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:: 2016/3/18 金曜日::

■[ラノベ]クレイジーサイコデストロイヤー「火輪を抱いた少女 I 晴れのち地獄」

火輪を抱いた少女1 晴れのち地獄
著者/訳者:七沢またり
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2015-11-30 )

作者サイト:七沢またり
絵師pixiv:「流刑地アンドロメダ」のプロフィール [pixiv]
絵師twitter:流刑地アンドロメダ(@korera001)さん | Twitter
Kindle版:火輪を抱いた少女 I 晴れのち地獄

いつも通りの七沢またり作品です。
破滅的な強さを持つ狂った少女が敗色濃厚な軍に所属して戦うという、
クレイジーサイコデストロイヤーノベルです。
ただ今回は全3部作になりそうなところがいつもと違います。

リベリカ大陸全土に覇を唱えるホルシード帝国。
太陽帝を称する皇帝の命により極秘裏に進められていた黎明計画。
それは不老不死を願った三代皇帝ベフナムによる子供を使った人体実験で、
狂った研究者によってたった一人の成功例以外は全員死んでしまう。
しかしもう一人、墓穴の中から不良品と蔑まれていた少女が蘇ってきて…

人体実験と少年兵訓練の失敗作ながら圧倒的な武を持つことになった少女・ノエルが、
皇子同士の帝位争いの戦争に巻き込まれながら、
そこで強かに生き残るだけでなく、仲間を作りながら幸せを求める物語です。
仲間は手厚く守りながら、敵には容赦なく鉄槌を振り下ろす。
そして約束は絶対に守るというちょっとネジが外れた少女の物語。

読者からすると誰が裏切り者かわかるので、
斜陽のコインブラ州太守であるグロールの道化っぷりが際立ちますが、
そんなグロールの下でも才覚を示して頭角を現すノエルが格好良いんですよね。
元仲間だけど裏切って外道に落ちたら容赦なく断罪するという、
果断なスタイルも狂気と紙一重の格好良さも魅力の一つだと思います。

ちなみに前作「勇者、或いは化物と呼ばれた少女」前々作「死神を食べた少女」と同じ世界観、
より詳しく言うと隣の大陸のお話ですので、
両方を知っているとより楽しめますので、
この作品を読んで興味を持った方は是非そちらもどうぞ。

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