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夏! 海! 青春!
:: 2019/12/9 月曜日::

■[漫画]モテ期の最果て「小路花唄」4巻

小路花唄4巻小路花唄4巻
出版社:講談社
作者名:麻生みこと
作者サイト:マトリョーシカ
作者twitter:麻生みこと (@asoumikoto) | Twitter
Kindle版:小路花唄 (4)
Kindle版まとめ買い:小路花唄
DMM電子書籍:小路花唄 (4)

靴職人の西山椿さんは最近モテる。
元カレの内田さんには誠実に交際を申し込まれ、
年下大学生の押しかけでしの北条くんには迫られてと、
何とも贅沢な悩みをお持ちなのですが、椿さんの選択ははたして…?

いやー、たまげたなぁ。
そりゃね、恋愛が人生のすべてではないと思いますよ。
結婚を意識するアラサーでも、全員が全員そうではないと思いますよ。
でも、まさかこういった選択をするとはなぁ。
ホントびっくり。

特にね、小路仲間の小春さんの結婚式がありましたからね。

十和田さんと小春さん、ちゃんとくっついたかー
恋愛がテーマの前作では比較的出てきてたし、
結婚式まで描かれて安心できただけに、
椿さんが選んだ選択には本当に驚きましたね。

まぁねー、内田さんにごめんなさいした時に、
心のどこかで、これは結婚は無理かな、と思ってはいたのですよ。
北条くんはどこまで行ってもアホガキっぽいところがあるし、
そんなアホガキを養うほどに椿さんは高収入で恋に生きる人でもないし。

正直これで完結というのは物足りないものがありますが、
これもまた椿さんらしいと思います。
もしかしたら数年後に海外でステディをゲットした椿さんを見られるかもしれませんし、
のんびりと麻生みことさんの新作を待ちたいと思います。

:: 2018/10/9 火曜日::

■[漫画]大人のめんどくさい恋模様「小路花唄」3巻

小路花唄3巻小路花唄3巻
出版社:講談社
作者名:麻生みこと
作者サイト:マトリョーシカ
作者twitter:麻生みこと (@asoumikoto) | Twitter
Kindle版:小路花唄 (3)
Kindle版まとめ買い:小路花唄
DMM電子書籍:小路花唄 (3)

京都の職人小路で働く靴職人の椿さんの仕事と恋の物語。
…なんですが、椿さんの恋愛に対する姿勢が大人というか、
積極性がなくなってしまったというか…
でも周りの男二人がチョロチョロしてるというか…
うん、めんどくさそう…!

チョロチョロしている一人の大学生の北条くんですが、
元カノと会って(遭って?)ボロクソに言われているあたり、
ちょっと可哀想にも思えますが…

ガキやなぁ、とも思うというか。
元カノの御説御尤も、とも思うと言いましょうか…!
私は社会人になって長いので元カノの気持ちがよくわかるだけに、
北条くんのアホさには呆れてしまうのも確かであり…
でも、アホな大学生時代もあったので、
北条くんのアホさも仕方ないのかな、とも思ってしまうというか…
うん、自分の未熟さは社会人にならないと気付きにくいよね…!

もう一人の男である内田さんですが、
こちらは一人の娘を持つ父親だからこその苦悩が悲惨で…
反抗期の娘を持つ悲哀がキッツい…!

お父さん、あまりのショックにレゴ状態ですよ…!

私は独身なので想像することしか出来ませんが、
精一杯の愛情を注いできた娘に反抗期とはいえこんな顔されたら、
心が折れるのも仕方ないんじゃないかな、と思います。
確かに男親だからこその失敗はあれども、
あんなにボロクソに言われたら確かにメンタルボロボロですよ。
そんな状態だと父親であることを優先してしまったのには同情できます。

というか梓ちゃん、元カレとアレコレあったからとはいえ、
あんな優しいお父さんに反抗しまくってたら、
椿さんとの仲が疎遠になるのも仕方ないよ…
自業自得だよ、梓ちゃん…
それに巻き込まれる内田さんが哀れすぎる…

