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:: 2009/2/7 土曜日::

■[ラノベ]祝! TVアニメ化決定!「聖剣の刀鍛冶」4巻

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦 勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2009-01 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 484012602X
ISBN-13 : 9784840126021
絵師サイト:R/L

ヴァルバニルの封印が解けるまで1年を切り各国が準備に勤しむ中、
度重なる魔剣精製の為、右目の視力が失われはじめ焦りが隠せないルーク。
そんな折に少女王ゼノビアが治める軍国から刀鍛冶の技術交換の誘いを受け、
背に腹は代えられず、その申し出を受け軍国に赴くルークと、
当然のように付いてくるセシリーたちが織り成す波瀾万丈悲喜交々な旅路。

ヒロインにして主人公のセシリーは同年代の奴隷戦士相手に敗北するくらい、まだ弱い騎士です。
ですが、自分の弱さを認め、立ち上がる強さを持つ騎士でもあります。
理想は高く、ルークに対して揺るがぬ絶対の信頼を置き、
それは相手が王だろうと変わらないんですよね。
それでいて女性的な面もあったりする訳ですよ。
いや、おっぱい的な意味ではなくて。

そして聖剣の刀鍛冶であるルークだけど、
徐々にセシリーに感化されたのか、初めはすれた雰囲気を纏っていたのに、
セシリーの無根拠とも言える信頼に支えられ、それに応えられるように、
一心不乱に聖剣を鍛え、しかもセシリーのピンチに颯爽と現れる訳ですよ。
もうどんだけヒーローしてるんだと。

そんなセシリーとルークの男女間の仲もエピローグではニヤニヤする訳で、
ゼノビアやシャーロットだけじゃなく、興味津々にならざるを得ないのですよ。
そんなラブコメ的な要素もありますが、この作品の基本は”熱血”であり、
少年誌で言えばサンデーよりもジャンプにカテゴライズされる訳であります。
そんなこの作品もアニメ化とコミカライズが決定され、
しかもコミカライズ担当が月ジャンでファイヤーエンブレムを描いてらした山田孝太郎さんとピッタリな人選。
これはちょっとコミカライズも楽しみです。

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