■[ラノベ]○○トゥルーエンド「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」12巻
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (12) (電撃文庫)
著者／訳者：伏見つかさ
出版社：アスキー・メディアワークス( 2013-06-07 )
文庫 ( 392 ページ )
作者サイト：LUNAR LIGHT BLOG
絵師サイト：tabgraphics_blog
絵師twitter：かんざきひろ (kanzakihiro)さんはTwitterを使っています
大人気シリーズが堂々完結！
という訳でオンラインでネタバレ食らう前に読破してやったぜ！
まぁ、オフラインではネタバレ食らったんですけどね…
以下ネタバレ格納…
いやー、もう、驚きの連続でしたよ。
早く続きが読みたいけど、読んだら終わってしまうからじっくり読みたい。
何よりこんなにコメディベースの笑えるストーリーなのに、
いつ胃が痛くなるシリアスな展開になるのかと戦々恐々としてたというか。
まぁ、蓋を開けてみれば最初から最後までラブコメを徹底してたな、という感触はありました。
取りあえずヒロインを一人ずつ見ていきますが…、
先ずはあやせですけど、10巻のあの告白の直後にちゃんと返事してたんですね。
というかですね！ 通い妻の時のエピソードを挿入して更に萌え度をアップさせといてこれとか！
ヤンデレ風味でありながら、萌えとデレを詰め込んだエピソードばかりで最高じゃないっすか！
新妻子育てプレイとかキュンキュンしちゃいましたよ！
ちなみにあやせが京介の下着を脱がそうとした四脚歩行のポーズですけど、
あやせに定評のあるわたらいさんが最近投下したコレ↓を連想しました。
あやせさんの4点ポジション twitter.com/watarai/status…
— 渡会けいじさん (@watarai) 2013年6月2日
次に黒猫ですけど、黒猫もまた付き合っている当時のエピソードとかまた追加しやがりまして！
くそぅ！ やっぱり邪気眼電波女だけど黒猫は可愛いな！
自作水着のファッションショーとか、何故これで京介が押し倒さなかったのか不思議なくらいですよ！
他にもお弁当を「あーん」とか…、もう…、二人が幸せ過ぎて読んでて辛くなりましたよ…
もうね、本当に黒猫はバカだなぁ、と。
好きな男の事だけを考えて先行逃げ切りを決めてれば泣かなくてすんだのに…
もうね、本当にお人好しというか、友だち想いすぎるだろうと…
くそぅ、なんでこんなに可愛くて良い子な黒猫が号泣するような展開になるんだよ…(つД`)
ちなみに櫻井と加奈子は出番が少なかったけど、それぞれ良い味出してたと思います。
ヒロインとしての力は充分あったんだけど、スタートが遅かったよなぁ…
もったいない、あぁ、もったいないもったいない。
そして一番スタートが早かったのは生まれた時から一緒の桐乃と、幼馴染みの麻奈実だけど…
二人のマジ喧嘩は今までの鬱憤が爆発しまくりで、人間臭さが半端なかったですね！
麻奈実はどこまでも常識的な女の子で、だからこそ好きな人のことで怒って殴り合いの喧嘩しちゃうし…
やっぱり麻奈実はラスボスじゃなくてラストヒロインですよ。
むしろスタートは誰よりも早く切っていたのに報われない悲劇すぎるヒロインですよ。
しかし全年齢向けのラノベで桐乃とトゥルーエンドなんてどうするんだと思ったけど、
ここしかないって落とし所に持っていきましたね。
他のルートは正直、各ヒロインとの会話のあのシーンやあのシーンで選択肢分岐が幻視出来ましたけど、
そこら辺はゲームは薄い本で補完するしかないのかな。
ちなみに黒猫ルートのエロい本だとDigital Loverの黒猫本がお勧めですね！
桐乃、あやせ、加奈子、麻奈実のエロルートはNumber2のフルカラー総集編かなぁ。
それにしても終わっちゃったかぁ…