最後に元カレ内田さんとアホのボンボン北条くんがバトってましたが…
椿さんはどちらを選ぶのが正解なのかか…
いや、必ずしも選ぶ必要はない気もするけど。
友達とブランドで協業しているのも大変だけど楽しそうだし。
もうこのまま椿さんは独身のままなのが正解なのかもしれない…

:: 2017/10/16 月曜日::

■[漫画]隣人の愛「小路花唄」2巻

小路花唄2巻小路花唄2巻
出版社:講談社
作者名:麻生みこと
作者サイト:マトリョーシカ
作者twitter:麻生みこと (@asoumikoto) on Twitter
Kindle版:小路花唄 (2)

椿さんの元カレである内田さんへの気遣いとか見栄とか打算とか、
色々な思惑を察した上で自分の思惑も入り交じり生徒の北条くんが椿さんの彼氏だと名乗った結果、
お互いの性別を意識してたりしつつも靴作りをする2巻。
まぁ、椿さんだからそんなドロドロになるはずもないんだけど。

でもドロドロになっている男女関係もあるわけで…
前作「路地恋花」の中でも一番好きだったナオミちゃんが再登場ですよ。

てっきり井沢さんとの海外での同棲生活で現実を知って別れたと思ったんですよね…
まぁ、ナオミちゃんもまだ若かったからなぁ…
若気の至りとかそんな感じだと思ってたんですよ…

そしたら真相はアレですよ。

悪女…!
「痴人の愛」のナオミズムな悪女…!
それでも精一杯なところがあるんだから更にたちが悪い。
騙されても良いとか思ってしまうんだよなぁ…
可愛いとか思ってしまうから本当に男ってのはチョロい…

それに比べて椿さんのなんとサバサバとしてることよ…
仕事関係に熱意を向けて、梓ちゃんや北条くんの想いは空回り。
はたして椿さんに再度の春はいつ来るのか…
…流石に来るよね?

:: 2016/12/17 土曜日::

■[漫画]路地恋花アフター「小路花唄」1巻

小路花唄(1) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:麻生 みこと
出版社:講談社( 2016-12-07 )

作者サイト:マトリョーシカ
作者twitter:麻生みこと(@asoumikoto)さん | Twitter
Kindle版:小路花唄 (1)
Kindle版まとめ買い:路地恋花

麻生みことさんの前々作「路地恋花」に登場した靴職人の西山椿。
今回は彼女を主軸にしたアラサーの職人と恋の物語です。

「路地恋花」はオムニバス形式の恋愛漫画でしたが、
今回は基本的に椿がメインです。
前回は父子家庭の内田さんと付き合うことになって、
あのまま目出度くゴールインしたもんだと思ってたんですが…
現実は厳しい…(フィクションです

思春期の娘を持つ内田さんにも同情してしまうんだけど、
椿さんの事情を考えると悩ましいものがありますよね。
アラサーで彼氏に振られるとかかなり進退窮まる感じというか…
それでも仕事は待ってくれない職人の矜持というか…

でもまぁ、その仕事で老境に到っても恋している人たちと関わっているのを見ると、
椿さんもまだ諦めるのは早いのではないかな、と思いますね。
アラサーとかまだまだいけますて。

それはそれとして前作の登場人物が結構出てきてるのはファンとして嬉しいですね。
旧店子の面々のアフターとか良い感じですし、
麻美さんは納まるところに納まったんだなぁ、と名字を聞いて嬉しくなったり。
そしてあの子が成長して新しい店子になってるのにニヤリとしたり。

フランスから帰ってきたみたいだけど井沢さんとはどうなったんだろう…
そこんとこを詳しく聞きたい…!

椿さんも新しい出会いはあるみたいだけど、
今度は攻守も年齢も逆なのでどうなるんだろう…
気になる…!

