズったので考えてた企画よりもコレ連載させようぜ!
というノリで電撃大王で始まったお見合いから始まった仮面で仮免な交際!
ちなみにこの漫画の連載が始まった同時に苺ましまろで虚無僧ネタが有りました。
まさか虚無僧ネタが被るとはなぁ…w

40歳独身サラリーマンの伊丹部長は年収は良いけど、
実家住まいと家庭の事情とおっさん臭さのせいかお見合い全敗。
会社で愚痴ってたら会話の流れから部下の園田さんがコミュ症の友人なら…
と紹介されて会ってみたら虚無僧だった…!

という出オチ感満載な漫画なんですけど、意外と連載漫画として面白いです。
誰もが一度は考えたことがあるコミュ症と虚無僧のネタを使いつつ、
しっかりパンケーキデートとかしてるんですよね。

絵面的に強烈というのもあるんですけど、
お互いに趣味の話をしっかりとしているのが歩み寄りを感じて良いですよね。
コミュ症で編み笠を被ってるけど、それがあれば会話も弾むし、
自然体で話せるんだから、お付き合いも出来ているのではないでしょうか。

伊丹部長は同性からの評判は良いんだけど、モテないのも分かるというか…
私にも同性からの評判は良いし、人付き合いも良いんだけど婚活で挫折した友人がいるので、
わからんではないんですよね。
それでも結婚相談所のアドバイスを真摯に聞き入れたり、
良い人ではあると思うので、相手が虚無僧でも上手いこといって欲しいと思うのですよ!

問題があるとすればやっぱり野田さん… というか園田さんでしょうね…w

頑張れ園田さん。
編み笠がなくても素直に伊丹部長への好意をストレートに出せる日を待っているよ…!

:: 2024/1/12 金曜日::

■[漫画]肥大化したワカメの自尊心「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」4巻

Fate/stay night[Unlimited Blade Works]4巻Fate/stay night[Unlimited Blade Works]4巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:TYPE-MOON
原作者サイト:TYPE-MOON Official Web Site
作者名:森山大輔
作者twitter:森山大輔さん(@dai_greyhound) / Twitter
紙書籍通販:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (4)
Kindle版まとめ買い:Fate/stay night[Unlimited Blade Works]
DMM電子書籍:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (4)

学校で謎のサーヴァントに襲われた士郎。
令呪を使ってセイバーに頼らず、自分の力だけで切り抜けようとするのは自信過剰だけど、
相手が士郎をいたぶるつもりだったので、何とか凛が間に合って…

士郎のバカさに毒気を抜かれた凛だけど、
衛宮切嗣の魔術師としての在り方を聞いたら、
真っ当な魔術師である凛には到底受け入れられないんですよね。
この時の凛の葛藤を表情と過去回想で見せるのはとても上手いと思います。
読者の大半がFate/Zeroを知っているからこそできる演出ではあるんですが、
森山大輔さんのFate/stay nightへの解像度の高さが伺い知れるのです。

他にもアーチャーが士郎へと語ったくだりですが…

これもUBWルートの真相を知っていれば、
かなり重要なことを言っていることがわかるんですよね。
この時のアーチャーの表情もよくわかってらっしゃる…!

でも、一番よくわかってらっしゃると思ったのはワカメですね!

魔術師家系の自分ではなく、士郎の左手に令呪が浮かび上がる兆候に気付いたワカメは、
内心で嫉妬と焦燥感とやるせなさが大変なことになっていると思うんですよ。
望んでも得られなかった資格をよりによって士郎に取られたとか、
そりゃ気が気でないでしょう。

だからこそ、自分がマスター権限を得られたことを見せびらかしたくなるんだと思うし、
こういった表情をするんですよ。

たとえ借り物でも、その事実から目を逸らし、
命のやり取りをするということを本質的に理解できず、
両親と祖父から愛情を受けずに育ったからこそ、
自分を見て欲しいと望んでいたからこそ肥大化した自己顕示欲が、
マスター権限を得られたことでとても満たされたことによって、
醜い誇らしさが内面から滲み出ているんですよね…!

いやはや、本当に森山大輔さんは原作への理解度が高い!
それがよく伝わってくるワカメ溢れる4巻でした。

:: 2023/8/17 木曜日::

■[漫画]鈍感すぎる魔女「Unnamed Memory」5巻

Unnamed Memory5巻Unnamed Memory5巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:古宮九時
原作者サイト:古宮のおまけ保管所
原作者twitter:古宮九時さん(@furumiyakuji) / Twitter
作者名:越水ナオキ
作者サイト:15th floor
作者twitter:越水ナオキさん(@miz2215th) / Twitter
紙書籍通販:Unnamed Memory (5)
Kindle版まとめ買い:Unnamed Memory
DMM電子書籍:Unnamed Memory (5)

クスクルからの使者に操られたメレディナがティナーシャを襲った事件。
その裏では犯人である使者を闇へと葬ったミラリスだったが、
彼女は大事な人をクスクルを裏で操る人物に殺されたらしく、
何か思惑があってファルサスにやってきたようだが…?

