その着せ替え人形は恋をする 15巻(完結)は7月25日発売!
終わるのは寂しいけれど、五条くんと海夢ちゃんのグランドフィナーレを見届けよう!
:: 2015/4/30 木曜日::

■[漫画]柿食えば牡蠣が食いたい笑明館「くーねるまるた」6巻

くーねるまるた 6 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2015-04-30 )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

Kindle版:くーねるまるた (1)
Kindle版:くーねるまるた (2)
Kindle版:くーねるまるた (3)
Kindle版:くーねるまるた (4)
Kindle版:くーねるまるた (5)

貧乏ながら毎日を楽しそうに生きているマルタさんの、
金を掛けずに手間掛けての食いしん坊グルメ漫画「くーねるまるた」
この6巻でもマルタさんの食いしん坊っぷりは健在で、
日本的な料理だけでなく、マルタさんの故郷であるポルトガル風の料理も出てきます。

今回特に驚いたのは「柿」料理ですね。
神永さん貰ってきた箱一杯の柿を料理するんですが、
由利絵さんが作った大根おろしのポン酢和えは食べた事あるんで判るけど、
マルタさんが料理した柿と牛肉の牡蠣ソース炒めには驚きましたね。
でもまぁ、それはまだ料理の味が想像出来るんですが、
神永さんが作った柿フライ(not誤字)の味は全く想像できない…!
美味しいらしいけど、これは試して見るのに勇気がいるなぁ…(笑

味が想像出来ないと言えばポルトガル風タコめし”アロース・デ・ポルヴォ”もですね。
タコめしそのものは何度も食べた事があるんですけど、
ポルトガル風なのは流石に食べた事ないからなぁ…
一度料理してみたいけど、ちょっとハードル高そうだけどチャレンジしたい気も…

それにしてもマルタさんはアパートの仲間との仲が良いよなぁ。
それが日々を楽しむ一番のコツなんじゃないかな。
近所の人たちとの付き合いも欠かしてないし、それで日雇いの仕事をゲットしてるし、
コミュ力が高いマルタさんらしい楽しみ方だと思います。
こんな日常も羨ましいですね。

:: 2014/11/2 日曜日::

■[漫画]マルタさんとお姉ちゃん「くーねるまるた」5巻

くーねるまるた 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2014-10-30 )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

Kindle版:くーねるまるた (1)
Kindle版:くーねるまるた (2)
Kindle版:くーねるまるた (3)
Kindle版:くーねるまるた (4)

突如マルタさんの元にやってきたマルタさんのお姉ちゃんであるエリザさん。
彼女は泣きボクロが似合ういかにもな西洋人の顔立ちで植物学を専攻するインテリさん。
台湾に仕事でやってきたついでにマルタさんの所に顔を出しにきたんだけど、
アパートでやけ酒を飲んだ神永さんが半裸で暴れていた場面を見たせいか、
マルタさんにポルトガルへの帰国を促すことに…

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まぁねー、エリザさんじゃないけど、
確かにあの場面だけ見たら戻ってきて欲しくなる気持ちは分かります。(笑
でも、マルタさんの周りはそんな困った人だけじゃなく、
多くの人たちと縁を紡いで日々贅沢な時間の使い方を楽しんでいるわけで。
それを知ったエリザさんは安心して帰国してくれて安心しました。
でもまた登場してくれないかな、エリザさん。

そんな出来事はありつつも、
今回もローコストで美味しいモノを食べてハッピーなマルタさん。
美味しいモノを食べた時のマルタさんの表情が良いんだなぁ、これが。
お金を掛けず、時間を掛けて美味しいモノを作って食べるっていうのは、
ある意味贅沢な生活なのかもしれないですね。

個人的に今回一番可愛いと思ったマルタさんの表情は、
タレ味の野菜炒め定食を食べた時のマルタさんでした。
うーん、野菜炒めを食べたくなってくるなぁ。
マルタさんの笑顔は食欲を刺激してくるから困る。(笑

:: 2014/5/2 金曜日::

■[漫画]真面目な食の漫画です「くーねるまるた」4巻

くーねるまるた 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2014-04-30 )
コミック ( 116 ページ )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

Kindle版1巻:くーねるまるた (1)
Kindle版2巻:くーねるまるた (2)
Kindle版3巻:くーねるまるた (3)

スピリッツ連載の「食」漫画と言えば「美味しんぼ」の方が有名でしょうが、
個人的には圧倒的にこちらの方がお勧めです。
スピリッツの「食」の良心ですよ「くーねるまるた」は!
読んでて料理したくなるし、何より美味しそう!

