その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2014/11/24 月曜日::

■[ラノベ]少女兵リーナ「フルメタル・パニック! アナザー」9巻

短編集かよ!

表紙の少女兵時代のリーナで気付くべきだったんですが、
8巻のラストがアレだっただけに期待していた分、肩透かし感が…
いや、リーナの過去編は興味深かったんですけどね。
ミハイロフとナターシャとの関わりとか、マオとの出会いとか。

自治州軍で訓練生として活躍するリーナはASの操縦は上手くても、
元々は小さな村で育った少女っぽさが残る所がアンバランスでした。
最新の玩具に憧れる子供っぽさは微笑ましかったけど、
その玩具が最新鋭ASの「シャドウ」という所とか。

そしてそんなリーナの上司であるナターシャとミハイロフですが、
昔は菊乃を育てたとは思えない、割りとまともな感性を持っているのが驚きです。
あれからどう転落してああなったのか…
それに比べてマオは真っ直ぐにマオのまんまで安心しました。

他にも達也たちがASを使ったスタント役として映画に参加する短編と、
ユースフが一時帰国した際の短編が収録されているんですが、
前者に関しては割りとブラックジョークがてんこ盛りで、
そこら辺は賀東招二さんらしいなぁ、と思いました。
しかし、富士見ファンタジア文庫はWeb小説の書籍化をしているというのに…
よく許されたものだよね。

まだ未収録の短編があるみたいですが、
出来れば次は本編をお願いしたいです。
早くあの続きを…!

:: 2014/10/19 日曜日::

■[ラノベ]マニアとメジャーの狭間で「甘城ブリリアントパーク」5巻

遊園地爆破テロはなかったけど、世界バレーのせいで放送延期になったアニメ版甘ブリ!
やはり賀東招二さんは何かしらの呪いを受けているのではなかろうか。
ラティファ姫の呪いよりも、先にそっちを解呪した方が賢明かもしれない。

そう言えばアニメ版ではラティファ姫が盲目じゃなかったですね。
他にも色々と設定が変更されてましたが、
そこはシルフィーみたいに、書いてる内に固まったキャラに合わせたのかもしれない。
それにラティファ姫も放送中に盲目になるというドラマが描かれる可能性もあるし。
まぁ、そこら辺は今後に期待ということで。

3巻から続いてきた新人バイトABCとモッフルたち三バカトリオのエピソード、
今回はそのラストを飾るのは安達映子とマカロンを二人を中心にした娘と父親の物語があります。
マカロンが柄にも無く我慢していたり愛娘への愛が溢れている割りと良い話でしたが、
何だろう、アニメ化だからと媚びている感が無きにしも非ずんば…(ゲフンゲフン

むしろモッフルの苦悩を綴った「リアリティ・バイツ」の方が印象に残りましたね。
一部のマニアに支持を受けるか、より広い層の笑顔とラティファのために矜持をねじ曲げるか。
あとがきでは否定してたけど、これは確かに賀東招二さんがモデルだと思います。

というか、この業界ではよくあることですけどね、こういうこと。
バイクとクルマを描いてれば評価されるのにラブストーリーを描くと打ち切りになる漫画家とか、
パンツと尻が圧倒的な人気を誇るのにヒーローモノを描きたい漫画家とか、
オタク系青春ラブコメで一世を風靡したのに育児モノを描いて売れない漫画家とかね!
操作系の念能力者が変化系の能力を習得しようと頑張るのに似てるというか。
もっとも、エロ漫画を描いてたけど日常系漫画描いて好評になった漫画家さんとか、
少年漫画の作画担当になって大ヒットとか成功例もあるんですけどね!

新しいことにチャレンジするのは良い事だけど、
自分の強みを活かしてお隣の事業に手を出すくらいならリスクが低いけど、
全く違ったジャンルに手を出そうと思えばこういった批判は免れないよなぁ…
私は「ラブひな」も「魔法先生ネギま!」も好きなんだけど、
「赤松健は温泉と裸とラブコメだけで良いんだよ! 熱血少年漫画要素なんてクソだ!」
と憤る友人も居たしなぁ…
私はその熱血少年漫画要素も好きだったんだけどね。
難しいモノです。

それよりもカラーピンナップで女性キャストたちが温泉に入っている見開きがあるというのに、
本編ではその要素が一切無いっていうのはどういうことですか!
これこそ、読者に対する裏切りってものですよ!
女神の来日(温泉編)みたいな展開を期待していたのに!
期待していたのにぃ…!(血涙

賀東招二のバカ野郎!

