本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身Ⅻ」 12/9発売!
遂にシリーズ完結!
:: 2024/3/4 月曜日::

■[ラノベ]最後の戦い!「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く VII 下」

死神ゼーニエと組んで世界に亡者の軍勢を差し向けた新皇帝ダルメス。
ファーネスト王国は精神的支柱となっていたコルネリアスやパウルだけでなく、
アシュトンまで失ってしまい崩壊の瀬戸際へと陥っていた。
また、サザーランドやメキアも亡者の軍の対処で忙しくしており…

長かった物語もついに完結です。
ラストはどうなるかと思ったんですが、多少ご都合主義でもこれはアリだと思います。
ゼットが死神という存在だったから可能性としては考えてましたけどね。
ハッピーエンドなのは良かったです。

バラバラだった国々を纏めたのがオリビアというのは面白いけれど、
ファーネスト王国の愚王が倒れて副王が立ったのも一因ではあると思うのですよね。
今回の戦争の傷跡はどこの国も大きいと思いますけれど、
それでもこれからの復興と成長が信じられる程度には希望が残っているように思えます。

あとがきにも書かれているように全ての謎が解けているわけではありませんが、
それでも英雄オリビアの物語としては過不足なく綴られているように思えます。
しかし最後にクラウディアを選ぶとは思わなかったなぁ…
それだけはちょっと意外かもしれません。

:: 2024/2/23 金曜日::

■[ラノベ]仲間のために獣人の里を救え…!「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」9巻

キルファの「婚約者」という嘘をついて里帰りに付き添ったシロウ。
しかし故郷である獣人の里は今では交易都市オービルの方針転換によって獣人が迫害され、
しかもオーガの脅威に曝される危機的な状況に有った…
キルファは里の仲間たちを助ける為に大嫌いなサジリとの婚約を受け入れるんだけど…

待ちに待った後編ですよ!
本当に首を長くして待ってましたが、その期待以上の満足感を得られる素晴らしい9巻でした!

前編を読んですぐに私が思いついたのは、
セレスさんとママゴンさんの暴力でオーガを殲滅するというプランでしたが…
シロウは独裁者ではなくて商人ですから、そんな本能的なプランを採用しませんよね。
まぁ、セレスさんとママゴンさんが先に暴走したからっていうのも多少はあるかもですけど。
シェスはそんな大人達を他山の石として理性的に成長して欲しいものです…w

理性的なシロウが取ったプランはオービルに商会を出して、正規の値段で獣人を雇用する…
というブラック企業潰しのような真っ当なものなんだけど…、
体制側がそんな隙を作ってるはずもないので、
そこはちょっとアクロバティックな方法を取る言いましょうか…
王女であるシェスと異世界行商人の強みを存分に使った方法で、とても納得感がありました。

どう見ても悪役な宰相と大商人たちの罠をバレリアさん、セレスさん、ママゴンさんという、
圧倒的な武力を背景に大闘技会を勝ち登っていくところは爽快感がありましたね!
そして商会としての地位を得て獣人を雇用しても、それでも里の安全に憂いが残るキルファ…
彼女の意志もわかるんだけど、シロウのやるせなさを考えるとキツイですよね…

でも、シロウは今までたくさんの人たちを助けてますからね。
そんなシロウが困っていたら、みんなが助けてくれるというのは最高に嬉しいじゃないですか!
いがみ合っていた獣人たちも恩讐を超えて協力することができるなんて、凄い人徳ですよ!
そしてキルファが望まない結婚式の最中に乱入するとか、ベタもベタだけど、素敵じゃないですか!
これはもう、キルファルートで決まりじゃないの?
と思えるくらいにフラグがビンビンに立っててニヤニヤしっぱなしでした!

シロウの人徳という力で無双するのは最っ高でしたね。
今回の騒動のカラクリと黒幕たちは前編で予想出来た範囲でしたが、
それでこの物語の面白さが色褪せるものではありませんよ。
最後にはシロウがプロレス技で決めてくれたのも最高にスカッとしましたしね!

最後までとても面白かったです。
ただ、魔族関係で不穏なフラグが立ったのがちょっと心配ですね。
次巻はセレスさんがメインの回になるのかな?
このままシロウの商売と人徳で魔族との間にも平和が訪れると良いなぁ…

:: 2024/2/18 日曜日::

■[ラノベ]学園青春モノと言えば文化祭!「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」6巻

達也のせいで論文コンペが消えて、代わりに開催されるようになった九校フェス。
九校合同の文化祭のようなイベントになっており、各校は準備に大忙し。
そんな中で生徒会長交代とともに生徒会に引き抜かれたアリサ。
茉莉花はアリサがいないなら風紀委員をやる理由がないので辞めようとするのだけど…?