マルタさんの良い所は殆どの食材が高級ではなくて身近なモノばかりで、
やる気さえあれば簡単に再現できる所ですよね。
ごま塩ご飯とか再現も何もあったもんじゃないですけど。(笑
ハニーマスタードチキンあたりは今度作ってみたくなります。

それとマルタさんの日本文学に対する教養の深さにも相変わらず感心させられます。
鯊釣りをしている人を見て当たり前のように高浜虚子の俳句が浮かぶとか真似できない…
それに何よりマルタさんは誰とでもすぐに仲良くなれてしまうのが一番凄い!
この人なつっこさというか、人徳がマルタさんのマルタさんらしさだと思います。

今回ついにマルタさんのお姉さんが出てきましたけど、
果たして彼女がマルタさんに何しに会いに来たとかは5巻のお楽しみに!
というか美人姉妹ですね、マルタさん!
雰囲気はちょっと違うけど、これはこれで…

余談ですが、お姉さん登場回に出てきた猫の名前ですが、
これは「東伍郎とまろすけ」から取られてますね。(笑
東伍郎とまろすけ 1 (ビッグコミックス)
猫好き武士の日常モノで結構面白いので、猫好きの人にお勧めです。

:: 2013/12/4 水曜日::

■[漫画]夏の匂いと肉の味「くーねるまるた」3巻

くーねるまるた 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2013-11-29 )
コミック ( 127 ページ )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

衣食住の三要素の中でも漫画では一際人気の「食」漫画。
その食漫画ジャンルの中でも比較的新しい「くーねるまるた」ですが、
巻を重ねるごとに知名度と人気が高まっているように感じられて嬉しいです。
何しろ1巻の時は本屋に1冊あるかどうかくらいだったのに、
今では平台に平積みされるくらいだもんなぁ…

貧乏暇なしとは言いますが、マルタさんの生活は貧乏暇あり。
一日の生活費は1000円切ってそうな節約生活を送っていながら、
その暮らしぶりは優雅ささえも感じられそうな素敵なスローライフ。
お金はないけど、手間暇掛けて美味しいモノを創りだしては堪能するその生活は、
忙しい現代社会人から見るとある種の贅沢なように思えて羨ましいです。

そしてこの漫画の食の見所はその手が届きそうな庶民的な所だけではなく、
食べる時のマルタさんの幸せそうな表情でしょう。
みんなで藁を焼いて作った鰹のたたきを食べた時の幸せそうな表情に、
ウナギの匂いを嗅ぎながらまぶしめしのおにぎりを食べる表情。
そして何より、塩麹スペアリブを食べた時のあの美味しさに驚愕した顔!
思わず母国語が出てくるくらいの美味しさとか、想像するだけで涎が出てきそうです。
しかしやっぱり肉好きなのは欧米人らしい気がしますね。(笑
そんなマルタさんらしい美味しそうな表情がとても魅力的なのです。

それと食とはあまり関係ないんですけど、マルタさんって良い肉付きされてますよね。

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それほどカロリー摂ってなさそうなのに、必要なトコにはしっかりと付いている脂肪。
高尾じんぐさんが描かれる女体は、今そこにあるエロ、というか、
非常に身近に感じられる生々しさがありますよねー(笑

「んぐるわ会報」の頃は、高尾じんぐさんは青春ラブコメに期待していたものですが、
まさかこういった面白さを見せてくるとは思いませんでした。
日本文学の教養も地味に面白いし、まだまだ楽しませて欲しいです。

