僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2023/7/23 日曜日::

■[ラノベ]原初の英雄にして最弱の道化「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アルゴノゥト前章 道化行進」

ダンまち英雄譚シリーズの第2弾は古代を舞台した物語。
昨年刊行された英雄譚「アストレア・レコード」と同じく、
ダンメモ周年イベントのノベライズなんですが、
発表時期はこちらの「アルゴノゥト」の方が過去のものになります。
確か2周年記念だったかな?

「アルゴノゥト」の伝説はダンまちでベルやティオナが話題にしていましたが、
地球に伝わっているイアソン船長のアルゴノゥトとは全く異なった冒険譚で、
一人の道化を演じるずる賢い男、アルゴノゥトが、
ハーフエルフの義妹フィーナとともに英雄を目指して王都へと向かい、
そこで偶然が積み重なった必然の出会いをする、という英雄譚です。

アルゴノゥトやフィーナ、アリアドネにユーリ、ガルムスにリュールゥと、
ダンまち世界の主要キャラの前世たちが一堂に会するんですが、
キャラクターというか、性格はあまり似ていないんですよね。

たとえばベルとアルゴノゥトは見た目は似ているけれど性格が全く違うんですよ。
ベルは天然のショタコン殺しのジゴロキャラなんですが、
アルゴノゥトはバカを演じる道化でわりとクズなんですよね。
ただ、根っこの誰かを大切に思う心というのは同じだと思います。

アルゴノゥトが道化をやってくれているお陰で、
とても喜劇… というか、コメディとして面白いのですが、
それでも古代という大穴(後のダンジョン)から溢れ出す怪物たちによって、
人類の生存圏が日に日に削られていく絶望の地上においては物語はシリアスになっていきます。

後半の狂った独裁者が自分たちの楽園を守るために犠牲を押し付けて、
世界の終わりを加速させるという愚行のしわ寄せが、
一気にアルゴノゥトに襲ってくる展開は知っていてもツラかったですね。
だからこそ、窮地に出てきたあの男はやはり格好いいのです。
兄貴分は前世の時から格好いいんだわ…!

とても良い所で終わっているので続きが気になると思いますが、
これも12ヶ月連続刊行の恩恵なのか、続きは来月発売です。
メインヒロインであるアリアドネの可愛さはとても目を見張るものがありますし、
アルゴノゥトが英雄にして道化っぷり発揮しまくるので期待して良いですよ!

:: 2023/7/2 日曜日::

■[ラノベ]ドタバタ修羅場ラブコメとほのぼのゼノス「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ストーリーズ」

ダンまち12ヶ月連続刊行もこれで9冊目。
ダンまちアニメ2期と3期のDVD/BD特典小説を加筆修正し、新規短編を書き下ろしたのが、
このオラリオ・ストーリーズになります。

2期は春姫がメインだったので、淫乱処女の春姫を中心とした中編になっているのですが、
これがまた珍しい直球のラブコメになっていて最高でしたね!
ヘスティア、リリ、エイナ、アイズ、ティオナ、シル、リューと、
ベルを巡るヒロインたちが繰り広げる修羅場は、読んでてニヤニヤしっぱなしでしたw

そして3期はウィーネがメインだったのですが、
こちらはほのぼのとした内容でしたね。
ベルと文通をするウィーネ、というのがとても微笑ましかったです。
やはり可愛いは正義だなぁ。

書き下ろしは4期の内容と少し被っている、
ベルとリューが因縁のある37階層に赴いてゼノスたちと再会する話です。
ダンジョンの意志が感じられる、意味深な内容でした。

まぁ、それはそれとしてベルと裸で抱き合っていた場所を見つめて赤面するリューさんは、
とても可愛いと思います。
やはりリューさんがダンまちで一番可愛いヒロインだな…
間違いない…!w

:: 2023/5/19 金曜日::

■[ラノベ]天然アイズと恋するアマゾネスたち「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 掌編集」2巻

ダンまちソードオラトリアとファミリアクロニクルの店舗特典SSを中心に収録された掌編集です。
私も小冊子付き特装版をアニメイトとかでできるだけ買ってるんですが、
全店舗特典を揃えるほどのオタ活動を行っていませんので、
未読のSSも多くて興味深かったですね。