:: 2015/8/9 日曜日::

■[漫画]逃げろ… おやじ…!!「海月と私」4巻

海月と私(4)< 完> (アフタヌーンKC)
著者/訳者:麻生 みこと
出版社:講談社( 2015-08-07 )
作者サイト:マトリョーシカ|yaplog!(ヤプログ!)byGMO
作者twitter:麻生みこと(@asoumikoto)さん | Twitter

Kindle版:海月と私 (1)
Kindle版:海月と私 (2)
Kindle版:海月と私 (3)
Kindle版:海月と私 (4)

旦那さんの料理が自慢の隠れた人気スポット「とびうお荘」
その看板娘であるワケあり仲居の梢さんが突然失踪し、
気が気じゃない旦那さんが若造のように焦りに焦り、
何とか手掛かりを手繰りよせながら梢さんを探しに奔走し…

ヒーローというには老けすぎて、
ハードボイルドな探偵というには不器用で。
彼女を巡る物語でも徹頭徹尾で脇役だったとしても、
それでも梢さんを助ける為に身体を張って頑張る旦那さんは格好良かったです。

たとえ親子ほども歳が離れていようとも、
梢さんが嘘だらけの女だったとしても、
どこかに惹かれていたというのなら、
彼女のために行動する旦那さんにはホント痺れるなぁ。

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嘘ばかりだった梢さんも、
久しぶりにとびうお荘に帰ってきた時に瞳に浮かんだ涙は本当でしょう。
彼女が帰るべき場所はとびうお荘なんだと、
この時にはっきりと自覚したのではないでしょうか。

そんな梢さんが旦那さんにぞっこんになった素敵なエンディングでしたが、
単行本描き下ろしのすがやん視点による短編がまた良かったです。
旦那さんへの想いをアピールするものの今までの不徳から伝わらず、
正攻法で旦那さんを攻略しようとする梢さん…!
これはもう、旦那さんの攻略は必至だな…!(笑

4巻完結という、比較的に短い漫画でしたが、
短いからこそよくまとまった良い作品でした。
またのグフタでの連載を楽しみにしております。

:: 2014/12/11 木曜日::

■[漫画]親と娘と「海月と私」3巻

海月と私(3) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:麻生 みこと
出版社:講談社( 2014-12-05 )
作者サイト:マトリョーシカ|yaplog!(ヤプログ!)byGMO
作者twitter:麻生みこと(@asoumikoto)さん | Twitter

Kindle版:海月と私 (1)
Kindle版:海月と私 (2)
Kindle版:海月と私 (3)

海辺の民宿「とびうお荘」
隠れ家的な雰囲気が人気なのか訳ありなお客が多いけれど、
実は一番訳ありなのはこんな辺鄙な民宿には不釣り合いな若くて美人な住み込み仲居の梢さん。
遺産相続についても調べていたりと不審な所もあるけれど、
その海月みたいにとらえどころのない雰囲気から旦那さんも困っていて…

そんな梢さんの不審さに拍車がかかるのがこの3巻です。
興信所やフリーのジャーナリストとかが梢さんに似ている女性を探しに来るんだけど、
梢さんは怯えるどころか好奇心丸出しで聞きに行く始末。
でもそれすらも演技ではないかと疑ってしまうというか。
化粧の技術もそうだけど、女ってみんな生まれながらの女優だからなぁ。

そんな女性同士、ましてや母娘が常に分かり合えるわけもなく、
国際結婚した娘とその母の仲直り旅行先に選ばれたとびうお荘は、
台風共々嵐に見舞われる訳ですが、前巻の旦那さんの娘とその彼氏よりマシかなぁ。
むしろ梢さんとの仲が心配で。

母と娘も大変だけど、父と娘も大変なのがよく判るのが地元の名士な竹本父とその娘のエピソード。

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この時の梢さんの言葉…
りなちゃんの友達付き合いについてだったり、
あの竹本父への行動だったりとこの時の梢さんはちょっとらしくなかったけれど、
現在発売中のグフタ本誌の最新話を読んで納得しました。
そういうことだったのかと。

それと浮気旅行の不倫カップルの浮気バレの流れ。
奥さんの流れるような追い込み方は確かに凄かったですね。
あれが勉強になるとか、梢さんはどうするつもりなのか。
ちょっと心配でちょっと楽しみです。

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