僕の心のヤバイやつ (10) 特装版 4月8日発売!
夏! 海! 青春!
:: 2020/10/25 日曜日::

■[漫画]アイドルと役者「【推しの子】」2巻

【推しの子】2巻【推しの子】2巻
出版社:集英社
原作者名:赤坂アカ
原作者twitter:赤坂アカさん (@akasaka_aka) / Twitter
作者名:横槍メンゴ
作者twitter:横槍メンゴさん (@Yorimen) / Twitter
紙書籍通販:【推しの子】 (2)
DMM電子書籍:【推しの子】 (2)

人気絶頂の最中、ストーカーに刺されて死んでしまったアイドル星野アイ。
アイが産んだ双子のルビーとアクアはスクスクと育ち、
ルビーはアイの想いを継いでアイドルを目指し、
アクアはアイへの想いを捨てずストーカーを唆した実父を探し…

2巻からは双子の二人がメインで動いているんですが、
ルビーは前世知識はあっても病院で過ごした人生しかないので、
どこまでもピュアにアイドルを目指す少女でしかないんですよね。
対してアクアは人間の悪意を前世と今世の両方で散々目の当たりにしているので、
スレにスレた15歳になってしまっているんですが…
まぁ、最愛のアイドルにして最愛の母を目の前で殺されたんだもの…
そりゃー、まともに育つわけがないですわ…

妹のルビーにはアイの二の舞を演じて欲しくないので散々邪魔をしてたけれど、
最後にはルビーの願いを受ける形にしたのは、シスコンだからというのも大きいですね。
何だかんだで一緒に育った妹だからなのか…
最愛のアイに瓜二つだからというのも理由だったらちょっと引いてしまうかな…w

それにしてもアイが命を失うことになった元凶(実父)を探す執念が本当に凄いですね。
4年間毎日パスワードを探すのに費やして、
そこで得た手掛かりへリーチする手段が手に入ったら迷わず飛び込み、
運命を手繰り寄せようとする形振りかまわなさは凄いと思うのですよ。

本人は才能がないと言っているけれど、
アイから引き継いだ顔面偏差値の高さと、前世から引き継いだ頭脳偏差値の高さから、
15歳にしていぶし銀な演技を見せてくれるのは流石というか。
お陰で有馬かなちゃん、見事に恋に堕ちちゃってるしね…!

10年間、監督に師事して培った実力は伊達じゃないというか。
高校は一般科を受けたけど、芸能科に転向する日も近い気がしますね…

しっかし、アクアは本当に形振り構わないですね…
まさか恋愛リアリティショーに出演とか…
今のご時世、槍玉に上げられまくるジャンルだからなぁ…
ホント、どうなるんだろう…
有馬かなちゃんの恋と人生の行方ともども気になるところです…

:: 2020/7/17 金曜日::

■[漫画]嘘は愛「【推しの子】」1巻

【推しの子】1巻【推しの子】1巻
出版社:集英社
原作者名:赤坂アカ
原作者twitter:赤坂アカさん (@akasaka_aka) / Twitter
作者名:横槍メンゴ
作者twitter:赤坂アカさん (@akasaka_aka) / Twitter
紙書籍通販:【推しの子】 (1)
DMM電子書籍:【推しの子】 (1)

「かぐや様は告らせたい」の赤坂アカさんが週刊連載を続けながら新作の原作を描き、
「クズの本懐」の横槍メンゴさんが作画をする新作です。
赤坂アカさんの計算され尽くしたエグさが本領を発揮している上に、
横槍メンゴさんの可愛さとエグさが活かされまくってるので、
面白いけど心にダメージがくるので覚悟をして読みましょう。

ド田舎の病院で働く産科医のゴローがハマっているのは新人アイドルグループ「B小町」のアイ。
ある日、唐突な活動休止に落ち込んでいたゴローの前に現われた患者は、
既に妊娠五ヶ月のアイだった…

推しの子の子供を取り上げることになったゴローは、
医者としてもファンとしてもアイを支えることに決めたんだけど、
出産直前にアイのストーカーに殺されてしまう。
しかし目覚めれば別の意味の天国にいて…

この作品は、アイドルのアイが産んだ双子に転生した、
重度のドルオタたちの物語である…!

第一話のオチでタイトルの意味がわかって衝撃でしたが、
1巻ラストの展開は別の意味で本当に衝撃でして…
確かに各話の扉ページの未来のシーンから不穏な空気が感じられましたが、
あそこまでエグいことになるとは思わないじゃないですか!

ゴローこと現アクア、双子の片割れであるルビー、そして親のアイ。
この家族3人とも人生を真面目に生きてきたのに、
理不尽すぎる死にさらされるとか世知辛すぎますよね。
読んでて心の中に澱が溜まっていくようです。

語られるアイドルの実情も世知辛すぎるし、
アイドルに夢見ることすらできなくなりそうな物語です。
そしてこのエグさは例えるなら、
「かぐや様は告らせたい」のかぐや様の幼少期の洗脳教育から見せられるみたいというか、
白銀会長の幼少期の母親に捨てられた時から見せられるかのようで…

いやー、本当に面白いんだけど心がエグられるんですよね。
次の2巻から始まる第二章は芸能界が舞台みたいですけど、
このエグさから考えると、よりヒドイことになりそうです。
読むのが怖いけど、読んでみたいです。

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