外伝のSSということでどうしてもベルくんの出番が少なくなっているので、
必然的にラブコメ成分が薄くなっているのだけは残念ですね。
ティオネやレナといったアマゾネスのラブコメが多めに入っていますが、
どちらかというとそれはコメディ要素が強いからなぁ…w
特にテルスキュラのアマゾネスたちはその傾向が強い…!w

それでもたまに出てくるベルくんは良い味を出してくれてるんですよね。
特に歓楽街から逃げ帰ってきたベルくんを無意識にジェラってるところは、
とてもニヤニヤ度が高いと思います。

それにスクエニの単行本同時刊行キャンペーンのSSは、
ファミリアクロニクルとダンメモコミカライズのネタが入っていて、
とてもお得感がある内容でした。

でも、一番良かったのはやはり書き下ろしの「ガールズ×クロス ~半年間の四道~」ですね!
吹っ切れて突き抜けたシルさんが楽しかったし、
恋するリューさんのアイズへの駆け引きが最高でしたね!
アイズへのわだかまりも少し解消出来たようですし、ホッとするものがありました。

それにしても18巻から数ヶ月経ってもベルくんはLvが5のままなのか…
まぁ、流石にLv6まではそれなりに掛かるよなぁ…
早く本編の続きも読みたいものです。

:: 2023/4/25 火曜日::

■[ラノベ]ラブコメ成分多め!「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 掌編集」1巻

アニメ4期も最高の出来で終わったダンまちシリーズはご存知の通り大人気ですので、
オタク向け書店の特典SSというのがあるのですが、
これがまた数が多くて全部を把握しきれない人も多いと思います。
途中からは電子書籍版にも別のSSが付くようになったりと、
ファンがコンプリートしようと思ったら湯水の如く出費がかさむので、
こういった形でまとまっていただけると助かります。

という訳で今回はダンまち本編1巻から17巻までの店舗特典SSを主軸として、
小冊子短編集や様々な媒体で書き下ろされたSSだけでなく、
本書書き下ろしも当然収録されています。
そして、特典SSは集めている私は気付いていましたが…
ラブコメものが多いのですよ!

作者の大森さんはあとがきで安易なラブコメで乗り切ろうとしている、と振り返ってますが、
本編でのラブコメ濃度が薄い時こそ、安易なラブコメが有って良いと思うのですよ!
特にエイナさんは貴重なマジで恋する女の子してるんだから、それをもっとアピールすべきだと思うのです!
そんなエイナさんの可愛さが凝縮されたSSが収録されていますので、
エイナさんファンの人は是非とも読んで欲しいです!

私がお気に入りなのは…
赤面リューさんが見られる「とある酒場の後日談」「妖精ロマンチカ」「深層サバイバル」
恋するエイナさんがとても可愛い「恋するエルフ」「目撃者 ~ハーフエルフの場合~」
新たなラブコメ犠牲者を出した「事故を装ってダンジョンに出会いを求めるのは間違っているでしょうか」
ですね!
やっぱりこういったSSではラブコメが光ると思うのです!
いやはや、本当にニヤニヤしっぱなしです!

それと巻末書き下ろしは18巻の後という時系列なのは嬉しいですね。
少しでも新しいことを知られるというのはシンプルに面白かったです。
しかもその中身が短編に出てきた新たなウサギのラブコメ犠牲者の金髪エルフのローリエさんに、
激重メンヘラ女のヘルンさんによる修羅場というのが素晴らしい…!w
フレイヤ様もかなり重い女だったけど、分身であるヘルンさんもかなり重いよね!

本当にベルくんはラブコメ主人公として優秀なんだけど、
憧憬一途というスキルのせいで脇目を振らないからたちが悪いですよね…
一番人気のリューさんが不憫でならないですよ。
これはもうアイズさんが第二夫人を推奨するしかないな…!