:: 2014/8/21 木曜日::

■[ラノベ]すれ違った男女の悲劇「フルメタル・パニック! アナザー」8巻

アナザーになっても失われないフルメタジンクスすげー…

7巻でロシアとカスピ海沿岸のガルナスタン共和国との紛争が勃発したと思ったら、
現在ウクライナ問題が起こってしまって大変に時勢が悪いというか。
まぁ、ガルナスタン共和国は地理的に見てトルクメニスタンがモデルでしょうし、
紛争のモデル自体はグルジアみたいですけどね。
とはいえ、これは作者の大黒さんが萎縮してしまうのも仕方ないわ…

結局「カエサル・プロジェクト」を放っておくわけにいかない新生D.O.M.S.の面々が、
ガルナスタン共和国でクーデターを決起しようとする一派からの要請を受けて、
身分を偽装してガルナスタンに侵入し、いざ事を起こそうとしたら、
思いもよらない事態が起こってしまい…

これはねー、読んでて辛かったです。
大統領の息子であるオルカンは馬鹿だけど憎めない良いやつだったし、
その幼馴染みであるソラヤも良い娘なんだけど、責任感が強すぎただけなのがなー
前大統領の狂った遺志と時代背景だけならまだ何とかなったかもしれないけど、
クルピンスキーの狂気によって完全に狂わされた二人の主従の関係がただただ悲しいです。

そして達也とリーナの二人もちょっと気まずいことになってた時のアレですからね。
一応まだギリギリで耐えてる感じだけど、二人がオルカンとソラヤみたいにならないか、
心配で仕方ないです。
二人がしっかりと言葉を交わし合って絆を深めることが出来ると良いんだけど…
まぁ、菊乃がこの窮地をチャンスに変える可能性もある上に、
それはそれで有りかなー、とも思いますが。(笑

結局今回の難局を乗り切ったのがユースフとサミーラの二人だったというのが、
何とも印象的でした。
みんなが幸せになる結末を見たいんだけど、第三次世界大戦になりそうでもあり…
うーん、厳しいかなぁ…

:: 2014/6/28 土曜日::

■[ラノベ]今回はちょっと日常編「甘城ブリリアントパーク」4巻

売れないテーマパークの来場者を増やさないといけない俺様系ぼっち高校生・可児江西也の奮闘記。

今回は中編1+短編3の構成で、どちらかというとふもっふに近い短編集。
とはいえ時系列的にはちゃんと3から続いています。
ただ、短編集に近い構成だからなのか、
4巻ではブリリアントパークの危機感は薄い、どちらかというと日常編です。

中編は2巻で入ってきた3人のバイトのうち、2人目の流血少女、伴藤美衣乃のお話。
いくら何でも美衣乃の周りで流血沙汰が多すぎと言うことで、何かあるのではと疑った西也たち。
丁度魔法の国から来ている奴等が多いということで心当たりに聞いてみたら案の定呪われているらしく、
ヤブ医者を呼んで解呪の儀式を執り行なってみたら、その内容がマニアックすぎるクイズだったり…

いやー、短編集だろうと容赦ないゲスさを見せてくれるキャストたちですね。
一応良い場面もあるにはあるんですが、基本ゲスいというか…
やはりフルメタとのギャップは感じちゃうんだよなぁ。
朝に軍紀を格好良く演説した上官が、夜に居酒屋でセクハラ発言しているのを聞いている感じというか。
面白いんだけども…!

ちなみに短編の中ではPV作成が面白かったです。
見事なまでに「船頭多くして船山に上る」状態でしたね!
無難なモノを作りあげる、個性が薄い人が陥りやすい罠らしいというか。
京都アニメーションだから、このPVもきっちり作ってきそうだよなぁ…(笑

そう言えばアニメですが、秋から始まるみたいですね。
何クールか知りませんがどこまでやるんでしょうか。
というかマジで本編そのままのゲスすぎるネタを放映するんでしょうか。
色々な意味で心配です。

:: 2014/3/19 水曜日::

