その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2009/1/10 土曜日::

■[漫画]かりん番外編と読み切り短編収録の「かりん airmail 影崎由那短編集」

かりん airmail 影崎由那短編集 (角川コミックスドラゴンJr. (KCJ67-16))
著者/訳者:影崎 由那
出版社:富士見書房( 2009-01-09 )
定価:¥ 609
コミック
ISBN-10 : 4047125865
ISBN-13 : 9784047125865
作者サイト:我楽多市場

乖離性同一性障害でショックで幼児化してしまう青年と、
たまたま隣に住んでいた小学生の女の子の妙な関係を描いた「ぎゃくてんこもり!」
そして少年誌でやっていいのか非常に微妙なカニバリズム全開の「大好きな人を探しています」
雨水くんが果林にプロポーズした後日談となる麻希ちゃんたちを描いたかりん番外編。
ヴァンパイアが東洋に逃げた後の欧州での現在のヴァンパイアを描いたかりん外伝。
この4話が収録されています。

前者2つの読み切りはかなり異色というか、強烈な個性というか。
少年誌でこれはどうなのかと疑問に思ってしまう設定ですね。
特に「大好きな人を探しています」はインパクトでかいっすねー
ある意味ヤンデレの究極系というか…

逆に後者二つは心温まるストーリーで、
ヴァンパイアの青年と彼が見守ってきたシスターの物語は良いですね。
それと麻希ちゃんと幼馴染みの菊池くんとのエピソードも良いわー
菊池くんの初恋は哀れだったけど、結果オーライということで。(笑
みんなお幸せに!

■[漫画]影崎由那最新作!「碧海のAiON」1巻

碧海のAiON 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 67-17)
著者/訳者:影崎 由那
出版社:富士見書房( 2009-01-09 )
定価:¥ 609
コミック
ISBN-10 : 4047125873
ISBN-13 : 9784047125872

作者サイト:我楽多市場

不幸萌えの影崎由那さんですから新作のヒロインも不幸だろうとは思ってましたが、
まさかホームレスというかダンボール住まいなヒロインを持ってくるとは…
しかも目的の為に不死とはいえ痛めつけられるのを厭わないという…
これは…、ある意味斬新なヒロインだよなぁ…

両親が不慮の事故で死に、父の死に際の言葉を受け止め器の大きな漢になろうとする津川くん。
ただ遺産目当ての従兄家族が居座るのも黙認するお人好しを絵に描いたような人物なので、
苛められている少女、宮崎星音を当然のように助けに入るも、
彼女は望んで苛められているから邪魔をするなという…

海から這い寄る蟲に寄生された人間を救う為、わざと苛つかせて蟲の動きを活発にする星音と、
事情は分からずとも星音のことを心配する津川くんのやりとりが良いんですよね。
無口で愛想の悪い星音が津川くんの行動でたまに頬を染める時があるんですが、
そこが良いんですよ! 普段とのギャップがたまらない!

何とも変な事情から始まる同居ものストーリーですが、
これからもまだまだ先が読めないので続きが楽しみです。

:: 2009/1/9 金曜日::

■[漫画]新キャラ登場でイカ娘の面白さも新展開「侵略!イカ娘」3巻

侵略!イカ娘 3 (3) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部 真弘
出版社:秋田書店( 2009-01-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214037
ISBN-13 : 9784253214032
作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –

海からの侵略者、のはずなんだけど妙に可愛いイカ娘が主人公の本作。
地震を怖がったりエビに釣られたりと間の抜け方が面白いんですよね。
子供たちとサッカーをやったら余りの下手さに接待サッカーされたり、
何かみんなで構ってあげたくなるというか、そんな雰囲気が出てるんですよ。

しかし今回はいつもからかわれてるだけのイカ娘ではありません。
後半から登場する新キャラの渚がいるのです!
触手を蠢かしイカスミを吐く侵略者(自称)のイカ娘を純粋に恐怖する女の子!
もうイカ娘はその態度にご満悦しまくりでからかいまくりなのです。

とはいえイカ娘は何だかんだでネタキャラというか、
早苗ちゃんいは変に愛されるし、隣町のビーチでは変な使われ方するし…
それはそれとして隣町のビーチのあの女の子は良いですね。
素晴らしくエロ可愛い…

ちなみにアルティメットキャラな千鶴が恐れるモノが判明。
まぁ、千鶴じゃなくても女の子の多くは恐れるモノですが…
しかしイカ娘の重量は一体本当なのだろうかどうなのか。
だとすればそれを軽々しく支える触手って凄い力持ちなんだろうか。
うーむ、謎は深まるばかりですね。
この作品を楽しむのにはどうでも良い謎ですけどね。(笑

■[漫画]恐怖の阿鼻谷表紙な「GAMBLE FISH」10巻

GAMBLE FISH 10 (10) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:青山 広美
出版社:秋田書店( 2009-01-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253209203
ISBN-13 : 9784253209205

アメリカの軍需産業を司るドーン家の令嬢、エミリーとのサバイバルゲームも終盤。
五木島を見事おとりとして使い、頂上での決戦に持ち込めた杜夢。
自分自身を傷つけてまで最後の賭けにでてエミリーの「夜明けの虹」を攻略に掛かる…!