それぞれがそれぞれに想い合って、
よかれと思ってやったことが裏目ってしまって、
単純なことを複雑にして、面倒な騒動にしているなぁ…
というのが正直な感想ですね。
大雑把に言って、ティナーシャが鈍感すぎるのが一番悪いと思います。

あれだけオスカーがあからさまなスキンシップをして、
かなりストレートに言葉にしているというのに、
ティナーシャも父王も本気にしてなかったのは、
ある意味オスカーの人徳なのかもしれないけど…

衆人環視の中で真っ直ぐに、誤解されようもないくらいにはっきりと、
ティナーシャに言葉で伝えたことで事態は良い方向に動くかと思いきや、
ミラリスが事態を引っかき回したのはねぇ…

彼女が何を考えているのか正直まだわからないのですが、
大事な人であるヴァルトが殺されたことが直接的な原因であると思うのですが、
その遠因となったオスカーとティナーシャには思う所があるのはわかります。

ただ、どう考えても無事で済まないと思うので、
貴重なヒロイン枠がいなくなってしまうのは惜しいですね…
南無…(まだ死んでない

:: 2023/6/30 金曜日::

■[漫画]束の間の平穏が破られる時「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」3巻

Fate/stay night[Unlimited Blade Works]3巻Fate/stay night[Unlimited Blade Works]3巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:TYPE-MOON
原作者サイト:TYPE-MOON Official Web Site
作者名:森山大輔
作者twitter:森山大輔さん(@dai_greyhound) / Twitter
紙書籍通販:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (3)
Kindle版まとめ買い:Fate/stay night[Unlimited Blade Works]
DMM電子書籍:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (3)

墓地でのバーサーカーとの戦いから一夜明けた士郎とセイバー
聖堂教会が事件を秘匿したため束の間の日常に戻れたけれど、
聖杯戦争の闇の側面は日常の象徴である学校へも迫っていて…

冒頭から食事をするセイバーが描かれてましたが…

これが後にセイバーが腹ぺこキャラと認識され、
ついにはグルメスピンオフ漫画が生み出される端緒となろうとは、
お釈迦様どころか作者たちにもわからなかったのである…!

そんな平和なセイバーと一緒に学校に行って見学し、
藤姉と桜にもセイバーのことを紹介してとほのぼのとした雰囲気だったんだけど、
凛とアーチャーの二人は夜の街を警邏してキャスターの痕跡を掴んだりと、
積極的に聖杯戦争に参加していて、士郎との意識の差が感じられます。

そんな意識の差というか、危機感が全くない平和ボケの士郎を目の当たりにして、
愕然とした表情となる凛の表情が最高でした…!w

とても凛らしさと森山大輔さんらしさが滲み出ていて、
メチャクチャ笑えるんですよねw
この後、士郎にガンドの嵐をお見舞いしているけれど、
それも仲良く喧嘩しているようにしか見えないというか…
うん、やはり凛は殺伐としているよりも、
顔を崩してコミカルなことをするのが似合うと思います!

そしてラストにナイスバディのサーヴァントが出ましたね!
まぁ、流石に今更ネタバレを気にする人がいるとは思いませんが、
敢えて言及するの野暮だと思いますので、
詳細は4巻をお楽しみに…!

:: 2023/5/27 土曜日::

■[漫画]魔界統一序章編「はたらく魔王さま!」21巻

はたらく魔王さま!21巻はたらく魔王さま!21巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:和ヶ原聡司
原作者twitter:和ヶ原聡司さん(@wagahara211) / Twitter
作者名:柊暁生
作者サイト:Christmas-holly
作者twitter:柊暁生さん(@102_55) / Twitter
紙書籍通販:はたらく魔王さま! (21)
Kindle版まとめ買い:はたらく魔王さま!
DMM電子書籍:はたらく魔王さま! (21)

20巻から引き続きサタンが魔王へと至る過去編が描かれた21巻です。
99%が過去編なので女子率が1%を切っているのでむさ苦しいことこの上ありません。
表紙のアルシエルがヒロイン然してますが…
まぁ、サタンが口説き落とそうとしているという意味ではヒロインで間違いないのかな…?

ショタ時代のサタンがアドラメレクを相手に、
まだまだ未熟な身体と魔力を知恵で補いながら戦いを挑む姿は、
勇敢というよりも無謀じゃないのか、と言いたいくらいでしたが…
だからこそアドラメレクの心を動かせたんじゃないかな、とも思います。

そして20年経ったらサタンがショタからムキムキになってるのは、
ショタ萌えの人からしたら詐欺だと訴えられそうですね…w
そう考えたら不老不死のルシフェルは安心安全なショタなのかもしれない…

アルシエルを迎え入れるための戦争ですが、
結構な犠牲者を出しててもわりと平然としているあたり、
魔界ってば本当に殺伐としているな、と思います。
伝説の魔王軍を組織するために鍛えて練ってきたサタンが、
ついにアルシエルと一騎打ちするところで22巻に続いていますが…

正直、早く終わってまた女子率が高い本編に戻って欲しいものですね…!
やはり女の子は必要だと思います…!

:: 2023/3/31 金曜日::

■[漫画]オリビアの鎧「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」6巻

王国北部に侵攻してきた帝国軍を撃退するために出陣したオリビア。
仇敵オリビアを討つために待ち構えるローゼンマリー
第七軍が北部に集結したことで両雄が激突する時は迫っていた…

どれだけ敵をぶっ殺してもオリビアは相変わらずです。

パウル大将は笑顔で受け入れてるんだけど、
堅物のオットー副官はまだまだ慣れない模様です。
まぁ、オリビアは図書館に行くためにやる気に溢れてますからね。
ちゃんとお仕事はしてくれますよ!

そしてアシュトンも良い仕事をしてくれましたよね。
参謀としての仕事だけでなく、
オリビアのために鎧を仕立て上げるという仕事は見事でした。

オリビアの黒い剣に合いますね、この黒い鎧は。
返り血もこれで目立たなくなりますね!
まぁ、髪の毛とかには掛かりそうだけど!

何だかんだで総司令官だけあってローゼンマリーは有能ですね。
軍団の戦略を効果的に行いながら敵討ちをするための好機を用意するんだからなぁ。
これでローゼンマリーとの対決も秒読み段階に入ったけど、
アシュトンとクラウディアが傍にいる限り、オリビアは笑顔でいてくれますよ。
本当にね…

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