キグナスの乙女は爽やか青春学生モノって感じなんだけど、
達也が絡むと途端にきな臭くなるのでアリサたちが可哀想ですねw
まぁ、明のように達也を崇拝し、努力を積み上げている子もいるので、
達也が切り拓いた魔法師たちの道というのは無駄ではなかったのだな、とも感じるんですけどね。

そんな明が堀越先輩と協力して作った出し物ですが…、面白いですね!
現実でもVRやARが色々と実用化され始めているだけに、
魔法を使ってよりリアルな体験を作り出すというのはフィクションとしてとても良いですよ。
しかも達也が目標としている兵器以外の魔法の使い方として、とてもマッチしてますし。
娯楽を作るのが得意な日本らしいモノ作りだと思います。

そして裏で巻き起こっている達也を狙った海外マフィアの暗躍ですが、
九島家が頑張っているけれど、まだまだ黒羽の方が一枚上手ですね。
元老院も動いているけれど、やっぱり四葉は別格なんだなぁ、と思わせられます。
黒羽姉弟は既に大学生みたいだけど、アリサたちと絡むことはあるのでしょうか?

アリサたちの平和のためには、あまり四葉と関わり合いにならない方が良いと思うけれど、
明が達也に招待されちゃったからなぁ…
もしかしたら次巻あたりで対面したりするのかもしれませんね。
ちょっと怖いけど、楽しみです。

:: 2024/2/5 月曜日::

■[ラノベ]ヒーローは3年遅れてやってくる!「一般人遠方より帰る。また働かねば!」2巻

巻き込まれ異世界召喚で三年間平の兵士として努力した結果、プチ超人になった杉山茂。
偶然召喚陣が作動したから急いで現代日本に戻ってきて、その能力で人助けをしていたら、
「光速の騎士」として勇名を馳せることになってしまったんだけど、
本人は甚だ不本意で、アルバイト店員から正社員登用を目指す埋没した個性の人間を目指すんだけど…

三年ちょっとぶりに2巻が出るとか、そこまで作中に合わせる必要はないと思うんですよね…w
イラストレーターさんが表紙と本文だけ違うとか、そこら辺に事情がありそうですが、
取りあえず無事に2巻が出たことは喜ばしいと思います!
できればこのまま3巻以降も出てくれると嬉しいんですけど…、大丈夫かな…?

1巻巻末で出てきた異世界召喚で勇者になっていた高校生たちが再登場しましたが、
どうやら彼らは茂と違って異世界の能力をほぼほぼ失っているんですね。
なんで茂だけが能力を持っているのかはWeb版でもまだ明かされてないのですが、
そこら辺は物語の根幹に関わっている気がします。

今回の騒動は異世界勇者のパーティーメンバーである聖女の深雪が、
どうやらご実家の護衛さんたちに異世界帰還直後に厳重に保護されてコンタクトできなくなったので、
気配察知スキルとかを使って協力して欲しい、ということになったんだけど…
茂は人が好いから、すぐ人助けしちゃうんですよね。
そのせいで今回も豪華客船でのテロ事件なんかに巻き込まれてしまうわけで…
本当にトラブル体質というか、巻き込まれ体質ですよねぇ…w

ただ、茂、というか「光速の騎士」が居たことでテロ事件も大きな被害を出すことはなかったのは僥倖ですよ。
特に泣き叫ぶ子供のピンチに颯爽と現れて救出するとか、マジモンのヒーローじゃないですか!
私は読んでいる時に脳内でカッコイイBGMが流れて映像再生余裕でしたよ!
助けだされた子供がヒーローだと感動するのもわかるわぁ…

そのヒーローである「光速の騎士」と1巻で出た「骸骨武者」の定良さんが共闘して、
怪異に立ち向かう姿も熱いモノがありますよね。
テロ事件の首謀者こそ逃がしてしまったし、事件に巻き込まれたアイドルたちも大変だと思いますが、
茂はできる限りのことはしたので許してあげて欲しいものです。

2巻も色々加筆があり、Web版の盛り上がりを損なわず見せてくれて面白かったです。
できれば3巻も出て欲しいですし、できれば年内に出て欲しいものであります。

:: 2024/2/3 土曜日::