そんなサバイバルゲームを決着させ、相変わらず対戦相手の心をもゲットする杜夢な訳ですが、
100万ドルを賭けた勝負の次は遂にクライマックスである獅子堂家との最終決戦。
不夜城マカオを舞台にしたOB懇親会という名の狂気の賭博場へ。

そしてドーン家の執事ジョシュアの口から語られる最後の相手である阿鼻谷の衝撃の過去。
シャイな天才数学者であった好青年が如何にして悪魔に変貌したのか。
今更ですが狂気の沙汰としか思えないそのエピソードは凄いものがあります。
表紙の阿鼻谷のキモさは伊達じゃない!

それにしても遂に10巻目なんですね。
まさか2桁にまで巻数が及ぶとは。
まぁ、女の子が可愛いし、今回も混浴露天風呂で水着とはいえ良い眺めを堪能できたし、
美華さんのツンデレっぷりが可愛いしで萌え分もちゃんとありますしね!
このまま最後までクレイジーでキュートな内容で突っ走って欲しい所です。

:: 2009/1/8 木曜日::

■[漫画]ウェルカムレース終盤! 最高に燃える展開!「弱虫ペダル」4巻

弱虫ペダル 4 (4) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2009-01-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214541
ISBN-13 : 9784253214544
作者サイト:seihukunuidara’s Website

連載開始から真っ直ぐに勢いよく走り抜け、
その熱く滾る面白さに感動することしきりだった1年生のウェルカムレース。
この4巻ではその1年生レースのクライマックスを余すことなく収録。
これぞ自転車少年漫画、と思わせる最高の出来になっています。

驚異的な回転数で鳴子と今泉に追いついた小野田坂道。
ロードレーサーを手に入れることで天性のクライマーとしての才能が一気に開花し、
その頑張りに感化されて本気を出す経験者二人に更に食いついてく小野田。
しかも平地特化の鳴子を追い抜き、今泉との頂上決戦を託され、
最後まで結果がわからない、熱いバトルには心奮わされますよ。
怒濤のクライマックスの展開には先輩や監督だけでなく読者も驚かされましたね。

秘められた才能の開花という少年誌としてたまらない展開もありますが、
それだけでなく、親友であり好敵手の二人が素晴らしいんですよね。
小野田に抜かれても腐らず、むしろ叱咤激励し背中を押し、秘策も授ける鳴子。
小野田の底知れない実力にあてられ、クレバーな走りが信条なのに熱くなってしまう今泉。
この二人が居たからこそこれだけ面白くなっているのだと思います。

ロードレーサーとしての面白さを余すことなく伝え、
毎週木曜が楽しみで仕方のない興奮を与えてくれる週刊の少年漫画。
チャンピオン連載でマイナーなのが本当に惜しいほどの面白さなので、
未読の人は是非読んで欲しいです。

:: 2009/1/7 水曜日::

■[漫画]下町が舞台で下町が主人公「それでも町は廻っている」5巻

それでも町は廻っている 5 (5) (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:少年画報社( 2008-12-26 )
定価:¥ 560
コミック
ISBN-10 : 4785930861
ISBN-13 : 9784785930868
作者サイト:おかんの家

それ町ってのは不思議な作品で、もの凄く好きなんだけどそれを声高に叫ぶ類の作品でないというか…
必ず読む作品だし毎回楽しみにしてるんだけど、がっつく作品ではないんですよね。
うーん、この作品に対するスタンスを明確な言葉にするのって難しいなぁ。
誤解を恐れずに言うならばそれ町ってのはご飯で言うならお米ですね。
あるのが当たり前で、無かったら凄く物足りないし、何よりも飽きが来ない。
それでいてわざわざ大好きだと主張する必要もないくらい親しんでいるモノ、という意味で似てるかな。

メイドは出てくるけどあからさまな萌えは一切なく、
下町の日常がメインだけど、たまに超常的なことも出たりする。
歩鳥が主人公なんだけど、歩鳥がほとんどでない回もあり、
それでいて作品の雰囲気がガラリと変わるといこともない。
改めて考えてみると本当に不思議な漫画だと思います。

個人的にこの巻で面白かったのは紺先輩のエピソードでしょうか。
いつの間にか仲良くなっていた歩鳥と紺先輩だけど、
二人が仲良くなったエピソードとか、凄く微笑ましいですし、
強がっているけど実は寂しがりな紺先輩が可愛らしいんですよね。

それと歩鳥がユキコに付き合って夜の小学校に出かける話も、
歩鳥の小学生時代の回想とか自身の中で出した卒業という意味とか、
結構心に染み渡ってくるエピソードとかもあるんですよね。
タケルの壁新聞の回に繋がる伏線もあったりで本当に面白いです。
それとタケルといえばエビちゃん可愛いですよねー
小学生の女の子の理不尽とか恋心とか最高じゃないすか。

面白さが判りやすい一種の派手さがないので漫画好き以外に広まる可能性は低いですが、
ライトな層にも読んで欲しい作品でもあります。
少なくとも漫画が好きな人なら外すことが出来ない作品ではないでしょうか。
いやー、良い作品ですよ、ホント。

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