でも俺妹2期のBD or DVD1巻には本編終了10年後のアフターエピソードの特典小説が付くみたいですね。
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無いとは思うけど…、
これで各ヒロインがそれぞれ見知らぬ誰かと結ばれてて京介がぼっちとかだったら死ねるなぁ…
瀬菜が真壁くんとくっついてたのを知った時でも若干ショックを受けていた自分が居ただけに、
今からちょっとショックに備えてエロゲーとかやって鍛えておきます。（笑
それはそうと俺妹をシリーズ通して読んで思ったんですけど、
一番エロい身体をしているのは瀬菜だと思いました。（最悪な感想の幕引き
私個人では六巻あたり（黒猫が京介の高校に入学して次の巻ぐらい）で大体の予想がついたので実は原作、実は全く読んでなくて最終刊の尻（麻奈美の下りから最後まで）だけ読んで「そういう終わり方ね」で本を閉じたのですが本日、たまたまAmazonのトップページで「☆×３」という表示がされていてなんぞ？ とレビューを見てみました。
……なんか凄い批評というか、「がっかりしました」という類の声の多さにビックリしました。そういうモノですかね？ 「あくまでお話だから」といっちゃうと恐らく冷めすぎ、とかそういう声が飛んでくるんだろうなぁという感じですが、個人的には「黒猫エンド」で黒猫入学伏線をそういう目で見ていて一旦、そこで物語を終えているモノですから、裏を返せばあの終わり方は全員への救済措置みたいな形なんじゃないかなぁという所感です。あくまでゲームとして考えれば桐乃はメインヒロインな訳ですから、黒猫ルートに一旦は入らないとトゥルーエンドに入れない難易度、と考えれば納得できるように、そして一本しかルートがない「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」はトゥルーエンドを見せる為の物語ですから、そういう終わり方もアリでしょう。
加えて妹エンドは結局として最終的に妹ともやや度の過ぎたよりもどしのような関係に落ち着いた上で「隣に誰もいなくなった」訳ですから、全ヒロインへの再スタート宣告が為されたといっても過言ではない気がするのですよね。特に黒猫とあやせがポイント高い状態でのリスタートでしょうか？ あの二人は桐乃込みで京介を見てますからね。で、京介としては妹の存在が自分の中で大きくなった訳ですから最終的に桐乃が「自分の義理のお姉さんになる人、或いはソレが許せる人」という一点を満たせば他キャラの恋人ルートは復帰しますし、敢えて茨の道を歩み桐乃ルート、というのもお話としてはアリでしょう。
要するに、この物語のラストは桐乃との兄妹仲を復帰させた上で「彼らの行く先は読者の想像にお任せします」に帰結したんだと思います。
……まぁ唯、フランさんにはお話ししました通り「この物語に於いて麻奈美はほぼバッドエンドルート」というのは、……申し訳ないながら物語をご覧頂ければそんな感じでありまして、麻奈美ルートを選ぶには「桐乃と復縁しない事」が前提となるので、物語が成立しなくなってしまうんですよね。ルート選択肢としては一巻「玄関に落ちていたエロゲーを拾わない事」、或いは「妹の人生相談に乗らない事」辺りがフラグです。その代わり、最終刊では遺憾なくそのエスターク振りを発揮してくれた麻奈美さんでありました。
という訳で、賛否両論の俺妹最終刊でしたが、予想外に長い話にはなったモノの大団円でした。で、黒猫ルートはなかじまゆかさんが補完してくれますので黒猫派の私は大勝利であったりしますヒャッハー。あやせるーとは、……わたらいさん？ 個人的には加奈子ルートが欲しいですよね。当初からすれば予想外にキャラの立ったヒロインへと変貌してくれました、加奈子さん。
そんなこんなで面白いお話でありました俺妹。コレにて閉幕であります。
Comment by Mya — 2013/6/11 火曜日 @ 5:00:52