その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2016/12/4 日曜日::

■[漫画]青春リバイバル「SALAD DAY single cut ~由喜と二葉~」1巻

約20年前、多くの中高生を虜にしたラブコメ漫画「BOYS BE」と「サラダデイズ」
今でいうリア充向けだったマガジンの「BOYS BE」に対して、
古き良きサンデーの血脈を受け継ぎし「サラダデイズ」は、
非モテ系オタクにどストライクな漫画でした。

その「サラダデイズ」も今ではマンガ図書館Zで全巻公開されているのですが、
それとは別に、ゴラクエッグでリブート作が始まりました!
オムニバス形式だった「サラダデイズ」の中でも特に人気が高く、
私も大好きだった由喜と二葉の二人を軸としたラブコメ漫画として…!

両親の北海道の引っ越しとは別に、
親類が大家のアパートに一人暮らしをして地元に残り高校に進学した由喜。
引っ越さなかった理由は付き合っている彼女と別れたくないから、
という青春そのものだったが、一人暮らしをし始めた矢先にフラれてしまう…
そんな失意の由喜が高校で出会ったのは美人と評判の二葉なんだけど、
初っ端からラッキースケベ三連続を炸裂させてしてしまい…

salad_days01_01

話の大筋は旧作と変わってないんですが、今でも全然面白いですね!
思い出補正があるとは思うんですが、
それでも読んでて嬉し恥ずかし状態のニヤニヤが溢れ出て、
コタツの中でゴロゴロと萌え転がってしまいましたね!

やはりね、アパートの隣に住んでいるというのが青春ですよ。
子供の頃に「めぞん一刻」というラブコメ漫画の金字塔に出会ったがために、
一人暮らしのアパートというものには一種の憧れがあったからなぁ…
私も大学進学の時には夢で胸を膨らませていたっけ…
まぁ、出会いは全くなかったんだけどね!

しかし流石に20年経ってると違う印象も受けてしまう箇所がありますね。
特に周人先生に関してはそう感じるかなぁ。
当時は特に何も感じなかったんだけど、
大人になった今なら、周人先生の周囲への説明不足っぷりに気付いちゃいますね。
バンド仲間からすると「夢見させるようなことやるなよ!」
とキレちゃうのも納得というか。
まぁ、周人先生も二十歳そこそこだから仕方のないことかもしれないけどね。

由喜と二葉のラブコメ漫画としての秀逸さは変わらないし、
由喜の胸を焦がすような青臭いほどの恋への共感は移ろわないので、
今の中高生にも充分受けると思いますし、
20年前「サラダデイズ」を楽しんでいた同士諸君も充分楽しめますので、
是非読んで欲しいですね。

それと描き下ろしで新旧比較とかもやってくれてます。

salad_days01_02

こうして見ると絵柄の変遷が一目瞭然ですねー
読んだ印象は当時と余り変わらなかったんですけどね。
今も昔も、時代の中でも洗練された絵柄なのが原因なのかも。

それにしても単行本描き下ろし4コマには笑ってしまった。
まさか「君の名は。」のネタで来るとは…(笑
猪熊しのぶさん、流行のチェックに余念がないですね!

:: 2015/12/10 木曜日::

■[漫画]あの頃『SALADA DAYS』を読んでいた私たちへ「初めてのあの日、ぼくらは」1巻

初めてのあの日、ぼくらは (ニチブンコミックス)
著者/訳者:猪熊 しのぶ
出版社:日本文芸社( 2015-12-09 )
作者サイト:ぜい肉キロ10万円
作者twitter:猪熊しのぶ(@shinobu_inokuma)さん | Twitter

今から20年前、マガジンがまだ不良漫画全盛でサンデーがまだ元気だった頃、
マガジンの「BOYS BE…」と双璧をなす恋愛漫画に「SALADA DAYS」という作品がありました。
どちらもオムニバス形式だったんですが、「SALADA DAYS」の方が私の好みでして、
毎週ドキドキ&ニヤニヤしながら読んでいたんですよね。
連載が終わった時は満足感と喪失感を同時に味わったものでした。

「SALADA DAYS」作者の猪熊しのぶさんはその後に「旋風の橘」といった迷(?)作や、
「都立水商!」という名作の他にも色々と手掛けてらしたんですが、
この度新天地であるコミックヘヴンで原点に立ち返られました!
それがこの‘初体験限定’オムニバスラブストーリー「初めてのあの日、ぼくらは」です!

この単行本には短編が4つ収録されているのですが、
そのどれもが10代の少女たちの初体験とそこに至るまでの恋模様が輝いているんですよね!

児童養護施設で出会い、恋におちた二人の別れと再会の約束が眩しい「月は朝日と共に」
陸上界のホープである千早ちゃんに愛されてるけど自分に自信がない少年の「無名コンプレックス」
ゴスロリ金髪ツインテールでツンデレなロリ巨乳義妹という属性特盛りの「夏の夜の夢」
一卵性双生児同士の両親を持つ双子のようないとこ同士の「とりかえばや!」
相変わらずバラエティ豊かで素晴らしかったですね!

個人的には「月は朝日と共に」と「夏の夜の夢」が特に気に入りましたねー
「月は朝日と共に」は朝日くんが月ちゃんに恋することによって成長し、
最後には前を向いて歩んでいく感じがして爽やかなところが良かったです。
何より月ちゃんが可愛いのが良いですね!
描き下ろしでその後の月ちゃんが見られたのは嬉しかったなぁ。

そして「夏の夜の夢」ですが、
義妹の鹿音ちゃんのこれでもかといった属性盛り合わせっぷりも凄かったですけど、
ちゃんとハッピーエンドで終わったのが良かったですねー
優しいおばあちゃんが二人の縁をしっかり結んでくれたんだなぁ。
やっぱりこの手の話だとハッピーエンドじゃなきゃ!

他の2つも面白かったし、そちらの方が好みという人も多いでしょう。
そういったそれぞれに好みに合う作品に出会えるのがオムニバスの良いところですよね。

ちなみに「SALADA DAYS」ですが現在はマンガ図書館Zで全巻読めます。
この「初めてのあの日、ぼくらは」と違ってエロいシーンは(多分)ないですけど、
恋のドキドキ感は変わらないので未読の人は是非読んで欲しいですね。

それとメロンブックスでコミックヘヴンと一緒に買うと小冊子が付いたらしいです…

「はじぼく」特典小冊子サンプル「初めてのあの日、ぼくらは」 by 猪熊しのぶ on pixiv

知らなかったー!
頑張ってメロンブックスまで行って買うべきだった…
事前に情報を集めなかったのが敗因か…
無念である。

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