:: 2023/3/26 日曜日::

■[ラノベ]若き日の誓い「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア」14巻 小冊子付き特装版

フィン、リヴェリア、ガレス。
ロキ・ファミリアの三大幹部が全員Lv.7に到達に盛り上がる中、
三人と主神が思い出すのはそれぞれの若き日の出会いで…

ソード・オラトリアのアニメ特典小説に+αしての14巻が発売です。
下界に降臨したロキが出会った、まだ少年だけど既に強かさを身に付けていたフィン。
外界への興味が尽きず、出奔しようとしていた王女のリヴェリア。
若き日の過ちの贖罪から、熱き戦いを望みながら外に出なかったガレス。
それぞれの出会いが、熱く、面白く綴られています。

ロキもそうだけど、フィンもかなり強かなんですよね。
いきなりオラリオに行かず、世界を巡って力を蓄えようとするとか、
ベルくんと同じ14歳とは思えない老獪さです。
まぁ、ベルくんとは抱えている過去の重みが違うからなぁ。
逆説的に、堅実な道を行かずに英雄への道を駆け上がるベルくんが規格外であることを証明していますよね。

それにしても若い(とはいえ既に70代だけど)リヴェリアがとても面白いというか…w
おてんばで先入観が強い上に意地っ張りで、
ガレスとはよく喧嘩しただろうとは予想していましたけど、予想以上でしたね…!
そして、潤滑油として取り持っていたエイナママのアイナさんの希少性がよくわかりました。

アイナさんが病を患っているのはダンメモのイベントシナリオでも触れられていましたが、
特典小冊子でその詳細がわかりましたね。
そして、リヴェリアのアイナへの重すぎる友情も大変よくわかりましたね…w
アイナさん、よく旦那さんを持てたよなぁ…
偉大だわ、旦那さん…w

しかし、予想以上にアイナさんに甘えまくっているリヴェリアが可愛らしかったけど、
そのリヴェリアも今はアイズを甘やかすママになってるんですよね。
そう考えるとアイズはアイナさんの孫に当たるのかもしれない…

エイナさんがオラリオに来たのも、自由都市に学園が寄港した時に飛び乗ったからなんでしょうね。
アイナさんは今も自由都市で夫婦水入らずで療養してるんだろうな…
そろそろエイナさんの弟妹が出来てもおかしくないかもしれないな…w

:: 2023/2/19 日曜日::

■[ラノベ]レフィーヤの変貌と初心「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア」13巻

まさか3年半も掛かるとは思いませんでしたが、久しぶりのソード・オラトリア新刊です。
時系列的に本編の18巻から19巻に跨がる話なので、
そりゃ本編が進まないと出せないよなぁ、とは納得出来るのですが…
表紙のレフィーヤの変貌ぶりには驚かされましたね!

今回は本編19巻で出るのが予告されていた「学区」が出てきます。
今まで語られていた内容から、移動する学び舎っぽかったので、
キャラバンみたいなものを想像していたのですが…
まさかガルパンの学園艦だったとは…!w
いや、魔石製品とか使った魔法の産物ではるのですが。
一応、リヴァイアサン討伐のための要塞の名残というのが分かって納得はできますが…
まぁ、ガルパンだよなぁ…w

親友であるフィルヴィスを亡くしたレフィーヤが変わってしまって、
それでもロキ・ファミリアのみんなは心配しても止められなくて。
そこを救ってくれるのがかつての学び舎であり、
後輩である学生たちの言葉であり、姿である、というのが青春でしたね…
ロキは困った神だけど、主神だけあって最適な手を打ってくれますね。
流石はオラリオ最大派閥の神。

レフィーヤが任された小隊の面々も可愛らしいというか…
レフィーヤはもとより、ベルくんよりも年齢が上なんだけど、
精神的な若さが見えて微笑ましいんだけど…
こう… 教導してあげたくなる若さなんですよね…
それが心が壊れかけていたレフィーヤと、良い組み合わせになっていたのは、
恩師であるレオンと、かつての主神だったバルドルの名采配だなぁ、と思うのです。

それにしてもレフィーヤが学区出身だったのは知っていましたが、
彼女が冒険者… というかアイズに憧れる理由は知らなかったので、
今回回想された過去エピソードを知って驚きました。
まさかレフィーヤとベルくんがわりと相似だったとは…
そりゃ裏の主人公だよなぁ…

そんな憧れられているアイズさんですが、
ベートさんに師匠ポジションを奪われてて可哀想で可愛かったですw
今後もこんな天然なアイズさんを見ていきたいですね…!

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