■[漫画]努力と期待「弱虫ペダル」55巻
弱虫ペダル55巻
出版社:秋田書店
作者名:渡辺航
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱
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正直言って手嶋純太という男に対する印象って、初期は全然良くなかったんですよね。
坂道に対して策略で勝負を仕掛けてくる先輩というだけで。
でも、坂道にビンディングペダルを渡して、
翌年に部長となって古賀との勝負に勝ってから印象が逆転しまして。
こう、凡人ながら頑張っている等身大なところに共感を覚えて、
一気に好きになったんですよ。
でも、やっぱり凡人だから。
坂道たちの先輩とはいえ平凡で才能なんてないから。
広島との戦いが見せ場でこれで終わりだと思ったんですよ。
坂道たち主人公の前座として充分活躍できたし。
でもね、前座は前座でも、まだ活躍してくれるとは思いませんでした。
まさか、インターハイ三日目の山岳賞を葦木場と争うことになるなんて。
二人に因縁があることは知ってましたが、
まさかここまで深いものだったとは。
そして、まさかここで古賀との勝負の伏線を回収してくるとは。
昔から煌びやかな才能なんてなかった。
成功体験がなかったから自信がなかった。
それでも地道に努力は続けてきた。
そしてその努力をどんな時も欠かすことなく続けてきた。
だからこそ、ここで花開くことが出来たんだなぁ…!
まだ山岳賞の決着はついていないけれど、
もうこの時点で感無量ですよ。
それに、田所たちが見守ってるんですよ。
正直、涙腺も緩んじゃいますよ。
熱すぎるよ… もう…
今年のインターハイの主人公は手嶋純太という男なんだな…
そう思い知らされた55巻でした。
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