■[ラノベ]おそるべき子猫「コップクラフト DORAGNET MIRAGE RELOADED」4巻

洋上に島と一緒に剣と魔法の異世界レト・セマーニと繋がるミラージュ・ゲートが現れた地球を舞台に、
フルメタの賀東招二が送るアメリカドラマ風ライトノベルの4巻!
「フルメタアナザー」の刊行や「甘城ブリリアントパーク」もアニメ化するしで、
忙しいからこっちまで手が回らないかと思ったらそうでもなかったですね。
まぁ、ちょっと短めですけど。

今回はシリアスな話ではなく、コメディ回です。
ティラナがセマーニからの密輸品を調べていたら、
うっかり飼い猫のクロイと心が入れ替わってしまって始まる、
セシルまで巻き込んだドタバタ騒動が今回のお話です。

正直マトバも刑事観察眼もあるだろうに、朝のティラナとクロイを見てなんで気付かないんだよ!
とヤキモキというか若干イライラしながら読んでたんですが、
ラストでのちょっとした独白を聞いてあっさりと納得してしまうだけでなく、
ちょっとニヤニヤしちゃうまでになっちゃいました。(笑
何だよー、結構初心というか可愛いじゃないかマトバってば。

それと同僚のゴドノフが風紀班に配属になるまでの短編や、
オニールによるティラナへのインタビュー短編も収録しています。
というかティラナって地球年齢で20歳前後みたいな話だったけど、
いつの間にかさらに年齢下がってないっすかね!
いや、良いんですけども。

それにしてもティラナも災難だったけど、元を正せば自業自得とも言えなくも…
読者的には村田蓮爾さんによる妖艶なティラナと恥じらうティラナの両方を拝めたので、
大変ありがたがったのですが。(笑
あ、一番悲惨だったのはセシルだよね。
彼女は単に巻き込まれただけであんな目に遭うんだから…

それにしてもアメリカンな雰囲気が漂いまくる作品なので、
いくらティラナが可愛いところを見せまくってくれるとはいえ、
正直、普通のライトノベルレーベルだと浮きまくると思うのですが、
ガガガ文庫だと有りだと思えるから不思議です。
「甘城ブリリアントパーク」で忙しいとは思いますが、
せめて年に1冊くらいのペースで出していただきたいところであります。

:: 2014/1/22 水曜日::

■[ラノベ]甘城ロリ歌姫伝説シーナ「甘城ブリリアントパーク」3巻

まだ3冊目だというのにアニメ化決定!
しかもスタジオは京都アニメーション!
まぁ、賀東招二さんのフルメタの実績もあるし、脚本も担当されてましたけど、
それにしたって3冊目にしてアニメ化とか先走りが凄いですね。
てっきりフルメタアナザーの方がアニメ化されるもんだと思ってました。

売れないテーマパークをどうにかして繁盛させないといけない高校生の可児江西也の奮闘記。
そんな話がメインなんですが、この3巻では雰囲気もガラっと変わってます。
2巻で来た3人のバイトのうちの一人、見た目小学生の高校生、中城椎菜が中心の前半と、
後半は着ぐるみ共の暴走で色々とアレなことになってる学校編です。

椎菜は見た目ロリで人見知りも激しくて思ってることも中々言い出せない女の子。
高校デビューに失敗して学校での人間関係に絶望したのでバイト先という新天地に望みを掛けたら、
簡単にその目論見を見破られるだけでなく、モッフルのシゴキを受けるハメになるも、
そこで自分を変えていくことが出来て…

椎菜ってば見た目に反して割りと良い根性していると思います。
「屈辱です」とか是非とも加藤英美里ボイスで言って欲しいものです。
そして出来れば背中に荷物でパンパンにふくれあがったリュックを背負ってですね。(ぉ
とはいえ、超絶に歌が上手い設定とか声優さんへのハードル上げすぎだと思います。
大丈夫なのかしら…

それはそうと、ティラミーのクズっぷりが光ってますね!
西也の出席日数獲得の為に妖精たちが不思議着ぐるみで替え玉になるのは良いけど、
マカロンの喫煙もご時世的に色々な意味でアウトだったけど、ティラミーのクズは度を越してますよ。
西也のフォローがなかったら、ただただ胸糞が悪くなるだけの話だったので、
色々とバランスがキワドイエピソードだったと思います。

しかし、いすずは微妙な恋心というか無自覚というか。
うーん、ラブコメ要素は相変わらず薄いけど、これ、もう少し濃くなるんでしょうか?
色々な意味で先行きが気になります。

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