:: 2013/5/31 金曜日::

■[漫画]貧乏職なし、されど食あり。「くーねるまるた」2巻

くーねるまるた 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:小学館( 2013-05-30 )
コミック ( 104 ページ )
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)

金はなくても人生はいくらでも楽しめる。
そんな気にさせてくれる、毎週8ページのお楽しみ「くーねるまるた」の2巻が発売れさました。

ポルトガルから留学してきたマルタさんがそのまま日本に居ついて、
奨学金の貯金を切り崩しつつ、偶に日雇いのアルバイトで小銭を稼ぎつつ、
古い激安アパートに住み、貧乏だけどバリエーションに富んだ食生活を楽しそうに送るという、
ただそれだけなんだけど、すごく幸せそうな雰囲気が感じられる漫画です。

2巻に入ってもマルタさんの日常に大きな変化はないんだけど、
同じアパートの住人もボチボチ出てきて賑やかな雰囲気は出て来ました。
アパートのみんなとクリームチーズの石狩鍋を食べたり、
大学院時代の友人たちと夜桜を見ながら七輪で美味しいもの焼いたりと、
マルタさんの人徳が感じられるエピソードも多数収録されていてほっこりします。

マルタさんはその人柄が滲み出ているのか、外国人だから目立つのか、
お店の人に顔を憶えられてたり、助けを求められたりと大活躍ですよね。
また、その人徳だけでなく、日本人もびっくりの博学っぷりには、
日本人として恥ずかしくなる所も多々あったりも。
二十四節気とか全部把握してなくてすみません…

それにしてもマルタさんの手料理はワンコイン(500円)で出来そうだし、
遊びに行く所もこちらも大体ワンコインだから凄く真似しやすいですよね。
その分手間暇は掛かってますが、それもまた乙なモノなので、
いつか時間を見付けてどれか実践してみたいものです。
せめて塩昆布くらいは…(笑

:: 2013/5/25 土曜日::

■[漫画]ずっと一緒にいたいよ!「オシエシラバス」6巻

オシエシラバス(6)(完) (ヤングガンガンコミックス)
著者/訳者:高尾 じんぐ
出版社:スクウェア・エニックス( 2013-05-25 )
コミック ( ページ )

えー、残念ながら「オシエシラバス」はこの6巻で完結です。
いやもう、本当に残念なんですけどね!
ラブコメ要素も入ってきてこれからって時なんですけどね!
もうねー、高尾じんぐさんの作品はこれからまだまだ!
ってトコで終わってばかりなのが残念でなりませんです。

最後だからまとめに入ってて、今までずっと伏線が張られていた、
まといが約束した「はるみちゃん」ことまとい父が登場!
そしてまといが抱えてきた意固地な事情が語られ、
一歩前進するキッカケになるんだけど、
それに伴って教恵さんもまた家庭教師の範囲から逸脱することに。
そして本の中では問題が勃発して…

途中から教恵を取り戻すために必死に勉強するまといを見てると、
何だかんだ言いながら、教恵という存在がまといにとって重要になってたんだなぁ、
と心の底に伝わってくるようでしたね。
特に最後の号泣シーンは真に迫るモノがありましたよ。

しかしあそこで安易に10位以内に入らなかった展開は驚きでしたけど、
「日頃の勉強が大事」という一貫した主旨が感じられましたね。
いくら必死に努力しようとも、たった2週間で何とか出来るほど勉強は甘くない、
いざという時の為に、普段からの不断の努力こそが大事であある、という事なのでしょう。

色々と伏線張りつつ終わったので少々不完全燃焼なのは確かですけど、
家庭教師モノとしては曲がりなりにも最後に伝えるべき所は伝わったのかなぁ、と思います。
ちなみに高尾じんぐさんは今月のビッグガンガンから「BAMBOO BLADE C」を連載開始します。

ビッグガンガン 2013年 Vol.06 6/23号

充分オリジナルで出来る作家さんなんだけど原作付きとはなぁ…
まぁ、見守っていければと思います。

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