■[ラノベ]手に入れていた青春「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~」14巻

西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~14巻西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~14巻
出版社:KADOKAWA
作者名:ぶんころり
作者サイト:BUNCOLOLI Works
作者twitter:ぶんころりさん(@yokaigundan) / Twitter
絵師名:またのんき
絵師twitter:またのんきさん(@kinnotamadx) / Twitter
連載サイト:テイルズ・オブ・西野(金髪ロリ文庫(ぶんころり)) – カクヨム
紙書籍通販:西野 14
Kindle版まとめ買い:西野
DMM電子書籍:西野 14

委員長とのフラグがないと諦めた西野の前に現れた厨二病の奥田さん。
イベントを経てフラグがビンビンに立った奥田さんとの仲が順調に見えたが、
そこへ更に修学旅行先で縁が出来た能力者のノラちゃんが転校してくる。
西野を巡るハーレムが築かれる中、クラス内の秩序が崩壊していき、
そこへ更に西野を狙った外部からの勢力が学内に侵入して…

西野もこの14巻で堂々完結です!
裏社会最高の能力者でありながら普通の青春を渇望していた西野が、
顔面偏差値が普通でダンディズムを愛するが故に結果が出ない中で諦めず、
ついには望んだ青春を掴んだ感動の物語です…!

しかし最後にテロリストに侵入された学校でのアクションとか、
厨二病の奥田さん大歓喜のイベントをぶっ込んできて盛り上がりましたね!
特に委員長は今まで培った経験値でドンパチやるわ、
松浦さんはトリガーハッピーでハッヒャーするわ、最高でしたよ。
西野が常識を学んだように、委員長たちは非常識を学んで成長してきたんだなぁ…

そして西野が最後に選んだ相手には納得ですね。
ラストであんなに激烈で熱烈な愛の告白を受けたらね…
他のヒロインたちにも勝ち目は充分に有ったと思うんだけど、
恋愛というのはタイミングというのが重要ですからね。
フラグが立った時に電光石火に動けなかったヒロインたちは勝てなかった…
ただ、それだけなんですよね…

物語としても綺麗に纏まっていると思うし大満足の完結巻でした。
それにしても辞世の句には正直笑っちゃいましたね…w
あそこで辞世の句を詠める西野はやっぱりスゲーよ…!

:: 2024/1/31 水曜日::

■[ラノベ]姫プレイは程々に「佐々木とピーちゃん 8 巡り巡って舞台は学校、みんなで仲良くラブコメ回 ~真実の愛を手にするのは誰だ?~」

疑似家族長女のお隣さんJCのクラスメイト男子にチヤホヤされた機械生命体の十二式さんが、
更なる精神的な充足を得るために学校に転入したいという意向を汲んだ日本政府が、
戸籍とか教育委員会とかそういった諸々を即座に準備して始まる学園編!
当然、佐々木や二人静も巻き込まれるわけなんだけど…?

現在アニメ放映中の佐々木とピーちゃんですが、原作もノリノリです。
スーツを着た女教師、もといロリ教師となった二人静がかなりグッドですよ!
あれは性癖を破壊される男子中学生も続出する予感!
そんな二人静に押し倒される佐々木はよく我慢できましたね。
これでヤってたらキメセクになるのかしら?

今回は二人静が本当に大活躍でしたね。
マジカルピンクを厳しく叱るのは異世界植物でラリったせいでしたが、
そのマジカルピンクに何度殺されそうになったとしても、
打算有りとはいえ、コミュニケーションを諦めずに妥協点を見つけ出し、
協力を得られるのは進歩的な事柄だと思うのですよ。

そして佐々木も色々と活躍してますね。
乗馬を頑張っていた成果が発揮できる状況が有ったのは良かったですけど、
それが挿し絵無しだったのはやはりおっさんしか居ないからなのでしょうか。
貴重な主人公の活躍シーンですが、絵面が悪いからハブられるだけでなく、
フェアリードロップスというマジカルなモノで美人局が暴露されるとか、
佐々木へのラブコメ攻略難易度が更に上がった感がありますね…
これはお隣さんJCと星崎さんも大変だ。

十二式ちゃんも姫プレイを満喫して楽しそうだと思ったけど、
最後の最後で人類の醜さを知っちゃって可哀想だなぁ、とも思いました。
これから不登校児としてのんべんだらりと過ごすことによって、
佐々木とピーちゃんのスローライフ生活に前進が見られるかと思ってたけど、
悪魔の報酬で復活したルイス王子と一緒に何やらやらかすみたいで…
スローライフへの道のりはまだまだ遠そうですね…!

HTML convert time: 0.158 sec. Powered by WordPress